『魔の山』を一緒に読もう!at BOOK
『魔の山』を一緒に読もう! - 暇つぶし2ch71:吾輩は名無しである
18/06/08 20:37:52.66 X1/Xu3wH.net
読んでるときはあまり気が付かなかったけど
「ジェット教授」は間違いが多いなあ
さすがに高橋訳が読みやすかったとは思わないが(とくに下巻)
あの世で内田百閒に叱られているのかもしれないw

72:吾輩は名無しである
18/06/08 21:08:14.20 9WRr4VnD.net
>>71
学生に下訳させて、言い回しなんかをシャシャッと義孝節にして出来上がりなんて噂されてたからね

73:吾輩は名無しである
18/06/08 21:29:42.78 mt//AOBT.net
【高橋訳】の言い回しを『大辞林』で引いたら、
用例の出典が鴎外だった。
高橋先生は鴎外を尊敬していたらしいから当然かな。
助詞の遣い方も不安になったら、
鴎外作品を参照していたらしい。

74:吾輩は名無しである
18/06/08 21:32:10.58 mt//AOBT.net
【高橋訳】で外気温に「零下」をつけ忘れている箇所があった。

75:吾輩は名無しである
18/06/08 21:39:32.57 mt//AOBT.net
パステルナークはドイツ語ができたから、
『魔の山』を読んでいたはずだよね。

76:吾輩は名無しである
18/06/08 22:01:21.64 9WRr4VnD.net
>>75
ドイツにいたときは"Buddenbrooks"は出てたよね。
ソ連に帰って引きこもってた時期にファウストとか翻訳してるから、魔の山も当然読んでるだろうな。

77:吾輩は名無しである
18/06/08 22:13:48.09 9WRr4VnD.net
ナボコフの評
Mann, Thomas. Dislike him. Second-rate, ephemeral, puffed-up.
Death in Venice. Asinine. To consider it a masterpiece is an absurd delusion. Poshlost. Mediocre, but anyway plausible.

78:吾輩は名無しである
18/06/09 17:09:37.23 rJKoSH0S.net
クラウディアはサナトリウムを去ったあと何年生きたのか?
ロシヤ革命、欧州大戦で生きていくのも大変だったろう。
亡命ロシヤ人も多かったから助けてもらえたかもしれないけど。

79:吾輩は名無しである
18/06/09 17:53:24.41 L3Ahg1UE.net
ヒロインらしからぬひっそりとした退場だよね。
ハンスとひかえめに"Leb wohl"って言い合って消えていくんだっけ?
まさか"Auf Nimmerwiedersehen!"じゃなかったとおもうけど。

80:吾輩は名無しである
18/06/09 21:40:19.01 X6jSKFHU.net
映画『ドクトル・ジバゴ』のコマロフスキーを演じたロッド・スタイガーが
映画『魔の山』のペーペルコルンを演じている。
どちらも若いヒロインに手をつけるオヤジの役。
テレビドラマ『新刑事コロンボ』でマフィアの親分を演じていた。
小説でのペーペルコルンは偉丈夫だけれど、
ロッド・スタイガーはそうは大きくないね。

81:吾輩は名無しである
18/06/13 08:19:43.58 Hb8y2D75.net
【高橋訳】で多用されることば「むろん」。
飽きてくる。
「上巻」造形的 ⇒ 「下巻」造型的。
心変わりの原因は?

82:吾輩は名無しである
18/06/13 08:28:51.36 Hb8y2D75.net
【高橋訳】
(下巻636頁1行目)
「……からみ合いながら纏綿として……」
(下巻638頁8行目)
「……仰向けに横たわり、・・・・・・」
(下巻654頁8行目)
「……この何年間の間に……」
下巻にはお粗末な翻訳が多い。

83:吾輩は名無しである
18/06/13 08:28:51.46 Hb8y2D75.net
【高橋訳】
(下巻636頁1行目)
「……からみ合いながら纏綿として……」
(下巻638頁8行目)
「……仰向けに横たわり、・・・・・・」
(下巻654頁8行目)
「……この何年間の間に……」
下巻にはお粗末な翻訳が多い。

84:吾輩は名無しである
18/06/13 23:34:10.02 vbrYxZAZ.net
下巻はもともと難しいからねー。
ファウスト二部に対応する大世界を描けているかも微妙なとこ。

85:吾輩は名無しである
18/06/16 08:46:04.81 ISvK53Wb.net
何度読んでも解らない。
【高橋訳】
(下巻701頁)
みなは黙ったままであった。みなは誰かがいいだすのを待っていた。
各人ともに内心ではこの数日間には自分なら何に、誰にしよう、というふうに考えていたことであろう。
しかしいざとなると、死者の帰還、すなわち死者の再現を望むということが許されるかどうかは、
ややこしい危惧の念を感じさせずにはおかない問題である。したがって、率直にいえば、
実はこのような望みは誰も持っていなかったし、それを望むのは間違いでもあるのである。
よく考えてみると、そんなことを望むのは、死者の生還というそのこと自身と同じように不可能なのである。
死者の帰還ということがいったんは不可能でなくなったとしても、
結局はこの現象が本来そうあるべきように、不可能であることがわかるのである。
私たちが死者に対して感ずる悲しみというものは、死者をこの世でふたたび見られない苦痛というよりも、
元来そういうことは望みえないのだというところからくるのであろう。

86:吾輩は名無しである
18/06/16 09:20:50.36 ISvK53Wb.net
【関・望月訳】
(下巻578頁)
だれも無言であった。だれもだれかがなんとかいってくれるのを待っていた。
だれも、自分がなにを、だれを呼びよせたいと思うかを、この数日のあいだ考えつづけたことだろうが、
しかし、死者の蘇生は、というよりは、蘇生はねがわしいことかどうかは、ややこしいデリケートな問題である。
ほんとうは、そして正直にいうと、それはねがわしいことではなくて、それをねがうのはまちがいであり、
よく考えてみると、そんなことをねがうのは、死者が蘇生するというそのこと自身と同じくらい不可能である。
このことは死者の蘇生が不可能でなくなってみると、なるほどとうなずけるだろう。
私たちが死を悲しむのは、死者をこの世でふたたび見ることができない悲しみというよりも
それをねがってはならないという悲しみであろう。

87:吾輩は名無しである
18/06/16 09:37:33.31 ISvK53Wb.net
トーマス・マンの女性の美貌に対する感覚は
ロシヤ人一般のそれに似ているような気がする。
ただ、チェーホフのそれとは少々異なるような気がする。

88:吾輩は名無しである
18/06/16 10:46:20.08 5VCgIQKr.net
【誘われたら、〝優秀″】 手に、マイクロ・チップ  ←<関/輿水>→  メール、ネットで公開処刑
スレリンク(liveplus板)

89:吾輩は名無しである
18/06/18 13:22:12.54 ZvDR9iwj.net
従兄の亡霊は
鈍感になったハンスが蓄音器から流れる音楽を聴きながらみた白昼夢だったのだろうか?

90:吾輩は名無しである
18/06/18 17:01:11.59 +LG1Ntex.net
「スペイン式側壁」って意味不明。

91:吾輩は名無しである
18/06/18 18:31:05.26 buyQs3oE.net
>>85>>86
死者の帰還(蘇生)が可能であったとしても、住居、生活費、社会との交わりなどたちまち現実的な諸問題にぶつかって、結果誰もそれを望まなくなるということではあるまいか。


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