20/09/26 11:58:13.59 5bF7m/Bh.net
>>420
岩波文庫の『カラマーゾフの兄弟』は戦前から翻訳をしてきた米川正夫(1965年死去)訳
新潮文庫、光文社古典新訳文庫ではもっと新しい翻訳も出ていて、売れ行きは新しい方がいい
でも、米川訳の方が文章に独特のリズムと味があって、固定ファンがいるのも事実
時々今では使わない難解な漢字を使った言葉が出てくるが(例えば輸贏、畢竟)、
スマホでググれば意味はすぐ判明する
個人的な体験をいうと、米川訳で読んだドスト作品にはどれも感銘を受けたが、
他の人の訳で読んだドスト作品はイマイチだったので、翻訳の相性は重要だと思っている