24/06/04 11:41:35.22 b52O+YyL.net
ラテンアメリカ文学は、植物や太陽、湿気を含んだ土、、むんむんと生命力が鬱勃として充満している感じが伝わって来て魅力的でだ。沖縄や鹿児島の離島に行くと似た様な力を空気から感じられる。サトウキビ畑、牛舎、砂浜、潮の匂い、活力に満ちた様々な虫、強烈な太陽、湿気、気怠い時間、、 結局、作家が生まれる、その国、その土地の、風土の質感はどんな創作にも作用を及ぼす。G・マルケスの「百年の孤独」や「コレラの時代」「族長の秋」を読んだ時、南米の生命力に圧倒された。繊細で儚い日本文学には無い野蛮な力があって新鮮だった。悲しさも暴力すらも包摂して生きる事を肯定している。