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ではいったい小林は、どう書いて欲しかったと
いうのだろうね。小林は大石内蔵助のこころの
劇にもっと注意を注ぐべきだ。。と主張してい
るように見えるね。また、赤穂の殿様のこころ
の劇にも注意を払うべきだとの考えのようだ。
だが、そんな事なら事件当事から今日に至るま
でいわば大衆の一大関心事だったのであって、
なにも小林の独創でもなんでもない訳ではある
のだぜ。だけども赤穂の殿様は動機を聴かれて
も答えようとしない。この謎々が、一層大衆を
興奮させ、ありとあらゆる想像力を掻き立てて
も来たというまあ小林から言わせれば「文化」
が連綿とある訳で、誰もそれに気づかないで
いた訳だが、小林からみるとこの「文化」を
歴史家たちがちゃんと評価出来ていないように
感じ、それなら俺がその役割りを補完してやろ
うと身を乗り出してくるといった次第であるよ
うに見えるわけだが、そうやって身を乗り出し
てみた所で赤穂の殿様のこころの闇とやらが明
るみに照らしだされる訳じゃもちろんないよ
な? わからないものはどうみたってわかりっ
こない。だけども大衆ってやつは十中八九はも
う結論を出して居て、吉良上野介の有罪判決と
いう筋書きで物事をみる。何かよほどの屈辱が
赤穂の殿様をとんでもない凶行に走らせたに違
いない、吉良もその吉良を御構い無し扱いにし
た綱吉の裁定もその屈辱を塗布する不正義の極
みであるのだから、藩を取り潰されるというこ
れまた致命的な汚名を負った赤穂の浪人どもの