16/04/03 20:28:07.27 .net
〈ガダマーによれば「カントが美学を趣味判断に基礎づけたことは、
美という現象の両面、すなわちその経験的な非・真理性とそのア・プリオリな普遍性要求とを、
ともに正しく考慮に入れていると認め得るだろう〉
まあ、現代思想的「普遍論」のキモの一つは、↑のことだろうな。
この「趣味判断・美的判断」の普遍論は、いわば、カント可能性の中心、であって、
ハイデガー、ドゥルーズらのカント論でも、最重要視されているところだと思う。
わが国でも、柄谷はともかく、蓮實、浅田などは、根本的には、いまだに全くこの線だ。