15/11/24 03:55:59.48 .net
糞スレ建てるなよカスが
3:吾輩は名無しである
15/11/24 05:42:04.08 .net
いやおk
みんな読めよ
4:吾輩は名無しである
15/11/24 10:38:23.18 .net
もし早死にしてなければ戦後はデカダンス的作風を強めてただろうね
5:吾輩は名無しである
15/11/24 16:50:49.08 .net
卒論は谷崎だっけ
6:吾輩は名無しである
15/11/24 21:31:14.15 .net
ちくまの全集でも買うかな
7:吾輩は名無しである
15/11/25 19:29:39.29 .net
グンマにあるドFラン大学だろ
そんなとこからコネか何かで採用すると こんな大失態を犯す
8:吾輩は名無しである
15/11/25 20:19:12.27 .net
あれだけ漢籍の素養豊かだった人が何故かスティーヴンソンに注目して
その人生を小説にしてしまう。
9:吾輩は名無しである
15/11/26 10:14:35.55 .net
南洋への傾倒以降作風が変わってるんだよね
10:吾輩は名無しである
15/11/26 14:34:18.28 .net
これモロ鳩山の国連で「25%削減する」とかぬかした国際公約の再現じゃ
11:吾輩は名無しである
15/11/29 06:55:50.22 .net
アニメ「バケモノの子」の原作がわが西遊記
12:吾輩は名無しである
15/12/02 23:44:43.36 .net
李陵
凄すぎる
あの筆致はある意味新感覚派
13:吾輩は名無しである
15/12/07 00:49:53.36 .net
李陵は司馬遷のところが特に好きだな。
徹底的に自尊心を叩きのめされつつも生きなければならな男の姿が沁みる
14:吾輩は名無しである
15/12/10 00:59:59.87 .net
なぜ彼の作品は教科書に収録されたのかね
15:吾輩は名無しである
15/12/10 15:04:50.57 .net
東大国文の友人が多いからじゃね。
つーか本人が国語教科書企画の仕事してたわけだし
16:吾輩は名無しである
15/12/28 23:06:22.67 .net
随分昔読んだけど再読はしてないな
17:吾輩は名無しである
16/02/15 18:54:34.76 .net
いい字書くんだよな。全集にのってた。
18:吾輩は名無しである
16/03/17 23:38:17.74 .net
盟友の子が麻布の校長やってたな
19:吾輩は名無しである
16/04/06 01:46:45.42 .net
斗南先生が一番好きだな
20:吾輩は名無しである
16/04/15 13:22:48.65 .net
俺もだ
21:吾輩は名無しである
16/08/24 23:49:11.62 .net
かめれおん日記
22:吾輩は名無しである
16/09/15 22:38:50.93 exOvj1IG.net
牛人が好き
23:吾輩は名無しである
16/12/28 13:43:28.22 brDnUBuN.net
既定爾婁牝豚
盍帰吾艾牡豚
24:吾輩は名無しである
17/03/30 21:32:48.08 2T2l6N94.net
中島敦は中国物以外のほうが面白い
25:吾輩は名無しである
17/03/30 23:46:41.41 nbUTAR74.net
ジャングル爆発
26:吾輩は名無しである
17/04/12 08:21:06.73 ibKbqZDO.net
>>24
読めないんですね、わかります。
27:吾輩は名無しである
17/04/13 21:35:13.86 M86LL4Z1.net
認めないというより中島敦のメインは中国文学じゃないからな
唯一の長編も植民地文学と呼べるもの
近代日本の作家で唯一植民地に目を向けたのが中島敦
しかもその視線はあくまでもリベラル
28:吾輩は名無しである
17/04/16 01:33:47.39 4MHvqJcl.net
場差さっ
29:吾輩は名無しである
17/04/22 16:50:43.69 h5Wmvqao.net
「巡査の居る風景」なんてまるで韓国人が日本の植民地支配に憤って描いたような小説だからな
中島敦を中国古典作家の言うように見るのはあまりにも一面的すぎる
30:学術
17/04/22 17:01:00.08 XchP5NQw.net
四月記じゃないけど、
はあ。誕生日が近いなあ。また低大か。
31:学術
17/04/22 17:03:32.52 XchP5NQw.net
キトイとかの名人伝には馬鹿笑いしたけど、ま、帝大は、
下品で締まりないな。
32:吾輩は名無しである
17/04/22 21:57:44.16 UyKdhxY6.net
大爆笑
33:吾輩は名無しである
17/11/12 21:25:27.72 s+ABMYzn.net
33
34:吾輩は名無しである
18/01/29 23:35:43.13 yj2hwIwh.net
中島敦の最高傑作は文字禍
35:吾輩は名無しである
18/09/27 01:33:21.39 wv9m/NZW.net
わしは名人伝
が一番好き
36:吾輩は名無しである
18/09/27 13:34:58.90 xOVPGTsD.net
>>35
わしも
その次は狐憑
37:loser
19/02/09 20:23:08.11 U9woCzUD.net
中島敦の最高傑作は李陵だと思う。日本人が2000年前の中国に取材した小説を書ける事からして驚異。
38:学術
19/02/10 08:17:02.49 7Mn7Pagq.net
帝大は国民開学の標準大学群です。志望には注意を。でも国民皆雇ってもらえるんなら仲良しだよなあ。代表がいて。
39:吾輩は名無しである
19/06/11 15:32:36.77 WpvRJy20.net
中島 敦(青空文庫での公開中作品:33点)
URLリンク(www.aozora.gr.jp)
40:吾輩は名無しである
19/07/20 20:14:03.78 ELmN4CpG.net
かきくけ90
41:吾輩は名無しである
19/07/25 15:28:22.72 2IOFv/ey.net
南洋通信増補新版が中公文庫で出てたけど解説の池澤直樹の駄文が添えられてたから買うの止めた
42:吾輩は名無しである
20/01/13 12:29:58 uB5+df96.net
URLリンク(umiumiseasea.com)
谷崎潤一郎『魔術師』は最高の幻想文学
43:吾輩は名無しである
20/01/13 12:31:22 uB5+df96.net
>>42
間違えました。すみません。
44:吾輩は名無しである
20/11/10 11:29:24.75 eeCPyQXqU
「光と風と夢」って何枚あるの? 420枚以上ある? これ気になってる。
45:吾輩は名無しである
20/12/17 10:12:15.21 SKw8dkCBy
光と風と夢をいつか越えたい。未だ未だだ。あの日の対談読んだぞ。綿矢ちゃん。
46:吾輩は名無しである
20/12/17 10:12:39.07 SKw8dkCBy
俺の元カノが大事にしてた小説なんだ。光と風と夢。泣け。
47:吾輩は名無しである
21/02/01 22:56:39.52 i3Fyw/dO.net
谷崎の影響も割とあるから全くのスレチでもない
卒論でも谷崎論じてたしw
48:吾輩は名無しである
21/02/01 23:00:34.60 RZWYxelu.net
「光と風と夢」は元の題名「ツシタラの死」の方がずっといい。
49:吾輩は名無しである
21/08/21 09:40:02.77 XNGaC30Xj
文字過読んだぞ。このアニメの表紙が気に入った。20代の文学帽子者なら嫌うだろうな
50:吾輩は名無しである
21/12/13 01:36:06.79 ZGMAhqIH4
URLリンク(www.amazon.co.jp)
ギリシア・ローマ名言集 (岩波文庫) 文庫 2003/1/16
柳沼 重剛 (編集)
5つ星のうち4.1 44個の評価
URLリンク(www.amazon.co.jp)
自省録 (岩波文庫) 文庫 2007/2/16
マルクスアウレーリウス (著), 神谷 美恵子 (翻訳)
5つ星のうち4.3 592個の評価
51:吾輩は名無しである
23/07/06 01:50:31.90 s/T9D0ws.net
01山月記 約16枚
02文字禍 約17枚
03光と風と夢 約221枚
04狐憑 約13枚
05木乃伊
06斗南先生 約60枚
07虎狩 約64枚
08かめれおん日記 約56枚
09狼疾記 約65枚
10悟浄出世 約52枚
11悟浄歎異 約34枚
12幸福 約15枚
13夫婦 約20枚
14鶏[#「鶏」は「奚+隹」、第3水準1-93-66] 約24枚
15環礁 約103枚
16盈虚 約23枚
17牛人 約13枚
18名人伝 約16枚
19弟子 約69枚
20李陵 約90枚
ウラ・アオゾラブンコ
52:吾輩は名無しである
23/07/06 06:51:07.65 2NOGFLNz.net
平日の真夜中になにやってんだか
53:吾輩は名無しである
23/11/15 20:38:52.32 E4CqLmXx.net
横浜市
横浜生まれの文学賞 歿後五十年中島敦記念賞
創設年1992(平成4)1回のみで終了しています。
受賞者名
酒見賢一
受賞作品名
『墨攻』新潮社
『陋巷に在り』新潮社
『ピュタゴラスの旅』講談社
54:吾輩は名無しである
23/12/11 23:37:19.97 5yl4FqZC.net
>>34
ゲシュタルト崩壊の話か
55:吾輩は名無しである
24/04/23 02:21:52.37 9LC4rSuF.net
中島敦『名人伝』
人形アニメ
『不射之射』(ふしゃのしゃ)
1988年 日本・中国合作。上映時間 25分
監督・脚本:川本喜八郎
出演 橋爪功(日本語版)
56:吾輩は名無しである
24/04/30 13:05:29.40 VtkeetCQ.net
age
57:吾輩は名無しである
24/05/20 17:22:02.97 D+w4/Qb8.net
中島敦の作品は、簡潔で洗練された文体と、深い洞察力に満ちた内容で、何度読んでも飽きません。特に好きなのは『山月記』と『李陵』です。
『山月記』は、主人公の李徴が虎に変身してしまう物語ですが、単なるファンタジー作品ではなく、人間の傲慢さと欲望の危うさを描いた寓話として読むことができます。李徴は、才能と美貌に恵まれた人物ですが、傲慢な性格ゆえに周囲の人間を傷つけ、最終的には虎に変身してしまうという結末を迎えます。この作品を通して、人間は誰もが傲慢さや欲望という弱さを持ち合わせており、その弱さに打ち克たなければ悲惨な結末を迎える可能性があることを教えてくれます。
『李陵』は、西漢時代の武将である李陵の生涯を描いた作品です。李陵は、匈奴との戦いで捕虜になりますが、匈奴の生活に順応し、高い地位を得るようになります。しかし、祖国への想いを断ち切れず、最終的には自害してしまうという結末を迎えます。この作品を通して、人間はどんな状況に置かれても、自分の信念を貫くことの大切さを教えてくれます。
中島敦の作品は、人間の生き方について考えさせられるものばかりです。社会人として働く中で、人間関係や仕事における葛藤に直面することがありますが、そんな時に中島敦の作品を読むと、勇気をもらったり、新たな視点を与えられたりすることがあります。
58:吾輩は名無しである
24/07/21 11:23:18.06 vgXv6/N7.net
アピチャートポン・ウィーラセータクン(Apichatpong
Weerasethakul,1970年7月16日 - )
真昼の不思議な物体 Mysterious Object at Noon (2000年)
ブリスフリー・ユアーズ Blissfully Yours (2002年)
アイアン・プッシーの大冒険 The Adventure of Iron Pussy (2003年)
トロピカル・マラディ Tropical Malady (2004年)
世紀の光 Syndromes and a Century (2006年)
ブンミおじさんの森 Uncle Boonmee Who Can Recall His Past Lives (2010年)
メコンホテル Mekong Hotel (2012年)
光りの墓 Rak Ti Khon Kaen/Cemetery of Splendour(2015年)
MEMORIA メモリア Memoria(2021年)
Tomo Suzuki
アピチャッポン・ウィーラセタクン監督『トロピカル・マラディ』のシナ
リオをタイで書籍化。同作は中島敦の小説「山月記」を引用した関係で…
同書を神奈川近代文学館
の特別展「中島敦展―魅せられた旅人の短い生涯」に展
示中。館ショップで販売もしている
2019年10月2日
59:吾輩は名無しである
24/08/17 15:15:09.97 aeokBDxs.net
>>51
『名人伝』意外と短いのだな
60:吾輩は名無しである
24/08/30 20:14:51.60 /xckgEb3.net
『新国語?』のテストの出題範囲である、中島敦の『山月記』を読む。明らかな漢文調だが、独特の
リズムと風格ある文章で、初めて目にしたときから、秀一は惹かれるものを感じていた。
ストーリーは、いたってシンプルだった。隴西の李徴は、秀才の誉れも高く、若くして科挙に合格し、
江南の副長官に任ぜられた。だが、俗悪な役人の世界を嫌い、詩人として後世に名を残そうとする。
しかし、文名は容易に上がらず、懊悩の末、夜中に寝床から起きあがると、訳のわからないことを叫
びながら、闇の中へと駆け去ってしまう。
翌年、李徴の友人であった袁傪という男が、任地へ赴くために、たまたまこのあたりを通りかかり、
危うく、人食い虎に襲われそうになる。だが、虎はなぜか、袁傪を殺さずに、身を翻して藪の中に隠れ
る。虎が人語で「危ないところだった」とつぶやくのを聞いた袁傪は、それが李徴であることに気付く。
そして、李徴は、袁傪に向かって、自分が虎に変身してしまった顛末と、現在の心境を語るのであ
る。
『今から一年ほど前、自分が旅に出て、汝水のほとりに泊まった夜のこと、一睡してから、ふと目を覚
ますと、戸外でだれかが我が名を呼んでいる。声に応じて外へ出てみると、声はやみの中からしきり
に自分を招く。覚えず、自分は声を追うて走り出した。無我夢中で駆けるうちに、いつしか道は山林に
入り、しかも、知らぬ間に自分は左右の手で地をつかんで走っていた。何か体じゅうに力が満ち満ち
ような感じで、軽々と岩石を跳び越えていった。気がつくと、手先や肱のあたりに毛を生じているらし
い。少し明るくなってから、谷川に臨んで姿を映してみると、すでに虎となっていた。自分は初め目を
信じなかった。次に、これは夢に違いないと考えた。夢の中で、これは夢だぞと知っているような夢
を、自分はそれまでに見たことがあったから。どうしても夢ではないと悟らねばならなかった時、自分
は茫然とした。そうして懼れた。まったく、どんなことでも起こりうるのだと思うて、深く懼れた。しかし、
61:吾輩は名無しである
24/08/30 20:15:44.33 /xckgEb3.net
なぜこんなことになったのだろう。わからぬ。まったく何事も我々にはわからぬ。理由もわからずに押
しつけられたものをおとなしく受け取って、理由も分からずに生きていくのが、我々生き物のさだめ
だ。自分はすぐに死を思うた。しかし、その時、目の前を一匹の兎が駆け過ぎるのを見たとたんに、自
分の中の人間はたちまち姿を消した。再び自分の中の人間が目を覚ましたとき、自分の口は兎の血
にまみれ、あたりには兎の毛が散らばっていた。これが虎としての最初の経験であった。それ以来今
までにどんな所行をし続けてきたか、それはとうてい語るに忍びない。だが、一日のうちに必ず数時
間は、人間の心が返ってくる。そういう時には、かつての日と同じく、人語も操れれば、複雑な思考に
も堪えうるし、経書の章句をそらんずることもできる。その人間の心で、虎としてのおのれの残虐な行
いの跡を見、おのれの運命を振り返るときが、最も情けなく、恐ろしく、憤ろしい。しかし、その、人間に
返る数時間も、日を経るに従ってしだいに短くなっていく。今までは、どうして虎などになったかと怪し
んでいたのに、この間ひょいと気がついてみたら、おれはどうして以前、人間だったのかと考えてい
た。これは恐ろしいことだ。今少したてば、おれの中の人間の心は、獣としての習慣の中にすっかり
埋もれて消えてしまうだろう。ちょうど、古い宮殿の礎がしだいに土砂に埋没するように。そうすれば、
しまいにおれは自分の過去を忘れ果て、一匹の虎として狂い回り、今日のように道で君と出会っても
故人と認めることなく、君を裂き食ろうて何の悔いも感じないだろう・・・・・・』
秀一は、顔をそむけた。少し前までは非常に気に入っていた文章なのに、なぜか今は、虫唾が走る
ような不快感を感じる。いや、それは、単なる不快感というより、恐怖に近い感情だった。
貴志祐介『青の炎』(1999年10月 角川書店)
62:吾輩は名無しである
24/08/31 16:56:41.92 e0+Hg1gj.net
>>61
引用して何か楽しいことあるのか?
63:吾輩は名無しである
24/09/09 20:27:48.93 e+o3bAd2.net
栗林佐知
↓ そうなんです(?)
この角川文庫すぐれもので、
参考として、山月記の原話である李景亮「人虎伝」、後漢の学者、班固の
「李陵伝」、司馬遷が李陵を弁護した上奏文まで載ってるの。
武田泰淳による解説、友人氷上英広による作家案内、中島敦研究の参考書
一覧、年譜も!
昭和43年初刊
2024年8月22日
64:吾輩は名無しである
24/09/12 19:47:37.32 +TEHudPB.net
るまたん
すごく良い山月記の感想である。泣いた。
「それでもだよ。「あいつ辞めちゃったけど、今も続けてたら
な……」って誰かが絶対思ってるもんなんだよ。だから続けるん
だよ」
「トラだから。はいおしまい」みたいに切り札みたいに使うな
よ。まだ何が起こるか分からないのに、可能性を閉じたらもっ
たいないよ」
ミヨー
授業で『山月記』を読んだはずなのに、みくのしんさんみたい
に自分の感情を受け止めたり、李徴に感情移入して読んでなか
ったな……。
文章の意味と話を理解して試験を受けただけだった。李徴に全
く共感しなかったし、何なら「李徴(笑)」とか思ってた。
今も小説を読むときは、感情移入せず、感情を動かすこともな
く、話を理解するだけで終わったり、「教養」とか「コンテン
ツ」として触れている自分がいる。
2024年8月31日
65:吾輩は名無しである
24/09/16 19:45:54.62 mjwde0kv.net
あお
あと、「山月記」こんなに序盤難しかったっけ???って思った😂 この
作品が理解できなくて置いて行かれたと感じた記憶はないので、少なく
とも理解して当時クラスのみんなと読み進めていたんだと思うが…。学
校の授業ってすごいんだな。先生ありがとう。
中島敦、「山月記」と「李陵」しか読んだことはないけど。特に学生時
代に読んだ李陵に驚いて、小泉八雲みたいにペンネームで日本名を名乗
ってるだけでものすごく日本語に湛能な中国人なのではないかと当初疑
った。
あと、記事の中でも書かれてたし。実際、人生で何度か「読書が苦手」
というひととお話しして思ったが。
読書が苦手(な性格だと自分で思っている)人は、本が好きな人間をど
んなジャンルも全部理解し読破すると思っているんだなぁと改めて。
どんな本でも隅々まで読む方もいるとは思うけど、
私は全然途中で投げ出すし。投げ出すことに後ろめたさというか、罪悪
感とかはないし、合わない文体は「相性が悪かったから最後まで読む気
にならなかった(私の読解力の問題ではないという開き直り」って平気
で言う笑
読書が苦手だと思ってる人の方が、案外、読書という行為にとても誠実
なのかもしれない。
2024年9月3日
66:吾輩は名無しである
24/09/26 19:10:36.31 7NkYwJR/.net
阿瀬みち
虎を男性性の象徴とは読まなかったなぁ。むしろ虎になった李徴は男性ジ
ェンダーから脱落した存在なのだと理解していた。だから共感しやすかっ
た
こころの先生についても同様で、他の教材よりも親しみやすかった。
自らの自尊心と折り合いをつけ、目上の同性には媚び、目下の異性や子供
には尊大にふるまうことが男性として社会化されることを指すなら、李徴
はそれに適応できなかったのだろう
女性の身体をもって作品を鑑賞するとき、男性ジェンダーから脱落した男
の話は適応的な男の人生よりも身近で親しみやすい
虎のような姿になることが男性として生きる上で適応的ではないことは李
徴が人目を忍んで己を恥じながら暮らしていることからも読み解ける
2021年10月7日
ねこぜなおとこ【日常】
BlueSkyの方でも呟いたんですけど…
この前読んだみくのしんさんの山月記を読む記事と、さっき読み終えたコ
ンビニ人間という小説が脳内で僕の両腕を左右から引っ張りまくってます
2024年9月13日
67:吾輩は名無しである
24/09/28 07:02:01.79 9NeJ3tWc.net
>>66
しかし引用ばっかだな。自分の頭では何も考えられないのかw
68:吾輩は名無しである
24/10/04 19:52:28.69 WMA00iG1.net
es_quick
【2015年度(30~31歳)】
高2
●『山月記』について(物語の読み方・疑い方)
●李徴の言葉が嘘ならば
語り手は「己の詩業に半ば絶望したためでもある」としっかり書いている。彼はこの
時点では、ちゃんと絶望と向き合い、その結果として、芸術を諦めているのである。ま
たその前には、「漸く焦燥に駆られて来た」とも語り手は言っている。(何という偶然だ
ろう、平成の名作『G戦場ヘヴンズドア』に書かれた「絶望と焦燥感」という言葉が、
ほとんどそのまま『山月記』という古典にも書き込まれていたではないか。
●李徴が信用できなければ、袁サンも信用できない
だが、何にしても、そう思ったのは袁サンである、ということを忘れてはいけない。
袁サンの意見を、そのまま自分の意見にする必要なんて、どこにもないのだ。
同様に、袁サンが「この超自然の怪異を、実に素直に受容れて、少しも怪もうとしな
かった。」からといって、我々読者までが、李徴の話を全面的に信用する必要が、果たし
てあるのだろうか。
李徴は本当に虎になったのか、という問題である。
●李徴は虎になんかなっていない、という解釈
はじめ李徴は自分のことを、「異類の身」とだけ表明した。「異類の身」というのは、
必ずしも虎や、本当の意味での獣のことだけを意味しないだろう。「まるで獣のような風
体」という比喩的な意味だったかもしれない。その後も「あさましい姿」「醜悪な今の外
形」と言うにとどまっている。虎という言葉を使うのはもっとずっと後、二人の昔語り
が一通り終わってからのことだ。「虎になった」と初めははっきり言わなかったのは、別
に虎になどなっていなかったから、と考えることはできないだろうか。
李徴は発狂して、闇の中へ駆けていった。それから一年ほどは、野生の中で暮らして
いた可能性が高い。そうすると、仮に虎になどなっていなくても、よっぽどひどい見た
目をしているだろうことは容易に想像がつく。
69:吾輩は名無しである
24/10/04 19:53:14.43 WMA00iG1.net
●では、虎はいったいなんだったのか?
それとは別に、僕のとんでもない考えを一つ、披露しよう。李徴は発狂して失踪し
て、野生に暮らすうちに、虎と仲良くなったのではないか。それで袁サンを襲おうとし
た虎を呼び止めて草むらに戻した、という無茶苦茶な解釈を僕は考えているのだ。実
際、赤ちゃんの頃から虎と一緒に育ってきたという女の子がいて、大きくなった虎を今
もペットとして家の中で放し飼いにしている、というネットの記事を見たことがある。
オオカミに育てられたオオカミ少女がいた、という話もある(本当かどうかは、今やわ
からない)。サーカスには虎もライオンもいる。手なづけられないことはないのだ。李徴
がある種の「猛獣使い」だった可能性は誰に否定できるものでもない。だからこそ後半
で、「人は誰でも猛獣使」という発想に至った……のかもしれないのである。
●疑って、見えてくるもの
『山月記』という小説を、徹底的に疑って、疑って、考えて考えて、「なぜ?」を積み重
ねて、その結果、幾つかの「信じられそうな結論」を自分なりに導いていく、そういう
作業を今、説明したつもりだ。それで僕が導き出したのが、「李徴は虎になんかなってい
ない、発狂しただけだ」というものである。発狂しているのだから、幻覚や妄想がどれ
だけあっても、不自然ではない。李徴はたぶん、自分は虎になったと思い込んでいるの
である。それも、僕の解釈に従って言えば、「袁サンに対して語っているうちに、いつの
間にかそんな気がしてきて、本当にそう思い込むようになった」のだ。そうだとすれば
それは、僕の解釈における『高瀬舟』の喜助に似ている。
●『山月記』にまつわる様々の解釈
また、 雁須磨子さんの『こくごの時間』という漫画では、「虎になったとか、かっこ
つけてんじゃねーよ」みたいなこと(ごめんなさい、うろ覚え)を言う女子高生が登場
する。確かに、虎をチョイス(別に選んだわけではないのだが……いや、もしも妄想だ
としたら自分で選んでいると言えるのか)した李徴の性格は、やはりちょっと問題があ
ると見られても仕方ないのかもしれない。口先でどれだけ反省を述べようと、その姿が
虎じゃあねえ……ネズミになって出直してきな、という感じ、なのかな。
70:吾輩は名無しである
24/10/22 20:04:32.72 NMZmpCVg.net
萱原里砂
中島敦の小説を読む前にwikiで経歴を読んだら南洋庁のパラオ滞在中は彫
刻家の土方久功と親しかったらしい。土方久功といえばあのかわいい彫
刻。東近美や世田美にもある<猫犬>の作家だ!
2024年10月6日
71:吾輩は名無しである
24/10/28 01:15:38.90 cCR/3xdi.net
チェンソーマン 第180話[老いの世界]
URLリンク(pbs.twimg.com)
72:吾輩は名無しである
24/12/01 17:46:56.93 JJEz7lMv.net
sousou | 中世ヨーロッパの道
2022年度から高校の国語で触れることができる文学作品が減り、「羅生
門」や「山月記」が共通言語ではなくなるとのこと。
自分の想いを表現する多彩な語彙を先に養わないと、西欧言語的な論理的
定型文にはめたところで、何も語れはしないと私は思います。
2024年11月15日
73:吾輩は名無しである
24/12/02 02:13:21.24 2aB9OZEO.net
note
私たちは李徴に手を差し伸べられる大人
になれたのか?―中島敦『山月記』を
読み直す。
水石鉄二(みずいし)
2022年8月6日
しかしながら時代は変わった。たしかに李徴を自分と重ねるような読み方
も大事だ。だが今度は李徴を他者として眺めるということも大事になってく
るだろう。どうやって李徴に手を差し伸べるのか? 李徴を忌避する社会の
在り方は真っ当なものなのか? 李徴を蔑視する社会の在り方は真っ当なも
のなのか? 李徴を排除する社会の在り方は真っ当なものなのか? この作
品はまたしても重い問いを突きつけている。
74:吾輩は名無しである
24/12/10 19:40:36.12 HinnJhBv.net
中央大学図書館 中央図書館【蔵書百字紹介】
中島敦『李陵・山月記』
『山月記』は漱石『こころ』と並ぶ高校教科書の定番。描かれる青年のプ
ライドと不安、自意識との葛藤は、格調高い文体と共に世代を超えて高校
生に強い印象を与え続けている。心理描写が光る、古典を題材にした短編
集。
2024年12月4日
75:吾輩は名無しである
24/12/15 11:50:51.66 TCVI/1+X.net
「本というものはね……近い将来に失くなるんではないかと思っているのです」
――
中島らも「永遠も半ばを過ぎて」
76:吾輩は名無しである
24/12/24 19:32:05.97 aVVRGssJ.net
代表作
『山月記』(1942年)
『文字禍』(1942年)
『光と風と夢』(1942年)
『名人伝』(1942年)
『弟子』(1943年)
『李陵』(1943年)
77:吾輩は名無しである
25/01/03 00:39:11.52 IFvibI4m.net
市井の人
第二次満蒙独立運動に参加した日本人について中島竦(中島敦の伯父さ
ん)が『成仁錄』という本を編纂したようなのだが、(そこには満蒙独立
運動参加の日本人の参加経緯など細かに書かれている模様だが、この『成
仁錄』なる書を調べても、情報が出てこない。
2025年1月1日
78:吾輩は名無しである
25/01/12 00:37:20.63 FO3AuYZ8.net
アキ
そして拗らせた先に、「大学時代村上春樹にハマる」現象が多発する。私
は大いにハマった。だいたい全部文庫で揃えて買った。村上春樹を嗜むこ
とで、あわよくば文学に知のあるふりをし、「臆病な自尊心と尊大な羞恥
心」のための文学を擦り続けるのだ。そうして私は視野の狭いド近眼にな
った。
2025年1月6日
79:吾輩は名無しである
25/01/13 18:11:47.75 nvnqzE2B.net
所が、海盤車(ひとで)と思った相手は、意外なことに痺(しび)れ鱏(えい)であった。
中島敦『南島譚』
80:吾輩は名無しである
25/01/25 19:55:20.05 7lHQ8qHh.net
URLリンク(www.jstage.jst.go.jp)
81:吾輩は名無しである
25/02/02 22:58:03.53 f3BOhnMM.net
🎤伸拓←ただひろ@ボーカリスト
#中島敦
①自分に才能がないことを知りたくないからこそ努力を避け、怠惰に過ご
してしまう
②付き合いたい彼女に告白しないのは、告白をして振られることで付き合
える可能性を失うのが怖いから。
③バカにされたくないやつほど人と関わろうとしない
④わからないことをわならないと言えない人間が多い
2025年2月1日
82:吾輩は名無しである
25/02/09 15:52:47.87 GlcRSyk7.net
URLリンク(hosei.ecats-library.jp)
83:吾輩は名無しである
25/02/11 19:05:29.08 1+6DNTbL.net
Χαιατο Ιοσιντα
中村光夫って中島敦と同時期に旧制一高にいたので「山月記」が出たと
き、大学出てから学者としても作家としてもなかなか芽が出ずに女子校の
先生でくすぶってた知り合いが、いきなり芥川龍之介の再来のような古典
に材をとった新鮮な短篇で文壇にあらわれて騒ぎになったという感覚だっ
たらしい
2023年6月16日
84:吾輩は名無しである
25/02/12 02:40:39.53 RjMRc6Gf.net
URLリンク(ja.wikipedia.org)
85:吾輩は名無しである
25/02/18 03:08:49.40 NT7NipEz.net
URLリンク(shinsho.kobunsha.com)
86:吾輩は名無しである
25/02/21 23:02:58.16 u7g2suWk.net
低徳日誌
黒要が夏姫の義子という理由で殺された、という解釈は中島敦の小説「妖
氛録」にもあった。見ようによっては愛人(兼継母)を寝取られたうえに
寝取った奴の親族と一緒くたに殺された被害者だが
2025年2月21日