18/02/12 11:29:22.03 /KTw8+aN.net
デビューのころを知る編集者たちにとって、星新一のライバルといえば、安部公房だった。荒正人の文芸時評で
並んで評され、両者に共通する特異な作風からも、比較して語られる傾向があった。福島正実が二人をとりわけ
重用したのも、両者がSF文学を担う実力ある書き手として先端を走っていたからである。
新一は安部の作品を好んで読み、憧れを抱いていた時期もあったが、酒の席でひがみっぼい言葉を浴びせら
れてからは、安部が店に来ればすぐに席を立つようになった。安部のほうでも新一に特別な感情を抱いていたよ
うだった。
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