三島由紀夫Part47at BOOK
三島由紀夫Part47 - 暇つぶし2ch984:吾輩は名無しである
15/04/07 20:37:03.09 .net
>>971
>つまるところ三島も奥さんと仲が悪かったとか親に頭が上がらなかったとか
>友達に裏切られたとかそんなとこでしょ
 それはあまりに貧しすぎる(笑)というか表層的すぎる。三島が奥さんと
夫婦喧嘩するくらいはあっても不思議じゃないし、あってもいいが、
その辺の日常であの全生涯を判定するのは不可能。
>物事の核心はくだらなくて切実なんだな なにもかもくだらない
 必ずしも反対はしないが、三島と言う人は貴方の言う日常はクリアして
いく人間だったと思うね。彼は自分の苦悩を家庭にぶつけるような人間では
なかったと思うので。かかあ天下だったかもしれないが、それと自己の文学
は別個に置いていたと思う。
 物事にはくだらないこともあろうがそれと1人の全生涯を決めるものも
下らない、は決めつけすぎだ。あなたのは或る種決定論で、そういうことを
やってると人間にたいする盲目の一種にしかならない。あなた、自分は
人間を分かっていると思っているかもしれないが、逆で、日常に思想の根源
を還元することで1人の人間の全体像を逸する失敗例でしかないです。

985:吾輩は名無しである
15/04/07 21:55:33.20 .net
>>971
お前、切実に生きたことないだろ
これだから苦労してます顔の文学者は嫌いなんだよ
お前の存在そのものがくだらねーよ

986:吾輩は名無しである
15/04/07 23:04:46.77 .net
小林秀雄の感想はそれはそれとして、どうも小林の感想は多少パッセテックに
すぎるようだ。文学者の孤独な運命的な行動と言われると、それは三島の
本意ではないだろう。少なくとも楯の会を結成した時点で、この蹶起は
三島の決意に含まれていただろう、それは論理的な必然といってもいいような
ものだ。この大自意識家は隅々まで計算し尽していたに違いない。

987:吾輩は名無しである
15/04/08 00:20:33.12 .net
>>974
>小林秀雄の感想はそれはそれとして、どうも小林の感想は多少パッセ
>テックにすぎるようだ。文学者の孤独な運命的な行動と言われると、
>それは三島の本意ではないだろう。
 分かりますが、小林が〈孤独〉と言う場合、それは1人の人間が
作家になるそれ以前や以後を貫通し、生涯かけて自らの欠損を
満たそうとした、その全過程を指していると思うのね。
 三島ならばそこで小林が〈孤独〉と言う場合、生誕から幼少、
を含めた生涯を指して言ってるはず。必ずしも作家になってからの
ことを指してはいないはず。彼の幼少期での母の欠如。吹き裂かれた
ことを取り戻したい渇望。それと超絶的な絶対者が戦後社会で
喪失されていったことと復活させなければならないという使命。
その二重性。それは三島の全生涯を俯瞰する立場から初めて可能な
立論だし、三島における絶対者と幼少期とをつなぐことで可能な
作家論ですね。小林はそこまで言わないわけだ�


988:ッど。後年小林 の感想が実際に考証されてその鋭利さが再浮上するようなもの。  なので>>974氏が言うのよりも小林の言う〈孤独〉はもっと根源的 だし存在的なんです。ただ彼の書き方では小林一流の語彙で書かれて いくからパセティックではあるけども。ただわれわれが今 小林を読む場合にそこに拘泥してもあまり意味はないと思うので。  小林が「感想」で《彼は反省的意識にかけては大家だったろうが それでも自己が透明であったはずはない》というのはその辺のことまで 含んで言ってると思うのね。三島が反省の大家だったことは熟知 してる。しかしすべて見通しだったわけではない。《運命という暗い 力》というのは三島の幼少からの全生涯をとおして言えるはずだと すでに小林は考えていたと思う。またそこでしかそういう語彙は出 さないと思いますね。



989:吾輩は名無しである
15/04/08 05:27:53.72 .net
そのピエロがなぜピエロなのか?を彼の身上で考察するのは意味がある。しかし
そのピエロがなぜそんなピエロをやっているのか?を考察するのは全く意味がない。
ピエロがピエロをやっているのは当たり前、だけだから。
三島と親交があった人たち興味があった人たちのあの事件への反応に恐慌があったのは
三島をピエロとして楽しんでいなかったから。小林のおセンチな批評もそれ。
だからあの時のあれへのもっとも的確な理解は佐藤栄作の「三島は気が狂った」だろう。

990:吾輩は名無しである
15/04/08 05:51:42.41 .net
マツコデラックスがホワイトハウスの前で「神は偉大なり!」と叫んで腹切っても基地外と言って人は笑うだけだろ?三島の切腹も同じ批評でいいんだよ。

991:吾輩は名無しである
15/04/08 06:16:06.13 .net
ピエロが悲しきピエロをやったら「本物の阿呆は要らない」と鞭で叩いて城館から追い出してお払い箱にするだけだ。
ピエロに主人がなにかしらの人情的な思い入れをするようなら、そもそもで城館に住まわせないんだよ。
三島の扱いは美輪やマツコデラックスの扱いと同じ。できないヤツはピエロの主人(批評家)になるな。オマエも要らない。

992:吾輩は名無しである
15/04/08 07:32:46.84 .net
>>963
小林は運命だの宿命だの結果論から言っているだけで何も言ってないに等しいよ

993:吾輩は名無しである
15/04/08 07:45:54.22 .net
>さうでなければ、どうして確かに他人でもあり、孤独でもある私を動かす力が、それに
>備わっているだろうか。
だいたいこれ論としてそもそもおかしいだろ
万人を動かしたなら意味があるが、お前が勝手に思っただけだろという
小林の批評はつねにデタラメ

994:吾輩は名無しである
15/04/08 10:03:31.96 .net
今日は「春の雪」でも読むか

995:吾輩は名無しである
15/04/08 10:19:36.14 .net
伊東静雄のね。

996:吾輩は名無しである
15/04/08 10:21:14.13 .net
>>979>>980
 (笑)小林の語彙は独特にも見えるが前レスに書いたように、サル
トルやハイデッガー、吉本に通ずる批評の普遍的なラインを掴んでも
いる。
「様々なる意匠」で語ったのは自己にとって批評とはどういうものか。
だが、作家の生涯を流れる宿命その主調低音を自分が聴き、それに感応
することだとしている。あれが昭和4年で、三島が死んだのが昭和45年
。それだけ年月が経過して、それで出発時の批評を実践しているのが
あれを読むと今更のように分かる。結局小林にとっての批評とは1つ
のことだったんだとここで分かるし、それに気づいたときに彼は批評で
思想詩を書いていた人間だったんじゃないか今更ながらとハッとした。
これにいくらでも文句を言うことはできようが、小林にとって、
もはや他人からの批判は問題じゃなかったろう。これしかないと決めた
人間にとってね。三島にしてもそうだろう。もはや他人からの批判は
最後は問題ではなかったろう。
 小林の初期の批評に通じていればあの感想はそう不自然ではない。
あれは小林らしい批評。彼が


997:あの時点でも変わってないことの証明 だね。あれが嫌いな人間もいるのは知ってるが、あの方法によって 同時代の文学者や思想家にも通ずる批評の普遍性を狙っていることは 読めば分かる話なんで。俺は嫌悪感はないな。



998:吾輩は名無しである
15/04/08 13:25:53.37 .net
>>977
同意。三島のそこが好きなんだけどな。

999:吾輩は名無しである
15/04/08 13:43:56.38 .net
   小林秀雄氏頌
 近代日本文學史において、はじめて、「藝術としての批評」を定立した人。
 批評を、眞に自分の言葉、自分の文體、自分の肉感を以て創造した人。
 もつとも纖細な事柄をもつとも雄々しく語り、もつとも強烈な行爲をもつとも微妙に描いた人。
 美を少しも信用しない美の最高の目きき。獲物のをののきを知悉した狩人。
 あらゆるばかげた近代的先入觀から自由である結果、近代精神の最奥の暗所へ、づかづかと素足で踏み込むことのできた人物。
 行爲の精髄を言葉に、言葉の精髄を行動に轉化できる接點に立ちつづけた人。
 認識における魔的なものと、感覚における無垢なものとを兼ねそなへた人。
 知性の向う側に肉感を發見し、肉感の向う側に精神を発見するX光線。
 遲疑のない世界、後悔のない世界、もつとも感じ易く、しかも感じ易さから生ずるあらゆる病氣を免かれた世界。
 一個の野蠻人としての知性。
 一人の大常識人としての転載。
                小林秀雄氏頌〈初出〉「小林秀雄全集」内容見本・新潮社・昭和四十二年五月

1000:吾輩は名無しである
15/04/08 14:36:09.02 .net
>>985
小林の批評と同じくらい無内容だなw

1001:吾輩は名無しである
15/04/08 15:58:38.20 .net
はい、ただのキャッチコピーですから

1002:吾輩は名無しである
15/04/08 16:48:26.80 .net
>>985
ごめん、最後「転載」じゃなくて「天才」。

1003:吾輩は名無しである
15/04/08 16:57:57.68 .net
小林秀雄ヲタってまだ生息してたんだ
当時小林秀雄の新刊が出てもせいぜい2000部しか売れなくて
さらに買った奴でも通読したのが10人に1人とか
現在進行中の小林ヲタとか珍獣中の珍獣だぞww

1004:吾輩は名無しである
15/04/08 17:22:24.92 .net
三島ヲタで小林ヲタとなれば、生きた化石。

1005:吾輩は名無しである
15/04/08 19:46:05.73 .net
 小林秀雄と小林秀雄を知らない現代人とどっちが不毛なのか。アレを
読んでもピンと来ないってことは作家論を論じるにも存在論を論じる
にもセンスがイマイチってことになるわけだけどな。これで三島を
論じてもせいぜい「アレが好き」「これが分からなかった」程度
の好き嫌いで終わっちゃうのがせいぜいだろうし。または「ホモ
でした」的な3面記事的噂話か(笑)。
>>986
>小林の批評と同じくらい無内容だな
 とあるが、では「無内容」ではない批評とは何を誰を指すのか。
あるのだとしたらちょっと参考に教えてほしいんだがな。
 日本知識人でも柄谷・吉本がもっとも意識していた批評家が小林秀雄
だったことは読めば一目瞭然に分かる。

1006:吾輩は名無しである
15/04/08 19:54:26.15 .net
柄谷行人:ぼくがこんなこというとまずいけれども、小林秀雄はいいと
思っている(笑)。ほんというと。
渡辺直己:どんな点で?
柄谷:あらゆる点で。「霊界」も含めてね(笑)。まえに中上と二人で
「小林秀雄をこえて」と言ったときは、他の人は「一山いくら」と言う
感じで…やったわけですよ。
(中略)
柄谷:小林秀雄は当時としては最高の思想家ですよ。
『杼』第2号 1983年12月 26-27頁 「遊戯と建築」柄谷行人×
渡辺直己×絓秀実
吉本隆明:僕なんかは戦争中、あの人の書くものは雑誌だろうが本だ
ろうが出るごとに追っかけていって、文体だって真似しようと思えば
いつでもできるよっていうくらい、そりゃあ熱心に読んだもんです。
その戦争中まで、つまり初期から中期までに焦点を置けば、小林秀雄は
もう乗り越えがたき批評家だっていう評価になりますね。
『iichiko』 2001年summer 8頁 「小林秀雄の近代批評」吉本隆明
×山本哲士
 柄谷も吉本も賞賛ばかりじゃなく批判も相当するが、それも皆結局は
小林の呪縛から逃れられないでいる自己を表しているようもの。それ
位の決定的ファクターになってる。
 小林から完全に離れて批評があるのかっていうところで2人とも
考えてきてる。

1007:吾輩は名無しである
15/04/08 20:00:01.66 .net
>>991
当然に小林秀雄が不毛だ
何故なら何もいっていないから

1008:吾輩は名無しである
15/04/08 20:01:00.57 .net
>日本知識人でも柄谷・吉本が
この二人の名前を出した時点で終わってるw
まじめな議論の対象にはならんわ、オマエwww

1009:吾輩は名無しである
15/04/08 20:03:10.48 .net
小林は延々
いいものはいいとか宿命は宿命だとかトートロジーをレトリックで飾ってるだけで
そんなのにまいってる幼稚なおっさんとかホント勘弁してくれよと

1010:吾輩は名無しである
15/04/08 20:05:18.04 .net
おれは小林秀雄はいいと思ってるけど、
小林秀雄の名を口にする奴は、結局小林わかってる自分が偉いという話しかしないので
口にしないことにしている。
小林本人がわかってるかどうかと、小林が言ったことに共通理解があるかどうかは別だというくらいの事も
わからないやつがこけおどしのために持ってくることが相場なんだから小林も可哀想なもの。

1011:吾輩は名無しである
15/04/08 20:10:27.63 .net
小林自身が自分の方法論は批評とはひとりよがりの自己語りだといってんじゃん
いい歳こいた僕はいい歳なのに小林ファンです、という以上の何かではない

1012:吾輩は名無しである
15/04/08 20:14:43.26 .net
ヒトラーやスターリンがするひとりよがりの自己語りならさぞや面白かろうさ。
しかし小林ナントカなんてのが三文思想家や三文作家をどうのこうのと言ってるひとりよがりの自己語りがなんで面白いんだよw

1013:吾輩は名無しである
15/04/08 20:25:03.13 .net
ひょー論家が批評で書いてる私小説w おっそろしくくだらねえw

1014:吾輩は名無しである
15/04/08 20:44:40.97 .net
面白ければいいんじゃないかと思うけどねえ…。
URLリンク(twitter.com)
小林秀雄 @hideKoba_bot
本居宣長 @suzunoyanoushi
ツイッタに両氏の作品からのフレーズをつぶやくBOTがありますね。

1015:吾輩は名無しである
15/04/08 20:51:46.01 .net
だからそんなもん全然面白くねえよって言ってんだよアホw

1016:吾輩は名無しである
15/04/08 21:26:17.04 .net
くだらねえ、と思っている=面白くないものである。
なんとも視野狭窄な定義ですね。
小学生レベルの言葉のセンスかも。
宿題やったかい?(笑

1017:吾輩は名無しである
15/04/08 22:01:07.84 .net
お前はほんとに馬鹿だな
そろそろ教えてやるけど三島事件の核心を語るのに小林某なんぞの私小説的批評
を持ってくるのは見当違いだって言ってるんだよ
三島事件の背景を取材してないしそもそも三島なんかに興味が無い男が
好き勝手に殴り認めた文章なんか三島を冒涜しているにも等しいんだよ
お前はマネケだから一生理解できないだろうが

1018:吾輩は名無しである
15/04/08 22:07:32.08 .net
>>1003
できるんなら書いてごらん。
できもしないことを偉そうに(笑
小学生以下だね。
宿題もやってなさそう。

1019:吾輩は名無しである
15/04/09 00:21:45.77 .net
>>994
>この二人(柄谷・吉本)の名前を出した時点で終わってるw
 そう言える理由は?
 どうも「センセーショナルな言い方した人間が勝ち」という現代のネット
文化の典型的言い草しかないように見えるんだけど。断定するのはいいから
根拠をあげてくれないとレスしようがない。
>>995
>小林は延々いいものはいいとか宿命は宿命だとかトートロジーをレトリック
>で飾ってるだけで
 
 何度も繰り返すように小林なりのタームで存在論に橋をかけ、また作品の
感触に感応する自己を肯定しているだけなんだけど。これだけ繰り返しても
通じないというのは、意味が分からないのか。そうとしか思えないんだが。
>宿命は宿命だとかトートロジーをレトリックで飾ってるだけ
 宿命とか、ハイデッガーにおける「存在と時間」の導出する呪縛、拘束、
を表してるだけです。あなたお読みになったことがないのなら読まなけれ
ばならない。ハイデッガーにはそっくり和訳で〈宿命〉は出てくる。
この辺を把握せずにバカにするのはおかしいと思うぜ。

1020:吾輩は名無しである
15/04/09 00:37:51.18 .net
 あと何度となく「小林の批評はくだらねえ」的な話が出てくるが、そこで
じゃあ「くだらなくない批評」「面白い批評」とはどういうものか。
挙げてくれと何度も書いてるが書いてくる気配はない。
 柄谷や吉本も違う。だよな。じゃあ誰なのか(笑)。東浩紀か、宇野常寛か
。ちっとはまともに答えてくれないとただのセンセーショナリズムで括ら
れて終わりなんだが。根拠もなく権威を否定し騒ぎ立てていただけ、とね。

1021:吾輩は名無しである
15/04/09 00:46:36.57 .net
評論家の名をあげて評論家個人を全肯定するみたいなのはそもそも嫌い。
三島についていえば中村光夫の金閣寺の評論はいいな

1022:1001
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もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。

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