14/12/20 07:44:26.74 .net
すごく厳しく読んだばあい『不意の出来事』の初出は文芸誌だろうけどどうも中間小説のにおいを感じるんだなあ。あくまで個人的感想だが。
『風呂焚く男』については純文学のジャンルだけど古井由吉から追及されて「化け猫物語じみてると自分でも思った」と白状している。水上勉とかは、これを「傑作」と称してるけどね。
吉行の小説は初出雑誌が大きな指針にはなるけど純文学か中間かエンタメかは完全に分かれてるとはかぎらないし、またそれでいいとおれは思っている。
でも吉行本人はうしろめたさがあったみたいだね。