とにかく吉行淳之介at BOOK
とにかく吉行淳之介 - 暇つぶし2ch1:吾輩は名無しである
14/10/31 21:21:30.64 .net
URLリンク(www16.ocn.ne.jp)

語れ。
『暗室』『不意の出来事』『手品師』

2:吾輩は名無しである
14/10/31 21:26:32.32 .net
全集の小説だけあつめた
まだ読んでない

3:吾輩は名無しである
14/10/31 21:50:40.14 .net
さっさと読め
『出口』とか、渋いぞ

4:吾輩は名無しである
14/11/01 17:22:46.94 .net
恐怖対談

5:吾輩は名無しである
14/11/01 19:32:41.00 .net
恐怖対談の田中小実昌の回。
最後に小実さんは「最近、神が気になってしょうがない」と発言。
その少し後に、あの連作短編『ポロポロ』が発表された。

6:吾輩は名無しである
14/11/02 12:40:11.37 .net
最晩年の『葛飾』や『鋸山心中』も味があってすきだな

7:吾輩は名無しである
14/11/02 13:33:48.79 .net
どこが渋いのかよーわからん

8:吾輩は名無しである
14/11/02 16:20:54.59 .net
出口なんてたいしたことない

9:吾輩は名無しである
14/11/03 01:48:42.19 .net
『葛飾』には大塚か高山のことがそれとなく、がしっかり触れられた箇所がある。おまえら気づいてた?

『出口』は渋いっていうか、ある意味吉行の抽象的人工短編の頂点だな。


・・・しかし久しぶりスレ上がったね。まあ気軽に書きこんでくれ。春樹さんの好きな日本作家は漱石と吉行だそうだ。バーで春樹さんをまえにした吉行のふるまいは丸谷も面白そうに発言してたな。

10:吾輩は名無しである
14/11/03 07:50:20.91 .net
『出口』も良い短篇だが、
『寝台の舟』など、枕に童謡を持ってきたたものがいくつかあるじゃん。
>>1が挙げてる『不意の出来事』もそうだが。
おれは、あのシリーズが最も好きだな。

11:吾輩は名無しである
14/11/03 12:17:46.00 .net
村上春樹が書いてたが
吉行は、人生の早い時期に、絶望、したんじゃないか。
それで、あの乾いた文体。

12:吾輩は名無しである
14/11/03 13:57:36.25 .net
盲目ばかりだな

13:吾輩は名無しである
14/11/03 15:45:55.98 .net
目明きなら、何か書けよw

14:吾輩は名無しである
14/11/04 01:12:00.59 .net
>>11

二十にして心已に朽ちたり

15:吾輩は名無しである
14/11/04 01:14:24.14 .net
「戦中少数派の発言」はかっこいい。
これほどかっこよく、隙のない、老成した若書きは奇跡的だとさえおもう。

16:吾輩は名無しである
14/11/04 10:57:49.64 .net
『闇のなかの祝祭』いいタイトルの割に中身がイマイチだな。

17:吾輩は名無しである
14/11/05 16:18:59.99 .net
『闇のなかの祝祭』
あれはあれで、いい作品だと思う
根が生真面目な吉行らしさが出ている
本当の意味で、生真面目な者が恋愛すると、ああいう形になる

18:吾輩は名無しである
14/11/05 17:10:10.99 .net
掻爬2回・・・事実とすればややショック
文枝さん可哀そス・・・
淳ちゃんのゴム嫌い知ってるし俺もそうだけど
2回はないだろとチョト思た・・・

19:吾輩は名無しである
14/11/05 23:19:45.69 .net
確か埴谷も五木も奥さんに何度か中絶させている。
吉行は子供がいるが、上記2作家は子供を持たない主義。

20:名無し
14/11/06 00:34:56.04 .net
吉行は孫もいるな
高山とのほうにもいるかもな
高山は美人だし文才あるからエイスケー吉行の凜質を継いで作家デビューしてほしい
おれはKAT-TUN田口のことを一瞬勘違いして疑ったが、調べたら母親が吉行ファンで兄の隆之介は芥川からとったそうだ。ミーハーだな

21:吾輩は名無しである
14/11/06 10:44:43.91 .net
>>9
吉行はどういうふるまいをしたの?

22:吾輩は名無しである
14/11/06 14:37:56.71 .net
春樹さんはエッセーにバーでの吉行の凄味(笑)とかカリスマ性をかいてるけど
丸谷の証言では店の女にバナナみせて、おまえ好きだろう、こういうの好きだろう
ってからかったり酔えば酔うほどジョークがくだらなくなるんで驚いてしまったと
のこと。他で「吉行さんはうまいんですよね」とこたえてるが芸風にはかなりの幅
があったということか。

つけくわえると三浦朱門によれば吉行は高級バーのCAみたいな女の尻を撫でてし
まい激しく面罵され「長年きたえた尻撫での技術を彼女は評価してくれなかった」
とかいってこぼしたそうだが失敗談として書かれたこのエピソードに川村二郎が異
を唱え「はたして意図せざる失敗であったか」と。要するに店の上品ぶりが気にい
らなければ吉行ならあえておこなった愚挙である可能性を否定できないという。こ
こから川村は吉行の性格論や文学論へ発展させ言及していく。

23:吾輩は名無しである
14/11/06 17:46:39.58 .net
吉行は、川村二郎のことを
頑固極まりない批評家、と書いてるねw

24:吾輩は名無しである
14/11/07 02:42:00.44 .net
川村は吉行と中上をえらく気に入っていた。

25:吾輩は名無しである
14/11/07 08:09:38.22 .net
>「はたして意図せざる失敗であったか」と。

こういうばかばかしい吉行神話がたくさんあるのが吉行なんだ。
妙に買いかぶるやつが大勢いる。

むかし、ずいぶん愛読したことがあって殆ど読んだけれど
周囲の人間たちのへんな買いかぶりみたいなのが、鼻について嫌になってしまう。

26:吾輩は名無しである
14/11/07 14:17:10.94 .net
ひとつもいいと思った作品がない。

27:吾輩は名無しである
14/11/07 15:23:28.81 .net
蓮実とおなじこというな(笑)
まあ一理あるんだが、『夕暮まで』大ブレイク後、恒例としての反吉行・やっかみキャンペーンが吉行を身近に知らない作家・文化人らによって展開された。あなたの反論はそん中にあとかたもなく吸収される
ではなぜ「吉行神話」なのか。「自然体」吉行を買いかぶる周囲の過剰な人気は何に由来するのか。それはやはり人間としての豊かすぎる魅力からというしかない
編集者、新人作家のほとんどが吉行に会うとやられてしまう。野坂がこれを「吉行ショック」と名づけた。麻雀仲間の黒鉄、陽水などはメロメロだ
無名時代から卓ごしに吉行を観察していた色川武大さえも一番尊敬する人と公言した。
おれは吉行の声をラジオで聞いただけだが、実は、吉行過剰人気の正体をさぐろうとけっこう懐疑的に耳を傾けた。テープで何度も検証した
その結果、やられかけてしまった(笑)
味のある渋声、感情の襞が不思議にわかる繊細な抑揚、受身でありながらインタビュアーへの気遣いがうかがえ、いっぽう愉快な無頓着さも感じられた
人に魅了されることは珍しいことじゃない、おれも身近にそんな先輩を持つ


なお川村の意見は単なる前ふりで、危険な素材へあえて手をだしてしまう性癖という本質論である。

28:吾輩は名無しである
14/11/07 15:33:20.44 .net
人への評価と作品への評価は分けないと。

29:吾輩は名無しである
14/11/07 15:48:56.81 .net
初期のものは良かったんじゃないかな

30:吾輩は名無しである
14/11/07 16:47:36.59 .net
「まともな本をあんなに少ししか読んでないのに、あれほどすぐれた見識
をもってるのが不思議だ」という意味のことを丸谷が書いてるけど、ほんとに
徹底して本を読んでない感じがするんだよね。
それでいて澁澤龍彦みたいな人からも兄貴分として慕われていたのがフシギ。

31:吾輩は名無しである
14/11/07 16:53:56.85 .net
>人への評価と作品への評価

文は人なりというからね
吉行の随筆は実生活とからめたほうがよい
あまり知られてないが吉行は百閒を相当に読み込んでいる
同郷のよしみ以上に、何かを摑みとろうとしていたフシがある

32:吾輩は名無しである
14/11/07 18:44:17.27 .net
>>30
いやー、シブタツはアンサーズ時代吉行にバイトたかってたから(笑)
ただし後にシブタツ訳「グラン・デ・カール」は読んでて
ここから重要なキーワードを得ている。「ダイヤモンド」
ところが川村はこれを吉行のオリジナリティと勘違いして吉行批判への批判とした
もっとひどいのは吉行自身がこれをコクトーから引用したと自分で書いてんのに忘れておりあとでシブタツから指摘されるまで二人ともわからなかった始末
結局引用を忘れるくらいだからもはや本人の言葉だとかさすがに評論家泣かせだとか無茶苦茶ないいわけしてた。

33:吾輩は名無しである
14/11/07 18:47:51.62 .net
吉行も百閒も大好き。
『件』も『鞄の中身』も素晴らしいと思う。
だから、岡山、はおれにとって、特別な土地
出張で、岡山を訪れた際
駅前の食堂で、名物の「鮒飯」を注文したが
ものすごく不味かった思い出がある

34:吾輩は名無しである
14/11/08 01:53:50.43 .net
吉行短編マイベスト3

①娼婦の部屋
②公園にて(「夕暮まで」第一章)
③食卓の光景

35:吾輩は名無しである
14/11/08 08:57:14.46 .net
>「グラン・デ・カール」(苦笑)

まあ、なんのことかはわかるけどね。

「モダン日本」でアルバイトしてた「から」じゃないんだよ。
おまえはアルバイト先の店長だというだけで、自分の試作原稿を
見てもらったり、生涯慕ったりするのかっての。

36:吾輩は名無しである
14/11/08 10:54:32.36 .net
>>27
俺は決して蓮実信者ではないが、結構蓮実と好みがかぶるようだ。
志賀、大江、中上を好む点では共通する。

37:吾輩は名無しである
14/11/08 16:35:14.50 .net
>「モダン日本」でアルバイトしてた「から」じゃないんだよ

あたりまえだ(笑)ネタにからんでどうする・・・とここまでかいて
この出会いのインパクトは渋澤にとって存外に大きかったろうと気づいた
白線浪人ではじめてのお仕事、たしか三つくらいしか違わないのに大人びたカリスマ吉行の優しさと貫禄の萌芽にふれる
あの世代同人でありながら娯楽雑誌の店長格、しかもお勉強してたダダイズム当事者の息子、父親のことはともかくチューリッヒ・ダダにくわしい、卒論に考えていたのはダダの元祖・Lスターン
・・・とここまでは埒外にせよ話題につきない頼れる先輩であり『路上』を読んでたとすれば習作を評してもらうのに不足ない相手である

38:吾輩は名無しである
14/11/08 21:22:39.02 .net
吉行にヤラれたのは、若手作家や編集者ばかりではない
読者だって、ヤラれることもあるのだ
エッセイを読んで唸り、短篇を読んでまいった、ってことになる
おれは五十過ぎのオヤジだが、二十歳前後のころに吉行に耽った
最近涙もろく、吉行のことを考えると
つい涙ぐんでしまう
あんなにも魅力的な男がいたとはなー

39:マグナ ◆vI4NRkhGyA
14/11/08 22:52:15.48 .net
>>32
武陽たんかね。

40:吾輩は名無しである
14/11/08 23:06:40.59 .net
>>39
ちがうぞ
おまえここ来るなら狸に化けろよ

41:吾輩は名無しである
14/11/08 23:56:50.65 .net
吉行なんて会ったことも無ければ話したことも無いから、
こんなに人を魅きつけていた人だった、と親しかった人が言ってるなら、はあそうですか、と言うしかないけどな。
だけどどれもこれも裏づけが取れない伝聞証言じゃん、全部w
さらには、「読者だって、ヤラれることもあるのだ・・まいった、ってことになる」ってなんだよw
本読んでメッチャ思い入れをしてるってだけだろ、ただの読者が、バカクサw

42:吾輩は名無しである
14/11/09 00:03:44.68 .net
第三の新人ってのは仲間同士でぺろぺろ舐めあう、
べったべたのべたべたな馴れ合いで褒めあう文壇政治をしてたからな、
割り引いて読みなよ、読みのプロ?ならさw

43:吾輩は名無しである
14/11/09 00:45:36.66 .net
全集の第1巻、療養所の話ばかりで、読み進めるのが苦痛だった。

44:吾輩は名無しである
14/11/09 01:05:12.86 .net
>>41
>ただの読者が、←ゲロワロタ

>>42
マグナさん、どうかしました?おやはや(笑)

45:吾輩は名無しである
14/11/09 01:09:17.06 .net
>>44
厨房w

46:吾輩は名無しである
14/11/09 01:16:32.31 .net
しかし吉行厨ってのもいるんだなw
まあ作家厨の中でも最低の厨房だけどなw
吉行なんてちょっと離れたところから見ていた人にはタダの色キチガイだとしか思われてなかったよw
それが「魅力的な人」だって? オッサン、アンタも好きねえ、ドスケベがwww

47:吾輩は名無しである
14/11/09 01:30:50.04 .net
吉行の全集なんか読む奴がいるんだな
真面目に尊敬するわ

48:吾輩は名無しである
14/11/09 01:43:35.33 .net
スレの勢いがつきだすと湧いてくるパターンね

49:吾輩は名無しである
14/11/09 02:01:59.48 .net
荒らすにしても少しはスマートにやってくれんかな。
いい齢こいて、眺めてるこっちが恥かしいわ。

50:吾輩は名無しである
14/11/09 03:01:09.41 .net
恥ずかしいなんて言葉を知ったからって喜んで使うなよw
吉行厨なんだからその意味知らんだろ?
意味教えてやるわw
吉行読んでるなんてことが人に知られるってことさ、ドスケベジジイwww

51:吾輩は名無しである
14/11/09 04:23:28.19 .net
ドスケベをスタイリッシュに文学作品として昇華した手腕とその姿勢を尊敬しているので何の問題もない

まあインポ爺には吉行なんか辛くて読めないだろうな

52:吾輩は名無しである
14/11/09 04:38:50.09 .net
いまどき吉行読むとドスケベーなんて
なんと鋭いご指摘でしょう。心から感服しました。私たちは厨なので麻痺していたのですね。
これに懲りて私はもっと健全なスレに移動します。もう吉行なんて読みません。
ところで赤い玉出ましたか?煙はシュ〜て立ちましたか?私は毎日ほとばしってます。
これから川上未映子のパイオツでシコります。4回はいけます。詠美や柳ではいっかいが限度ですがなるべくがんばって気持ちよく寝たいです。

53:吾輩は名無しである
14/11/09 05:17:59.92 .net
>>46
煽りが超ジジ臭いんでワロタw

54:吾輩は名無しである
14/11/09 11:12:45.72 .net
(嗤

55:吾輩は名無しである
14/11/09 13:13:02.86 .net
高校の授業で「蠅」を読んだ

56:吾輩は名無しである
14/11/09 13:55:48.19 .net
高校か中学か忘れたが『童謡』を読んだ。

57:吾輩は名無しである
14/11/09 14:11:56.55 .net
>>55
女子高生の乳首が立つ、なんて話を高校の授業で読んだの?

58:吾輩は名無しである
14/11/09 14:25:30.34 .net
本当に授業で読むのかどうかは知らないが、「蠅」は、
筑摩の『高校生のための文章読本』に収録されているよ。

59:吾輩は名無しである
14/11/09 15:08:59.50 .net
『蠅』は、イメージが強烈だよな。
学ラン男子学生の背中にびっしりたかる蠅の群れ。
女子学生は、吐き気がしたりするんだっけ?

60:吾輩は名無しである
14/11/09 15:58:11.44 .net
えらく短いやつだよな

61:吾輩は名無しである
14/11/09 17:10:47.02 .net
菓子祭り、とかな
吉行は印象的な掌編をいくつか残しているよな

62:吾輩は名無しである
14/11/09 18:36:09.89 .net
ここ見てたら短篇をいろいろ思い出してきたよ。
けっこう初期のものだと思うが、
梅原龍三郎夫人に汽車の中で会って…とか。

63:吾輩は名無しである
14/11/09 20:13:06.48 .net
>>62
エッセイじゃなくて、そんな短編があるのか
作品名か、収録されている単行本名か、わかります?

64:吾輩は名無しである
14/11/09 21:27:12.37 .net
吉行は、初期のころから、完成された書き手だといわれるが、
『水族館にて』とか、あまり巧くないものもあるよね。

65:吾輩は名無しである
14/11/09 21:50:42.14 .net
>>63
横レスで悪いが、「薔薇」という小品だろう
(実質的デビュー作の「薔薇販売人」ではない。念のため)

>>64
特に初期は玉石混交感が強い気がする
正直、目次の題名を見ても全く内容が思い出せないようなのもあるし、
反対に、(一部なりとも)記憶に鮮やかなものもある

66:吾輩は名無しである
14/11/09 21:51:16.92 .net
巧くないどころか、唖然とするのもあります。
『三角砂糖-ショートショート20人集』の中の
「コーヒーをどうぞ」にはまいりましたね。

67:吾輩は名無しである
14/11/11 07:54:22.31 .net
小説やエッセイのほかに「対談」も吉行の業績のひとつだと思う。
のちに恐怖対談シリーズになったやつ。
俺は星新一の回が印象的だったね。
なんか、星が不機嫌なの。
当時、純文の極北といわれた吉行に対する僻みのようなものを感じた。

68:吾輩は名無しである
14/11/11 08:02:09.93 .net
>純文の極北といわれた吉行に対する僻みのようなものを感じた。

いわれない、いわれない(笑
星だってそうとう評価がたかかったので吉行を僻むいわれなんかないよ。

69:吾輩は名無しである
14/11/11 10:53:44.33 .net
モモひざ三年尻八年、は名言だと思うぞ。

70:吾輩は名無しである
14/11/11 11:30:01.19 .net
俺も吉行の対談はよく読んだな
対談数も膨大だろうし、追っかけて全て読むようなものじゃないが、
現行の書籍で読めるのはごく一部なんだろうね
新品を買える文庫だと、ちくまで1冊、講談社文芸で2冊?

71:吾輩は名無しである
14/11/11 11:43:22.11 .net
ひところ、山口瞳とならぶ対談の名手といわれたね。
ただ、これは業績というほどのもんじゃないな。
吉行の対談はべつにロクな準備もせずにやらかすわけで、
(そこがいいんだ、と本人は言うだろうが)週刊誌などでやたらに対談
やってると、ふうむ、楽して荒稼ぎしてる、と思わないではなかった。

72:吾輩は名無しである
14/11/11 13:16:07.18 .net
モモ尻三年肩八年というんだよ。

73:吾輩は名無しである
14/11/11 13:39:35.86 .net
モモパイ三年へそ八年。古女房で十八年。

74:吾輩は名無しである
14/11/11 13:52:13.31 .net
対談相手にエロ体験を話させる名手だったな。
北杜夫がそれでそれがトラウマになったのか、ある時
「結核患者ってのはみんな色情狂だ」
って吐き捨てるように言ったことがあったな。

75:吾輩は名無しである
14/11/11 13:55:37.51 .net
山口百恵との対談で吉行のギャラは百万
「初老男との交際は?」「ちょっと・・・」
とかいうやりとりに、当時十代の中沢けいが憤慨した感じで
自分なら絶対ОKするのになどと書いてた
百万は特別にしてもたしかに荒稼ぎだったろう
宮城まり子が五億円横領された騒ぎのとき
これは吉行の印税だろうか
そんなにベストセラー多くないし・・・とふしぎだった
対談の直接ギャラ遺産をわすれていた
宮城は補助金とこれで悠々とねむの木(吉行は役員もしてた)をやって
天皇皇后から何度も褒められている

76:吾輩は名無しである
14/11/11 14:51:12.06 .net
宮城と皇后さまは長年のお友達。宮城の天真爛漫さに皇后さまの胸はキュンキュンするらしい。したがって補助金が打ち切られる心配はありません(静岡県職員)。

77:吾輩は名無しである
14/11/11 14:51:36.86 .net
講演とか対談とかってギャラいいんですよ。
百万程度なんて特別とはいえない。

佐藤優が書いていたが、講演は楽して金が入りすぎるので、
自分はそんなくせがつかないように、講演等はなるべく断っていると。

講演はわれわれがたまにやっても、ん十万は包まれるくらいで、
亡くなった落語の五代目円楽なんか自分の一門の寄席を作るための膨大な借金を
返済するため、数年間は講演で稼ぎまくった。その時期は落語の高座からは遠ざかったという。

78:吾輩は名無しである
14/11/11 15:18:14.72 .net
講演はともかく百恵が現役の時代で対談が百万は破格だろ。
オレそのころ地方公務員やってたけど、たしか月給5万円くらいだった。^^
そりゃ吉行の値段じゃなくて百恵の値段だよ、勿論。

79:吾輩は名無しである
14/11/11 15:39:49.88 .net
>月給5万円

(突っ込み)昔か!

80:吾輩は名無しである
14/11/11 15:52:21.22 .net
>月給5万円

70歳すぎのお年のかたと思いますが、ちょっとご記憶のズレがあるんでしょうね。
山口百恵が吉行と対談する年になったころ、月給5万円はありえない。

それと百万は破格とはいえません。地方公務員とは別世界。

81:吾輩は名無しである
14/11/11 15:57:29.38 .net
国家公務員上級職はゆーことが違うなあ。^^

82:吾輩は名無しである
14/11/11 15:59:15.43 .net
名月や それはさておき 金の欲しさよ

       ↓

(ピーク時)年収4~5千万

83:吾輩は名無しである
14/11/11 16:01:17.06 .net
たしかあのころは新人賞の賞金が10万円だったよ。
欲しかったなあ、だから。薄給の地方公務員は。^^;

84:吾輩は名無しである
14/11/11 16:13:38.76 .net
なんかここ、ボクシング板の
「1970年代ボクシング総合スレ」
みたいに込んでるなあ。

85:吾輩は名無しである
14/11/11 16:32:52.46 .net
>新人賞の賞金が10万円

パブル期ですよ。私なら新潮新人賞50枚サラサラ書いて受賞して選考委員の吉行に最敬礼したあとは「安すぎる!」と書いた抗議文置いて会場あとにしましたよ。吉行はわかってくれたと思います。せめて30万円です。 

86:吾輩は名無しである
14/11/11 16:36:55.71 .net
人のものを欲しがるなんて・・・

87:吾輩は名無しである
14/11/11 17:55:58.10 .net
>新潮新人賞
あのころは新潮新人賞は公募じゃなかったよ?
う~んとね、確か20枚程度の小説が小説新潮?だかで公募だったけど、それは単純に「それっきり」のもの。

88:吾輩は名無しである
14/11/11 18:10:56.39 .net
あとね、バブル期ってのがホントわかってないんみただけどね、
高度成長は終わって安定成長(一種の不況)に入ったのが70年中期頃から。
だけど輸出は集中豪雨なんて批判されるほど好調で、外貨が沢山入って輸出企業はそれを銀行預金にしたのね。
その預金の運用先に金融機関は不動産屋を選んだ。
それが株や金やその他の投機商品に回って落語の「花見の酒売り」でわが世の春のバカ騒ぎをやった。
20世紀末90年代の正に泡踊り^^。それがバブル。イノベーションでの高度成長した時のベアとは違うのよ。

89:吾輩は名無しである
14/11/11 18:22:10.93 .net
吉行の対談を「楽して儲けてる」とする意見に反対する。
あれは、楽そうに見えて、そうではない。
繊細さと豪胆さが入り混じった吉行だから出来た仕事。
対談前には、シャワーを浴び、事前に相手の資料を徹底的に調べる。
なんてことが伝聞として残っているが、それはほんの一部で、
恐怖対談シリーズは、プロ意識の高い吉行の最高のパフォーマンスのひとつ。

90:吾輩は名無しである
14/11/11 18:30:00.32 .net
バカw

91:吾輩は名無しである
14/11/11 19:27:01.85 .net
ついでに。
あのバブルはね、要するに金融機関はバカの就職先だったから。
二人だけで売った買ったで酒を全部飲んじゃって、あれ?こんなに売れてなんで金が残ってないんだ?、のバカ話。
相手から高く買ってもまた相手がもっと高く買う。それの無限繰り返しシーケンス。
高く買ったのになんでもっと高く売れるんだ?はその分のお金を銀行が貸すから。
借りたお金で高く買ってももっと高くまた相手が買ってくれるから元利遅滞なく銀行に返せる。
要するに、銀行員にはバカしかいなかったから、それで銀行員と合わせて3人が儲かった儲かったって喜んで酒を飲んでたってわけ。

92:吾輩は名無しである
14/11/11 21:23:14.72 .net
吉行の話そっちのけでバブルの思い出を語ってるやつは何なんだ?
だれも求めてないっつーの。
このスレも朝吹真理子スレのようにスレチだらけになってしまうのかな。

93:吾輩は名無しである
14/11/11 21:34:09.02 .net
>バブルの思い出
そんなあたりまえのことと狭い見識を得々とかかれても・・・
新潮新人賞は実際あったしね。だって俺実際応募したもん、最終選考にもれたけど
まあ本気だしてたらいまごろここのスレタイになってるよ、「吉行の再来」とかいわれて
賞金は50万だったかなぁ
まあ「吉行の再来」を狙ったのは実際いたけどね
群像の小幡亮介とかね。悪くなかったけど吉行の「蠅」と開高「夏の闇」想いきしパクッて
読売新聞にでかくとりあげられてね。無自覚なミスだったなあ
吉行は優しく庇ってたがね

94:吾輩は名無しである
14/11/11 21:50:18.47 .net
でました。
自称最終のこり。w
>まあ本気だしてたらいまごろここのスレタイになってるよ
凄い、とでも言ってもらいたいの?

95:吾輩は名無しである
14/11/11 22:08:52.32 .net
だからネタに喰いつくなっての
俺が当時何歳かも知らんだろが
ま、新人賞ならスラスラかいて獲れたのは事実だけどね

96:95
14/11/11 22:16:17.48 .net
「自称最終のこり」
なんだそりゃwよくあるってやつかよw
急に超恥ずかしくなってきたじゃんよw

97:吾輩は名無しである
14/11/11 22:48:38.83 .net
田中慎也が新潮最終のこり組だよ
芥川賞より嬉しかったってさ

98:吾輩は名無しである
14/11/12 08:27:48.36 .net
>>93
新潮新人賞のこと、きみの言うとおりだよ。
おれは受賞したんだから間違いない。

最終選考にさえ残れなかったやつがキャアキャア言うんじゃないよ、カス野郎。

99:吾輩は名無しである
14/11/12 10:37:36.21 .net
昨日は獅子奮迅の働きでかなり書込みしたんだね。
一人でスレを維持しようとするとどうしても無理が出るから、
失速しないように頑張って。

100:吾輩は名無しである
14/11/12 12:56:49.45 .net
ありがとう。確かにぜーんぶ俺のジエンでした。
よくわかったね。

101:吾輩は名無しである
14/11/12 13:24:23.63 .net
いえ、どういたしまして。
実はあなたのことぜーんぶ知ってるんですよ。

102:吾輩は名無しである
14/11/12 13:25:36.06 .net
ツマンネ

103:スレ立て人
14/11/12 17:06:19.67 .net
このスレも100まで伸びたか。
吉行ファン、あるいは興味を持っているやつは、案外多いんだな。
良き哉良き哉。

104:吾輩は名無しである
14/11/13 16:08:48.69 .net
一日一短編くらいの感じで吉行を読もう
吉行はこれからもっと再評価が進んでいいと思うぞ

105:吾輩は名無しである
14/11/13 16:42:16.23 .net
では,、今夜は『子供の領分』でも読むか。

106:吾輩は名無しである
14/11/13 18:54:57.06 .net
俺は『夏の休暇』を読む

107:吾輩は名無しである
14/11/13 21:24:01.50 .net
俺は本の背表紙を読む

108:吾輩は名無しである
14/11/14 16:17:12.69 .net
おれは・・・紙背を読む

109:吾輩は名無しである
14/11/14 20:29:37.41 .net
吉行短篇のタイトルは、気の利いたものが多いから
背表紙だけでも読む価値はあるよな。
『童謡』
『崖下の家』
『暗い半分』

110:109
14/11/14 20:33:17.06 .net
いや、間違った。
>>109は、集英社文庫『子供の領分』に入ってる作品。
だから、背表紙では読めない。

111:吾輩は名無しである
14/11/14 22:42:53.73 .net
オレの「鉄板」の作家は吉行淳之介。文学界にレボリューションを起こそうぜ!URLリンク(ameblo.jp)中村剣のお笑い祭り

112:吾輩は名無しである
14/11/16 04:02:56.33 .net
URLリンク(www.youtube.com)

113:吾輩は名無しである
14/11/16 11:27:10.92 .net
おれは『鳥獣虫魚』が好きだな。
吉行にしては珍しいハッピーエンドで終わる短篇。

114:吾輩は名無しである
14/11/17 11:07:28.38 .net
娼婦と3Pする話がよかったな。

115:吾輩は名無しである
14/11/17 17:21:12.29 .net
『砂の上の植物群』かな?
あれは、たしか、姉妹と3Pだった記憶があるが。
読んだのがむかしすぎて、忘れてしまった。

116:吾輩は名無しである
14/11/21 21:28:32.65 .net
吉行淳之介と色川武大と田中小実昌。
この3人は似ていると思う。
人柄のキャラが立っているところが共通点かな。
『夕暮れまで』『生家へ』『ポロポロ』。
どれも連作短編だね。

117:吾輩は名無しである
14/11/24 03:34:30.03 .net
吉行は色川のうちエンターティメント性の色濃い「怪しい来客簿」をいちばんほめてたがね
おれの嗜好も同じだが

118:吾輩は名無しである
14/11/24 03:35:54.31 .net
吉行小説の抽象性・人工性(といっても裏打が篤い)は特定の読者の感性を要求する
江藤淳の批判は今からすると、既存の私小説観をくぐり抜けてしまう反証明とも解釈でき
柄谷行人の私小説批判からも、吉行小説の人工性は容易に回避できてしまう
父親エイスケがかつて夢想したであろう斬新さ、そして高度なポスト・モダニズムの可能性を
後世の者たちは清新に説きあかさねばならない

119:吾輩は名無しである
14/11/24 11:29:11.15 .net
はじめて読む人にオススメの作品はどれだろう。

120:吾輩は名無しである
14/11/24 11:46:31.18 .net
作風が違うが、座談の名手で、人として魅力があって、文壇の中心にいたせいで色々言われる
なんとなく佐藤春夫と立ち位置が被ってる印象だね

批判してる人の顔ぶれを見ると、なんとはなしに「文壇のシマ争い」って気分になる
別に悪いことではないんですが

121:吾輩は名無しである
14/11/24 19:04:54.40 .net
文壇の中心にはいなかったぞ。弟子なんかとらん。
新人の選別には熱意があった。これは編集者としての習癖だったかも(笑)
追悼号をよむと文壇にはむしろ背を向け距離を置いていて、新聞は「孤高の人」と伝えた。
文句を言ってた作家は慎太郎しか知らんが。

122:吾輩は名無しである
14/11/24 19:18:32.18 .net
それを言ったら今の純文学界で弟子を取ってる人はいないし
(三島は書生を取っているが、あれは別口のためだった)
吉行が佐藤春夫について触れている文章があったけど、それが何か面白かった記憶があるね
女性関係について佐藤夫妻に色々言われた話だったと思う

123:吾輩は名無しである
14/11/24 23:12:58.43 .net
吉行は佐藤の「門弟三千人」のひとりだったのよ。
最初は、作家が弟子をもつのはオカシイ、きっとボケてるのだろう、と想像して庄野、安岡達といっしょに会いにいったら意外に強靭で魅力的な爺さんだったんでしばらくしてから「佐藤さん」を「佐藤先生」にあらためた経緯がある。
こうして文壇で唯一「先生」とよぶ相手になった。「川端さん」「志賀さん」と他に例外はない。
このあたりは吉行の作家という仕事を真にうけていないジャーナリズム精神と柔軟なポリシーを同時にうかがわせる。
志賀直哉が弟子の阿川に「あー、吉行君はまだ小説を書いているのかね」と言ったというはなしを愉快そうにエッセイで紹介している。
阿川といえば、博打仲間であり忌憚なくつきあった友人だが、次男に「淳之」と名づけている。
これなども吉行を身近に知る者ほどひそかに敬愛の情を抱くというセオリーの証左であろう。

124:吾輩は名無しである
14/11/25 00:17:03.91 .net
>>123
面白いねえ。文学板は時折このようなカキコがあるから、なかなか足を洗えない。
書き込んでくれたあなたに乾杯!

125:吾輩は名無しである
14/11/25 01:54:23.57 .net
『湿った空 乾いた空』

これはエッセイとして、俺のベスト・ワン
こんなん書けた作家、日本文学史に他にいない
比べるもんも見つからん

126:吾輩は名無しである
14/11/25 16:30:23.56 .net
>>124
この程度のゴシップ・エピソード類はエッセイ等を読めばいくらでも書いてあること。
こんなのを本気で褒めるバカがいるから全体の内容レベルがさがるんだよ。

こんなのが読みたいならパソコンに座るより書店へ、図書館へどうぞ。
当事者たちが直に語ってるのを読んだほうが百倍面白いさ。

127:吾輩は名無しである
14/11/25 16:41:25.36 .net
普通に自演だろw
あとどのくらい一人でやってられるかな?
結構きついんだよ、一人でレスを伸ばすってのはw

128:吾輩は名無しである
14/11/25 16:43:15.20 .net
ん? レベルなんてどうでもいいじゃん。
>>123は、コアな吉行ファンなら知ってること。
それを、共有できたってだけで、嬉しいけどな。

129:吾輩は名無しである
14/11/25 22:53:26.30 .net
どんどん盛り上げていきましょう!

『湿った空 乾いた空』 はエッセイなんですか? 小説なんですか?

130:吾輩は名無しである
14/11/25 22:57:09.92 .net
>>125に「エッセイ」と書いてあるだろう? 頭大丈夫か?

131:吾輩は名無しである
14/11/25 23:06:34.84 .net
いやあ、私生活を知る編集人大久保房雄はエッセイ形式の小説だと証言してるし・・・
虚実皮膜なところなんだろう

132:吾輩は名無しである
14/11/25 23:09:16.86 .net
M・M萌え

133:吾輩は名無しである
14/11/25 23:11:41.90 .net
駆け出し時代、新人の溜り場だった吉行の市ヶ谷宅には三浦朱門も時折おとずれた。
なんでも「新思潮」同人の知壽子さんという女性にゾッコンで、玄関を入るなり「うわー、今日もバズーカにやられた」と叫びながらバタンと倒れてみせるのがお決まりだった。
知壽子さんとは、婚約を目前にした新思潮仲間のことであった。
ところが三浦は知壽子さんを吉行に一度も紹介しなかった。それどころか吉行がなにげなく「新思潮」参加をいいだすと慌てて全員から却下されたなどと退けた。吉行は、自分が品のない発言などをして令嬢との縁談がピンチになるのをおそれたのだろうと推察した。
そんな折、知壽子さんの母親からの頼みごとが吉行のもと(手紙だったか)に届いた。なんと、娘の文学の家庭教師になってほしいという依頼だった。吉行はあぜんとした。そもそも文学の家庭教師という発想が突拍子もないのでことわった。
吉行は良家の子女とか生意気なブンガク少女には厳しかった。頭からコップの水をおもむろに浴びせた逸話もある。
いっそのこと引きうけて徹底的に教育(ベルトでひっぱたくとか)してやれば・・・曽野綾子のその後の醜態をすこしは軽減できたかもしれない。。。

134:吾輩は名無しである
14/11/25 23:16:01.73 .net
>>133
>頭からコップの水をおもむろに浴びせた逸話
これ知らないわ。詳細か出典か教えていただけるかしら?

135:吾輩は名無しである
14/11/25 23:21:09.11 .net
>>134 曾野綾子乙

136:吾輩は名無しである
14/11/25 23:36:22.93 .net
URLリンク(upload.wikimedia.org)

こいつだろ?俺ならイラマチオしてからケツの穴で中田氏だな

137:吾輩は名無しである
14/11/25 23:41:17.09 .net
>>136
昨日のビールも今日のションベン、みんな変わっちまうのさ、
という言葉が浮かんだ

138:吾輩は名無しである
14/11/26 00:00:17.37 .net
>>136
「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず、
よどみに浮かぶうたかたは、かつ消え、かつ結びて、久しくとどまりたる例なし」

139:吾輩は名無しである
14/11/26 00:10:58.25 .net
>>133
曽野綾子の母親と吉行淳之介とは知人だったの?

140:吾輩は名無しである
14/11/26 00:19:44.89 .net
そうじゃないけど吉行の文章力、描写力が圧倒的だったからじゃない?
それにしても昔の曽野綾子の写真、清楚で凛として使える・・・ハアハア

141:吾輩は名無しである
14/11/26 01:24:13.53 .net
いくら新進とはいえ、面識のない作家に娘の家庭教師の依頼か。
厚かましいにも程があるね。

142:吾輩は名無しである
14/11/26 01:32:55.95 .net
キチ○イ読者からの手紙に悩まされる、なんてのは吉行に限らず、
多くの作家がエッセイに書いてるだろ

胡桃沢耕史だっけ? 花束もって家に訪ねてきたキチ○イ読者に刺されたのは

143:吾輩は名無しである
14/11/26 01:54:49.19 .net
ポン引きに刺されたベケット

144:吾輩は名無しである
14/11/26 02:02:51.49 .net
>>133 「おもむろに」の使い方、まちがってない?

145:吾輩は名無しである
14/11/26 03:16:46.47 .net
「徐に」とでも書けばよかったのかなあ。吉行がわざとゆっくりかけたと言ってるからね。
女のほうはシュンとなったそうだ。

146:吾輩は名無しである
14/11/26 03:24:04.54 .net
あ、ぼくがぶっかけてあげるときの作法も「徐に」だよ。
この年だと必然的にそうなるしね。

147:吾輩は名無しである
14/11/26 07:30:44.41 .net
>>145
>吉行がわざとゆっくりかけたと言ってる

さすが吉行先生、やること言うこと凡俗とはちがいますな

148:吾輩は名無しである
14/11/26 12:40:25.24 .net
>>142
この程度のゴシップ・エピソード類はエッセイ等を読めばいくらでも書いてあること。
こんなのを本気で褒めるバカがいるから全体の内容レベルがさがるんだよ。

こんなのが読みたいならパソコンに座るより書店へ、図書館へどうぞ。
当事者たちが直に語ってるのを読んだほうが百倍面白いさ。

149:吾輩は名無しである
14/11/26 13:09:04.38 .net
わるいとすれば語順がわるいんだろ。
おもむろにコップの水を女の頭からかけた。

まあ、そういうことは凡俗と違うというより一種の芝居っ気みたいなもので、
相手への深い軽蔑と、じぶんが上の人間であるという自信が前提になるだろうから、
(いきなりぶっ掛けるのは同じ土俵での敵対行為にすぎないから)、
見ようによってはいやらしい行為だね。

吉行は意識的にスマートを演じようとしてた人なので時にいやらしさがのぞく。
そういうところ、色川武大や田中小実昌とはちがう。

150:吾輩は名無しである
14/11/26 15:26:10.26 .net
色川も、対人関係で、なにか必死なところはある。
その辺は、気遣いの人、吉行と共通している。
小実昌は知らん。
あれは、一種の天才なんじゃないか?
連作短編『ポロポロ』とか読むと、そう思う。

151:吾輩は名無しである
14/11/26 16:35:46.81 .net
>>149
>時にいやらしさがのぞく。

吉行自身反省の魔だぞ。おまえに見極める資格あんのかよ臭えネット弁慶が
若いころの自分のやったことはすべてナメクジの這った跡だと語る苦労人相手に威勢張んなよバカ丸出しで
おまえこそ頭からバケツの水ぶっかけてやりたいんだよ、
小実昌や武大とくらべてどうとか作家をなんだと思ってんだクズ野郎
俺は二人とも大好きで読破してるが吉行とは全然違うだろこの半可通アホタレが

おまえの文体チェックした。ひきつづき叩くぞ

152:吾輩は名無しである
14/11/26 16:54:30.71 .net
>>149の文体は時にいやらしさがのぞくね(笑)

153:吾輩は名無しである
14/11/26 23:28:59.73 .net
>>152
おまえも俺の尻馬に乗ってんじゃねえクズ野郎
ひきつづき叩くから覚悟しとけアホタレが

154:吾輩は名無しである
14/11/27 02:38:15.14 .net
豆知識を二、三

吉行の恩師岡田弘は、数学者岡潔の妹泰子と結婚し
泰子の郷里静岡の旧制高校で仏文学を吉行におしえた。
当時、岡潔は岡田家で療養していた。

診断書
 静岡市大岩宮下町四八 岡田弘方
     岡 潔
     明治三十四年三月十九日生
 一 病名 脳神経衰弱症
   附記 頭書ノ疾患重症ナルニヨリ向後数ヶ年間安静加療ヲ要スルモノト認ム
 右之通診断候也 静岡市田町七丁目六十八番地
    静岡脳病院長
    理学博士 木村俊雄
 昭和十三年四月一日

吉行の仏語成績は独語同様中クラス。
そのかわり英語は静校でもトップ級だった(同級生の証言)
ローレンス・スターン「センチメンタル・ジャーニー」の翻訳をこころみる。(スターンはむかし辻潤がレクチャーした)
日本語タイトル「感情旅行」と命名、後年、安岡がアメリカ旅行記の題名にこれをパクって以後「感情旅行」は人口に膾炙する。

仏文翻訳者の生田耕作は吉行のミラー翻訳を畑違いながら激賞していた。二人の生没年
生田・・・1924年(大正13年)7月7日 - 1994年(平成6年)10月21日
吉行・・・1924年(大正13年)4月13日 - 1994年(平成6年)7月26日 

155:吾輩は名無しである
14/11/27 07:27:31.99 .net
>>154
この程度のゴシップ・エピソード類は、エッセイ等を読めばいくらでも書いてあるだろバカ
こんなのが読みたいならパソコンに座るより書店へ、図書館へ行けヒッキー野郎

吉行自身反省の魔だぞ。おまえに見極める資格あんのかよ臭えネット弁慶が
若いころの自分のやったことはすべてナメクジの這った跡だと語る苦労人相手に威勢張んなよバカ丸出しで
おまえこそ頭からバケツの水ぶっかけてやりたいんだよ、
安岡や生田とくらべてどうとか作家をなんだと思ってんだクズ野郎
俺は二人とも大好きで読破してるが吉行とは全然違うだろこの半可通アホタレが

おまえの文体チェックした。ひきつづき叩くぞ

156:吾輩は名無しである
14/11/27 09:38:03.24 .net
生田に褒められたって別に・・・

それに吉行は翻訳は田村あたりと違ってキチンとじぶんでやっていたようだけど、
語学的なアドバイスをうけながらやったので、翻訳家に褒められてもねえ。
まして生田では。

157:吾輩は名無しである
14/11/27 16:36:19.31 .net
豆知識のうち「感情旅行」以外は吉行本にないぞ
俺のレスをリライトまでしてくれてありがとよw

>>156
いや、生田の件のポイントはそこじゃない
俺の見解だが例えば『Insomnia, or, the devil at large』を
「不眠症あるいは飛び跳ねる悪魔」と訳すのはベタのようでいて完璧なんだ
本文もひかえめながら吉行らしいレトリックがそつなく随所に光っている
生田の称賛は過不足のなさと吉行の日本語感覚の鋭さに向けられていると思った

158:吾輩は名無しである
14/11/27 18:01:13.01 .net
吉行上野毛宅の居間に飾られたクレーの絵はミラーが贈ったものじゃなかったかな。
これ、吉行自身は明らかにしてないよね。
多分ホキ徳田が吉行の名訳を読みクレー好きと知ってミラーとずこばこしながらプレゼントを勧めたのでは?

159:吾輩は名無しである
14/11/27 18:44:10.34 .net
>吉行上野毛宅の居間に飾られたクレーの絵

なんで、そんなことを知ってるの?
吉行のクレー好きは有名だが
所有していたとは初耳だわい

160:吾輩は名無しである
14/11/27 19:18:43.68 .net
>>159
たしか編集者に同行した絵描きが居間をスケッチして、そんなかにミラーからもらったクレーの絵と注釈があったかと・・・
間違ってたらシラソw

161:吾輩は名無しである
14/11/27 19:26:54.38 .net
『北回帰線』(大久保康雄訳)読んだけど、つかれたナア
フォークナーと並べて本棚飾ったのが懐かしい。

あとは或るブログからのコピペ

 パリで発表された当時、『北回帰線』は米英では発禁処分になっていたので、『北回帰線』出版後も、パリから渡英する際にミラーが係官に自分の身分を証明するのに苦労して、「自分にはTropic of Cancer(北回帰線)という著書がある」と言ったところ
癌(Cancer)に関する医学書と間違われたという話が、『愛と笑いの夜』(吉行淳之介訳)所収の「ディエップ=ニューヘイヴン経由」という短編の中にありました。

ミラーのパリ入場のころ、金子光晴がそこで乞食してたのをフト思い出した。

162:吾輩は名無しである
14/11/27 20:25:00.12 .net
吉行訳の『マドモアゼル・クロード』は、
吉行の思い入れは理解するが、
なんか、吉行作の短篇と比べて、
距離感が近くて、ちょっと引いた
ミラー作だからだろうが

163:吾輩は名無しである
14/11/28 02:18:25.03 .net
吉行の本作に話を戻したい。

『食卓の光景』

登場人物Yである安岡が自著で詳細に解説し「名作」と称えたが、社会評論にかぶれていた当時の安岡らしく学生を過激派になぞらえ世相を反映しているとの解釈を提示した。なるほど、と思う反面、なにかしら腑に落ちなかった。
吉行は古井由吉との対談でこの作のあれこれを議論した。その中で「主人公はほんとうは学生にとって敵なのだ」「学生は敵を間違えてはいない」と吉行はいった。それが本意なのだとも(「拒絶反応について」)。すると、安岡の大人びた解釈は根本から崩れてしまう。
では、本作の「敵」とはいったい何者なのか。多くのアンソロジーにえらばれた作品なのに、編者(中村光夫、色川武大、石川淳etc.…)の誰も「敵」の正体について解説に及ばなかった。また『感覚の鏡』の川村も話題にしただけで究明はなおざりにした。
「おいおい、俺は君の味方じゃないか」
「敵を間違えてはいけないぞ」
これが本作の大まかなラストである。読み手の誰もが「敵」という表現の唐突さに戸惑い、謎を残す。
・・・そろそろおれの解釈を述べる。吉行にかぎらず未成熟な過去の自分というのは厄介な敵なのだ。いくら社会に順応し世智に長けたところで、軽んじ置き去りにしたイノセントな自己はひそかに生きながらえ、
世の慣習に屈服した自己を過去からつめたく観察しつづける。その視点をひきずるか否かは人其々だが、吉行は終生成熟した心の裏側で若い未成熟な感性をひそやかに保ち、時に対峙しておびえることも辞さなかった。
その代償として奥深いナイーヴさをひめた文学が結実し、その内実をときあかす手掛かりとしてこの作品がある。

164:吾輩は名無しである
14/11/28 16:08:14.40 .net
だいたい川村二郎がシャンとしなかったから俺がいまごろになって補てんするハメになった。
なんたって手塚富雄の弟子だもの、出自がわるすぎる(西尾幹二もだし)
『感覚の鏡』はのっけから「トニオ・クレーゲル」が登場したんでいやな予感がした。
はたして吉行へのこの作品の射程など見極めていなかった。三島とこの作との関係を述べた某教授の評論のほうがよほどイケてた。そして最後の『夕暮まで』のところは自信のなさがスケスケだった。あの仕事は磯田光一にやらせたかったね。

165:吾輩は名無しである
14/11/28 23:58:45.14 .net
>>164
「某教授」とは誰ですか?

166:吾輩は名無しである
14/11/29 02:21:14.70 .net
あまり有名でないため某としました
大谷女子大学の林進氏です
マン、ニーチェの研究者
著書に「三島由紀夫とトーマス・マン」など

167:吾輩は名無しである
14/11/29 02:31:52.31 .net
>>166
早速どうもありがとう。
『三島由紀夫とトーマス・マン』、多分10年以上前だと思いますが、読んだことがあります。

168:吾輩は名無しである
14/11/29 02:41:02.31 .net
>>167の続きです。途中送信してすみません。)
読んだはずなのにすっかり忘れていて、書名を教えて貰ってハッとなりました。
ふがいなさに恥入ります。

169:吾輩は名無しである
14/11/29 08:14:52.38 .net
>>167
三島の話がしたいなら他所でやれクズ野郎

170:吾輩は名無しである
14/11/29 14:07:05.89 .net
俺の相手に糞レスすんな
三島でなく「トニオ・クレーゲル」が主旨だろ
ちゃんと読んでからレスしろチンコ出し徘徊野郎

171:吾輩は名無しである
14/11/29 16:24:19.39 .net
吉行と『トニオ・クレーゲル』

シカマルじゃないが、なんかめんどくせーことになった。
これもヘボ川村のせいだ

ちょうどコピペ元を見つけたからいただきます。手打ちはつかれるんで

 《トマス・マンの「トニオ・クレーゲル」の中に出てくるものの考え方は、今の時代ではもはや時代遅れと見做されているムキがあるようだ。自分はトニオ・クレーゲルを卒業した、と昂然として言う作家もあるようだ。
 ところが私はそうは考えないし、初心を取戻すために、時折この書物を読み返す。引用した文章は作家ムキのものだが、作家としての初心ばかりでなく、人間としての初心を取戻そうとして読み返し、その企みはいつもかなりの程度達成される。
したがって、「忘れ得ぬ断章」は、この書物のあちこちにあり、引用したのはそのうちの一つにすぎない。そして、これは「感じすぎる」人間の言葉であることに注意しなくてはなるまい。
 この作品を最初に読んだのは、旧制高校の二年生のときだったとおもう。冷たい残酷なところのある、そのくせ人間的な、トマス・マンの短篇が好きで読みあさっているうち、この作品に突当った。
一見、理屈がやたらに多いので閉口しかかったが、結局その難しい言いまわしを舐めるように読んでしまったのだから、よほど身に沁みたわけだ。ほとんどの書物で、私は理屈と風景描写が出てくると、そこは飛ばして読むことにしている。》
(吉行淳之介『私の文学放浪』)

172:吾輩は名無しである
14/11/29 16:25:33.56 .net
続き

「ところが私はそうは考えない」理由がかかれていないと川村は面食らい騒ぎたてた。「わかる者にはわかる」式にナゾめいた核心があるなどとも。そのあげく「芸術家と市民」の対立概念を信じすぎてるとの批判にたいして
「ガラスの心とダイヤモンドの心」を対比させた吉行の説明、とりわけ「ダイヤモンドの心」は原典にないオリジナルナルなキーワードだから対立図式を超えた独自性の証明になるなどと書いてしまう。前にも紹介したが、これは実は澁澤「大股開き」の引用だったのだ。
そんなことよりも吉行は「人間としての初心を取戻そうとして読み返し」たと書いてるではないか。これは三島や北杜夫たちとちがう、彼らの読みにその観点はない。
つまり「トニオ・・・」は「感じすぎる」人間にはたらきかける書物という最大の特徴を最初から把握し、他の作家たちのように感傷的にならず、まして「芸術家と市民」の観念にくるまれたりなどしなかったことをあらわしている。
「そして、これは「感じすぎる」人間の言葉であることに注意しなくてはなるまい。」
わざわざ注意してくれてんのにねえ。

173:吾輩は名無しである
14/11/30 10:26:11.35 .net
若いときには興奮しながら結構読んだ。
でも、今となっては読みたいとは思えない。
そこが、谷崎との決定的な差だな。
吉行の場合は、エロしか書けなかったんだな。
谷崎の引き出しはかなりの量だった。

174:吾輩は名無しである
14/11/30 18:59:27.43 .net
吉行を、谷崎と比べる、とは、ナンセンスだろ。
谷崎は、大通りを堂々と行く文豪。
一方、吉行は、理解者の少ないマイナーポエット
MMのことや、夕暮族のせいで、世間に名は知れ渡っていたが、
書くものは、読者を選ぶんだよ。
おまえは、選ばれなかったっつーことだな。

175:吾輩は名無しである
14/11/30 22:17:15.71 .net
第6回(1970年)谷崎賞受賞作 吉行淳之介『暗室』  選評 三島由紀夫

吉行淳之介氏の「暗室」は、閃光のやうなすばらしいディテールに充ちた、性的惑溺と嫌悪との物語で、われわれは肉の感覚とインディフェレンスとの、永久に解決のつかない隠微な闘争の場へ連れ込まれる。
田舎の花嫁の厚化粧の、白目の黄いろつぽさを見抜く残酷な精神が、「愛」なしに、肉欲の只中へ落ちてゆかうとするときに、日常の部屋は「暗室」になり、苛酷さはそのまま自滅のスリルになり、性的快楽は無限に快楽から遠ざかったものになる。
当代稀な小説巧者の手に成るこの作品は、同じ主題を(もつと数学的にではあるが)、極限的に扱った谷崎氏の「卍」と、遠く相呼応するものであらう。

176:吾輩は名無しである
14/12/01 08:50:39.49 .net
三島だって吉行と谷崎を比べてるじゃないかといいたいわけね(苦笑)

177:吾輩は名無しである
14/12/01 10:28:27.57 .net
わけのわからん選評だな

178:吾輩は名無しである
14/12/01 14:59:19.61 .net
たしかに「数学的」とか無理矢理解釈しないとわからんな
吉行は自分の文学のわかる読者は三千人と大江との対談でいったことがある
三島はその中に入らなかったかもね、小林秀雄評もわけわからんかったし
まあ「決行」の一週間ぐらい前に書いた選評だから許そうよ(笑)

179:吾輩は名無しである
14/12/02 13:59:58.65 .net
動く吉行

URLリンク(www.youtube.com)

180:吾輩は名無しである
14/12/04 14:03:18.46 .net
URLリンク(www.youtube.com)

181:吾輩は名無しである
14/12/05 02:11:47.55 .net
>>179
吉行の映像は他にもそれなりに残ってそうだね。
遠藤周作との対談をTVで観たような記憶があるんだが、夢か??

182:吾輩は名無しである
14/12/05 02:50:02.35 .net
「赤とんぼ騒動」

URLリンク(v.youku.com)

183:吾輩は名無しである
14/12/06 11:52:47.11 .net
>>56
童謡は、授業中に別のページやってるときに隠れ読みしてた。
授業でやってくれる日を楽しみにしてたら、見事に飛ばされた。

184:吾輩は名無しである
14/12/06 12:16:14.23 .net
「もう、高く跳ぶことはできないだろう」

185:吾輩は名無しである
14/12/06 13:03:56.31 .net
>>184
全私が笑った

186:吾輩は名無しである
14/12/06 23:52:14.37 .net
吉行少年は、戦時中に流行った「荒鷲の歌」という軍歌が嫌いだった。

しかし今聴くと、なかなかよい曲である。

URLリンク(www.youtube.com)

187:吾輩は名無しである
14/12/07 11:56:29.06 .net
吉行は、自分を、植物質の人間であると言ってるね。
好きな絵はクレー、音楽はドビュッシー。
両者とも、植物質だよね。

188:吾輩は名無しである
14/12/07 20:51:38.82 .net
もっとくだけた印象批評でいうと
若い吉行は典型的「お醤油」系の好男子であったのが
中年期を境に多少の「ソース」系がまじり、色気の芳香を放つようになった
(安岡「嫋嫋たるムード」)
もともと脂けがなく色気にとぼしかったが「ウスターソース」の要素をとり込んだことで
我しらずゾクッとする艶っぽさを獲得し所謂男ぶりが上がったのだ
今だと福山雅治が(見かけだけだが)このタイプといえよう
大半の男子は成長期の「ソース」化になやまされて中年期には「お味噌」の臭さをいかんなく発揮するにいたり自己嫌悪のとりこになってしまう
そして吉行を羨望のまなざしでながめてしまうんである
「お味噌」臭えオッサンほど吉行にあこがれ崇敬してやまない秘密はコレなんである

189:吾輩は名無しである
14/12/08 18:57:46.68 .net
オレのなかで吉行淳之介は「鉄板」の作家だ。URLリンク(ameblo.jp)中村剣のお笑い祭り

190:吾輩は名無しである
14/12/08 20:03:03.60 .net
>>188は、良い批評だな。
おれは、旅行代理店の添乗員だったからよく判るが、
日本人は総じて味噌くさい、味噌民族といえる。
添乗の仕事で、10日ほど、日本を離れて、帰国すると、成田空港が味噌くさい、と感じたものだった。
ちなみに、中国の空港は、八角くさいし、韓国の空港はニンニクくさい。
アメリカの空港は、砂糖の焦げたような甘いにおいがする。
>>188を読んで、そんなことを思い出した。

191:吾輩は名無しである
14/12/08 22:42:10.49 .net
台湾はどこも香菜くさい。

192:吾輩は名無しである
14/12/08 23:42:13.14 .net
カキコできるほど吉行を読んでいない。だけどこれから読んでいきたい。
一日一回はROMってます。頑張ってください。

193:吾輩は名無しである
14/12/09 18:00:27.77 .net
謎というほどでもないが、吉行の対談を思い出すと、コメディアンとの対談は多いが、落語家との対談は読んだ記憶がない、寄席の色物芸人とも対談しているのに。対談があったら落語関係の本なり雑誌に再収録されていそうだが、そういうのも見たことがない。

194:吾輩は名無しである
14/12/09 21:01:30.98 .net
柳家三亀松、立川談志・・・あとは失念。
たしかにすくないけど噺家相手は楽チンなんで配慮したのかな。
三亀松のは面白かったな。三斗樽説とか。

195:吾輩は名無しである
14/12/09 21:19:03.12 .net
談志との対談はあったな
アダチ龍光との対談もあったような
圓生や志ん朝との対談なんかはあっても不思議じゃないと思うんですけどね
三平とかも

196:吾輩は名無しである
14/12/09 23:34:38.97 .net
文楽や志ん生ともあってもいいような、というか、読んでみたい
志ん生と百閒の対談はいくつかの本に採録されてるけど…

197:吾輩は名無しである
14/12/10 08:22:15.80 .net
なぜひゃっけん? 吉行淳之介と関係ない

198:吾輩は名無しである
14/12/10 08:49:27.18 .net
圓生とか志ん生、文楽なんてのは趣味じゃないんだろう。

もっと怪しげというか胡散臭さにより興味をもったので色物の師匠たちとの
付き合いのほうを好んだ。アダチ龍光も怪しい人物で吉行は手品好きということも
あるけど、龍光を好きだったんだね。

199:吾輩は名無しである
14/12/10 10:27:39.61 .net
木久扇との対談はあったような記憶
振り返るとたしかに色物寄りの人選だね

200:吾輩は名無しである
14/12/10 12:13:58.17 .net
なるほど。アダチ龍光のことは談志がよく語っていた。
初席で酔っぱらって、ネタ用の生卵を高座で落として割っちゃったとか、
たしかに奇人の類だったらしいね。

201:吾輩は名無しである
14/12/10 13:33:19.17 .net
>>197
吉行は百閒全集の編集委員をやってる

202:吾輩は名無しである
14/12/10 23:05:20.85 .net
百閒全集の「監修」な。河盛好蔵・安岡章太郎と一緒に。
百閒には弟子を自認するモノマニアックな連中が多かったし、
実質的には推薦文を書いた程度なんだろう。
(百閒を好きだったのは間違いないと思うが。)

203:吾輩は名無しである
14/12/11 08:30:01.65 .net
>実質的には推薦文を書いた程度なんだろう。

なんの根拠もない推測を言うはかんぐりというもの、ブタのすることなり。

204:吾輩は名無しである
14/12/11 09:50:43.82 .net
オレがブタだってよくわかったね さすが

205:吾輩は名無しである
14/12/11 10:05:48.07 .net
吉行こそモノマニアックな男なんだよ、ブタが。
敬愛する文学者の全集の仕事に手を抜くわけがないだろうが。
推測で語ってんじゃねえ、キチガイブタが。

206:吾輩は名無しである
14/12/11 10:45:50.33 .net
俺が推測で>>202を書いたのは間違いない。
(ちなみに>>204は俺じゃないw)
ガキの喧嘩の水掛け論になるから気が引けるが、
吉行が百閒全集の「監修」としてどんな仕事をしたのか、
俺もあんたも「推測」するしかないわな。

少なくとも俺は、
吉行が百閒全集の仕事に大きな労力を費やしているところは想像できない。
これは吉行を貶める意味では全くない。

207:吾輩は名無しである
14/12/11 10:47:37.86 .net
>>204
うん、カンタンにわかったよ、臭うもの。

208:吾輩は名無しである
14/12/11 10:55:13.21 .net
>>207
池澤の文学全集スレでも「ブタ」を「ゲス」に変えただけで同じことやってるな(笑

209:吾輩は名無しである
14/12/11 10:57:47.63 .net
>>206
>俺もあんたも「推測」するしかないわな。

おまえね、百閒全集のぞいたことある?(笑

210:吾輩は名無しである
14/12/11 11:02:55.12 .net
>>209
ありますよ~

211:吾輩は名無しである
14/12/11 11:07:21.42 .net
>>209 >>210
おい、成り済ましでジエンしてんじゃねえよ、クソブタが。

212:吾輩は名無しである
14/12/11 11:17:05.81 .net
>>209
百閒全集をのぞくことで判明するのは何?

213:吾輩は名無しである
14/12/11 11:30:05.66 .net
>>212
お前もハッタリブタのクソカキコに釣られてんじゃねえ。
吉行の貢献は、どこそこの何ページに書いてある、なんて底の浅いもんじゃねえよ。

214:吾輩は名無しである
14/12/11 11:49:27.69 .net
>>213
あはは、底の浅い想像をしてるのは君だよ。

215:吾輩は名無しである
14/12/11 14:03:44.58 .net
ののしり合うのは構わないが、もう少し客観性を保ってやってくれ。
第三者にとっては荒らしコピペと変わらない。

216:吾輩は名無しである
14/12/11 14:37:05.96 .net
荒らしに「荒らすな」と言っても無駄だろ

217:吾輩は名無しである
14/12/11 15:27:45.31 .net
同時多発荒しのキチガイジジイがいるんだよ。

218:吾輩は名無しである
14/12/12 08:54:36.72 .net
吉行は全集でも10巻しかないんだね。
安岡も10巻。
この連中はあんまり仕事しなかったんだ。

219:吾輩は名無しである
14/12/12 15:57:12.88 .net
>>218
おまえね、吉行全集のぞいたことある?
全集だから全作品を網羅してる、なんて小学生以下の発想なんだよ、キチガイブタが

220:吾輩は名無しである
14/12/12 20:51:57.30 .net
まあまあ、ここは吉行スレだぜ。
クールに行こうじゃないか。

221:吾輩は名無しである
14/12/12 22:13:43.31 .net
風見しんごって、アタマの悪い吉行みたいだな。

URLリンク(stat.ameba.jp)

222:紙本
14/12/13 01:01:53.85 .net
わかる人がいたら教えてもらいたいのだが
「暗室」の書き出しの例の慈姑の料理の件
ある女流作家の随筆にあったというのは本当なのか
虚構なのか
本当なら誰のなんという随筆の中に出てくるのか
だれか詳しい人
おしえてくらはい

223:吾輩は名無しである
14/12/13 04:32:13.59 .net
「慈姑(くわい)を擦りおろしたものを、焼海苔でくるんで、油で揚げる。昔それを食べて美味しいとおもい、もう一度食べたいとおもっているうちに、五十年経ってしまった……。」

たいした名文だ。
俺の消去法からだと、幸田文。
そのあと五味康祐や椿実とおぼしき人物がでてくるが、椿と文枝さんが姦通するわけないし(笑)
書出しだけに虚構というのも十分ありうる。
案外あぐちゃまの言葉だったりして・・・

224:吾輩は名無しである
14/12/13 10:11:06.73 .net
>>223
これを名文であるとするゆえんを聞かせてもらえまいか?

225:吾輩は名無しである
14/12/13 13:57:14.62 .net
名文じゃなけりゃ力作の冒頭に相応しくないでしょ
五十年という歳月の空白をサラッと語るには文章にそれなりの力がないと陳腐のおそれが伴うけど
それに耐えているのがすごい、引用か虚構かしらんけど

226:名無しさん@そうだ選挙に行こう
14/12/13 21:45:22.61 .net
『暗室』の冒頭は、人の世の無常を予感させる名文である。
おれは、あの一文で、よし! 読もう! という気になった。

227:226
14/12/13 21:48:38.50 .net
無常 ×
無情 ○

228:名無しさん@そうだ選挙に行こう
14/12/13 22:22:44.28 .net
ファースト吉行が「暗室」だった人間は多いのでは?

いや、ま、このスレには衝動的に噛み付きたがる人がたまにいるので、一応言っておくと、
俺自身と、知り合い二人がそうだった、というだけで、根拠はないんだけど。

229:名無しさん@そうだ選挙に行こう
14/12/14 09:43:34.38 .net
『暗室』を読んでピンと来るものがなければ、残念だが吉行淳之介とは縁がない、
と判断していいのかもしれない。
唯一無二の傑作とは言わないが(他にも良い作品があるから)、
代表作であることは間違いないだろう。

ちなみに自分の「ファースト吉行」は「原色の街」「驟雨」。
図書館で借りた筑摩の文学大系に入っていた。

230:名無しさん@そうだ選挙に行こう
14/12/14 10:11:32.61 .net
つまんないことかもしらんけど、
『暗室』は、創設当初の講談社文芸文庫にラインナップされて、
今でも普通に入手可能なのは大きいと思う。

同じように新潮文庫では
『原色の街・驟雨』『娼婦の部屋・不意の出来事』『砂の上の植物群』
あたりが初版からずっと現役(たぶん)。

ごく単純に、名作にアクセスしやすいのは良いことだ。

231:名無しさん@そうだ選挙に行こう
14/12/14 11:11:33.03 .net
>>218
中間小説、雑文、対談といった仕事を網羅すれば、全20巻でも足りないよ。

>>230
新潮文庫版は全集を底本にしてるからテクストの異同に注意したほうがいい。
吉行は初出誌、単行本、全集など刊行のたびにずいぶん推敲してたから。

232:名無しさん@そうだ選挙に行こう
14/12/14 11:13:40.86 .net
>>229
筑摩の体系って小島・島尾・安岡・吉行で1冊になってるやつか
古本の端本を300円くらいで買ったが、物凄いコストパフォーマンスの高さだよな(笑)
三段組でぎっしり

233:名無しさん@そうだ選挙に行こう
14/12/14 12:53:47.30 .net
どれを読んでもひとつも面白くない。

234:名無しさん@そうだ選挙に行こう
14/12/14 13:39:09.28 .net
>>233
あなたは真面目な人ですね。

235:名無しさん@そうだ選挙に行こう
14/12/14 13:40:14.10 .net
>>188
吉行を生で見たことはない。写真だけだと、醤油なのかソースなのか味噌なのか分からんw
ところで、俺は50代前半で見た目30代後半に見られ、女子高生や女子大生にもよく好かれる。
20代、30代の成人女子からはよく待ち伏せされ、アプローチもされる。
でも、付き合うのは面倒くさいので相手にせず、もっぱら高級ソープで遊んでいるw
吉行の小説でソープ(トルコ風呂)が舞台の作品って、あったっけ?

236:名無しさん@そうだ選挙に行こう
14/12/14 19:45:24.59 .net
>>178
亀ですけど「数学的」というのはたぶん順列組み合わせ、男女関係の入り乱れた状態のことだと思う
三島はそういう方面で徹底した話が好きですからね、サドであったり。

237:吾輩は名無しである
14/12/15 00:57:12.57 .net
>>231
>新潮文庫版は全集を底本にしてるからテクストの異同に注意したほうがいい。
>吉行は初出誌、単行本、全集など刊行のたびにずいぶん推敲してたから。

俺の理解力がダメなんだろうけど、簡単に言うと、新潮文庫(=全集)のエディションは
ベストではないということかい?

238:吾輩は名無しである
14/12/15 01:08:07.27 .net
>>231には[ ]内が欠落。

[読書を楽しむぶんには問題ないが、君が研究者あるいはスノッブならば、]
新潮文庫版は全集を底本にしてるからテクストの異同に注意したほうがいい。
吉行は初出誌、単行本、全集など刊行のたびにずいぶん推敲してたから。

239:紙本
14/12/15 02:10:54.47 .net
暗室冒頭の件の素朴な質問 >>222 にこれといった反応がないってことは
1.そんなんふつーの文学的素養があるやつには常識やろ
2.ここでは素でだれもわからん、ポカーン
3.タダでこんなところに書くんはアホやで
4.ROMってるだけなので
のうちのどれかってことでおk?

まあいいや
「目玉」を手術した日付は今日だね
おれはとくにファンというのではなくポツポツくらいしか読んでないのだが
マジな吉行フリークの書き込みを勝手に期待してる虫のよい素人というわけw
吉行は最近ではどうも忘れられつつあるようで寂しいな

240:吾輩は名無しである
14/12/15 02:13:00.68 .net
文庫で吉行を読もうとするようなトーシロはすっこんでろよ。

ふつうの吉行好きなら最低限、
初出誌・単行本・三種の全集・自選作品集・短篇全集・エンタテインメント全集は
全部揃えて、可能な限り原稿も収集して、目を皿のようにして異同を探究し、
生成論的観点からのエディシオン・クリティック作成に勤しんでいるよな?

241:吾輩は名無しである
14/12/15 02:16:20.98 .net
>>239
>>223

242:紙本
14/12/15 02:17:24.75 .net

もしかして頭のお悪いお方ですかw

243:吾輩は名無しである
14/12/15 02:20:46.36 .net
>>240
自分では上手い皮肉のつもりかね? 狭い自分の世界だけで思考しないほうがいいね。

244:紙本
14/12/15 02:22:21.54 .net

このお方もどーかと思うw

245:吾輩は名無しである
14/12/15 02:30:46.12 .net
>紙本さま
>>222にある
>「暗室」の書き出しの例の慈姑の料理の件
>ある女流作家の随筆にあったというのは本当なのか
この説の出所は何処なのでしょうか?

246:紙本
14/12/15 02:37:50.33 .net
出処?
「暗室」を読まれましたか?

247:吾輩は名無しである
14/12/15 02:40:41.14 .net
>紙本さま
失礼しました。全くもってわたしの誤解と記憶喪失でした。申し訳ございません。

248:吾輩は名無しである
14/12/15 02:49:35.27 .net
どうした、夜中に? 頭が変になったのか?
選挙結果も確定したし、疲れてるなら寝ろ。

249:吾輩は名無しである
14/12/15 02:53:27.76 .net
>紙本さま
本当にすみません。お言葉の通り横にならせて頂きます。

250:吾輩は名無しである
14/12/15 02:59:34.38 .net
もういいから寝なさいって(笑
俺は248だが紙本氏ではないからな(笑

251:紙本
14/12/15 03:04:59.28 .net

こういう親切はありがたい

252:吾輩は名無しである
14/12/16 01:10:04.94 .net
>>222 >>223 >>239
幸田文の小説「台所のおと」にはくわいのてんぷらの話がでてくるけど、
吉行は「随筆」と書いているし、内容も違う。

答えにもならないし、こんなことは常識なのかも知れないが、一応書いておきますね。

253:吾輩は名無しである
14/12/16 02:05:54.04 .net
だから幸田ばあさんの随筆しらべりゃふつうに見つかるYO!

254:吾輩は名無しである
14/12/16 02:30:33.95 .net
そんなんふつーの文学的素養があるやつには常識やろ

255:吾輩は名無しである
14/12/16 08:04:27.94 .net
あなたがたにとっては「ふつう」「常識」なんだろうが、
情報提供を頼んでいる人間がいるんだから教えてあげたらどう?
幸田文の随筆しらべろって…

256:吾輩は名無しである
14/12/16 08:13:45.38 .net
>>255
は? 幸田文の全集なんて20冊程度だぞ? たとえ所有してなくてもふつーの図書館にあるだろ
答え言ってんのと同じやろ

257:吾輩は名無しである
14/12/16 10:45:27.78 .net
幸田文の全集を置いてる図書館はふつーの図書館じゃない、かなりえらーい図書館。

258:吾輩は名無しである
14/12/16 16:15:19.22 .net
20年前とくらべて、概して、全集揃の古書価格はとっても安くなったよな
定価以上の値付が当たり前だった昔がおかしいとも言えるが

259:吾輩は名無しである
14/12/16 20:24:54.86 .net
暗室の冒頭の引用はべつに人生についてシミジミ語るためじゃない。吉行はそういうのを好まない、てか、他の作家にまかしてる。
吉行が暗示したかったのは人生の奇妙さ、異様さなんだよね。安岡が初期エッセイで兼好法師との共通性を述べてるけど、たしかに端倪できない「よしなしごと」こそ吉行の興味の中心であり、
性もその一つ、あるいはサブカルの元祖として―凡俗な「今様」にない現代性を異彩として放ちつづけるのかも。
暗室は、リチャード・ブローディガン絶賛作である。

260:吾輩は名無しである
14/12/16 21:43:16.38 .net
>>255
(亀レスだが)だって紙本とかっていう屑コテがいきなりとびこんで訊くからさ
五十年はたっぷり生きた女流で料理のはなしだろ、「台所のおと」は有名だし今更・・・
随筆とくれば、ああそんなのあったな、てのが常識だぞ。

261:紙本
14/12/16 22:01:27.41 .net

ケンカ売ってんのか?

262:吾輩は名無しである
14/12/16 22:42:26.73 .net
>>260
その幸田文の随筆のタイトルを教えてくださいませ。
タイトルを御失念ならば、お読みになった単行本名とか発表年代とか、
手掛かりになるようなものをご教示いただけないでしょうか?

263:吾輩は名無しである
14/12/16 22:45:19.35 .net
だよ。じゃあんたの能力テストね。
吉行が他の第三の新人仲間と出会った順番を正確に答えよ。
無理だと思うがこの質問は初級だぞ。
60点もとれたらあんたの逆質問をうけるけど。
なんでもいいから盛り上げてくれよなw

264:吾輩は名無しである
14/12/16 22:54:16.82 .net
「逆質問」? まあいいや。

三浦朱門→阿川弘之→庄野潤三→安岡章太郎→遠藤周作→小沼丹→小島信夫→近藤啓太郎

265:吾輩は名無しである
14/12/16 23:01:05.49 .net
>>262
あ、腰折って盛り下げんなよw
女流大好きの吉行が岡本の次に愛読してたのも常識。
暗室読んですぐ国会図書館へ走ったんだぞ。
全集の何巻か忘れたけど随筆の巻のおわり近くを散策すべし。
明日でもいったら。きゃははははは

266:吾輩は名無しである
14/12/16 23:05:24.32 .net
>>265
幸田文の全集に「随筆の巻」なんてないですよ。

267:吾輩は名無しである
14/12/16 23:14:33.50 .net
あれ、悪い悪い。俺様の煽りにマジレス来るとは思わなかったぜ(嗤
幸田文だってのは俺様の推測な。確証はなにもないからwww

268:吾輩は名無しである
14/12/16 23:19:51.94 .net
>>264
おもいきり赤点だね、もうメチャクチャ。
メンドイから模範解答出しちゃお。
庄野潤三→(左系の会合へ)三浦朱門→阿川弘之・島尾敏夫→(三田へ)安岡章太郎→(一二会)近藤啓太郎→小島信夫・小沼丹→(構想の会)遠藤周作
「文学放浪」くらい詠みなおそうね、きゃははははは。

269:吾輩は名無しである
14/12/16 23:24:56.83 .net
>>268
勉強になるなあ。

270:吾輩は名無しである
14/12/16 23:29:28.81 .net
だから国会図書館行きなよ。
行ってからホザこうね、きゃははははは。

271:吾輩は名無しである
14/12/16 23:43:26.65 .net
マジレスすると、>>268は本当に初級中の初級の知識。
こんなのも即答できない奴はこのスレを覗く価値もない。
昔あった初心者スレでも立てて、一から吉行の勉強会でもやれよ。
バカだからその程度の実行力もないだろうね、きゃははははは。

272:吾輩は名無しである
14/12/17 00:15:32.82 .net
そうだな、ここは吉行エリートオンリーでいくべきだ。
初心者丸出しの低級な話題はつまらない。
「暗室」冒頭の出典が何かとか、国会図書館に行けば済む話をなぜ今更?
理解に苦しむよね、きゃははははは。

273:吾輩は名無しである
14/12/17 00:35:05.00 .net
>>268の学識に圧倒されてクズどもは沈黙だな。
ざまあみろだよね、きゃははははは。

274:吾輩は名無しである
14/12/17 01:05:39.08 .net
さて、バカは泣きべそかいて逃げたみたいだし、寝るか。
俺に楯ついたカスは、明日、国会図書館行って出典わかるまで帰ってくるなよ。
一生帰ってこれないだろうけどね、きゃははははは。
「文学放浪」も詠みなおしといてね、きゃははははは。

275:吾輩は名無しである
14/12/17 01:41:00.47 .net
独善もここまでやれば哀れを誘う。以て瞑すべし。

276:吾輩は名無しである
14/12/17 02:39:54.76 .net
吉行淳之介の読者が減る一方だというのが、十分に納得できちゃうスレですね。
彼の作品自体がひとつも面白くないから、愛読者もそれなりだと。

277:吾輩は名無しである
14/12/17 02:51:08.76 .net
あと一つだけ。吉行淳之介が第三の新人に会った順番を即答することが学識だとか、
たとえ自画自賛のネタだとしても、気持ち悪いとしか言いようがない。
好事家同士で勝手にやってるんだと仰るならばそれまでですが。

278:吾輩は名無しである
14/12/17 03:38:56.50 .net
おっさん秘蔵の折角の知識がいろいろあるみたいなのに、ひけらかし方が下手なんだよ。
だから吉行アンチにもあれこれ言われるんだろ。

たとえば、>>263>>268みたいな流れでカキコされても面白くもなんともないだろうが。
連投してまでボス猿として振舞う以上、責任をもって自分自身で盛り上げる努力をしろっての。

279:紙本
14/12/17 05:53:22.54 .net
これ書いてるの何人くらいなんだろか?
まあいいや

おまーら『目玉』のなかで好きなのってどれよ?
おれは表題作だが

280:吾輩は名無しである
14/12/17 07:39:40.90 .net
>>279
いのししの肉

281:吾輩は名無しである
14/12/17 07:48:18.57 .net
>>280 お前、シロートだろ(嗤

282:吾輩は名無しである
14/12/17 08:14:18.79 .net
>>281
それではクロートのかたの一押しをご披露ください!

283:吾輩は名無しである
14/12/17 08:26:52.98 .net
>>282
は? じゃあんたの能力テストね。
「鳩の糞」の回想に出てくる『わが闘争』の装丁を担当したのは誰か?
無理だと思うがこの質問も初級だぞ。
答えられたらあんたの逆質問をうけるけど。

284:吾輩は名無しである
14/12/17 11:59:21.24 .net
>>283
ば~か(笑 このガキが、朝っぱらからなにやってんだ。

285:吾輩は名無しである
14/12/17 13:05:53.77 .net
>>284
あ、何だお前?
こんな初級常識もないのなら黙ってろよ、クズ。
わからないことは国会図書館で調べようね、きゃははははは。

286:紙本
14/12/17 13:47:47.79 .net
>>280
おお、これもいいよね
第三夜の終りの記憶違いってのはどう考えたらいいんだろか

>>283
すげー物知りだな
こういう博覧強記のお方はそうそういないな(ってあんま言うと自演っぽくなるかw)
いやマジでその装丁した人がだれなのか(だれだとわかるのか)
それがテキスト上どーゆう意味を持つのか
是非おせーてね

287:吾輩は名無しである
14/12/17 14:10:42.18 .net
>>286
>『わが闘争』の装丁
ヒント:『ヴェニス 光と影』

288:吾輩は名無しである
14/12/17 16:30:13.51 .net
「大きい荷物」
筍アレルギー/肺結核/アレルギー皮膚炎
「鋸山心中」
下痢/服毒死/脳梗塞/脳溢血/心筋梗塞/狭心症/肝硬変/肝不全/腎不全/急性肺炎/肺がん/肝がん
「目玉」
白内障/肺結核/鬱病/喉頭癌
「鳩の糞」
鼠蹊部リンパ腺腫脹/性病
「百閒の喘息」
風邪/気管支炎/喘息/鼻血/心臓神経症/心臓収縮性異常疾速症
「いのししの肉」
ナシ
「葛飾」
腰痛

289:吾輩は名無しである
14/12/17 16:40:41.38 .net
追加
「288」
自己愛性人格障害/アルツハイマー/脱肛

290:吾輩は名無しである
14/12/17 16:56:43.70 .net
特養では吉行が断トツの人気
谷崎は難しすぎるらしい

291:吾輩は名無しである
14/12/17 17:09:21.45 .net
>>290
職員のかたですか? いつもお世話になっています。

292:吾輩は名無しである
14/12/18 02:04:38.68 .net
吉坊は、雑文ネタに困ったら「兵隊」とか「読者の手紙」をつかうとか自虐的にグチってたことがあった。俺はそのうちに「読者の手紙」ネタと遭遇した。
高校生の手紙で「みっちゃんみちみち」という歌の「みちみち」は、「道々」ではなくオノマトベつまりウンコが出るときの音だと思っていました、云々、という内容だった。
吉坊はこれを書きうつしてほとんどコメントを付け加えなかった。・・・

ところでこの歌の英訳がある(「みっちゃんの謎」より)

Miss Mitchan took a crap along the road.
Since she had no paper,
She wiped it off with her hand.
And then since she didn't want to waste it,
She licked it all.

仕方のないことだが、「もったいない」が抜けている。

293:吾輩は名無しである
14/12/18 02:27:20.58 .net
(略)「みっちゃんみちみち」の歌詞を文学の視点から分析した人物が存在した。
国文学者林望氏。彼は著書「古今黄金譚~古典の中の糞尿物語~」(平凡社新書、1999)の序章において、「天下の傑作」と称してこの歌を取り上げている。
「みっちゃん/みちみち」と「み」が連続する頭韻的効果に加えて「道々」と「ミチミチ(擬音)」の掛詞の巧妙さ、さらに「うんこたれて/手で拭いて/なめちゃった」という脚韻的効果、
「紙がないから→手で拭く」、「もったいないから→なめる」という対句の面白さも兼ね備えていると氏は指摘する。
また「もったいないからなめる」という行為に関しては、フロイトの肛門期理論による食糞行動の心理分析的アプローチもさることながら、日本人が古来より糞尿を「汚らわしいもの」という認識と同時に
「恵みをもたらす神聖なもの」とみなす農耕信仰的価値観をもっていたことが関係しているのではと考察している。

(「みっちゃんの謎」より)

294:吾輩は名無しである
14/12/18 02:37:00.81 .net
>>292
>仕方のないことだが、「もったいない」が抜けている。

And then since she didn't want to waste it,
ここ、「もったいないから」の英訳じゃないの?

295:吾輩は名無しである
14/12/18 02:58:55.65 .net
文学者の頭がいいか悪いかはその人のユーモアで判断するものなんだよ。
吉行淳之介のそれは下ネタも下ネタ。
うんことしょんべんの便所話で笑いを取ってそれで自分もゲラゲラ笑ってるだけ。
なにが「自虐的にグチってた」だよ、池沼。(嗤

296:紙本
14/12/18 03:43:40.02 .net
まあ『目玉』はもうこのへんで切り上げるが
糞尿譚ということでいえば集中「鋸山心中」がそれにあたるだろう
大手饅頭の由縁とか村の女とのランデブーとかね
これだけ綺麗な下ネタも珍しい

さて「鋸山心中」つながりで次は「悪い夏」
おれはこれはイマイチの気がするんだが
誰か好きなひといたら美点をいくつか挙げてみてね

297:吾輩は名無しである
14/12/18 03:49:46.42 .net
>>296
ガキが無邪気を装って次々に女子大生のおっぱいを触るやつだっけ?
俺も好きじゃないっす

298:吾輩は名無しである
14/12/18 03:56:51.37 .net
>>294
だから>>293を付け足したわけ。神聖なものにたいする「もったいない」感が抜けているでしょ。

>>295
吉行の糞尿話は非常に希少価値があるのだよ
きみは糞の中のゴミ以下w

299:吾輩は名無しである
14/12/18 07:54:51.41 .net
>>292
ほとんどコピペの内容はどうでもいいが、
吉行淳之介を「吉坊」と呼ぶの、貴殿が人類史上初めてじゃない?
(親しみ・軽蔑を表す接尾語の「坊」は、ふつう姓につけないよな)
それとも博覧強記の貴殿のことなので、何か典拠があるのかしら?

300:吾輩は名無しである
14/12/18 11:11:16.81 .net
>>299
よほどトロい人ですね。

>貴殿が人類史上初めてじゃない?

よく言ってました、むかしから。

301:吾輩は名無しである
14/12/18 11:59:06.11 .net
>>300
嘘つくな、キチガイ。舌抜かれるぞ。

302:吾輩は名無しである
14/12/18 12:23:12.32 .net
>>301
お前もまだまだだな。
嘘のカキコの場合は、舌を抜かれるではなく、「両手を潰されるぞ」がいい。
吉行は「続 荒野の用心棒」を好きだったしな。

303:吾輩は名無しである
14/12/18 13:18:37.21 .net
私の兄の名は吉弘ですが、幼少時の渾名は「吉坊」でした。
頭の呆けた祖父だけが、今でも時々兄を「吉坊」と呼びます。

304:吾輩は名無しである
14/12/18 14:53:19.39 .net
要するに第三の新人連中ってのはボロバケツの水さ。
一番底にある穴で高さじゃなかった低さが決まる。

笑いは遠藤の糞尿譚が標準。
好色の臆面の無さは吉行に右に倣え。
業界政治のえげつなさは安岡と同列。

あいつらの文学ってのは仲間の最低に倣って正義とする阿呆の群集心理さ。
そうゆうことさ。(嗤

305:吾輩は名無しである
14/12/18 15:05:17.59 .net
同時代の中間小説作家が大変な国民的人気だったんで
そのおこぼれで同時代ではちょっと名を売れたってだけの連中でしかないんだよ。
時代が終われば連中の文学wも終わり。時代に普遍な文学的価値なんてまったくないんだよ。

そういや失神作家とかって三文だが人気エロ作家の川上宗薫なんかは、まだエロを売り物にしてる作家ってことに恥があったな。
だからちょっとしんみりするものがあったよ宗薫の、これ自分を書いたのか?って小説には。

306:吾輩は名無しである
14/12/18 16:18:40.76 .net
>>304>>305

両方とも話しの筋が通っていないね。書き直し!

307:吾輩は名無しである
14/12/18 16:53:17.41 .net
生田耕作

「ヘンリー・ミラー短編集『愛と笑いの夜』吉行淳之介訳(「福武文庫」版)を読む。
訳文の見事さに脱帽。日本語も満足につづれぬくせに、おこがましくも翻訳家をもって自任する大学の語学屋教師連は、
初めて翻訳なるものを試みたという吉行氏の、名人域に達した翻訳技術、何よりも見事な日本語の前に、自ら顧みて愧死すべきなり。所詮は「言霊」をうちに有すると有せざるとの違いか。」

308:吾輩は名無しである
14/12/18 17:08:08.69 .net
>>306
(嗤

うん?ひょっとして朱門か?w
まあ朱門じゃなくても>>306、オマエはボロバケツの穴から出る水じゃないからな、
怒るなよ、オマエの悪口じゃないぜ。
オマエはボロバケツの中のヘドロだよ。やっと底の穴までたどりついてそこまでさw
ま、人生ご苦労さん、だったね。(嗤         

309:吾輩は名無しである
14/12/18 17:12:40.02 .net
>自任する
おこがましくも日本語を語るな。辞任してくれw

310:吾輩は名無しである
14/12/18 17:48:19.12 .net
>>299
俺は祖父ちゃんみたいな齢の吉行が可愛くてしょーがない(笑)
とはいえ「吉坊」は、不遜な呼名であったと深く反省しております。
典拠というほどのものではないが吉田健一が禿山頑太の名で東京新聞「大波小波」に掲載した安岡、吉行らの悪口のなかでたしかアホ坊という言葉がつかわれたと記憶するが定かではない。
芥川賞を落選しつづけた島田雅彦が乱心して吉行をアホボーと罵ったとか・・・そんなのも頭のすみにあったです。

311:吾輩は名無しである
14/12/18 19:38:30.96 .net
>>310のつづき

そんな島田を宥めたのは中上だった。島田は中上のパシリだったので鉾をおさめることにした。(詳細は省く)
中上には、そのぐらいしてやるのが当然な、吉行への恩義があった。
中上の芥川受賞は吉行の強力な支持なしにはありえなかった。
『岬』のラストを最も酷評したのは安岡だった。「岬がペニスになってしまっている」
中上はハッとしたろう。『岬』という群像劇のテーマが主人公のペニスではお下劣な因果物になりかねない。
それを救ったのが吉行で、「かりにそうだとしても」主人公を中心にすえた抒情的な物語と解釈すれば群像劇は背景に去り、24歳秋幸の童貞克服のモチーフが小ぢんまりと『岬』というタイトルとともにまとまりを成す。
中上は自分の分身を作品に投げ出しただけ、といってもよかった。
くしくも吉行の天敵江藤が「『岬』は中上氏自身のための歌である」と激賞する。
近親相姦をカムフラージュにして射精するところで『岬』はおわる。
いうまでもなく『枯木灘』とは異なる独立した小品なのである。

312:紙本
14/12/18 20:40:54.60 .net
この板を立てたひといますか?
ちょっとききたいことあるんですけど・・・

313:吾輩は名無しである
14/12/18 20:44:05.60 .net
吉行のところに頭のおかしい読者から文句の手紙が来た
いわく、小説なんて女子供か頭のおかしいやつしか読まないんだ、なんで客を大切にしない。
思わず納得しそうになった。

記憶で書いてるけど、合ってるかな。
荒れてるスレを見るたびに思い出す話なのだが。

314:スレ立てた者 ◆kaTPhPIKu6
14/12/18 21:01:15.20 .net
>>312
おれだが、何か用すか?

315:紙本
14/12/18 21:40:43.24 .net
>>314
あ、お忙しいとこ、お呼びだてしてすんません
いや、あの
>語れ。
>『暗室』『不意の出来事』『手品師』
ってのに今更ながら気が付いて
これってもしかして筑摩現代文学大系じゃないかなって
そんなふうに思ったもんですから

316:黒虹髭長髪偶結公
14/12/18 21:44:03.15 .net
hsp invaint 社製

317:スレ立てた者 ◆kaTPhPIKu6
14/12/18 21:45:30.34 .net
>>315
いや、単に好きな作品を挙げたにすぎないっす。
他にも色々好きなんだけどね。

318:吾輩は名無しである
14/12/18 21:50:14.43 .net
>>313
名編集者・安原顯の
読者の90%以上はクズなんだよね~という意見に集約されるかと
この掲示板に関しては99%以上ですが

319:紙本
14/12/18 21:52:13.41 .net
>>317
ああ、そうでしたか
なるほどなるほど
この三つが吉行ベストスリーといわれたら
異論をさしはさむのはちょっと難しいですね
三つとも傑作ですね

320:スレを立てた者 ◆kaTPhPIKu6
14/12/18 22:01:21.83 .net
>>319
そうっすね。
特に『手品師』は、アンソロジーで数回見たから、代表作と言えるかもしれないっすね。
ではでは、朝が早いんで、これにて落ちます。

321:紙本
14/12/18 22:07:18.49 .net
ほいほい
おやすみ
またあしたっす

322:吾輩は名無しである
14/12/18 22:29:25.98 .net
紙本氏の呼び掛けで、急にスレ立てしてくれた人が出てきた!
これってスレ立て人=…
いやいや、俺の心が汚れてるだけだな。
匿名掲示板で野暮はよしましょう。

マジレスすると、スレを立ててくれた人、改めてどうもありがとう。
荒れることが多いスレですけど、俺は好きです(笑)

323:吾輩は名無しである
14/12/19 00:45:58.68 .net
>>318
安原顯は吉行の生原稿も古書店に売ったのか?
村松友視がいたから、そもそも安原には吉行番の経験はないのか?
このあたり、詳しい人いる?

324:吾輩は名無しである
14/12/19 01:47:15.12 .net
>>323
質問への答えではなくて悪いが…

村上春樹が安原の死後に、原稿売られた告発をしたとき、俺は全く驚かなかった。
俺は安原に会ったこともないし、出版関係者でも古書店関係者でもないが、
安原の生前から、神保町の某古書店では、安原宛の著者献呈署名がある本を、何冊も売っていたからだ。

安原のところにはそれなりの数の献呈本が送られてきていたのだろうし、蔵書が一定量を超えたところで、
献呈署名があろうがなかろうがまとめて処分していただけのことなんだろう。
(真偽はわからぬが、春樹原稿売却事件の際も、ピンポイトに原稿を売却したのではなく、
古書店行きの段ボール箱の中にたまたま原稿が紛れていただけ、なんて説もあったはず。)

ただ、状況がどうであれ、死後に遺族が手放した、というならともかく、
自分宛の署名が入った本を平然と古書店に流通させる、という感覚は粗雑すぎる。

まあ、俺のような平々凡々たる小人物には「天才ヤスケン」を理解できないだけなんだろう。

325:吾輩は名無しである
14/12/19 02:16:51.81 .net
この業界にはこの手のハッタリ屋は掃いて捨てるほどいるわ。なあ紙本w

326:吾輩は名無しである
14/12/19 02:42:59.87 .net
昔、石川淳宛献呈署名入の吉田健一全集だか、
吉田健一宛献呈署名入の石川淳全集だか、古書目録で見たな。
どちらの作家にもあまり興味がないので、記憶があいまいだ。
もちろん、両作家の没後の話。

327:紙本
14/12/19 06:01:50.64 .net
「手品師」はなんというか
不思議とヒューマンなのね
四畳半におかれた大きな木の箱
そのなかの水
照れくさいような
陽にやけたたような畳の匂いもある

328:吾輩は名無しである
14/12/19 10:38:24.80 .net
吉行厨。センズリセンチメンタル。いい齢こいて。(嗤

329:吾輩は名無しである
14/12/19 16:16:30.44 .net
いい齢こいてって・・・・・ぼくは20才だよ。20才がいい年だなんてぼくはだれにも言わせはしない。

330:吾輩は名無しである
14/12/19 17:15:53.75 .net
二十歳のヨシユキストがいるのか
ちょっと感動

331:吾輩は名無しである
14/12/19 17:40:29.02 .net
上のほうにいくつか書き込みがあるが、学校国語・受験国語で、意外に?吉行が素材に使われているんだよな。
うちの娘は小5だが、学習塾のテキストに「子供の領分」の読解問題が載っている。
もちろん、児童・生徒の頃に断片的に吉行の文章に接したからといって、何がどうなるというわけではないが…

332:吾輩は名無しである
14/12/19 18:02:44.61 .net
>>329
うまい返しだな、とくべつに59点あげよう。
吉行もポール・ニザンの言葉は気に入っていた。
それからヴォルテールの
「君の言うことには賛成できないが、君がそう言う権利は、ぼくは命のかぎり擁護する」もお気に入りだった。

333:吾輩は名無しである
14/12/19 18:14:11.22 .net
>>331
だからさ、吉行淳之介なんて無難なお茶の間向けブンガクなんだよ(嗤
所詮、和子の兄、あぐりの息子、宮城まり子の情夫という認識でしかない。

334:吾輩は名無しである
14/12/19 18:17:56.82 .net
(自己レス)
あ、正確にはヴォルテール自身の言葉ではないんだったな。

335:吾輩は名無しである
14/12/19 18:24:42.24 .net
(嗤 のおじいさん、今日も元気だね

336:吾輩は名無しである
14/12/19 18:31:26.77 .net
おじいさんって・・・・・ぼくは60才だよ。60才がおじいさんだなんてぼくはだれにも言わせはしない(嗤

337:吾輩は名無しである
14/12/19 18:42:04.98 .net
てめえが60のわけねーだろ、いい齢こいてなにサバよんでんだよwww

338:紙本
14/12/19 22:19:52.27 .net
うーん、「手品師」もいまいち盛り上がらんか
ってか確かにおセンチね、ぼくちんw
それはさておきこの作品、『暗室』ほどではないにしても
やはりビミョウな女流からの借用問題を抱えている
まったくもってビミョウとしかいいようのない仕方で
それはそれで面白い
「手品師」は以上
次は「不意の出来事」

339:吾輩は名無しである
14/12/20 00:12:20.55 .net
作品解説は、感想をダラダラお漏らしするのじゃなくて、欠点すら弁えそれをフォローするくらいの意気込みでおやんなさい(吉行)

340:紙本
14/12/20 07:00:03.97 .net
「不意の出来事」は星由里子だよな

341:吾輩は名無しである
14/12/20 07:44:26.74 .net
すごく厳しく読んだばあい『不意の出来事』の初出は文芸誌だろうけどどうも中間小説のにおいを感じるんだなあ。あくまで個人的感想だが。
『風呂焚く男』については純文学のジャンルだけど古井由吉から追及されて「化け猫物語じみてると自分でも思った」と白状している。水上勉とかは、これを「傑作」と称してるけどね。
吉行の小説は初出雑誌が大きな指針にはなるけど純文学か中間かエンタメかは完全に分かれてるとはかぎらないし、またそれでいいとおれは思っている。
でも吉行本人はうしろめたさがあったみたいだね。

342:吾輩は名無しである
14/12/20 08:02:57.67 .net
>>340
あ?主人公がゆすった相手が星由里子だって。ほんとかよ(笑)
吉行三十歳のとき十歳だぜ。

343:紙本
14/12/20 18:16:07.13 .net
>>341
「風呂焚く男」は読んだことない
あした図書館に行って読んでみるわ

>>342


344:吾輩は名無しである
14/12/20 18:18:30.02 .net
吉行厨はリアル世間では後ろ指指され組だから仲いいなw

345:吾輩は名無しである
14/12/20 22:51:50.40 .net
上野千鶴子bot

性的な行為が冒険や求道になるということ自体が、すさまじく近代的な思い込みでしょう。
ロマンって近代の産物ですからね。近代小説は、フーコーの図式にそっくりあてはまります。『男流文学論』(1992)

346:吾輩は名無しである
14/12/21 05:48:06.84 .net
上野のこれって小林秀雄のパクリだぞ
コピペなんだろうが「男流文学論」ならもっと面白い箇所を抜いてこい

347:吾輩は名無しである
14/12/21 06:00:36.83 .net
URLリンク(www.youtube.com)

348:吾輩は名無しである
14/12/21 11:57:23.22 .net
>>紙本
はやく「不意の出来事」の書評たのむ

349:吾輩は名無しである
14/12/21 13:31:07.90 .net
「文学放浪」に多くは語られていないが、吉行の背後にはエイスケの弟子、十返肇がいたことを無視できない。文壇事情にはゴシップを含め異常なほど精通した人物だった。
「原色の街」の雑誌掲載に尽力するが、その結果舟橋聖一の知るところとなり、その推薦で芥川候補に。吉行は新人として表舞台にでる。(舟橋は初対面の吉行を「淳ちゃん」とよんだ)
受賞選評にはエイスケを懐かしむ声が目につく。
佐藤春夫「幸い一しお奮励して乃父の遺業を遂げよという席上一同の期待にそむかざらん事を。」
舟橋聖一「故吉行エイスケとは、新興芸術派時代「近代生活」の同人であった。その子淳之介は病体である。これで元気になって、快方に向いて貰わなければならない。」
丹羽文雄(初候補時)「父君が生きていたら苦笑することだろう。ねちねちした味をもっている。特異な触覚。今はまだ光りも弱いが、何か出て来そうな気がする。」
川端康成はいうまでもない。
吉行が亡父のコネを行使するのを「寝覚めが悪い」としたのも理解できる。


初候補のときの受賞作が堀田「広場の孤独」であったことは吉行に危機感をあたえたろう。戦後派が再浮上してはお先まっくらである。齢若い「戦中派」としては同士をあつめようとする機運が働いて不思議はない。
隠然たる盛名をもつ人誑し、いや人望の魅力の吉行がスカウトに動きだす。庄野『舞踏』安岡『ガラスの靴』小島『小銃』三浦『冥府山水図』近藤『遭難』など処女作で相手をみきわめアプローチを図った。
おどろくのは第二次戦後派の島尾までも市ヶ谷にひっぱり込んだこと。『夢の中の日常』をよめば吉行、安岡らの元祖といえる。発泡酒が第三のビールになったのだ。
のちに「文壇の人事課長」(江藤淳)といわれる所以であろう・・・。

350:紙本
14/12/21 20:22:28.83 .net
なるほど「風呂焚く男」の隣の主人のセリフ
躯の芯までってのは余計だな
落語じゃないんだからw

351:吾輩は名無しである
14/12/22 00:09:12.36 .net
>>349
吉行が編集した、十返肇『昭和文学よもやま話』ってあったよね。
『吉行淳之介自選作品』と同じころかな、潮出版社から出てた。

352:吾輩は名無しである
14/12/22 00:21:30.33 .net
そーか、そーか

353:吾輩は名無しである
14/12/22 06:13:32.91 .net
鈴木重生(静高同期生 仏文学者、中央大学名誉教授)
『わが友吉行淳之介』その素顔と作品(未知谷 2007年)より

「そのころの、とある昼下がり、私は彼(吉行淳之介)と一緒ににいたのです。詳しいことは、もうよく覚えていないのですが、どこか駅へ向かう途中のことでした。
戦争が終わり、平和がよみがえってまもなくの頃です。私の心身はその日、衰えきった、完全に落ち込んだ状態にあり、胸中には、ひそかに死に神が顔を見せていました。死に神が私を呼んでいました。
私はそのことを彼には言わずにいたのに、彼は気づき、私を問いつめ、そのあと長い時間私を励まそうとしました。励ますとは言っても、それは口によってではなく、黙ってそばにいるという形でした。
詳しいことは何も覚えていないのですが、そして他人に告げるのも憚られる出来事でしたが、彼によって私がその日の危ない気分から立ち直ることができたことははっきりしています。
この日のことは、吉行と過ごした時間の中で、心に残るものの一つでした。」(同上書9~10ページ)

素顔の吉行…なんか、泣ける…

354:吾輩は名無しである
14/12/22 06:30:16.42 .net
>>353
う、う、うええ~ん(号泣)

355:紙本
14/12/22 09:14:32.29 .net
終わり方でいうと
おれは「鳥獣虫魚」は素晴らしいと思う
黄色が利いているのは言うまでもない

356:吾輩は名無しである
14/12/22 11:36:38.21 .net
精巣作家

357:吾輩は名無しである
14/12/22 13:39:59.72 .net
『鳥獣虫魚』のラストは
「私たちの旅は、始まったばかりなのだから」
こんなんだっけか?
手元にないから、思い出して書いているが。
吉行にしては珍しい、ハッピーエンドだね。

358:吾輩は名無しである
14/12/22 13:44:39.37 .net
吉行さんの本で好きなのは
ヘンリー・ミラーの短編集と開高さんとの対談集「街に顔があった頃」だな

359:吾輩は名無しである
14/12/22 13:45:21.51 .net
キンタマ読者

360:紙本
14/12/23 06:38:31.64 .net
>>357
そうだね
しかしあのあとの二人はというと・・・
ラッパは響かなかったんだよね

>>358
ヘンリー・ミラーは吉行訳どころか全く読んだことねーや
こんど読んでみるわ

「鳥獣虫魚」が似顔絵なら風景画は?
ということで「廃墟の眺め」
ちょっと作りすぎ?
蒼い花

361:吾輩は名無しである
14/12/23 07:25:38.41 .net
聞いた話だが、NHKの子どもショーを公開生放送したとき
司会のおねえさんが
「あたまにキのつくことば、わかる子いるかなー?」ときいたら
男の子が
「きんたまー」
とこたえたそうだ
おねえさんは、あわてて
「もっときれいなことば、わかる子いるかなー?」
そしたら同じガキが
「きれいなきんたまー」とこたえたそうだ

362:吾輩は名無しである
14/12/23 07:47:23.47 .net
>ヘンリー・ミラーは吉行訳どころか全く読んだことねーや
こんど読んでみるわ

H・ミラーなら生田耕作のことば>>307をふまえて心して吉行訳をよめ
そのまえにマンディアルグかバタイユぐらいよめ

363:吾輩は名無しである
14/12/23 13:36:31.41 .net
>>362
くだらない人間だ、おまえは。

364:吾輩は名無しである
14/12/23 18:00:04.65 .net
銀座の行きつけの店、「まり花」で内田裕也と、偶然、同席した吉行淳之介は、上機嫌で、フリオ・イグレシヤスの「ナタリー」を歌って欲しいとロック歌手に頼んだ。
そして、不機嫌そうな裕也の顔を見て、
(やっちゃったか)
と覚悟を決めた表情になり、
「あれ、その目はオレを殴ろうと考えてる目だね。うん、殴ってもいいよ……だけどさ、殴ったらオレ」
と言って間を置いて、
「殴ったらオレ、死んじゃうよ」
そう言って笑うと、内田裕也は立ち上がり、吉行淳之介に握手を求めた。

村松友視

365:吾輩は名無しである
14/12/23 19:13:51.20 .net
くだらねえw

366:吾輩は名無しである
14/12/23 19:24:38.77 .net
銀座・行きつけの店・内田裕也・吉行淳之介・殴ってもいいよ・握手・村松友視

もうどうしようもない俗っぽさに思い入れをして「オレもそうできたら!」で憧れてんのな、この池沼ミーハーはw

367:吾輩は名無しである
14/12/23 19:48:50.64 .net
>>365>>366
おまえらアンチならディスる理由をちゃんと書け。書かないとおまえらがミジメになるだけだぞ。
ところでさっきまでデリヘル女がいたんだが吉行好みの骨細の小柄な女で無口だったのに最後は「サイコー、サイコー」と叫んでた。おわってから紅茶をすすめたところカフェインがダメとかいう無粋な女で、JKと見抜いたけど俺は知らんw

368:吾輩は名無しである
14/12/23 19:55:44.70 .net
>>367
キンタマ厨w

369:吾輩は名無しである
14/12/23 20:19:19.78 .net
この辺はおもろいからアゲろよ、なに、ヒビッてんだよw

370:紙本
14/12/24 05:45:01.91 .net
「夏の休暇」から「風景の中の関係」までの5年を
成熟とみていいのか
疲労とみるべきなのか
それともネタに詰まっただけだと考えるべきなのかw

371:吾輩は名無しである
14/12/24 09:36:32.90 .net
>>370
オマエを低脳だと考えればすべてを了解できる
難しく考えるな。簡単なことだ

372:吾輩は名無しである
14/12/24 12:57:42.81 .net
>>364
どういうつもりで書かれた挿話なのか、ぜんぜん面白くない。
こういうのをわざわざ引っ張ってくるセンスも疑問。


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