フランツ・カフカ Franz Kafka 10at BOOK
フランツ・カフカ Franz Kafka 10 - 暇つぶし2ch650:吾輩は名無しである
20/11/01 11:48:26.44 tMj9QVZW.net
城、中学生のとき読んだら退屈すぎた...

651:吾輩は名無しである
20/11/01 16:18:14.94 gVPI0st3.net
>>645
小島信夫、保坂和志は?

652:吾輩は名無しである
20/11/01 16:38:50.69 ZlF5KPCb.net
『城』は男女の機微がわからない人間にはさっぱり面白くないだろうな
まさにそこを描いた小説だから

653:吾輩は名無しである
20/11/01 18:02:22.97 9qsOKDXA.net
そういう面もあるんだけど
それが主と言われるとなあ

654:吾輩は名無しである
20/11/02 10:22:17.48 4ADmAm51.net
サルトル、カミュによる実存主義に即した読み方は
そういう風にも読めるというだけで、
それにとらわれる必要はまったくない
文学をどう読むかは読者の自由だから

655:吾輩は名無しである
20/11/03 06:07:14.54 e7q8PZYH.net
毛深いカフカ

656:吾輩は名無しである
20/11/03 07:44:22.89 nmxsWyUp.net
鬼滅のカフカ

657:吾輩は名無しである
20/11/19 16:48:45.85 1e6x761i.net
初めてのカフカで変身を読んでるんだけど、何か翻訳が直訳みたいでそこが引っかかる。
高橋訳読んでる。

658:吾輩は名無しである
20/11/20 02:05:45.79 sGb7/FeF.net
高橋義孝は直訳調翻訳なので、俺は極力避けている

659:吾輩は名無しである
20/12/17 10:09:24.06 SKw8dkCBy
トルストイ「アンナ・カレーニナ」の話題。「城」も良い。今思うとね。

660:吾輩は名無しである
20/12/17 10:10:32.58 SKw8dkCBy
「変身」っていうのは背虫のメタファー。ヨーロッパには背虫が居る。

661:吾輩は名無しである
21/01/17 10:34:03.24 Aubj8Gpo.net
カフカ全集

662:吾輩は名無しである
21/01/17 14:36:26.27 UcybN1Ol.net
カフカはアメリカが本当にいいですね。
最初に変身を読んでから最後にアメリカにたどり着くまで10数年かかりましたが
初めてカフカを心から面白いと思いました。

663:吾輩は名無しである
21/01/17 19:22:07.56 bW/vjahF.net
『アメリカ』は俺も一番好き
しかし残念ながら冒頭の文書の訳がどれも間違っている

664:吾輩は名無しである
21/01/18 17:58:29.86 NRmHvArb.net
アメリカはカフカ唯一の希望ある小説では?
他の作品は行動しようとして挫折してばかりのアキレスと亀みたいな話ばかりだがアメリカは一応アメリカにたどり着いてはいる

665:吾輩は名無しである
21/01/19 17:56:33.50 UD4Agm5q.net
変身を読んでいいなと思い、城を読んですごいと思い、
審判を読んで分からんと思い、火夫に手を付けて途中で放棄
数ページの短編集を読んでがっかり
城を読んでから小山田の工場を読んで、カフカを下敷きにしたなと思った

666:吾輩は名無しである
21/01/23 22:59:51.08 O694akyaH
大学で学ぶ物理を板書1枚にまとめてみた
URLリンク(www.youtube.com)
物理の研究分野を板書1枚にまとめてみた
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理学部と工学部の違いとは?
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667:吾輩は名無しである
21/01/31 09:50:58.39 oOfiUfJj.net
『アメリカ』は翻訳を二つ持っているけど、まだ読んだことがない
『失踪者』なら読んだが、カフカならではの作品とは感じられなかった
やはり彼は『城』『審判』『変身』の作者として偉大だと思う
この3作はカフカにしか書けない独創的な小説だ

668:吾輩は名無しである
21/01/31 14:09:08.60 pNYfAMOM.net
中途半端な未完成品ばかりカフカが書いてるってんだから
珍しく完成品があれば「らしくない」と思いますよええ

669:吾輩は名無しである
21/01/31 17:31:26.24 oOfiUfJj.net
未完かどうかは問題ではない
あくまで内容が問題

670:吾輩は名無しである
21/01/31 17:39:26.17 8GIL5dKJ.net
>>669
あんたが俺よりずっと頭良いことは認める。

671:ラスコーリニコフ
21/02/23 19:05:22.69 tILHuCQG.net
多和田訳読んでみたい

672:吾輩は名無しである
21/02/24 07:44:37.67 RR3I1l+f.net
審判読むならどこの訳が一番いい?

673:吾輩は名無しである
21/02/24 08:47:38.58 mXbQFZiK.net
>>672
集英社文庫の「訴訟」

674:吾輩は名無しである
21/02/24 14:24:40.95 w/t88nJG.net
>>673
ポケットマスターピースってダイジェスト版じゃないの?大丈夫?

675:吾輩は名無しである
21/02/24 19:59:52.98 uf6IxQAX.net
訴訟は全編収まっているみたいだよ
俺もあのシリーズ、長編は全て縮刷版だと思い込んでいたわ
訳者の業績にしかならんような抄訳ばかり収めた糞シリーズだと決め込んでいた
といっても一編も抄訳がないのはカフカだけ
ポーもだが、なぜか桜庭一樹がポーの短編2編を「翻案」したオリジナル小説が入っているので気にする人は気になって仕方ないだろう

676:吾輩は名無しである
21/02/24 20:01:50.13 uf6IxQAX.net
縮刷じゃねえ、縮約だ、すまん

677:吾輩は名無しである
21/02/25 01:48:10.16 DyhNgpm+.net
審判ならオーソン・ウェルズの映画の方が好きだな、最後クソ笑える。
カフカはドイツ語で作品を書いたけど無国籍、無宗教の極めて現代的な作家なので
よほど酷い翻訳でさえなければそれによって真価がそこなわれはしない作家だと思っている。

678:吾輩は名無しである
21/03/01 08:54:01.74 aUIufgM2.net
>>675
自分はあのシリーズの文庫、カフカとバルザックのみ買った
バルザックは『ゴリオ爺さん』の新訳(全訳)が評判よかったので
ただ、いくつか書店を回ったが、あのシリーズあまり置いてない

679:吾輩は名無しである
21/03/02 00:11:26.84 ZrWCu8cK.net
抄訳がなければポケット世界文学全集として売れたと思うんだけどな
手に入りづらい本の抄訳だけやってハイ後はご自分でってのはな
「ラテンアメリカの文学」シリーズの扱いもだが集英社文庫は中途半端よな

680:吾輩は名無しである
21/03/02 01:04:11.72 pZ0hHbzS.net
ディケンズなんか3つとも抄訳だな
おれは3つとも全訳あるからいいけど

681:吾輩は名無しである
21/03/02 03:18:24.08 Kd2Oqq3m.net
あのシリーズだとカフカ・ポー・スティーヴンソン・ルイスキャロルは買い
ブロンテ姉妹も一番手に入りにくいアンの作品が全訳だしトルストイも戦争と平和のダイジェスト+短編集でなかなかいい
ダメなのはディケンズとドストエフスキー、よりにもよって一番魅力的な作品(「ステパンチコヴォ村」と「骨董屋」)を抄訳にして読みたい人は絶版本を探さなきゃいけなくするという

682:吾輩は名無しである
21/03/02 13:30:34.04 X3Xy3OFn.net
キャロルってもしや「シルヴィーとブルーノ」かよ即買いじゃん
と思って尼見たら完結編収録!(抄録)っておいおいおい
テレビ的な引き伸ばし商法なの?
カフカのように未完の夢を追い続けろと?

683:吾輩は名無しである
21/03/09 10:12:01.89 2937aXqU.net
決定版カフカ全集全12巻を買ってあっちこっち読んでいるが、
カフカはじつに興味深い人物だね
日記や厖大な手紙も読まないと、小説の魅力もわからない

684:吾輩は名無しである
21/03/13 19:47:47.29 x9L4cKmE.net
>>683
持ってるもん

685:吾輩は名無しである
21/03/13 21:12:17.93 +B1XSYA8.net
>>683 日記や厖大な手紙も読まないと、小説の魅力もわからない
当たり前の話だがそんなことはまったくない。とはいえカフカの日記は作家の日記と云うジャンルで最高に知的な部類に入るでしょうね。

686:吾輩は名無しである
21/03/16 18:28:54.57 /zqU5jvp.net
決定版カフカ全集の日記はオススメ
高くても是非買うべし

687:吾輩は名無しである
21/04/04 04:21:22.96 Jbp2LaIke
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688:吾輩は名無しである
21/04/13 23:56:59.46 /J6Uvngt.net
カフカの日記や手紙は実に興味深いよな

689:吾輩は名無しである
21/04/17 05:42:05.39 6E7YUyj/.net
カフカ好きな人はもちろんピラネージも好きだよね

690:吾輩は名無しである
21/04/28 14:37:41.40 PlWjP4y7.net
ここにいる皆さんは「強いカフカ」についてどんな意見をお持ちですか?最近そんなことが書いてある本を読みました。「強いカフカ」とはつまり社会に上手く順応できるカフカのことです。カフカにはそういう面もあったとか。社会をうまく欺きます

691:吾輩は名無しである
21/04/28 15:36:31.99 gExZdqZI.net
カフカは絶望的な性格で日記も創作態度も厳しいが、朗読会ではおふざけしながら自作朗読して皆を笑わせてたぞ
池内紀の講演がyoutubeにある

692:吾輩は名無しである
21/04/28 15:53:40.51 apLwYbjF.net
カフカの場合なんか朗読して見せたら突然みんなが爆笑したので引き攣り愛想笑いで場に合わせて
それがカフカのキャラっぽいよね~っていつの間にか定着してしまった
って勝手に想像してしまう
どうしてもそっち方向に行っちゃう

693:吾輩は名無しである
21/04/30 00:34:39.19 hzHPxcwm.net
カフカを読んでみようと思うんだが
なんかおすすめとかないかな

694:吾輩は名無しである
21/04/30 02:39:39.84 KFRHeHn8.net
ぶるーむふぇると

695:吾輩は名無しである
21/04/30 08:38:20.32 Zil2t8Dw.net
>>693
海辺のカフカ

696:吾輩は名無しである
21/04/30 14:57:34.91 jtngw4gJ.net
とりあえずふたつの短編集
長編のほうがいいという人と短編のほうがいいという人がいるからめんどくさい
でも短編が気に入らなければ長編も気に入らないだろう

697:吾輩は名無しである
21/04/30 18:07:45.57 80SydOi8.net
ふたつて言うても、いまは池内訳(白水社もあるよ)とか
ちくま文庫のとかたくさんあるから分からんと思うよ

698:吾輩は名無しである
21/04/30 18:12:52.93 80SydOi8.net
短編だったら無料の電子書籍で読めたりもする

699:吾輩は名無しである
21/05/01 16:13:27.93 8SsaTeRF.net
短編は短すぎてよく分からない
ある程度長いほうがいいかと

700:吾輩は名無しである
21/05/02 02:25:43.59 WOh3NPKc.net
皆さんおすすめありがとさん
一番入手しやすそうな変身の名前が挙がっていないけど
初めて読むひとには難しいのかね

701:吾輩は名無しである
21/05/02 08:51:34.49 X/l0wINr.net
>>700
文学オタにありがちで通ぶりたいだけ
変身と岩波文庫のカフカ短編集を読んでおけば間違いなし

702:吾輩は名無しである
21/05/02 09:21:13.23 2lQ6ejuV.net
ぶるーむふぇるとは、現代的だよ
未婚の中年男性の幻想
少女の描写とか
20歳年下の女性と付き合ってたロリコンのカフカらしい

703:吾輩は名無しである
21/05/02 11:07:55.69 E2iKV3pe.net
城を再読して、これは凄い小説だと思ったよ。
どこが凄いって、ここでは書ききれないくらい凄い傑作だ。

704:吾輩は名無しである
21/05/02 15:44:14.56 6tVTihPN.net
カフカは『城』と『審判』だよ

705:吾輩は名無しである
21/05/02 17:39:55.39 e5sbBDcs.net
カフカの人気高いなー
これから本屋さんに行っていろいろ見てくる
たぶん私には難しいだろうから
みんなにいろいろ教えてもらうね
よろぴく

706:吾輩は名無しである
21/06/04 04:24:30.72 QOF5W/K7.net
フリーザーーーー!

707:吾輩は名無しである
21/08/03 00:04:58.62 SSna5Mho.net
ルイス・キャロルはカフカ以上にカフカだな

708:吾輩は名無しである
21/08/21 09:30:44.03 XNGaC30Xj
村上春樹さんの1Q84のBOOK3が大好きだ。今一番評価されてるんじゃない⁉️
後星野智幸さんの『夜は終わらない』これもなかなか書けない。
早稲田で学ぶことは想像力を込めること。
綿矢りさちゃんの想像力は漢字の名前みたいだが。

709:吾輩は名無しである
21/09/22 08:59:32.73 099cAC6g.net
カフカの日記、人気が高くて古書価高騰しているね

710:吾輩は名無しである
21/09/22 10:39:18.12 pMA3ch2j.net
フカフカ布団がいちばんだ!

711:吾輩は名無しである
21/10/06 10:32:21.90 pLmdmoHa.net
朝目覚めると布団だった

712:吾輩は名無しである
21/10/12 16:00:11.94 jerqaKnE.net
カフカの門は出世待ちのことかと思ったらユダヤ教の戒律と解説されてた

713:吾輩は名無しである
21/10/12 16:05:51.20 jerqaKnE.net
短編のほう

714:吾輩は名無しである
21/10/23 12:13:08.73 nnbzPEh8.net
返信は面白かった。しかし、それ以外はイマイチだな
田舎医者はヨウツベデアニメも見たが理解不能
人生の苦難、絶望描いた作品って言うけど、俺には分からなかった

715:吾輩は名無しである
21/10/24 11:58:26.69 LLi0vG3j.net
ヨウツベだって、古くさくて恥ずかしい表記だ
今はYOUTUBEでいいだろう

716:吾輩は名無しである
21/10/28 14:56:44.68 vrtYAUUD.net
村上春樹は中学生で城を面白く読んでたらしいからさすがだね。

717:吾輩は名無しである
21/11/14 21:51:41.44 g2AUZsQS.net
>村上春樹
カフカの名前出す売名

718:吾輩は名無しである
21/11/14 23:43:35.44 WKNex2JP.net
カフカの短編で
「最初の悩み」だっけ。
空中ブランコ乗りのやつね。
あれなんか俺の強迫神経症の発症の様子に感じが似てると思った。

719:吾輩は名無しである
21/11/15 00:11:12.21 oHAZvmY/.net
>>718
決定版カフカ全集第1巻だね
3ページの掌編だ

720:吾輩は名無しである
21/11/15 04:42:21.52 Co1drvjK.net
>>716
高校生の時
ペーパーバックでドストエフスキー読んでた

721:吾輩は名無しである
21/12/13 01:26:55.12 ZGMAhqIH4
URLリンク(www.amazon.co.jp)
ギリシア・ローマ名言集 (岩波文庫) 文庫 2003/1/16
柳沼 重剛  (編集)
5つ星のうち4.1    44個の評価

URLリンク(www.amazon.co.jp)
自省録 (岩波文庫) 文庫 2007/2/16
マルクスアウレーリウス  (著), 神谷 美恵子 (翻訳)
5つ星のうち4.3    592個の評価

722:吾輩は名無しである
22/03/20 15:05:23.81 gzD4w7Ll.net
URLリンク(i.imgur.com)
URLリンク(imgur.com)

723:吾輩は名無しである
22/03/21 06:09:16.32 IFkAD9bW.net
川島隆訳変身刊行あげ

724:吾輩は名無しである
22/03/21 08:29:30.69 otHeMBm6.net
角川文庫版『変身』が新訳になったのか
知らなかったな
ちなみに旧訳は持っている

725:吾輩は名無しである
22/03/21 12:18:16.19 PLdwCYmk.net
川島の『訴訟』ひどかったので期待できないが読んでみるか

726:吾輩は名無しである
22/03/21 13:38:04.26 US/VJBQl.net
700

727:吾輩は名無しである
22/04/04 19:33:34.46 ferwa5U2.net
審判の分かりやすい解説無い?

728:吾輩は名無しである
22/04/05 08:04:48.02 MsjrDTQ2.net
ない

729:吾輩は名無しである
22/09/28 21:58:27.56 OR5gkUdr.net
城は子供の頃読んでもわからない
退屈な人生だったと悟った時読んで初めて
あの状況が心地よいと感じる

730:吾輩は名無しである
22/10/08 12:34:25.68 pTdwBKhc.net
最近手に入れた作品集で気に入っているのはエール大学が出しているフランツカフカの最近発見されたドローイングの学習である。私はフランツカフカに関しては普通の日本語訳の読者の域を出ないが30数年間プラハに住んでいたと言う関係もあり、町の東のはずれにあるユダヤ人墓地に行った事はある。ユダヤの掟に従って0-01カップみたいなものは頭につけないと入場させてもらえない。ビルクリントンが高校訪問した時もまさにその通りだった。
フランツカフカは人気者の作家であるから世界中から観光客がわんさわんさと来るのであるがお供え物もすごく多くてワンカップ大関がお墓の前に置いてあるのには思わず笑ってしまった。しかし私が不思議に思ったのは41歳で肺病で亡くなったフランツであるがその墓碑銘が肩書がドクターで始まっているのである。オーストリアハンガリー帝国でドクターの肩書を普通に名乗っている人はかなり性格が歪んだ人が間違った上昇志向の人である。だからフランツカフカ本人は自分の墓石にドクターの称号はつけてもらいたくなかったのではないか?
カフカの偉大な研究者であり翻訳がである池内紀先生は私のエッセイ屋根裏プラハを文芸雑誌に紹介してくださったのであるが当時のプラハは言うまでもなくドイツ語圏である。カフカはドイツ語の文学者である。記述によればヘブライ語も勉強したらしいがものにはならなかったらしい。
それでカフカはなくなる前に彼の親友のマックスブロートに未発表の原稿を全て渡してこれは焼き払ってくれと頼んだのだがマックスブロートはそれを出版してしまったわけで我々はカフカの世界に触れることができる。そしてフランスがもう一つマックスに依頼したのは書きかけのスケッチブックであった。
1968年にマックスブロートが亡くなった後にそのスケッチブックは彼の遺産相続人に受け継がれそのままずっと保持されていたのである。それが数年前にその遺産相続人がこのスケッチブックを1,000,000ユーロで売りたいと言う案内広告を出して、まさかクリスティーズオークションではないと思うが、それでイスラエルの国立図書館がそれに文句をつけて訴訟騒ぎになった挙句フランツのスケッチブックはイスラエル国立図書館の所有物になったそうである。

731:吾輩は名無しである
22/10/09 13:29:26.74 undmZ5OF.net
それで今年になってそのドローイングがエール大学から刊行されたわけだ。最近刊行されたエール大学出版部の仕事で私がこれも高く評価してるのはJonas Makasの作品をまとめた本である。これも素晴らしいがカフカの本には比較にならないと言うのは映画作家の本は彼の人生をトピックしたものであるが、フランツカフカの仕事は我々にとって全く未知なDrowningの世界を新しく我々に対して開示してくれたものであるからだ。
そのレイアウトの方法がなかなか気にいっていて例えばこれがその一例なのであるがアッシリア時代の古代の布が発見されてそれが破れているからそのままに印刷物として掲載すると言う考古学的なメソッドがここではうまく生かされている。たかだか100年前のアーティストの仕事であるからそこら辺はもっといい加減で良いなどと私は考えるのであるがこのレイアウトの仕方は完全に考古学の方法なのだ。そこが素晴らしい。

732:吾輩は名無しである
22/10/23 02:06:35.36 RiCsYRzD.net
フランツ「可」「不可」留年決定

733:吾輩は名無しである
22/11/21 07:16:14.93 n2psQuW0.net
カフカは、今日「ブルシットジョブ」と呼ばれるような、官僚的な手続きが要求される場面を設定し、無駄に神経症的な思考をいちいち書いていくことで、量を稼いでいると言える。そこでは、いつまでも完了しない無駄な手続きという「増えるもの」が、文章のエンジンになっている。
「無駄」のことを、理論的には「冗長性」と呼ぶことができる。書ける人になるとは、自分の体質に合った「冗長性発生装置」を自分の中に見つけることだ。
長々とした文章とは、カフカにおいては、無駄な官僚的手続きそのものである。カフカの作品は、作品を書くということそれ自体の本質を示すような、「小説についての小説」だとも言えるだろう。
ああだこうだと無駄口を叩くこと。それをそのまま書いてしまえばいい。おそらく人によって、無駄口が溢れてくる元にある「泉」のあり方が、異なっている。そこを分析する必要がある。

734:吾輩は名無しである
22/12/06 16:56:58.53 NlNyWcOK.net
大昔だが、映画監督のフェリーニはインタビューで「嫌いなもの」として、カフカの批評、カフカの影響を受けた作品、カフカ的なもの等々といっていたな。
これはクリエーターの戦術の楽屋裏での打ち明け話のようなものだ。あからさまにカフカの影響が露呈しているのは二流だな。

735:吾輩は名無しである
22/12/15 17:08:34.97 aaZDqXu3.net
今年末ようやくS. Fischer VerlagからKritische AusgabeのBriefe 1921-1924が出ますね。新しく決定版の翻訳全集を期待してますが、池内紀が翻訳してから、まだ権利を白水社が握ってるままなのできっと絶望的ですよね。

736:吾輩は名無しである
22/12/15 17:10:20.61 aaZDqXu3.net
皆さんはどの訳者が好きですか?
わたしは吉田仙太郎です。

737:吾輩は名無しである
23/01/19 13:17:53.20 k1uJa464.net
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