23/04/15 10:32:08.17 0BZ6BU9A.net
「雲間を吹きおろす一陣の風が凍らせて、
私の美しいアナベル・リイを殺したのは。」
エドガー・アラン・ポオ作 福永武彦訳 『アナベル・リイ』
650:吾輩は名無しである
23/04/15 10:36:14.38 SPVCq2RN.net
>>629
ほとんど全てのミステリーが影響を受けているだろう
651:吾輩は名無しである
23/04/15 10:38:19.37 SPVCq2RN.net
>>638がポーをエンタメ作家と言っているのは読んでいないからだと思いたい。読めば見方も変わるはず。もし読んでいるならもうそれは小説観の違いだ
652:吾輩は名無しである
23/04/15 12:38:35.39 joiGC9jN.net
ミステリとSFと怪奇幻想文学を生んだ作家
653:吾輩は名無しである
23/04/15 14:48:15.32 E22xsJlD.net
SFの元祖は『竹取物語』だぞオカマの爺ちゃんw
654:吾輩は名無しである
23/04/15 14:49:38.84 E22xsJlD.net
怪奇幻想文学の元祖は『雨月物語』だぞインポの爺ちゃんw
655:死廃神酔天魔法狂廃遊舞鬼神龍騎禅軍呪妖幻術医国文師悪魔召喚居士
23/04/15 16:02:21.69 RAQypGJs.net
ワシはインポで早漏じゃよ。ちんに据えた花火根元で爆でな。滄浪の水濁るとき は五木寛之 屈原の濁世観にて漁師の言。
まあ濁世になれば隠遁しろということだが、
早漏の液濁るとき は何か病気だから 濁世じゃなくても
入院しろ。性なる聖なる。ある意味でよい社会だと世に出ろというが
入院しろ。それも隠棲の一つ。よさというのは独りよがりで独善的というか圧迫感がある。院生もにてる。院政でもしろと。世に期待するな。善でも悪でもつまらん。絶対精神は意外に絶対他力にて。若いを過ぎたらずっと世から離れて暮らせセクハラしないで笑えという人生観。
656:死廃神酔天魔法狂廃遊舞鬼神龍騎禅軍呪妖幻術医国文師悪魔召喚居士
23/04/15 16:03:58.01 RAQypGJs.net
竹取は心理的にまわされてるから心理的に完全な文学ではないが、国で一番の美女というのは
そうなりがち。余った精液もったいないから男子は心掛けよく。
657:吾輩は名無しである
23/04/15 17:14:51.59 0BZ6BU9A.net
>>649
この詩にインスパイアされて、ナボコフは『ロリータ』を書き、
大江は『美しいアナベル・リイ』を書いた
文学が奏でる美しいリレー
658:吾輩は名無しである
23/04/15 19:31:36.28 SPVCq2RN.net
>>657
ポーがいなければナボコフのあの大傑作『ロリータ』はなかったわけか
659:吾輩は名無しである
23/04/16 08:44:49.29 hNSS/ZD9.net
>>658
『ロリータ』の凄さが分かる御仁はあまりいない
660:吾輩は名無しである
23/04/16 14:09:17.09 w1/q5D9M.net
>>659
ロリコンという言葉は誰も知っていてそれがロリータ・コンプレックスの略である事もみんな知ってはいるが、その言葉の元になった『ロリータ』を読んだ事のある人は少ないのかもしれない
661:吾輩は名無しである
23/04/16 22:44:55.75 r1KEqHx1.net
文学的素養がないせいか、ただのくず男にしか見えない >ハンバート・ハンバート
662:吾輩は名無しである
23/04/18 08:16:38.72 zphxsGOg.net
>>657
大江の『美しいアナベル・リイ』は未読なんで読んでみる
663:吾輩は名無しである
23/04/18 08:40:22.53 uBCkQOO4.net
>>661
ナボコフはあえてしょうもない人間を主人公にしている
『青白い炎』のキンボートもそうだね
そういう人間を中心にして笑いを生み出しているわけだ
664:吾輩は名無しである
23/04/18 09:00:06.47 zphxsGOg.net
>>663
その笑いの裏にある悲しみの複雑で深いこと
665:吾輩は名無しである
23/04/19 23:46:19.47 89ZLkAHq.net
>>660
映画は見た
クソつまらない映画だったけど
最後におっさんが殺されそうになりながらピアノ弾いて、ピストルで撃たれて「だあああああ!!!」
とか悲鳴あげたところで爆笑したのだけは覚えている
666:吾輩は名無しである
23/04/20 01:11:40.68 iKaPdsxO.net
>>665
映画と小説は別物だ
小説を読みなさい
667:吾輩は名無しである
23/09/08 00:19:46.13 d3G/QSwC.net
なんと2019年に旧仮名で中公文庫から渡辺温訳のポー傑作集が出ている。
江戸川乱歩と谷崎潤一郎の渡辺温の回想もついてる。
老舗出版社のプライドと品位が感じられる一冊だ。
668:吾輩は名無しである
24/04/01 20:43:21.42 XjaxgSX9.net
白水社
U252 義とされた罪人の手記と告白
2024/03/27
17世紀末のスコットランド、地方領主コルウァンの二人の息子は、両親の不和により別々に育てられた。明朗快活で誰にでも愛され
る兄ジョージと、厳格な信仰をもつ母親のもとで陰鬱な宗教的狂熱の虜となった弟ロバート。自分が神に義認されあらゆる罪を免れて
いると信じるロバートは、17歳の誕生日に出会った不思議な力を持つ人物に唆されるまま、恐ろしい行為を重ねていく。変幻自在に
その姿を変える〝謎の友人〟の正体は? そして政治的対立に揺れる議会開催中のエディンバラで、兄弟の宿命的な確執はついに衝撃
の結末へ……。奇怪な事件の顚末が異なる視点から語られ、重層するテクストが読者を解釈の迷宮へと誘う。小説の可能性を極限まで
追求し、アラスター・グレイらの現代作家にも多大な影響を与える、ゴシック小説隆盛の掉尾を飾る傑作にして早過ぎたポストモダン
小説。(『悪の誘惑』改題)
[著者紹介]
ジェイムズ・ホッグ James Hogg
スコットランドの詩人・小説家。1770年、スコットランド南部エトリック近郊の借地農家に生まれ、農場の使用人、羊飼いとして働
きながら独学で読み書きを覚え、詩や戯曲の創作を始めた。1800年作の「ドナルド・マクドナルド」は国民的愛誦歌となり、『スコ
ットランド辺境歌謡集』編纂中のウォルター・スコットと古謡の提供を契機に親交を結ぶ。詩集『山の吟詠詩人』(1807)が評価さ
れ、1810年にエディンバラで本格的な文学活動に入る。詩集『女王の夜祭』(13)、『詩鏡』(16)を刊行、1817年創刊の『ブラ
ックウッズ・マガジン』に寄稿した諷刺的な記事で有名となるが、自身も「エトリックの羊飼い」としてパロディの対象となる。その
後小説に転じて、スコットランドの歴史に取材した『ボズベックのブラウニー』(18)、『男の三つの危険』(22)、『女の三つの
危険』(23)などを発表。ゴシック小説『義とされた罪人の手記と告白』(24)は20世紀に再評価され、現在では最も重要なスコッ
トランド文学/英文学作品の一つと目されている。1835年死去。
669:吾輩は名無しである
24/04/30 13:33:09.79 VtkeetCQ.net
age
670:吾輩は名無しである
24/04/30 16:45:05.91 PfQV/NEO.net
ぱぴぷぺぽー
671:吾輩は名無しである
24/04/30 16:45:06.78 PfQV/NEO.net
ぱぴぷぺぽー
672:吾輩は名無しである
24/04/30 17:16:47.55 PfQV/NEO.net
『黄金虫』
いかにも作り物の話だと思う
子供だましの作品
673:吾輩は名無しである
24/04/30 17:16:48.19 PfQV/NEO.net
『黄金虫』
いかにも作り物の話だと思う
子供だましの作品
674:吾輩は名無しである
24/04/30 17:18:24.03 PfQV/NEO.net
『モルグ街の殺人』
これも子供だましの作品
675:吾輩は名無しである
24/04/30 17:21:32.32 PfQV/NEO.net
『スフィンクス』
なんかなぁ、幼稚過ぎる
676:吾輩は名無しである
24/04/30 17:23:44.66 PfQV/NEO.net
『おまえが犯人だ』
途中で犯人がわかっちゃう
677:吾輩は名無しである
24/05/05 13:19:48.87 3saV82BK.net
最高傑作は『アシャー家の崩壊』だな
丸谷才一の訳には解らない言葉がいくつか出てくる
河合訳はどうなんだろうか?
678:吾輩は名無しである
24/05/05 13:21:10.44 3saV82BK.net
二番目は『黒猫』だな
679:吾輩は名無しである
24/05/05 13:23:19.45 3saV82BK.net
岩波の【八木訳】は訳注が詳細でためになる
岩波の『白鯨』も訳注がよかった
680:吾輩は名無しである
24/05/05 19:28:33.11 7hLlDbln.net
>>677
俺は誰の訳で読んだだろう? 少なくても丸谷ではなかったな。特に分からない言葉がでてきた記憶はないが
681:吾輩は名無しである
24/05/27 11:19:24.10 FmFbFdNH.net
エドガー・アラン・ポーの短編小説『アッシャー家の崩壊』は、一見シンプルなプロットと晦渋な文体ながら、その格調高い表現によって、音楽性の高い一編の詩のような作品へと昇華されています。
一見、単純な物語のように見えるかもしれませんが、ポーは巧みな言葉遣いと描写によって、読者を物語の深淵へと誘い込みます。朽ち果てたアッシャー家屋敷の描写は、まるでゴシック絵画のような陰鬱さを醸し出し、そこに住むアッシャー兄妹の悲劇的な運命を暗示します。
また、ポーは音楽的な要素を巧みに作品に取り入れることで、読者の五感に訴えかけるような効果を生み出しています。例えば、アッシャー家の屋敷を包む不気味な静寂や、マデリンの死の直前に聞こえる不協和音などは、読者に不吉な予感を抱かせ、物語の緊張感を高めます。
このように、『アッシャー家の崩壊』は、シンプルなプロットと晦渋な文体に音楽的な要素を織り交ぜることで、読者を魅了する作品となっています。
682:吾輩は名無しである
24/05/27 22:50:20.12 DlonQikN.net
『眼鏡』がサイコー
683:吾輩は名無しである
24/05/28 13:56:56.38 aC1L29n5.net
18歳頃に「黒猫」を読んで衝撃を受け、強く惹かれた。しかし当時はボードレールやランボーなどのフランス象徴派の詩人、シュルレアリスム、バタイユに傾倒していたため、ポーはそれ以上深く読むことなく20年間過ごしてきた。しかしつい先日、ちくま文庫の松井冬子の表紙に惹かれて短篇集を購入し、読んでみるとすっかりハマってしまった。現在では、ポーに関する研究書や批評書も少しずつ読み進めている。
684:吾輩は名無しである
24/05/28 14:57:02.01 aC1L29n5.net
萩原朔太郎は、1926年に詩集『智恵子抄』のなかで詩「大鴉」を発表しました。この詩は、深い悲しみと絶望に満ちた内容で、多くの読者に深い感動を与えてきました。
朔太郎は、この詩について以下のように述べています。
この詩は、私の心の奥底から湧き出たものであり、私の最も大切な作品の一つである。この詩を翻訳することは不可能である。なぜなら、この詩の言葉は、私の魂の叫びであり、他の言語では表現することができないからである。
しかし、インターネット時代においては、Google翻訳などの翻訳ツールが容易に利用可能となり、「大鴉」の翻訳を試みることは容易になりました。実際に、これらのツールを用いて「大鴉」を翻訳してみると、様々な言語で表現することができます。
しかし、翻訳ツールによる翻訳は、必ずしも完璧なものではありません。特に詩のような芸術作品の場合、ニュアンスや情感を正確に表現することは難しい。例えば、「大鴉」の中で使われている言葉には、朔太郎の個人的な経験や思いが込められており、それを他の言語で完全に再現することは不可能です。
また、萩原朔太郎が主張していた翻訳不可能性は、言語を超えた芸術表現としての「大鴉」の独自性を指しており、単に翻訳ツールを用いた機械翻訳によって検証できるものではありません。「大鴉」の真の理解には、朔太郎の詩全体に対する深い理解と、日本語に対する深い理解が必要となります。
685:吾輩は名無しである
24/05/28 14:58:54.15 aC1L29n5.net
メエルシュトレームと黄金虫の描写の鮮やかさに感嘆せずにはいられない。
特に黄金虫は前半と後半の構成が絶妙で、非常に気に入っている。
686:吾輩は名無しである
24/05/29 09:18:57.34 /BQANsml.net
最近屁の役にも立たないくそくだらない感想レスを書くのが流行っているのかね?
687:吾輩は名無しである
24/05/29 11:47:44.50 jjVtb3DQ.net
>>684
朔太郎はいつ『智恵子抄』を書いたのかね?
688:吾輩は名無しである
24/05/30 11:32:30.53 YR10pOUK.net
>>685
メエルシュトレームの描写は、まるで自分が実際に渦の中にいるような臨場感があり、思わず息を呑んでしまいました。特に、船がどんどん渦に吸い込まれていくシーンは、本当に怖かったです。
黄金虫も、前半の謎解きと後半の冒険がうまく絡み合って、最後まで飽きずに読めました。特に、ジュピターの虫が黄金虫だったというオチは、予想外でとても面白かったです。
おっしゃる通り、どちらの作品も構成が絶妙で、非常に完成度の高い作品だと思います。
私もどちらも大好きです!
689:吾輩は名無しである
24/06/06 05:31:55.22 610qI4HS.net
>>688
メエルシュトレームの描写が、読者をまるで渦の中にいるような臨場感に巻き込んだとのこと、大変共感いたします。特に、船が徐々に渦に飲み込まれていくシーンは、息を呑むような恐怖を感じました。
黄金虫も、前半の謎解きと後半の冒険が巧みに絡み合い、最後まで飽きることなく読み進められる作品ですね。特に、ジュピターの虫が黄金虫だったという意外なオチは、読者を驚かせながらも納得させる見事な展開でした。
おっしゃる通り、どちらも構成が絶妙で、非常に完成度の高い作品だと思います。私もどちらも大好きです
690:吾輩は名無しである
24/06/29 15:43:58.83 fKd8saYy.net
・ エドガー・アラン・ポー 1809年1月19日 【アメリカ】
・ チャールズ・ダーウィン 1809年2月12日 【イギリス】
・ ニコライ・ゴーゴリ 1809年3月31日
691:吾輩は名無しである
24/06/29 18:32:50.30 Nr80YLxN.net
風景が奏でる夢と現実の交響曲
ポーの描く風景は、現実と幻想が溶け合う夢のキャンバス。妖精たちの漕ぐカヌーが静寂の湖面を滑り、地の精が築いた城が霧に浮かび、風景そのものが語りかけてくる。夢想を誘う庭園は、自然を巧みに造型し、川旅は幻影の舟に乗せて未知へと誘う。魔法の円環が描くのは、アルンハイムの楽園なのか、それとも存在の消滅と至福への誘いか?