12/10/10 19:42:29.70 .net
今日仕事行き帰りの電車で『眼鏡』読んだ
1/3あたりでオチはだいたい読めたが電車内で笑いを抑えきれなかったw
51:d(@∀@) 【東電 62.5 %】 忍法帖【Lv=40,xxxPT】(1+0:5) ◆ANOSADJXD6
12/10/11 08:30:29.02 ?PLT(17777).net
アッシャー家は、シュワンクマイエルの短編アニメもお奨めです。
52:吾輩は名無しである
12/10/11 20:14:03.06 .net
ポーの短編を読んでいると時々
ボードレールがいかにポーから強い影響を受けたか如実にわかる
53:吾輩は名無しである
12/10/11 20:38:53.43 .net
アッシャー家は読んでるときはそうでもないけど
読んでしばらく経ってからジワジワくる
54:吾輩は名無しである
12/10/12 00:21:26.55 .net
アッシャー家が好きなら、
ロバート・R・マキャモン『アッシャー家の弔鐘』も面白く読めるはず。
原作の短い記述を、よくぞここまでふくらましたもんだと感心すること必至。
55:N ◆.a7VUr.VD.
12/10/12 00:26:16.06 .net
レイ・ブラッドベリもアッシャー家の崩壊のパロディを書いてたよね。
56:吾輩は名無しである
12/10/12 00:28:05.90 .net
ポー自身がパロディストでもあったからな
57:吾輩は名無しである
12/10/12 00:33:15.35 .net
「ウィリアム・ウィルソン」のイカサマがバレる瞬間の描写がたまらない
58:吾輩は名無しである
12/10/12 05:17:20.76 .net
ボードレールの仏訳って、ネットで読める?
59:吾輩は名無しである
12/10/12 09:22:20.04 .net
何だよ?ボードレールの仏訳って
60:吾輩は名無しである
12/10/12 12:17:02.20 .net
ボードレールによるポーの仏訳って意味でしょう。
61:吾輩は名無しである
12/10/13 01:07:49.14 .net
芦屋家の崩壊ってのも有るぞ。
津原泰三だから、おもしろいかもしれん。
62:吾輩は名無しである
12/10/13 01:19:16.61 .net
同じタイトルで永井豪のマンガがあったな
63:吾輩は名無しである
12/10/13 21:25:07.23 .net
創元推理文庫の全集1と3読み終わった
次は4行く
64:吾輩は名無しである
12/10/13 21:33:26.36 .net
2は飛ばすわけですね。
65:吾輩は名無しである
12/10/13 21:37:43.03 .net
ゴードンピムがあるからね
長いのは最後に行く
最後の最後はユリイカも入ってる「詩と詩論」だけど
66:吾輩は名無しである
12/10/13 22:06:47.13 .net
「詩と詩論」よりも長篇小説の方を優先させる、と。
67:吾輩は名無しである
12/10/14 16:58:17.10 .net
小林秀雄がポオのこと書いてたがあれはなんだ?
常識ということをテーマにしておったが・・・
68:吾輩は名無しである
12/10/14 17:34:15.72 .net
考えるヒント1、メルツェルの将棋差しについてだね
機械に将棋が指せる訳ないだろ、の結論は今や過去の話
69:吾輩は名無しである
12/10/14 23:58:37.39 .net
>>1
誕生日おめでとー
70:吾輩は名無しである
12/10/15 00:51:34.61 .net
>>69
(^ω^ ;)
71:吾輩は名無しである
12/10/15 17:34:58.21 .net
メルツェルの将棋差しをメルツェルのチェスプレイヤーと訳したら、
機械人形の不気味さが出ない。
いくつも翻訳がある中から、読者が選べるところが古典のアドバンテージだな。
72:吾輩は名無しである
12/10/15 21:49:15.00 .net
メルツェルのチェスプレイヤーだとスタイリッシュでクールなヒゲのイケメンなイメージ
73:吾輩は名無しである
12/10/17 13:30:11.93 .net
この詩は、なんかいでもよみたくなる。
Edgar Allan Poe "Alone"
URLリンク(poetry.hix05.com)
74:吾輩は名無しである
12/10/17 16:51:41.20 .net
俺は散文詩のような Silence - A Fable がお気に入り
URLリンク(classiclit.about.com)
75:吾輩は名無しである
12/10/17 19:23:02.96 .net
>>74
ほう、いい散文詩だね。これから、じっくり味読させてもらいます。
それにしても、こういう味わい深い文章を、たとえば朗読してもらって、
よこから一回聞いただけで感動できるくらいの英語力が欲しいもんだ。
76:吾輩は名無しである
12/10/17 23:47:11.84 .net
「不条理の天使」もある種の小説ジャンルの原型のような気がする
77:吾輩は名無しである
12/10/18 11:26:00.12 .net
1809年生まれで、島津斉彬や横井小楠などと同い年!
死んだのが1849年。ぺーリーの来航が1853年かぁ
78:吾輩は名無しである
12/10/18 13:19:26.72 .net
どうりで、彼の書く英文が古めかしいはずだ。
現代の小説を読むような速度で読むと、
ちんぷんかんぷんになる。
79:吾輩は名無しである
12/10/18 14:31:16.94 .net
創元の翻訳って、読みやすい?
80:吾輩は名無しである
12/10/18 18:32:51.41 .net
The Raven (大鴉) を読んだり、Youtube で朗読を聞いたりして、
俺は今日、ふと思った。
ここに出てくるカラスは、おそらくポーが考える神の姿じゃないか?
人間がいくら問いを発しても、神は Nevermore に似たような、
意味不明の言葉を繰り返すばかり。
そして神は、神々しくなんかなく、
むしろカラスのように不気味。
81:吾輩は名無しである
12/10/18 19:35:11.43 .net
英詩についてのスレが見つからない。誰か、そのスレを立ててくれないかな。
82:吾輩は名無しである
12/10/18 20:40:19.82 .net
>>79
訳者は何人もいるから一概には言えないけど
特に読みにくいってことはないと思う
>>80
なかなか興味深い説ですな
83:吾輩は名無しである
12/10/18 20:51:36.43 .net
短編すべて読み終わったら
ポー傑作ベスト10を書き出したいと思う
84:吾輩は名無しである
12/10/19 01:27:12.08 .net
「アッシャー」「メエルストロム~」は佐々木直次郎訳が好き。
85:吾輩は名無しである
12/10/19 02:35:28.78 .net
ポーは「The Raven」で、その大鴉を「凶兆の存在」、「悪魔の囁き」として、あえて明らかに暗喩している。
冒頭の「太古の神話」「大昔の物語」という表現などからも、旧約聖書やギリシャ神話やローマ神話などに出てくる「大鴉」を暗示しているものと言える。
又、その神話中の大鴉を、当時、結核を患って今にも息を引き取ろうとしてたポーの若妻ヴァージニアの貞操の喪失に関連付けていることも明らかに読み取れる。
ポーはその若妻の結核の症状の重篤さ、大罪を、オウィディウスの「変身物語」に出てくる「黒く塗り替えられた白い大鴉」の存在に投影している。
そうして、ポーがその「大鴉」を書いたおよそ二年後にヴァージニアは息を引き取ることになる。
86:吾輩は名無しである
12/10/19 02:39:26.63 .net
「寒々しい12月」などという表現にも「北欧神話」のそれを暗示していることが明らかに窺える。
87:吾輩は名無しである
12/10/19 08:16:26.44 .net
ポーの世界観や人生観のことをよく知ってるわけじゃないけど、
悪魔と神とを同一視しているいうに僕には思える。
少なくとも、僕にとっては神と悪魔は同一人物なんだ。
だから、僕にはこの大鴉が悪魔であり神でもあるんだ。
88:吾輩は名無しである
12/10/19 08:26:56.31 .net
英詩を鑑賞するスレ
URLリンク(toro.2ch.net)
89:吾輩は名無しである
12/10/21 01:35:10.22 .net
ポーの生きていた時代にウィリアム・ウィルソンみたいなドッペルゲンガーもの書いてた小説家っているの?
90:吾輩は名無しである
12/10/21 02:08:46.51 .net
いやあれを「ドッペルゲンガー」ものと規定してしまうのは
あの小説のある種の豊かさをむやみに縮減させてしまってよくないんだけどさ
91:吾輩は名無しである
12/10/21 11:14:53.20 .net
ウィリアムウィルソンはどう読んでもポーの中のポー自身
肉体と精神の葛藤、善悪の問答、良いポー悪いポー
冒頭のチェインバリンの引用だけでもわかりそうなもんだがな
>「それをなんと言うのだ? わが道に立つかの妖怪、恐ろしき良心とは?」ーー佐々木長次郎訳
92:吾輩は名無しである
12/10/21 20:05:05.56 .net
もちろん「ドッペルゲンガー」と言ったのはそういった意味も含めてのことです
93:吾輩は名無しである
12/10/21 20:26:37.72 .net
ドッペルゲンガーなんかとは全然異なる
ドッペルゲンガーというのは外界世界での容姿の完全一致のことをそう呼んでるだけだし
「ウィリアムウィルソン」の自分の内なる良心などはまったく関係がない
94:吾輩は名無しである
12/10/21 21:32:33.73 .net
ドッペルゲンガーって内なるもう一人の自分の外化の幻視という説もあるから関係なくもないよ全然
95:吾輩は名無しである
12/10/21 21:57:25.52 .net
ドッペルゲンガーにそんな説はないぞ
あるならその説のソースを出せよ
つか、こじつけにだいぶ無理があるぞw
誤りは誤りとしてはっきりと認めることができないと、なにも成長できないぞおまえは
96:吾輩は名無しである
12/10/21 22:14:24.07 .net
「アッシャー」とかの怪奇物や、「モルグ街」のミステリばかり言われるけど
「実業家」とかのバカ小説が凄い好きで一流だと思うんだけど
97:吾輩は名無しである
12/10/21 22:16:13.48 .net
>>95
なにかで読んだ記憶はあるけど思い出せないから
安易だけど、はい、とりあえずこれ
URLリンク(ja.wikipedia.org)
つかなんでそんなにいきり立ってるの(゚д゚ )?
98:吾輩は名無しである
12/10/21 22:53:04.79 .net
いや、こじつけ具合があまりにバカげていてアレだったからさ、つい激昂しちゃったよ
わざわざウィリアムウィルソンの存在をドッペルゲンガーなんかに当て嵌めて、まったく見当違いなつまらない解釈をする必要性自体がないんだからさ
どう読んでも作品内容的にドッペルゲンガーなんかには当て嵌まりようがないし、一体こいつはなにを言ってるんだって話になるだろ
99:吾輩は名無しである
12/10/21 23:04:16.01 .net
いま流し読みしてきたけど、どこにもそんな説のことなんか書いてないようだが、。
その説のとこをコピペしてくれ
100:吾輩は名無しである
12/10/21 23:23:30.07 .net
>>98
ドッペルゲンガーについての見識がものすごく狭いからそうなるんだろうなー
>>93の
>ドッペルゲンガーというのは外界世界での容姿の完全一致のことをそう呼んでるだけだし
>「ウィリアムウィルソン」の自分の内なる良心などはまったく関係がない
なんてまさにそれを表してるし
試しに「ウィリアム・ウィルソン ドッペルゲンガー」で検索してみなよ
wikiだけじゃなくいくらでも出てくるから
まあ貴方が「俺は認めない!」というならそれはそれでもちろんいいけどね
にしても激昂ってw
ウィリアム・ウィルソン
URLリンク(ja.wikipedia.org)
101:吾輩は名無しである
12/10/21 23:35:38.84 .net
いや、ドッペルゲンガーの見識なんかの話じゃなくて、ウィリアムウィルソンを無理矢理そこに当て嵌めなくてもいいだろって
たとえドッペルゲンガーの定義の一部分をウィリアムウィルソンのそれが掠めてたとしても、その一部だけを見て、そこを無意味に誇大して「これはドッペルゲンガー」としてしまうのはあまりに浅はかだよってこと
102:吾輩は名無しである
12/10/21 23:46:14.97 .net
あれ?
少しトーンが落ち着きましたねぇ?
なんででしょう?
それはともかく
だから自分は
90 名前:吾輩は名無しである[] 投稿日:2012/10/21(日) 02:08:46.51
いやあれを「ドッペルゲンガー」ものと規定してしまうのは
あの小説のある種の豊かさをむやみに縮減させてしまってよくないんだけどさ
とも言ったわけですよ?
103:吾輩は名無しである
12/10/21 23:51:49.41 .net
なんででしょうって、おまえのあまりの頭の悪さに呆れてるだけだよ…w言わずもがなだろ…
ちなみに90はおれのレスじゃないよ、ドッペルちゃん
104:吾輩は名無しである
12/10/21 23:54:57.52 .net
ああ、90はドッペルちゃんのレスだったのか
自分でわかってるなら、どうしてわざわざドッペルゲンガーなんかに当て嵌めちゃったのかな
105:吾輩は名無しである
12/10/21 23:59:53.04 .net
そして>>101さんはつまり自分のドッペルゲンガーについての見識が浅かったと認めたわけですね
了解了解
まあ自分としてまとめると
ポーの「ウィリアム・ウィルソン」はそれと意識してか無意識でかはともかく
「ドッペルゲンガー」と名指される領域のものを逸早く題材にした先駆的作品の一つではあるけれど
いわゆる「ドッペルゲンガーもの」と太文字で規定してしまうことは
この作品の多岐に渡る魅力やそれだけに集約されない潜在的可能性を損ないかねないことになる
といったところでしょうか
106:吾輩は名無しである
12/10/22 00:05:34.47 .net
そりゃ、ドッペルゲンガーだとかなんだとかいうカテゴリー分けなんかにはあまり興味がないからな
>まあ自分としてまとめると
全然まとまってないよ(苦笑)
107:吾輩は名無しである
12/10/22 00:06:42.08 .net
ドッペルゲンガーとまったく関係はない
って言ってたのに変わりましたねー
おk
ま、このへんでやめときましょ
108:吾輩は名無しである
12/10/22 00:08:45.51 .net
>ドッペルゲンガーと名指される
全然されてないよ(苦笑)
やれやれだな…w
109:吾輩は名無しである
12/10/22 00:11:29.59 .net
>変わりましたねー
いや、全然変わってないよ(苦笑)
ただ単におまえの無駄に頑固なこじつけにウンザリしてるだけ
110:吾輩は名無しである
12/10/22 00:14:45.07 .net
>>108
だから「ウィリアム・ウィルソン ドッペルゲンガー」で検索してみなさいってw
見るのが怖いなら無理にとは言わないけどw
>>95
>誤りは誤りとしてはっきりと認めることができないと、なにも成長できないぞおまえは
ブーメラン食らっちゃったねw
111:吾輩は名無しである
12/10/22 00:19:30.15 .net
ではおやすみ
貴方の中のウィリアム・ウィルソンが現れて
「おまえが間違ってるぞ」と言われて死なないように気をつけてねw
よい夢を☆
112:吾輩は名無しである
12/10/22 00:21:21.06 .net
いや、検索して色々出てきたところでもウィリアムウィルソンとドッペルゲンガーの関係性が進展するわけじゃないよ…(苦笑)
ん?ブーメラン?……どこ?(苦笑)
113:吾輩は名無しである
12/10/22 00:25:12.38 .net
うん、安らかにオヤスミ、南無(苦笑)
ーー河童の夢でも見るがいい
114:吾輩は名無しである
12/10/22 00:32:39.27 .net
う~む、凄い流れだった
さすが狂気と幻想の作家・ポーのスレにふさわしいなぁ
115:吾輩は名無しである
12/10/22 00:37:26.07 .net
なんてったって、ウィリアムウィルソンがドッペルゲンガー(苦笑)だもんな
いや、まいっちゃうよ…ほんとw
116:吾輩は名無しである
12/10/22 00:45:14.31 .net
youもたいがいだったぞ
117:吾輩は名無しである
12/10/22 00:46:44.92 .net
ドッペル説ってむしろ古典的なんだけどな
118:吾輩は名無しである
12/10/22 00:49:11.57 .net
というかこの流れそのものがウィリアム~的でドッペル的だな
壮大な自演なんじゃないかと
119:吾輩は名無しである
12/10/22 00:54:23.79 .net
分裂した自我の終わりのない壮絶な自演・・・
ポーの予見力凄ぇww
120:吾輩は名無しである
12/10/22 01:10:08.91 .net
どうしたんだおまえ(苦笑)
次から次へとアレが湧いて出てくるなここは(笑)
ーーあ、寝たはずのドッペルちゃんの夢遊病かw
121:吾輩は名無しである
12/10/22 01:19:39.63 .net
ドストエフスキーは『ウィリアムウィルソン』を崇拝してたらしいよね
わかる気がする
ってまた自演始まったしww
122:吾輩は名無しである
12/10/22 01:26:59.31 .net
ポーの悪ノリはゴーゴリのそれとよく似てる
123:吾輩は名無しである
12/10/22 01:36:17.90 .net
でもはっきり言って詩などはまったくセンスない
ワーズワースやイエイツに貶されるのも無理ないレベル
韻律もパクリだし乱用しすぎで気持ち悪いだけだし、ネタの引用も多すぎるし、意図というか下心が丸見えで極めて稚拙だし
いいとこがまるでない
124:吾輩は名無しである
12/10/22 01:48:47.92 .net
俺もポーの詩は全然だな
翻訳でしかまともに読めないけど
125:吾輩は名無しである
12/10/24 10:19:35.48 .net
Poe
"The Fall of the House of Usher"
"The Black Cat"
やっぱ、ポーは、古めかしい格調高い文体で怖い話を空いてくれていて、
面白い。
126:吾輩は名無しである
12/10/26 22:12:59.58 .net
「タール博士とフェザー教授の療法」おもしれぇ!!
127:吾輩は名無しである
12/10/26 23:15:27.97 .net
言うも不粋なんだけど
乱歩はポーに影響受けすぎだろっていう
128:吾輩は名無しである
12/10/27 00:24:28.24 .net
>>127
文学的香気は影響受けてないよ
129:吾輩は名無しである
12/10/27 00:38:30.74 .net
さてそいつはどうかな
130:吾輩は名無しである
12/10/27 00:51:53.91 .net
ポーって設定は現代でもありえないんだけど
不思議と古臭くないしそれどころかリアリティがあるんだよなぁ
131:吾輩は名無しである
12/10/27 04:07:50.10 .net
>>127
でも「二銭銅貨」の暗号は「黄金虫」より凝ってる。
青は藍より出でて藍より青し、じゃないか。
ドイル「踊る人形」の暗号なんか「黄金虫」のまんま。
132:吾輩は名無しである
12/10/27 10:25:40.65 .net
そりゃ後発で影響受ける方は元祖より凝らなくちゃしょうがない
凝ったからといって必ずしも超えられるわけじゃないが
133:吾輩は名無しである
12/10/27 17:16:08.23 .net
ポーを読むということは、あの晦渋な文体に身を任すことである。
江戸川乱歩からもコナン・ドイルからも、同じ感覚を感じることはできない。
134:吾輩は名無しである
12/10/27 19:30:21.89 .net
初心者なんですが質問させてください。
ポーの小説は創元推理文庫のポオ小説全集ですべて読めるのですか?
135:吾輩は名無しである
12/10/27 20:22:11.18 .net
おそらくほぼ全てだと思う
136:吾輩は名無しである
12/10/27 22:10:06.57 .net
>>135
ありがとうございます。
『アッシャー家の崩壊』等を読んで興味を持ったので、折角なので全集を読んでみようかなと思っていました。
翻訳の方が気になりますが一冊ずつ読んでいきたいと思います。
137:吾輩は名無しである
12/10/27 22:31:23.32 .net
>>136
ちょうど俺も創元推理文庫で全集読んでるところだよ
138:吾輩は名無しである
12/10/27 22:50:46.95 .net
>>137
そうなんですか!
翻訳の方はどうでしょう?
139:吾輩は名無しである
12/10/27 23:25:58.67 .net
>>138
複数の翻訳者で構成されてるけど悪くないと思うよ
140:吾輩は名無しである
12/10/27 23:39:07.30 .net
>>139
翻訳者は複数名いるのですか。
知りませんでした。
情報ありがとうございます。
141:吾輩は名無しである
12/10/28 00:04:07.22 .net
「ちんば蛙」辺りが乱歩のあこがれだったんだろうな。
あの境地を目指したとおぼしき短編がいくつかある。
142:吾輩は名無しである
12/10/28 02:13:42.24 .net
ポーの凄さの一つは後世に与えた影響の広範さ
文学者ひとつとってみても多岐に渡る
143:吾輩は名無しである
12/10/28 03:02:25.36 .net
推理小説やホラー小説のみならず
フランス象徴派とドストエフスキーに決定的な影響与えてるから
その後の文学史の流れをかなりの程度作ったとも言えるね
144:吾輩は名無しである
12/10/28 07:51:59.47 .net
『アッシャー家の崩壊』
いいですねえ。プロットは単純だし、どうってことないように見せていながら、
晦渋な文体の奥にある格調の高さによって、この短編の全体が、
音楽性の高い一編の詩になってる。
145:吾輩は名無しである
12/10/28 19:27:25.75 .net
ウィキペによると
> フョードル・ドストエフスキーは1861年に自分の雑誌『時代』で
> D・ミハイロフスキーという人物の翻訳による「告げ口心臓」「黒猫」「鐘楼の悪魔」を掲載し
> それに序文をつけており
だそうだけど、
この序文てドストエフスキー全集あたりで読めるのかな?
146:吾輩は名無しである
12/10/29 22:49:50.50 .net
お、そういえばドストエフスキーにもドッペルゲンガーものがあったような
……なんて書くと、また火種かな。
147:吾輩は名無しである
12/10/30 07:21:05.24 .net
火種ってかおまえのバカが露わになってるだけ
148:吾輩は名無しである
12/10/30 08:16:29.06 .net
『二重人格』のことかな?
読んだことないけどウィリアムウィルソンに比べると冗漫だとか
ま、ドストにそういう評価与えても決して否定にはならんかw
149:吾輩は名無しである
12/10/31 12:20:17.38 .net
Semolina pilchards climbing up the Eiffel Tower
Elementary penguin singing Hare Khrishna
Man, you should have seen them
Kicking Edgar Allan Poe
I am the eggman, they are the eggman
I am the walrus
150:吾輩は名無しである
12/10/31 23:49:35.78 .net
ビートルズだね
151:d(@∀@) 【東電 73.9 %】 忍法帖【Lv=40,xxxPT】(2+0:5) ◆ANOSADJXD6
12/11/01 14:16:26.66 ?PLT(17777).net
ラトルズの名曲「ピギーインザミドル」によく似ている曲ですよね。
最近出た二万円箱を買った人、いるのかしら。
わたくしの周りにはまだひとりもおりません。
…と、間違ってよそに投稿してしまいました。
152:吾輩は名無しである
12/11/02 09:11:36.60 .net
文学版の平均年齢を知りたいねえ
153:吾輩は名無しである
12/11/10 17:33:01.02 .net
(。????。)
154:吾輩は名無しである
12/11/15 20:03:30.09 .net
創元推理文庫の全集
全4巻のうちいよいよ2巻を残すのみとなった
通勤途中に少しずつ読んでるので今年中にはなんとか読み終わるかな
155:吾輩は名無しである
12/11/19 07:07:04.36 .net
ポーを全て読むとわ
君は進化したであろう そうではなくても
何かが、何かが変わったはずだ!
156:吾輩は名無しである
12/11/21 23:53:57.46 .net
短編ほとんど全部読んだ、この人は怪奇小説、ミステリー
そして最近はSFの始祖として言われてるけど、あと馬鹿小説でも大家だろ
「事業家」「不条理の天理」「悪魔に首をかけるな」「チビのフランス人」
など笑いの分野でもキレがある
157:吾輩は名無しである
12/11/22 00:16:05.63 .net
「眼鏡」も笑えるよねw
158:吾輩は名無しである
12/11/22 05:01:54.21 .net
春秋社の全集の評判はどうなのかな?
159:吾輩は名無しである
12/11/22 17:06:52.84 .net
馬鹿小説の始祖といえばラブレーでしょ
160:吾輩は名無しである
12/11/23 00:33:01.94 .net
>>156
「タール博士とフェザー教授の療法」もな
161:吾輩は名無しである
12/11/23 09:11:21.32 .net
>>160
あれはアッシャーなんかより遥かに怖かった
162:吾輩は名無しである
12/11/23 22:02:08.61 .net
>>160
あれには乱歩は特に影響受けてる感じがする
163:吾輩は名無しである
12/11/24 00:33:29.79 .net
ポーはやっぱ天才だろうね
164:吾輩は名無しである
12/11/26 19:34:01.70 .net
ゴードン・ピム読み始めたけど面白そうな予感ぷんぷんだな
165:吾輩は名無しである
12/11/26 20:35:56.94 .net
恐怖とお笑いを両方書ける人はいるし
幻想とSFを両方書ける人もいる
ただ詩と、理論的な話を両方書けるのはこの人くらい
RPGでいうと火属性と氷属性を両方もってるようなもの
166:吾輩は名無しである
12/11/26 20:53:58.94 .net
「恐怖とお笑いと幻想とSFと詩と理論的な話を
全部書けるのはこの人くらい」でいいよ
詩と理論的な話の両刀使いなら他にもいそうだ
167:吾輩は名無しである
12/11/26 22:30:09.61 .net
ジャック・フィニイとかフレドリック・ブラウンとか多才だけど、
ポーには遠く及ばないな。
168:吾輩は名無しである
12/11/29 23:10:19.23 .net
ゴードンピム面白れえ
乱歩の『屋根裏の散歩者』ってこれの影響受けてるでしょ?
169:吾輩は名無しである
12/11/30 05:58:14.15 .net
>>168
「ゴードン・ピム」って、例の、文庫本でいえば300ページくらいの長い
小説のことだよね。
170:吾輩は名無しである
12/11/30 14:14:35.13 .net
ポーの『メスメリズムの啓示』は、マクロビウスの殆ど
引き写しじゃねーかw
ドーデも良いが、文学板よ、お前は既に死んでいるw
171:d(@∀@) 【東電 78.7 %】 忍法帖【Lv=40,xxxPT】(2+0:5) ◆ANOSADJXD6
12/12/01 15:57:40.12 ?PLT(17777).net
HPLの狂気の山脈を読んで以来気になっていました。
今から小説全集2を買ってきます。
172:吾輩は名無しである
12/12/12 04:04:41.54 .net
国内外の古今の推理小説はたくさん読んでるのに始祖と呼ばれるポーを未だ読んでいなかった事に気づいて
創元からポオ全集が4冊出てるじゃない?あれを買ったんだけど何なのこれ?
書いてる事がすごすぎるというか難しすぎて1編読むのにも相当な疲労感を感じるんだが…
精神的というか哲学的というか全然「推理作家」ではないんだな
先週から少しづつ読んでるんだけどやっと1巻の半分くらいだわ
今から息の喪失ってやつ
宮沢賢治読んだ時も知らない世界を叩きつけられて少し疲労感があったけど今回それ以上だ
173:吾輩は名無しである
12/12/12 11:29:12.49 .net
本業は詩人で、小説もたくさん書いた
その中にはのちに推理小説と呼ばれるようなものも含まれていた、というだけ
だから肩書きとしては全然「推理作家」ではないというのはその通り
この認識はもうちょっと広まってもいいと思う
174:吾輩は名無しである
12/12/12 18:58:55.76 .net
別に本業は詩人じゃないだろ
175:吾輩は名無しである
12/12/12 21:15:22.93 .net
詩でも小説でも食べられなかったからね。
てか、本業が詩というのははじめて聞いた。
176:吾輩は名無しである
12/12/13 00:24:48.49 .net
じゃあ何やって食べてたの?
乞食?
177:吾輩は名無しである
12/12/13 00:50:15.27 .net
いやいやいや
俺はむしろポーの詩が本業じゃないなんて初めて聞いたぞ
大丈夫かお前ら
178:吾輩は名無しである
12/12/13 00:58:36.25 .net
>>176
なんか最後は何かのサクラみたいな仕事をして死んでしまった
179:吾輩は名無しである
12/12/13 01:01:02.81 .net
本業は小説家、詩人、編集者でひとつのジャンルにはくくれないと思うがどうかね
180:吾輩は名無しである
12/12/13 05:15:34.21 .net
Richard Parker
181:吾輩は名無しである
12/12/13 16:54:26.52 .net
本業などというから違和感があるんだろ。
詩人は業態じゃないから。
18世紀までなら宮廷詩人というのは業態だったけど。
現代日本ではただ一人職業詩人がいるけど、まあポーも「本業」は詩人じゃなく酔っ払いでしょう。
182:吾輩は名無しである
12/12/13 19:16:25.94 .net
短編は好きだし傑作もたくさんあるけど
大鴉は別にしてポーの詩はほとんど良いと思わん
ポーの詩読むならロートレアモン読むわ
183:吾輩は名無しである
12/12/13 21:26:41.82 .net
ほんとおまいら色んな作家や作品名知ってんな
全部列挙してみて
ぜーんぶ♪
184:吾輩は名無しである
12/12/13 21:29:12.79 .net
そういうのは自分が先にやって見せてから言うもんだ
185:吾輩は名無しである
12/12/14 09:11:56.78 .net
短編集って区切りが多くて気づいたら一冊読み終わってたってのが普通だったんだけど
ポーは1、2編読むと息抜きがしたくなる
必死に想像してるが頭がついて行ってないんだと思う
186:吾輩は名無しである
12/12/14 09:43:49.99 .net
>>184
じゃ、やってみるね。
司馬遼太郎、赤川次郎・・・・これで全部かな、ぜ~んぶ♪
おまいは?
187:吾輩は名無しである
12/12/14 15:17:59.22 .net
赤川www
んで次はクソ東野かよ
188:吾輩は名無しである
12/12/14 21:31:23.02 .net
さすがにネタだろw
189:吾輩は名無しである
12/12/15 00:10:08.06 .net
カミュの『最初の人間』文庫化してたから買ってきた
190:吾輩は名無しである
12/12/15 18:37:18.72 .net
>>168
屋根裏の散歩者のどこがゴードンピムに似てるんだ?
強いていえば、孤島の鬼くらいかな似てるのは。
191:吾輩は名無しである
12/12/16 17:40:29.71 .net
年内に創元推理文庫の全集読了できそうだ
年明けて早々詩と詩論そしていよいよユリイカに挑むぞ
192:吾輩は名無しである
12/12/17 21:06:17.46 .net
ユリイカって名前にイカって入ってなかったらもっと知名度というか人気があったと思う
そんな気がする
193:吾輩は名無しである
12/12/17 21:16:25.81 .net
ユリーカだったらよかったってこと?
194:吾輩は名無しである
12/12/17 21:32:47.19 .net
そうでゲソ
195:吾輩は名無しである
12/12/26 02:21:00.85 .net
ボードレール『パリの憂愁』の1/3はポーの「群集の人」でできてるな
196:吾輩は名無しである
12/12/26 06:53:27.53 .net
ユリイカの命名は創刊当時の1960年代後半の世間の感覚だろうな。
エピステーメー、パイデイアらに対抗するには、ユリーカじゃ軽過ぎ
る。ユリイカなら、粘っこくて踏ん張りが利くw
197:吾輩は名無しである
12/12/26 11:50:35.17 .net
ユリーカじゃなくユリイカじゃなければダメってのは
何となく分かるが、創刊は1956年だろ
ユリイカに対抗するには「エピステーメー」くらい
ハッタリをかまさないと、っていう順番じゃないのか
198:吾輩は名無しである
12/12/28 20:34:12.45 .net
創元推理文庫の全集、『詩と詩論』以外は読み終わったから
不粋を承知の上で近いうちに個人的ポオ短編ベスト10を発表致します
199:吾輩は名無しである
12/12/29 01:56:37.21 .net
んじゃ、俺が先に(^^)
ミイラとの論争
タール博士とフェザー教授の療法
不条理の天使
鐘楼の悪魔
ヴァルドマアル氏の病状の真相
天邪鬼
スフィンクス
アルンハイムの地所
メエルシュトレエムに呑まれて
赤死病の仮面
200:吾輩は名無しである
12/12/29 12:47:40.91 .net
>>199
上から1位~10位ってことでおk?
201:199
12/12/29 16:27:08.37 .net
>>200
順不同だけど、一番好きなのはミイラかな
あのグダグダ感とユルさにハマる
202:198
12/12/31 15:42:21.74 .net
年内に間に合いました
01.ウィリアム・ウィルソン
02.ヴァルドマール氏の死の真相
03.陥穽と振子
04.メエルシュトレエムに呑まれて
05.ハンス・プファアルの無類の冒険
06.群集の人
07.ウィサヒコンの朝
08.タール博士とフェザー教授の療法
09.赤死病の仮面
10.メッツェンガーシュタイン
自分で言っておきながら非常に迷いました
というか、個人的にでもポオ作品のベスト10を決めるなんて本当に不粋だ・・・・・
次点をいくらでも挙げられますからね
ただ1位のウィリアム・ウィルソンだけは絶対的に不動です
203:吾輩は名無しである
13/01/13 22:24:53.84 .net
さてユリイカ読み始めるかな
204:吾輩は名無しである
13/01/16 17:14:46.80 .net
じゃ俺はスルメイカでも食べましょうかね
205:吾輩は名無しである
13/01/17 01:48:15.75 .net
TEST
206:吾輩は名無しである
13/01/17 01:57:09.76 .net
おっ、アクセス規制が解けてる。行きますよ。
1:ちんば蛙
2:盗まれた手紙
3:お前が犯人だ
4:アモンティリャドの樽
5:早すぎる埋葬
6:タール博士とフェザー教授の療法
7:メエルシュトレエムに呑まれて
8:眼鏡
9:陥穽と振子
X:スフィンクス
スフィンクスは、森博嗣が同人マンガを描いていたころ、丸パクリしてました。
207:吾輩は名無しである
13/01/17 21:27:14.76 .net
バシュラールのポー論なかなか面白いね
208:マグナ ◆vI4NRkhGyA
13/01/18 00:22:07.68 .net
たいして読んでないんだが、
1赤仮面の死
2不条理の天使
3黒猫
3十三時
4告げ口心臓
5群集の人
6告げ口心臓
7跳び蛙
8スフィンクス
9ウィリアム・ウィルソン
10「お前が犯人だ」
209:マグナ ◆vI4NRkhGyA
13/01/18 00:22:59.96 .net
ミスった、6は告げ口心臓ではなく天邪鬼で。
210:マグナ ◆vI4NRkhGyA
13/01/18 00:26:41.59 .net
あと赤死病の仮面だった。タイトル間違えるほどこの小説は鮮烈すぎるので。
211:吾輩は名無しである
13/01/18 01:07:59.79 .net
赤死病の仮面は、ひょっとしたらデカメロンへのオマージュなのかね?
あっちは黒死病だけど。
212:吾輩は名無しである
13/01/18 01:21:38.46 .net
2ch病とかないの?
213:吾輩は名無しである
13/01/18 21:21:29.18 .net
自己紹介乙。
214:吾輩は名無しである
13/01/19 09:04:51.09 .net
我々も名無しの群衆だよね
215:吾輩は名無しである
13/01/28 01:04:34.37 .net
乱歩訳ポー作品、初の書籍化…「赤き死の假面」
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)
URLリンク(www.rampousha.co.jp)
216:吾輩は名無しである
13/01/28 02:30:59.76 .net
クセが強そうだがちょっとこれは読んでみたいな
217:吾輩は名無しである
13/01/28 12:30:53.50 .net
乱歩が「ちんば蛙」に憧れて書いたのが「躍る一寸法師」かな
218:吾輩は名無しである
13/01/28 20:53:19.64 .net
>>215
高いなw
219:吾輩は名無しである
13/01/29 12:59:01.12 .net
確かに高いw
220:吾輩は名無しである
13/02/05 20:23:56.66 .net
岩波の方にしか入ってないけど、ある苦境が特に好きだったなあ
そういや、リジイアとライジーアはどっちが原語に近いんですかね?
221:吾輩は名無しである
13/02/06 05:20:47.67 .net
ヴィンセント・プライスは「ライジェーア」と読んでいますが
URLリンク(www.youtube.com)
222:吾輩は名無しである
13/02/06 17:33:42.75 .net
おお、本当ですね
ありがとうございます
223:吾輩は名無しである
13/02/07 00:16:19.27 .net
あんな「黒猫」を書いておいて、
現実のポーは猫好きだったらしい。
224:吾輩は名無しである
13/03/26 20:09:06.90 .net
黒猫を読んでも、猫好きそうに見えるけど…
225:吾輩は名無しである
13/04/19 10:33:47.67 .net
村上さんちの春樹さんが
「あなたは猫好きなのに、なぜあんな猫を虐殺する場面が書けるのですか」と聞かれ
「自分が猫好きだからこそ、ああした場面が書けるのです」って答えてた
ちょっと前から聞きたかったんだけど
谷崎潤一郎の弟さんが書いたポーの解説書読んでるんだけど
その中で当たり前の前提みたいに、ポーはインポだインポだって書かれてるんだけど、そうなの?
226:吾輩は名無しである
13/04/20 13:06:27.76 .net
ポーの名作・傑作数多あれど
中でも「ウィリアム・ウィルソン」は何度読んでも凄い
ドストエフスキーが崇めるのもよくわかる
227:吾輩は名無しである
13/04/20 13:43:37.33 .net
ウィリアムのどのへんが凄いの?
読んでもオチが全く意味がわからんかった
228:吾輩は名無しである
13/04/21 09:04:52.66 .net
>>225
そうだよ。評伝とか研究書がいろいろあるから読めばわかる。
飲酒と不節制とロリコンだったみたいだね。
229:吾輩は名無しである
13/05/24 21:30:09.54 .net
age
230:吾輩は名無しである
13/05/24 21:46:58.72 .net
ポーは26歳のときに結婚するんだけど嫁が13歳だったんだよ
19世紀のアメリカにもロリコン的な少女愛の概念はあったかもしれないけど
それはせいぜい単に愛玩するだけのことであって
ガチで性的対象とするペドフィリアの発想まではあまりなかったんだな
だから「セックスの相手になるとはとても思えない少女と結婚する人」
イコール「セックスできない人」としか理解できない常識人は多かった
そのせいで「ポーはインポ」説が生まれ、定説のようにまでなった
(ポーがペドフィリアだったと言いたいわけじゃないぞ)
231:吾輩は名無しである
13/05/26 18:07:29.00 .net
それはロマン主義的少女崇拝者であったルイス・キャロルが
ヌード写真の発見から少女性愛者だと判定されたのと同じ理由なんですかね?
まあ、100年以上昔の人の性的嗜好なんて日記などの物証が無い限り確かめようがありませんからね。
ただまあ、18世紀フランスとはいえマリー・アントワネットが14歳で嫁いだこともあるし、
一般に昔の人は早婚だったんじゃないんですかね?
13歳は当時としてもいささか早めだったとは思いますが。
232:吾輩は名無しである
13/06/01 07:13:31.62 .net
ベレニスの戦慄
233:吾輩は名無しである
13/06/11 00:15:59.22 .net
ポーの後継者だというのでレイ・ブラッドベリを何冊か購入して読みはじめようとしたんだが
その前に5~6年積ん読のままだったフィリップ・K・ディックをふいに読んでしまってハマり始めた
まぁディックにしてもブラッドベリにしても今更といえば今更すぎる作家なんだろうが
あとJ・G・バラードとかトマス・ピンチョンとか
234:吾輩は名無しである
13/06/13 07:28:57.08 .net
最近公開された映画って最期の5日間とあと何だっけ?
235:吾輩は名無しである
13/06/13 09:19:47.14 .net
>>233
われわれ日本人には最強の後継者、エドガ・ワラン・ポがいてくれるじゃないか!
236:吾輩は名無しである
13/06/13 18:39:01.80 .net
>>234
コッポラの『ヴァージニア』かな
237:吾輩は名無しである
13/06/13 22:41:47.24 .net
>>236
マリー・ロジェの謎に関する映画ってなかったっけ?
238:吾輩は名無しである
13/06/16 01:54:25.23 .net
くまのポーさん
239:吾輩は名無しである
13/06/23 22:01:58.02 .net
美術にしろ音楽にしろ文学にしろゴシックって謂わば虚仮脅しで
ポーのその代表的作品「アッシャー家の崩壊」なんて最初読んだ時はまさに虚仮脅しだなぁ…なんて半ば鼻白みさえしたものだけど
なんか気になって2回目読んでそれ以降は妙に心にひっかかる何かが残り続けてるよ
ポーはいわゆるゴシック小説を
イギリスやドイツのそれのパロディとして書き始めたらしいけど実に興味深いね
240:吾輩は名無しである
13/06/30 23:34:40.04 .net
修論でポオ含めミステリの研究してるけど博論までポオだけでいけそうなくらいで嬉しい誤算だよ、本当に。
241:吾輩は名無しである
13/07/04 NY:AN:NY.AN .net
全集の、覚え書き(マルナジルマ)がすごい面白かったんですよ
それで訳者の解説を読んだら『全体の中から日本人の我々が読んでも面白いものを訳出した』って書かれてたんで
これは全部を読むべきだと思って密林で見たら戦前にマルナジルマだけで一冊出てたんで、すぐさまポチったんですよ
それで届いたものの訳者の序文を読んだら
『全体の中から日本人の我々が読んでも面白いものを訳出した』と全く同じこと言ってるんですよ
で、見たら全集と訳者一緒なんですよ
結局中身も全く一緒でこちらは旧字なだけだったんですよ
242:吾輩は名無しである
13/07/14 NY:AN:NY.AN .net
ポーのアル中もグリズウォールドによる捏造との説もある。
麻薬中毒はグリズウォールドによる捏造らしいが、
ポーのアル中はガチだったと言われているよね。
酒もほどほどにしておけば少なくともあと15年、20年は生きて、
多く作品を遺せただろうに残念。
243:吾輩は名無しである
13/07/15 NY:AN:NY.AN .net
私事で恐縮だが一ヶ月前に真っ赤な血尿が出てアルコールとコーヒー断ってるよ
おかげで最近ようやく体調が快方に向かい始めた感じ
実に馬鹿みたいな話だが
ポーに憧れて或いは陶酔的に同調・共感して
アル中になってこのまま40歳過ぎ(あと2~3年ほど)くらいで野垂れ死んでもまあいいかな…とか思ってた
244:吾輩は名無しである
13/07/15 NY:AN:NY.AN .net
おっと、途中で書き込んでしまった
世の中で認知されてる以上に
酒、アルコールって危険な毒、ドラッグだよな
「酒は百薬の長」ってアル中の都合のいい言い訳だって今はほんと思うわ
ま、逆にアルコールが麻薬だってシビアに真っ正面から認識しながらそれでも打ち続けるならアリだとは思うけどね
245:吾輩は名無しである
13/07/15 NY:AN:NY.AN .net
されど万病の元、と続くのですよ。
お大事に。
246:吾輩は名無しである
13/07/15 NY:AN:NY.AN .net
レイノルズ!!
247:242
13/08/03 NY:AN:NY.AN .net
>>243->>244
私も長い間 深酒を続け、まだ禁酒3ヶ月ほどだけど、
体が楽になったし、血液検査で肝機能も劇的に改善したよ。
私の場合は依存性の強い脆弱な性格も問題だと思うけど、
アルコール飲料が「食文化の一つ」なのは事実だとしても、
それだけでは済まないほど危険性の高い嗜好品で、
ドラッグの一種だと思ってもおかしくないと思う。
私は20代半ば頃にポーやヴェルレーヌらに憧れて、
余計 酒量が増えたかな。
彼らの生活を真似しても何にもならないのに。
来年40だからポーより長く生きられそう。
248:吾輩は名無しである
13/08/03 NY:AN:NY.AN .net
つまんないことで人生フイにしたね
来世では気をつけてくれ
249:吾輩は名無しである
13/08/11 NY:AN:NY.AN .net
ビューティフル・シザー・ガールだね。
マリー・ロジェの謎を元にしてるのは。
250:吾輩は名無しである
13/08/31 NY:AN:NY.AN .net
URLリンク(next2ch.net)
いまはダイジョブだけど、また規制がかかったらこっちに寄っていって
251:吾輩は名無しである
13/09/06 06:40:32.28 .net
ポーの面白さがわからん
252:吾輩は名無しである
13/09/06 13:42:01.47 .net
何を読んだ?
他の文豪と違って、筋の面白さがはっきりとしてる人だから
合う合わないはあってもつまらないってのは、あんまりない人だと思うけど
ウィリアムウィルソンとかアッシャー館とかはたしかに
俺もそんなに好きじゃない
黒猫、メイルシュトローム、早まった埋葬は大好き
253:吾輩は名無しである
13/09/06 18:57:28.70 .net
ウィリアム・ウィルソンめちゃめちゃ好き
ポーの傑作五本指に入る
254:吾輩は名無しである
13/09/29 16:09:34.63 .net
アホ発見!
>傑作五本指
普通に文学を勉強してる奴なら、傑作五本指 とは言わずに傑作五指と言うぞ
傑作も余計だな五指に入るが普通
2chばっかやって屁理屈ばっか言っとらんで勉強せぇー!
255:吾輩は名無しである
13/09/29 16:14:36.78 .net
そんなつまらん指摘して2ちゃん的悦に入ってないでポーについて何か書けよ
256:吾輩は名無しである
13/09/29 19:23:49.99 .net
詩も好き
257:吾輩は名無しである
13/09/30 05:13:59.38 .net
>>255は間違いを指摘されたら逆恨みするバカだな。
258:吾輩は名無しである
13/09/30 16:00:26.63 .net
>>257
アホ発見!とか言われたら、普通素直にはなれんわな。
259:吾輩は名無しである
13/10/18 22:31:06.22 .net
URLリンク(d.hatena.ne.jp)
やがて夢たをやかな密咒を誦すてふ、犬神のやうな黄老(おきな)が姿をみせた。そしておごそかに"The Masque of the Red Death"の釈義がはじまった。
黄老によれば、このポーの短篇の表題を正しく訳した翻訳は無いそうだ。また、従来の翻訳はそこかしこに滑稽な錯誤が見られるという。
そうした密咒のひとつひとつをここに記すのは憚られる。黄老による決定訳を鶴首して待とう。ただひとつだけ。
プロスペロ公の立てこもる"abbey"は僧院でも伽藍でもない。それはかのFonthill Abbeyが僧院でないのと同じだ。
URLリンク(d.hatena.ne.jp)
この短篇の初めのほうで、プロスペロ公の性格が"happy and dauntless and sagacious"と形容されている。
この部分は「運強く、また勇敢でもあり、怜悧でもあった」(谷崎精二)、「明朗、豪胆、聡明」(八木敏雄)、
「幸福で、豪胆きわまりない、賢明な」(富士川義之)といろいろに訳されているが、黄老によると"happy"の訳が全部違っているという。
xxxHOLiCのワタヌキのセリフに「シアワセじゃないっすよ」というのあったが、このhappyも「シアワセ」では前後の関係からしておかしい、これは「機敏」という意味なのだという。
もう翁の講義を聞けないのかもしれないのが残念だ
260:吾輩は名無しである
13/10/25 00:04:41.87 .net
プロスペロって沙翁「テンペスト」の主人公と同じ名前だな。
261:吾輩は名無しである
13/12/22 23:58:29.75 .net
>>258って、文学部の落ちこぼれによくいるいじめられっ子でもやしっ子のキモヲタタイプだな。
怒られたら根にもつけど言い返せないで2chで負け犬の遠吠え
262:吾輩は名無しである
14/01/09 18:26:13.06 .net
>>253
俺もウィリアム・ウィルソン大好きだ
特に不気味な学校の描写が好き
263:吾輩は名無しである
14/01/28 21:23:11.24 .net
宇多田ヒカルがポー大好きなんだってな
なんか親近感わくわw
264:吾輩は名無しである
14/01/28 22:54:32.94 .net
推理小説もいい!
詩もいいのがある。鐘、エルドラド、大ガラスなんか・・・
ユリイカはようわかりませんです・・・・
265:吾輩は名無しである
14/01/28 23:42:38.78 .net
ユリイカは読みたい読もうと思いつつなかなか手がつけられんね
ポーはあのマラルメやヴァレリーにまで決定的な影響与えてるから凄いもんだよ
266:吾輩は名無しである
14/01/29 12:50:54.18 .net
アメリカンゴシック・・・・
267:吾輩は名無しである
14/02/06 04:12:47.33 .net
影響は計り知れないし似てる作家も多い
でも違うんだよな
ポーと他の作家では何が違うのかて考えると、何かこの人には系統だった哲学のようなものを感じる
はいこれは恐怖です怪奇幻想ですみたいな軽さがなくて深いと言うか重いと言うか
268:吾輩は名無しである
14/02/08 21:10:07.33 .net
>>263 宇多田ヒカルは、アルジャーノンに花束を が好きとか、エヴァンゲリオンが好きとか、
紀里谷和明とか、テキトーに思いつきで言ってんだよ。
269:吾輩は名無しである
14/02/10 07:47:41.10 .net
それにしてもゴードンピムは異常な傑作だな
270:吾輩は名無しである
14/02/12 19:37:20.79 .net
ゾウ亀のありがたさは異常
271:吾輩は名無しである
14/02/12 21:50:25.62 .net
>>269
あれが売れたらそれ以後の短編の傑作はなかったと思うと
272:吾輩は名無しである
14/02/13 00:18:35.02 .net
>>271
それ以後というと主にどんな作品がある?
273:吾輩は名無しである
14/02/13 07:44:51.19 .net
むしろピム以前の傑作は何なんだろうな
ベレニスと詩のヘレンかな
274:吾輩は名無しである
14/02/16 19:41:20.69 .net
ピムってもしかして、飢えのためやむ追えす、くじ引きして・・・
って場面がありましたっけ・・・?
275:吾輩は名無しである
14/02/16 20:57:45.22 .net
あったね
船上でね
276:吾輩は名無しである
14/02/20 02:35:17.30 .net
「フランスのポー」というふれ込みのモーリス・ルヴェルなる人のコント集を読んだ
ラヴェルではない。ポーよりモーパッサンの短編に似てるなと思たよ。
抽象性はあまりなくて現実に近い感じ。ポーみたく、まあ大作家とは言えんがなかなかだったよ
277:吾輩は名無しである
14/02/20 02:49:28.34 .net
サキもけっこう似てるぜよ
278:吾輩は名無しである
14/02/20 07:37:53.71 .net
サキ……、「セルノグラツの狼」なんか似てるかも。
279:吾輩は名無しである
14/02/20 22:17:05.98 .net
サキ、オーヘンリ、シャルル・フィリップ
ルヴェルも含めてこの種の掌編ではサキが一番好きだな。それぞれ名篇はあるけど
これらの人はだいたい1870年前後の生年。ポーは1849年に亡くなってる
このもう少し後の、ジャーナリズムや出版業界の成熟した頃に生まれてれば、ポーもあんなビンボービンボーな人生じゃなかったかもなー
280:散文詩のデュラス
14/02/20 22:18:20.24 .net
地方出身者が書いた作品など価値ないわ
洋の東西を問わず
281:吾輩は名無しである
14/02/20 23:02:37.22 .net
どういう偏見だよw
田舎者か?
282:吾輩は名無しである
14/02/21 00:19:37.43 .net
短編を得意とする作家の多くが精神疾患を抱え、早死にするという仮説。
例)ポー、モーパッサン、芥川
283:282
14/02/21 00:25:44.55 .net
追伸 ラヴクラフト
284:吾輩は名無しである
14/02/21 00:56:07.81 .net
フィリップ・K・ディック
285:吾輩は名無しである
14/02/21 02:53:08.59 .net
>>282
まあ長編を得意とするためには
それなりに長生きしなきゃならないだろうから
ある程度は必然と言えるでしょうなあ
286:吾輩は名無しである
14/02/21 12:38:28.73 .net
短編か長編かっていうことも含めて
ドストエフスキーがポーの「ウィリアム・ウィルソン」を崇拝してたって話はなかなか含蓄深いものがある
287:吾輩は名無しである
14/02/21 16:22:40.02 .net
ポーに精神疾患はないんじゃないの
アル中は精神病に入るのかな
288:吾輩は名無しである
14/02/21 16:26:35.72 .net
ガルシンも自殺者
289:吾輩は名無しである
14/02/22 13:13:24.48 .net
アルコール中毒より恐ろしい病気がほかにあろうか!(迫真)
290:吾輩は名無しである
14/02/22 14:08:34.82 .net
20年毎日飲み続けたコーヒーを断って
これまた毎日15年飲み続けてきたアルコールを週一に控えたらかなり体調良くなったよ
きっかけは去年5月に突然出た血尿
最悪、癌のおそれもあるということでビビって慌ててやめられた
長年苦しめられてきたアレルギーもかなり良くなった
神っているんだなぁ…って思ったよ
291:吾輩は名無しである
14/02/24 22:28:07.61 .net
ユリイカには「散文詩」て副題が付いてるけど
ほんとに散文詩風に書かれてるのは「沈黙」て作品だな
292:吾輩は名無しである
14/02/27 20:29:59.85 .net
イリュミナシオンやマルロドールの先駆と、言って言えないことはない
でもこの種の作はもう作らなかったし可能性を見出してなかったんだろうな
韻文にした方が良かったんじゃないですかねて思うし
293:吾輩は名無しである
14/03/04 05:46:52.83 .net
物語作者としての偉大さは明らかだが詩人としてのポーは偉大だと言えるんだろうか
294:吾輩は名無しである
14/03/04 11:32:35.73 .net
在日の親は、子供を朝鮮幼稚園・朝鮮学校に入れたいっていうのが多いのよ。
日本人からすると、なんでだろうって思うけど、日本人の学校では、民族の誇りを持った教育がしてもらえないんだそうだ。
よく分からないけど、済州島の流刑者の白丁が大阪に密入国して住み着いたじゃ誇りが持てないけど、日本人に強制連行された被害者なら誇りが持てる、とかそういう事かな??
市原市の能満は昔から市街化調整区域で、新規の建物は造れないことになっている。
そのため土地が安く、日本の法律を無視した在日が、次々と移り住んできた。
そこで問題になったのが、朝鮮学校だ。なかなか許可が下りず、一番近くても千葉市にしかない。
そこで在日居住区の能満内にあった、能満幼稚園・市原小・市原中・緑高の保育士や教師を、朝鮮化する事を考えた。
今では在日幼稚園の保育士は全て朝鮮帰化人で、在日の父兄からの絶大な支持を受けている。
遠くからでも、わざわざ在日幼稚園に入園させたいという在日の親は、後を絶たない。
この在日幼稚園卒園者はほぼ朝鮮系の帰化人と在日だ。
295:吾輩は名無しである
14/03/05 10:01:25.39 .net
おれ詩だけはどう頑張っても意味が分からんから
好きな小説家が詩も書いているとすごい困るんだよね
ポーとかカーヴァーとか宮沢賢治とか
全集買っても、詩の巻だけは手つかずになってしまう
296:吾輩は名無しである
14/03/05 11:28:48.67 .net
オレもそんな感じだなぁ。
ただ、定型詩なら何とか判るから、賢治も短歌を詠んでほしかった。
俵万智の歌、
黒板の文字なつかしき昼下がり 下ノ畑ニ居リマス賢治
というのは感動した。
297:吾輩は名無しである
14/03/05 15:43:19.58 .net
分かろうとしなくていい 感じるんだ!
298:吾輩は名無しである
14/03/05 19:44:59.69 .net
詩」を10とすると、小説は5か6くらい。
299:吾輩は名無しである
14/03/05 20:28:51.48 .net
ポーの最大の擁護者ボードレールは近代の憂愁みたく思想的に深い主題を詠ったけども
ポーはそういったことは散文の表現が向いてると考えてたっぽい
詩は詩でのみ表現可能な主題のみを扱うべき、みたいな態度
俺は正直食い足りない
ボードレールはそこら辺の違いをどう考えてたのかなて思う
300:吾輩は名無しである
14/03/06 00:22:56.52 .net
ボードレール、ランボー、ロートレアモンの散文詩には若い頃のめり込んだな
301:吾輩は名無しである
14/03/06 01:17:54.08 .net
「マルドロール」だ。前にもどっかに間違えて書き込んだ気がする…
302:吾輩は名無しである
14/03/06 09:49:16.45 .net
???
ロートレアモンの『マルドロールの歌』で合ってるだろ
マルドロールの『ロートレアモンの歌』を
間違えて書いたと間違えたのか?
303:吾輩は名無しである
14/03/06 12:13:25.59 .net
>>302
>???
ドとロが入れ替わってるんだよ。
俺の友人がマチルダという戦車をマルチダと憶えていたのを思い出す。
指摘したら、口を尖らせて「マルチダの方がカッコいいだろ」
304:吾輩は名無しである
14/03/06 13:32:33.40 .net
あ、10レスほど前の話ね
300の何が間違ってるんだろうと……
ちなみに302は俺がたまにやる間違いだw
305:吾輩は名無しである
14/03/06 14:45:18.32 .net
イジドール・デュカス君のことか…
306:吾輩は名無しである
14/03/06 14:57:59.37 .net
はい、ラトレオーモン伯爵のことです
307:吾輩は名無しである
14/03/06 15:25:10.19 .net
ロートレアモンもどこかでポーについて言及していた
いろんな作家を形容した文章で確かポーは「アル中大魔王」みたいのだったと思う
308:吾輩は名無しである
14/03/06 16:01:50.13 .net
柏の通り魔(を装った?)事件の犯人は聞かれてもいないことをベラベラしゃべって「黒猫」や「告げ口心臓」の主人公みたいだな
天邪鬼てより目立ちたいって心理だと思うが
309:吾輩は名無しである
14/03/06 16:24:10.97 .net
というかな
少女を鳥の解体みたてたのはまずいよなマルドロール
310:吾輩は名無しである
14/03/09 23:07:29.80 .net
死ぬまでにポーの『ユリイカ』読みたい、読まなくちゃとは思ってるんだが
なかなか手をつけられんね
311:吾輩は名無しである
14/03/12 16:25:28.53 .net
トーマス・ディッシュてアメリカの作家が書いたポー作品のオマージュ「黒猫」を読んだ
時代もあるんだろうけどポーの文章には気品と言うか生真面目さみたいなのがあって
それであの厳かな気分が醸し出されるのかなと思いました
ディッシュ氏の短編集好みな人もいるかもね
312:吾輩は名無しである
14/03/15 15:07:17.91 .net
ポーの読書メーターのレビュー見ててある人が「黒猫」で猫をあんなとこに塗りこめるなんてあり得るのか、て言ってた
真実らしく見えるというのは物語に入っていけるかどうかの重要な要素なので由のない指摘ではない
俺はこの話でやや無理があると思うのは妻を殺害した後ですぐに警官がやってくるとこだな
313:吾輩は名無しである
14/03/15 15:26:07.08 .net
ポーは読みにくいけど、読んでるうちに読みにくさが全く気にならなくなる
ウィリアムウィルスンとかいつ読んでもゾクゾクする
314:吾輩は名無しである
14/03/15 20:22:28.44 .net
>>312
いや普通に可能だと思うけど
315:吾輩は名無しである
14/03/15 21:58:07.72 .net
うむ
ウィリアム・ウィルスンのゾクゾク感は
何度読んでもたまらないよな
川端康成の『禽獣』と並んで世界の短編二大傑作だと思うよ
316:吾輩は名無しである
14/03/16 00:49:38.90 .net
>>314
「そんなことは有り得ない不可能だ」て調子ではなく「あるかなー」みたいな感じだったよ
すこし首をひねってる程度
317:吾輩は名無しである
14/03/16 00:57:54.05 .net
川端康成とは意外な名前だ。禽獣ね
318:吾輩は名無しである
14/03/17 23:49:10.16 .net
人生に行き詰まると
もういっそのことポーのようにアル中になって飛び降りでもして死んでしまおうか
とふと本気で思ってしまう
319:吾輩は名無しである
14/03/18 00:57:22.30 .net
ポーはアル中で女関係破綻してるが
仕事量は鬼で努力は怠ってないぞ
甘えちゃだめだ
320:吾輩は名無しである
14/03/18 07:07:48.60 .net
そもそも自分の意志でアル中になろうと思ったら努力が必要になるんじゃないか?
321:吾輩は名無しである
14/03/18 12:29:36.27 .net
「メエルシュトレエムに呑まれて」を読んで気になったけど、
物体が渦の中心に落ちてゆく速さって、大きさ等によって違うのか?
大きいもののほうが早く呑み込まれるって、本当か?
昔、アリストテレスという人が
「物体の落下は、重い物は早く落ち、軽い物は遅く落ちる」
という間違った学説を立てていた。
もちろん今日では否定されている。物体の落下速度に重さによる違いは無い。
もしかしたらポーは、アリストテレスの間違った説に従っていたのではないだろうか?
当時はまたこの説が一般的だったのかもしれない。
322:吾輩は名無しである
14/03/18 13:44:34.30 .net
浮力の働き方が水中と空中じゃ違うんじゃないの?
323:吾輩は名無しである
14/03/18 14:00:55.51 .net
単純に幼年期の経験を思い出せば
濁流もそこそこある小川に笹舟を流してもなかなか呑み込まれることはなかったよ
324:吾輩は名無しである
14/03/18 23:19:43.22 .net
>>321
他に「円筒形の物はゆっくり呑み込まれる」って見解もあったよね。
瀬戸内海の鳴門の渦潮は世界三大潮流の一つ。
明治時代の誰かが翻案小説を書いていたってよさそうなもんだ。
「鳴門の渦潮に呑まれて」
325:吾輩は名無しである
14/03/18 23:33:28.93 .net
アリストテレス説は全然関係ないだろ
空中と水中を同じ次元で解釈してるのがアホすぎるわ>>321
同じポー読者としてこっちが恥ずかしくなるからよく考えてから書き込んでくれや
326:吾輩は名無しである
14/03/19 02:02:45.82 .net
>>325
まあ耳慣れない現象ではあるよ本当ぽいけど
327:吾輩は名無しである
14/03/19 02:07:21.54 .net
これが例の人をかつぐ癖でしたとかだったら
「ポーさんあんたねー」て小一時間くらい説教するわ
328:吾輩は名無しである
14/03/19 11:11:13.34 .net
ところでですね、
ご承知の通り、オーギュスト・デュパンが活躍する作品は三つあって、
「モルグ街の殺人」「盗まれた手紙」「マリー・ロージェの謎」。
このうち二つはジュブナイル翻訳が多々あるでしょう。
ところがマリー・ロージェだけが読めない。
「どんな作品なんだろう?」と、ワクワクしていたものだ。
長じて翻訳を見つけて読んで面食らった。「え?え?え? 何これ?」
……まあ、ポーの同時代人が読んだら面白いのかな。
329:吾輩は名無しである
14/03/19 11:15:27.05 .net
>>328
あれは実際にあった未解決事件を小説の中で解決してるものでしょ?
三億円事件が何度も物語化されてるみたいに
330:吾輩は名無しである
14/03/19 11:20:29.91 .net
>>329
ええ、ですから現代の日本人が読んでもピンと来ない話です。
331:吾輩は名無しである
14/03/19 13:06:48.94 .net
自分はポーの探偵ものだけはあまり面白くないと思ってる
332:吾輩は名無しである
14/03/19 13:32:02.55 .net
謝れ!
江戸川乱歩に謝れ!!
333:吾輩は名無しである
14/03/19 13:42:29.14 .net
やだよん
334:吾輩は名無しである
14/03/19 14:06:51.13 .net
エドガー・アラン・ポーの作品ならここで読める。
URLリンク(aozora.binb.jp)
335:吾輩は名無しである
14/03/19 20:27:10.57 .net
マリー・ロジェは失敗作だけども「モルグ街」で完成した原型をさらに洗練させるんじゃなくて
新たな領域に挑戦したポーを讃えようではありませんか
336:吾輩は名無しである
14/03/19 20:34:08.39 .net
誰かに書簡で「マリー・ロジェについてはこれ以上語ってはいけないことだと思います」て言ってたんじゃないかな
流石にポーにも被害者の実在する事件についてあれやこれや言うことについて良心の呵責があったものらしいね
337:吾輩は名無しである
14/03/19 20:47:36.12 .net
作品から放たれる雰囲気からすると
ボードレールよりポーの方が圧倒的に近代的現代的なんだけど
ポーの方がボードレールやマラルメに決定的影響を与えたってのが面白い
338:吾輩は名無しである
14/03/19 22:58:47.85 .net
アメリカで評価されない表現者をフランスが先んじて評価する。
この図式はヒッチコック(英国人だが、傑作映画は渡米してから)も同じだね。
339:吾輩は名無しである
14/03/20 20:27:37.07 .net
俺はボードレールの方が近代的だと思うけどなあ
「群集の人」のような作品はポーでは稀だけどボードレールでは中心テーマだからね
340:吾輩は名無しである
14/03/21 14:42:18.68 .net
ボードレールよりポーの方が近代的な「狂気」に対する嗅覚が鋭敏な感じがする
ボードレールにはロマン派の残り香があって意外と穏当
341:吾輩は名無しである
14/03/21 20:49:41.22 .net
「メエルシュトレエムに呑まれて」はボードレール訳で読まされた
342:吾輩は名無しである
14/03/21 22:41:15.43 .net
移民の群れによって形成された大都会がポー文学の母胎だね。
「群衆の人」がそう。
江戸川乱歩「屋根裏の散歩者」は、その DNA を受け継いでる。
343:吾輩は名無しである
14/03/22 07:16:52.00 .net
ボードレールを読むときも、「都会」は重要なキーワード
344:吾輩は名無しである
14/03/22 10:26:03.55 .net
ゴードンピムといえば、メルヴィルの白鯨への影響が取り沙汰されることもあるけど、実際はどうなんだろうか?
ほぼ同時代だから、メルヴィルがゴードンピム読んでて影響受けててもなんら不思議ではないが。
345:吾輩は名無しである
14/03/22 20:58:14.81 .net
ゴードンピムは破格の傑作
ポー唯一の長編でややジャンルは異なるもののディックの最も傑出した「パーマー・エルドリッチの三つの聖痕」に勝るとも劣らない出来
しかし一般的なポー読者にはゴードンピムはほとんど読まれてさえいないのが現状
346:吾輩は名無しである
14/03/22 21:19:11.35 .net
>>344
ピムうんぬんより
メルヴィルは自身の体験からしか小説を作品を書けず
デビューから6作連続で船員ものを書いてる
ピムの影響もなくはないと思うけど、少ないと思う
ポーはピムやロドマンで原住民を悪魔的に書いてるけど
実際に彼らを目にしたメルヴィルは人食い人種のタイピーですら、とても美しく書いている
話の作りも
ポーの無駄をそぎ落とした緊密な構成に比べて
メルヴィルは長ければ長いほどいいという前提からか、当たり前のように水増しをして対極の作風だと思う
347:吾輩は名無しである
14/03/22 23:18:29.54 .net
ピムは後半の白い靄がすべてを覆い尽くすような今どこにいるのかわからなくなる幻想性いや幻視感も凄いが
最初からかなり続く、読んでるだけで息が苦しくなってくる閉塞感、密室感がまたたまらない
348:吾輩は名無しである
14/03/23 02:26:02.00 .net
>>346
ピムは、ポー唯一の長編だし、投げっぱなしに近い結末からみても、ポー作品の中では異質な感じがするけどな。
少なくとも、大鴉とか赤死病の仮面みたいに、結末を最初に決めてそこから逆算して書いたような話ではなくて、
(あるていどの目算はあったにせよ)わりと行きあたりばったりに書き初めてたら収拾がつかなくなったんじゃないかね。
ポー自身の創作理論すら無視して、物語が途中から暴走し始めたというか。
国枝史郎の神州纐纈城とかと同じ匂いを感じる。
それに比べると、白鯨は語りは過剰だけど、全体の構成としては破綻していない。
349:吾輩は名無しである
14/03/23 19:39:33.00 .net
>>345
モダーンなSF好きをも唸らせる
時代遅れには映らんのかな
350:吾輩は名無しである
14/03/23 20:05:24.27 .net
>>330
ほら話系の一連の作品も現代人にはピンと来ないものがあるね
キワモノと言って差し支えないんじゃないの
「フォン・ケンペレン」みたく最晩年まで執拗に書いてるのは読書受けが良かったのもあるだろうけど、まあ好きだったんだろうね。人を担ぐのが
351:吾輩は名無しである
14/03/27 02:25:00.28 .net
谷川渥の『肉体の迷宮』を読んでいて知ったのだが
ポーの「アルンハイムの地所」と「ランダーの別荘」は谷崎潤一郎の『金色の死』という問題作(のとある部分の描写)にかなり影響を与えたようだ
その長い描写の引用部分を読んでこれはと納得した
ちなみに乱歩は谷崎を意識し続けたらしい節があること、両者の作品がしばしば奇妙な類似を示す事実があることも指摘されている
そして三島は谷崎を日本のユイスマンスと批判的な意味を込めて呼んでいたらしいね
352:吾輩は名無しである
14/03/27 09:40:00.37 .net
>>351だから、君は何を言いたいの?
353:吾輩は名無しである
14/03/27 16:21:28.09 .net
芥川龍之介の谷崎評てのを見たことある
曰く「谷崎氏はポーやボードレールに私淑しているようだが谷崎氏には彼らのような地獄の底の救いの無さのようなものがない
354:吾輩は名無しである
14/03/27 16:22:58.19 .net
われわれはそこから厳粛な感激を浴びせられる。谷崎氏の作品にはこの苦悩の代わりにあまりに享楽的な余裕があった…」
みたいな感じで谷崎氏はむしろ氏の嫌いなテオフィル・ゴーチェを思い出させる、と言ってた
辛辣杉
355:吾輩は名無しである
14/03/27 16:54:07.70 .net
丸谷才一訳のものは読んだけど
そんなに面白いですか
356:吾輩は名無しである
14/03/28 00:04:23.79 .net
ポーの前では芥川も谷崎も一介の文学ファンに過ぎない。
Jポップの歌手が大物外タレのコンサートで大感激し、サインをもらって
欣喜雀躍するのと全く同じだw
357:吾輩は名無しである
14/03/28 01:31:49.15 .net
芥川そんなに読んだことないけど
地獄変は好きだな
358:吾輩は名無しである
14/03/28 05:18:43.20 .net
ユイスマンスの『腐乱の華』文庫化してくれんかねえ
359:吾輩は名無しである
14/03/29 01:07:22.37 .net
芥川がA・ビアス「悪魔の事典」を意識して書いた「侏儒の言葉」によれば、
ドストエフスキーの文学は悪魔をも憂鬱にする
360:吾輩は名無しである
14/03/29 01:32:41.03 .net
悪魔よりも遥かに不気味で異様で救いのない人間像を数多作り出したからな
361:吾輩は名無しである
14/03/29 11:55:08.34 .net
何この自演くさい流れww
362:吾輩は名無しである
14/03/29 15:55:00.90 .net
疑心暗鬼かい
363:吾輩は名無しである
14/03/29 19:07:28.97 .net
それを言うなら、天邪鬼だろ
364:吾輩は名無しである
14/03/29 20:38:19.35 .net
文脈に合わんやん
365:吾輩は名無しである
14/03/30 00:08:14.77 .net
ドストエフスキーがポーの短編をロシアで紹介した時の文章がなんか微妙だったな。
曰く、これは奇妙な才能だ、幻想小説家としてはホフマンの方が上だが、とか。
なまじ近いだけに、距離感を強く意識するのかも。
366:吾輩は名無しである
14/03/30 00:38:55.14 .net
どの短篇を紹介してたの?
367:吾輩は名無しである
14/03/30 08:47:01.11 .net
ドストエフスキーは英語でポーを読んだのかな?
それとも仏語訳か?
スレ違いだが、ボードレールとドストエフスキーとフロベールって、同い年なんだね。
368:吾輩は名無しである
14/03/30 10:54:36.18 .net
Wikiにはこうあるね。
フョードル・ドストエフスキーは1861年に自分の雑誌『時代』でD・ミハイロフスキーという人物の翻訳による「告げ口心臓」「黒猫」「鐘楼の悪魔」を掲載しそれに序文をつけており、同年中に『アーサー・ゴードン・ピムの冒険』も掲載している。
369:吾輩は名無しである
14/04/01 02:49:36.09 .net
ユイスマンスの『腐爛の華』入手
楽しみだ
370:吾輩は名無しである
14/04/01 08:38:08.46 .net
スレチな話題でスマソ
まえに最寄りの図書館で『腐爛の華』を借りようとしたら置いてなかった
371:吾輩は名無しである
14/04/01 19:51:34.88 .net
オレが持っている『腐爛の華』(国書刊行会)は訳者のサイン入り。
もっとも、古本で買ったから、オレ宛のサインではないが。
372:吾輩は名無しである
14/04/02 08:26:30.25 .net
「さかしま」はいつか読もうかなと思ってるんだけど…
澁沢龍彦の訳したやつがあったな
ボードレール、ランボー、オスカー・ワイルドくらいまで続くポー的な人工楽園を築いた呪われ族のひとりという印象
373:吾輩は名無しである
14/04/02 12:49:19.44 .net
ポー的な人工楽園って、アルンハイムの領地とかランダーの別荘みたいな作品の系譜のことか?
そこで挙げられてる作家たちとの同質性をあまり感じないんだが。
ランボーは別格としても、世紀末ダンディズムというか、ボードレール流の反俗プロスタント的身振りは、ポーと無縁のような気がする。
374:吾輩は名無しである
14/04/02 12:51:51.56 .net
失礼。
○プロテスタント
��プロスタント
375:吾輩は名無しである
14/04/03 00:53:24.27 .net
「外界から完全に離脱し、放恣な夢想(あるいは阿片夢)の世界に耽溺するポーの自閉症的な室内生活者たちが、
ボードレールからユイスマンス、ワイルドにいたる世紀末文学における、人工の粋を尽くした豪奢きわまる夢の部屋の住人たちの先住者であることはすでに知られている…」
376:吾輩は名無しである
14/04/03 01:01:23.36 .net
訳者富士川義之氏の解説。たぶんこれが頭にあった。
確かにそれぞれ違うけれども、みんな現実に立脚して現実を表現しようとするリアリズム文学とは真逆の立場にある幻視者たちだと思うよ
「世紀末耽美主義」でくくれるのかもしれないけどポーはずっと前の人だから先駆者だと
377:吾輩は名無しである
14/04/03 01:05:59.43 .net
だからポー的な人工楽園ていうのは庭園ではなくて
ロデリック・アッシャーやデ・ゼッサントの住んでるような世界という意味で言いました
378:吾輩は名無しである
14/04/03 05:39:56.83 .net
貧乏人には無縁の世界だ
379:吾輩は名無しである
14/04/03 07:49:32.44 .net
逆だろ
わずかな出費でいろんな世界を脳内だけで体験できるんだから文学、小説は貧乏人向きなんだよ
ちなみに自分は若い頃に
将来ルンペンになることがあったらランボーの『地獄の季節』を肌身離さず携えて生きて死んで行こう
なんて思ってたりしたもんだ
380:吾輩は名無しである
14/04/03 13:54:50.56 .net
乱歩「パノラマ島奇談」の主人公だね
381:吾輩は名無しである
14/04/03 15:27:29.40 .net
そんなに面白いですか
全集は持ってるけど拾い読みしてるくらいです
382:吾輩は名無しである
14/04/03 16:32:13.15 .net
ちなみに自分は若い頃に
将来ルンペンになることがあったらロートレアモンの『マルドロールの歌』を肌身離さず携えて生きて死んで行こう
なんて思ってたりしたもんだ
383:吾輩は名無しである
14/04/03 16:54:01.34 .net
>>381
そう言われるとアレだけど名作の輝きは他の人の作品では到達できないところにあるのでは
それを何回も読むんでいまさら読み返しはせず頭の中で物語を再現しては感興にひたるという感じかな
384:吾輩は名無しである
14/04/03 17:27:04.15 .net
そうですか
全集もありますので
ポー週間
ポー月間を作ることにしましょう
385:吾輩は名無しである
14/04/03 23:26:20.78 .net
>>375みたいなポー観って、やっぱり一般的なのかね。
俺からすると、ポーは骨の髄からの語り手(=騙り手)であり壮大なホラ吹き作家なんだよな。いやいい意味で。
富士川義之の端正な訳文は好きだけど、鐘楼の悪魔、不条理の天使、ミイラとの論争とかのクレイジーな笑話の書き手のポーは収まりが悪い。
あのユリイカですら、手の込んだネタのように見てしまう俺の読み方がやっぱり極端なんだろうな。
386:吾輩は名無しである
14/04/03 23:40:53.65 .net
>>382
10代終わりから20代半ば頃までの俺のバイブルが『地獄の季節』、『マルドロールの歌』そして『内的体験』だった
387:吾輩は名無しである
14/04/04 07:16:05.84 .net
「地獄の季節」はそういうロマン的な放浪を諦める話なんだよな
「俺は果たすべき義務のために土に帰る、百姓だ!」
388:吾輩は名無しである
14/04/04 07:42:47.95 .net
しかし詩を棄てアフリカやアラビアに向かったランボーがロマン的詩情から解放されたかどうかは怪しいと思う
389:吾輩は名無しである
14/04/04 07:44:43.47 .net
>>385
際立って成功した作品がそんな感じだからね
振幅の大きな作家でそれだけに「のように見ればこの人物を説明できる」みたいな解説が多い
それが解説の仕事かも知らんが
「雑誌編集者ポー」も「南部的ほら話の語り手ポー」も「万物照応の理論家ポー」もみんなだいたいあってるんだろうね
390:吾輩は名無しである
14/04/04 08:16:57.78 .net
俺も若いころはデュカス君のマルドロールを
傍らに永山則夫の親父みたいに
死にたいと思ってたことがあったなw
391:吾輩は名無しである
14/04/04 10:15:20.35 .net
ポーって凄いよね
ありとあらゆるジャンルの作家に影響をあたえるなんて
392:マグナ ◆vI4NRkhGyA
14/04/04 13:29:11.25 .net
>>375
ちょっと待った自閉症の使い方がおかしいぞ。
393:吾輩は名無しである
14/04/05 16:58:25.17 .net
こんなんあった
URLリンク(www.youtube.com)
394:吾輩は名無しである
14/04/06 14:09:01.17 .net
見たり見えたりする一切有は夢の夢にすぎませぬか(ポー、日夏耿之介訳)
大江健三郎『万延元年のフットボール』の章見出しになってるんだけど出典わかりますか?
395:吾輩は名無しである
14/04/07 01:46:26.76 .net
わかりません
396:吾輩は名無しである
14/04/07 01:58:23.80 .net
All that we see or seem
Is but a dream within a dream
A Dream within a Dream という詩みたいですね
397:吾輩は名無しである
14/04/07 15:00:17.88 .net
>>396 ありがとうございます。
ポーの最晩年に書かれたA Dream Within A Dreamで間違いないようです。
引用された一節は平安末期の歌人、式子内親王の
「見しことも見ぬ行く末もかりそめの枕に浮ぶまぼろしの中」
と通じるところがありますよね。
398:吾輩は名無しである
14/04/07 17:23:37.94 .net
生誕二百年なのですね
399:吾輩は名無しである
14/04/08 18:35:05.19 .net
ポーが生きてた時代って日本だといつ頃?
400:吾輩は名無しである
14/04/08 18:47:43.05 .net
200年くらい前
401:吾輩は名無しである
14/04/08 20:59:08.05 .net
ポーが生まれたのは1809年だから生誕200年なんてとっくに過ぎてるやん
創元推理文庫の帯見て思ったんだろうけど
402:吾輩は名無しである
14/04/08 23:16:49.25 .net
生誕200年をとっくに過ぎたから
200年くらい前に生きてたことになるんですが
大丈夫ですか?
403:吾輩は名無しである
14/04/09 02:09:43.54 .net
十返舎一九は1831年に亡くなっている。ポーは1849年
一九はよく文筆だけで生活することのできた最初の職業作家だと言われる
ポーの頃のアメリカでも作家一本でやっていくのは難しかったようだね
雇われ編集者じゃなく自分の雑誌を経営するという夢は最後は固定観念みたくなっちゃってて痛ましい
404:吾輩は名無しである
14/04/09 03:31:05.00 .net
>>402
アンタに言ってないよ
405:吾輩は名無しである
14/04/09 06:12:43.49 .net
南総里見八犬伝の曲亭馬琴が1848年没(ポーは1849年没)だから、こっちの方が近い。
406:吾輩は名無しである
14/04/09 10:00:55.02 .net
>>404
>>400=>>402だと思ってるだろ ちがうんだよ >>400書いた俺も驚いたよ
407:吾輩は名無しである
14/04/09 11:36:58.25 .net
いや>>398に言ったんだけどな
最初からアンカー付けとけば良かったか
文脈で通じると思ったんだが
408:吾輩は名無しである
14/04/09 11:51:41.39 .net
まあ402は俺なんだけどね
新着3レスしか読まない俺が
全面的に悪かった
すまん
409:吾輩は名無しである
14/04/09 12:36:18.13 .net
↑ここまで全部俺の自演
410:吾輩は名無しである
14/04/09 18:11:34.90 .net
実にアホくさい流れだ
411:吾輩は名無しである
14/04/09 20:57:31.61 .net
だがそれがいい
412:吾輩は名無しである
14/04/10 17:01:21.42 .net
こちらはいろいろな人が描いたポーの肖像のようです
URLリンク(www.youtube.com)
413:吾輩は名無しである
14/04/11 15:16:11.12 .net
ポーの文庫三冊ほしいな
414:吾輩は名無しである
14/04/11 16:51:15.91 .net
五冊だよ正確には
415:吾輩は名無しである
14/04/13 02:27:55.52 .net
>>381はたいして興味もなさそうなのになぜ全集を持っているのか
416:吾輩は名無しである
14/04/13 12:30:20.89 .net
いつか読もうと思ったからさ
417:吾輩は名無しである
14/04/13 17:26:36.88 .net
どこかのブログで八木敏雄氏の評論が長文で引用されてて興味深かった
よく知られたヘンリー・ジェイムズの「大人になってもポーが好きな人は幼稚」的なことについても考察されていた
ポーないしポーの作品が「未成熟」な部分があることは一面の真実ではあるんだろうね
418:吾輩は名無しである
14/04/13 17:41:53.13 .net
ポーの作品に「未成熟」な部分があるかどうかは知らんが
ポーが好きな人は子供のように柔軟な心を持っているとは思う
それを幼稚と言うかどうかなんて知ったこっちゃない
419:吾輩は名無しである
14/04/13 21:11:30.77 .net
えっ?みんな赤ちゃんプレイ大好きじゃないの?
420:吾輩は名無しである
14/04/14 18:11:28.71 .net
エリオット全集の何巻目ですか
421:吾輩は名無しである
14/04/14 20:26:54.10 .net
「ポオからヴァレリーへ」という題の評論のようです
引用の引用の引用で文脈もよくわかりませんが
422:吾輩は名無しである
14/04/17 01:48:59.35 .net
「ポーに捧げる20の物語」てのを見かけました
生誕200年の企画ものらしい
ポーを敬愛するアメリカの作家たちが何らかの形でポーに関係する作品を書き上げて持ち寄りました
「錚々たるメンバー」のようですがみんな知らない人でしたねー。エドガー賞受賞者なんか多いんでしょうか
いまいち…読む気が出ない
423:j
14/04/17 19:36:30.58 .net
政岡大裕キモい。みんな陰でそう言ってるし(笑)
424:吾輩は名無しである
14/04/19 13:10:27.13 .net
八木敏雄訳の岩波文庫版は素晴らしい
訳文もだけど限られた紙数で定番の名作を控えて前半にバカ文学を三編採った
解説でもファースの意味を力説
岩波にはもうひとつあってそちらとのバランスで採ったんだろうな
425:吾輩は名無しである
14/04/26 06:10:00.88 .net
「悪魔に首を賭けるな」は笑いと不気味なものの混淆で奇怪な味わい
この種のものでは「タール博士とフェザー教授」が最良の作品だと思う
426:吾輩は名無しである
14/04/27 05:18:34.22 .net
>>417
それは誰もが子供の頃ポオが好きだったことの裏返しじゃないか
427:吾輩は名無しである
14/04/28 01:56:12.22 .net
英米の人たちは、なぜフランス人の、それもその時代最高の文学的知性が
この二流作家を激賞したのか、ってことに困惑してる感じだよね
流石に今は変わってきてるのかもだけど
428:吾輩は名無しである
14/04/28 02:55:44.92 .net
ジャンル的差別心じゃないかね
どんなジャンルの小説を書こうが「その時代最高の文学的知性」とやらがなかなか掴み表現し難いものを易々と表現してしまう作家というものは時にいるものだ
これは文学のみならず音楽でも美術でも同じことだろうよ
429:吾輩は名無しである
14/04/28 19:13:54.52 .net
アンドレ・ジッドがダシール・ハメットを激賞したって話もあったね
430:吾輩は名無しである
14/04/28 20:47:35.56 .net
ポーを崇拝してた当時最高のフランスの知性といえばボードレール、マラルメ、ヴァレリーか
431:吾輩は名無しである
14/04/29 09:43:43.93 .net
そうなると、ラヴクラフト辺りもフランスに信奉者がいるのかな?
432:吾輩は名無しである
14/04/29 15:49:42.68 .net
ラヴクラフトってどうなん?
20年くらい前にちょろっと読んだけどあまり記憶にない
433:432
14/04/29 16:11:26.73 .net
ポーもラヴクラフトも、大雑把にカテゴライズすれば
アメリカン・ゴシックって印象があるんですよ。
(間違ってたらゴメンなさい)。
434:吾輩は名無しである
14/04/29 19:10:51.08 .net
ポーやハメットは文体で評価されてる(この辺好きなタイプはヘミングウェイもほめる)。
シンプルな描写をするタイプだから形容詞重ねまくってくどくど言いまくるラヴクラフトとはちょっと毛色が違うと思う。
435:吾輩は名無しである
14/04/30 17:28:06.91 .net
ラブクラフトはポーに影響受けてるみたいだけど、作風としては、ホジスンなんかの、語り手が異次元に呑み込まれて正気を失っていくスタイルに近い。
ポーの場合、どんなに異常な話を書いてても、常に冷静な観察者がそこにいるって感じがするんだよな。
だからポーの方が狂気から遠いかというとさにあらずで、意識のメタ構造を意識しながら物語を紡ぐポーの方がラブクラフトよりも深刻な作家といえるんじゃないか。
436:吾輩は名無しである
14/04/30 20:38:41.17 .net
うん、でもポーとラヴクラフトじゃそもそも…(´д`)
437:吾輩は名無しである
14/05/12 00:03:18.72 .net
ウィリアム・ウィルソンって
主体が主体でなくなる、主体のはずの他者に存在を脅かされる、主体=他者の経験をテーマしたという意味では
後のランボーやバタイユ、ブランショとも通ずるところあるな
そういやニーチェとポーってほぼ同時代人なんだっけか?
438:吾輩は名無しである
14/05/23 06:42:18.68 .net
ポー作品の挿し絵の定番ハリー・クラークなる人物は何者か
ウィキを見れば書いてあるわけだがこれほど素晴らしいのにいまいち知られていないのは惜しい
きっと他にも傑作があるはず。ポーのは豪華本ということで気合いも入ったんだろうな
439:吾輩は名無しである
14/05/29 23:03:13.38 .net
パタリロ!の漫画家が真似してるね
440:吾輩は名無しである
14/05/30 05:49:46.41 .net
豪華本ということで気合いが入ったんだろうけどポー世界にどっぷりはまってるように見えるね
「メエルシュトレエム」はデザイン性も素晴らしく初めて見たとき陶然とした
441:吾輩は名無しである
14/06/02 20:36:43.73 .net
オディロン・ルドンの「仮面が(弔いの)鐘を鳴らす」てのがよく紹介されてんだけど
ポーにこんな作品あったっけて思ったがこれは「エドガー・ポーに」というタイトルの絵で特定の作品を示したものではないんだろうかね
442:吾輩は名無しである
14/06/09 10:29:32.87 .net
バカは、字を読むと頭が痛くなるので中身が読めないから、表紙の絵がどうこう、とか挿絵がどうこう とか
そういう話ばっかするんだよな
443:吾輩は名無しである
14/06/09 10:30:42.70 .net
>ニーチェとポーってほぼ同時代人なんだっけか?
アホ発見!
444:吾輩は名無しである
14/06/13 22:53:30.61 .net
>>442
挿絵は大事だよお
創元全集のハリー・クラークの絵はめちゃくちゃ合ってる
あれはカレーに福神漬けみたいにお互いが補完し合ってる
白鯨やディケンズも絵があるとなしでは全然ちがう
445:吾輩は名無しである
14/06/18 00:06:47.76 .net
バカは、字を読むと頭が痛くなるので中身が読めないから、表紙の絵がどうこう、とか挿絵がどうこう とか
そういう話ばっかするんだよな
446:吾輩は名無しである
14/06/18 05:28:49.53 .net
芸が無いなあ
447:吾輩は名無しである
14/06/23 03:06:12.71 .net
美のわからん人間にポーはわからんだろ
448:吾輩は名無しである
14/06/29 16:15:00.81 .net
岩波文庫から西条八十の訳詩集「白孔雀」てのが出てて、
そこにポー作品がひとつだけ、「大鴉」が採られてる
…優雅な文語で悪くないんだけど、ちょっとかったるいとこもある。推進力がいまいちかな
散文訳は走るだけでまったく味がないし難しいな
449:吾輩は名無しである
14/07/05 00:47:52.30 .net
>>448 原書で読め!
450:吾輩は名無しである
14/07/05 05:37:31.52 .net
翻訳は映画化作品のようなもの
451:吾輩は名無しである
14/08/31 22:50:07.86 .net
ポーの全集を全部読み終えたぞ
血行幅の広い作家だ推理小説のほうが小数だ
冒険ものが主流といってもいいくらいな作風だ
ポーの作品は数も多くない
短編も短い
だから完読するには一番作家ではないかと思う
452:吾輩は名無しである
14/09/01 04:34:02.98 .net
その勢いでマキャモンの「アッシャー家の弔鐘」を読みなされ。
アッシャー家は実在した、という設定で書かれたホラー。
冒頭にポーも登場する。
453:吾輩は名無しである
14/09/09 01:06:56.76 .net
>>451
3つ挙げるとしたら
454:吾輩は名無しである
14/09/09 01:53:56.26 .net
「ちんば蛙」
「陥穽と振子」
「早すぎた埋葬」
455:吾輩は名無しである
14/09/09 17:00:03.78 .net
ちんば蛙は晩年の名作ですねー
女の子の描き方が可愛くて良かったと記憶しています。ポーには珍しい感覚
カタルシスが痛快っす
456:吾輩は名無しである
14/09/09 19:54:27.15 .net
ポーを読むということは、あの密度の高い文章に身をゆだねることである。
457:吾輩は名無しである
14/09/17 09:20:20.25 .net
>>454
俺と似てるなw
「陥穽と振子」
「早すぎた埋葬」
「エレオノーラ」 が好き
458: 【大吉】 【1220円】
15/01/01 00:58:38.92 .net
ヘドバンヘドバン
459:吾輩は名無しである
15/02/12 11:11:59.25 rr7lsQ5JD
「黒猫」は怪奇小説の扱いだけれど、
私は泣いた。
愛妻が、愛猫を庇って主人公に殺されてしまう。
猫を庇うほど優しい妻。
主人公は、殺すつもりなんてなかったのに。
殺したくなんてなかったのに愛する者を2人も失う。
そして自分を滅ぼしてしまう。
自分の手で愛する者を滅ぼせば、そりゃ狂う。
切ない話だ。
460:吾輩は名無しである
15/02/25 12:43:03.02 .net
>>437 >ニーチェとポーってほぼ同時代人なんだっけか?
アホ発見!
>>437ってアホが屁理屈捏ねまわす典型だな!アホ発見!
461:吾輩は名無しである
15/02/25 13:19:17.13 .net
どっちがアホの典型なんだか(笑
462:吾輩は名無しである
15/02/25 16:41:06.00 .net
ポーはくだらない
463:吾輩は名無しである
15/02/26 16:25:54.78 .net
>>461がいちばんアホ!
464:吾輩は名無しである
15/03/15 20:57:41.95 .net
モルグ街の殺人
ナンタケット
ウィリアム・ウィルソン
465:吾輩は名無しである
15/06/04 14:30:58.18 .net
国際】キャプテン・キッドの財宝発見か 沈没船から銀50キロ-マダガスカル©2ch.net
1 :シャチ ★ 転載ダメ©2ch.net:2015/06/04(木) 11:31:37.25 ID:???*朝日新聞デジタル 6月4日(木)11時18分配信
伝説の海賊の財宝発見か―? アフリカ東部の島国マダガスカルで5月、「キャプテン・キッド」と呼ばれた
17世紀の海賊ウィリアム・キッドのものとみられる沈没船から、銀の延べ棒50キロが見つかった。英BBCなどが報じた。
キッドはスコットランド生まれ。英政府に海賊退治を命じられた後、自らが海賊となった。1701年にロンドンで処刑された後、
彼が隠したとされる財宝の行方は人々の関心を集め続け、エドガー・アラン・ポーの冒険小説「黄金虫」などの主題となった。
キッドのものかどうかは更なる調査が必要だが、発見した米国の探検家バリー・クリフォード氏は
「まだ、たくさんの財宝が沈んでいる」と話した
466:吾輩は名無しである
15/06/13 13:11:33.88 .net
久しぶりに読んだ。
467:吾輩は名無しである
15/07/31 20:44:23.49 .net
読書する気持ちの余裕がなったのに猫すきで黒猫タイトルに惹かれて手にしてぐいぐい引き込まれた
ポオ作初めて読んだ流石
今更ながらはまりそうで楽しみ
468:吾輩は名無しである
15/09/15 14:53:55.00 .net
ハリー・クラークの挿絵が素晴らしすぎる
あれないとダメだろ、白鯨みたいに
469:吾輩は名無しである
16/01/20 17:55:47.21 .net
エドガー・アラン・ポー(Edgar Allan Poe、1809年1月19日 - 1849年10月7日)
470:吾輩は名無しである
16/01/21 23:20:20.83 .net
>>230 なんか見ると、ポーはやっぱりアメリカ人ではなくて欧州人なんだよなあ
471:吾輩は名無しである
16/01/22 15:18:19.74 .net
>>470
イギリス出身の両親とは、あまり生活出来なかったみたいだから、影響は少ないとしても、初等科教育が向こうってのは、やはり大きいのかなと思った。
472:吾輩は名無しである
16/01/23 01:22:13.71 .net
なんとなくわかってきた
ポー世界の創造法はウォルト・ディズニーのそれと酷似している
想像から膨らませた想像、大人のための夢の国だ
473:吾輩は名無しである
16/01/23 10:05:26.39 .net
児童書になっていたモルグ街を最初に、黒猫、黄金虫、鴉を読んでた時は、自分もそう思っていた。
自分の好きな作家ラヴクラフト、ブラットベリが、ポーに影響を受けたとみかけていたので、創元全集読んでみた。
ゴシックロマンス的なイメージは無くなった。むしろ、その分野も書けるって感じに思えた。作品によって出来不出来あるが、あんなにたくさんのジャンルを書く人を私は知らない。
あ、あとコナン・ドイルの私的ランクがかなり落ちた
(´・ω・`)
474:吾輩は名無しである
16/01/23 11:17:26.33 .net
>>473は日本語で読んだのかな?
475:吾輩は名無しである
16/01/23 11:45:05.87 .net
創元のポー全集は翻訳者がバラバラではなかったか
出版社ごとに統一してくれたらと思うが、何故か創元以外はモルグ・黄金虫などのメジャーどころしか出ていない
新潮の2冊も、これは訳は巧いが、オマケ短編がいくつかある程度でもったいない感あり
476:吾輩は名無しである
16/01/23 11:50:02.26 .net
個人的には>>417(ヘンリー・ジェイムズ)、>>420(T.S.エリオット)に同感する
477:吾輩は名無しである
16/01/23 13:45:22.91 .net
>>474
>>475
原文は詩だけ英wikiで読みました。でも、きちんと読んだと言えるのは、創元推理文庫だけです。まとまってるのを優先に選んだので、読み進めにくかったです。翻訳されたのが古いのと、確かに複数での翻訳ってのも、原因かな。
>>476
ですね。
よくわかります(´・ω・`)
その大人げないとこも含めいいと思ってます。ポーが書いた評論、書評は創元になかったので、探してみようと思っています。
478:吾輩は名無しである
16/01/23 15:44:27.58 .net
コナン・ドイルもけっこういろんなジャンル書いてなかった?
479:吾輩は名無しである
16/01/25 10:02:19.31 .net
>>478
ちなみに>>473に対してのレスだったら、ドイルに関しては、冒険ものとホームズシリーズしか読んだことないので、自分の中でのホームズの評価が下がったといったところです。
480:吾輩は名無しである
16/01/28 11:06:59.02 .net
ユリイカ読んでるが
さっぱり理解できません
481:吾輩は名無しである
16/01/28 13:23:03.68 .net
調べたことないけど、書かれた当時の宇宙、物理がどこまで解明されていたかが、知識にあると面白くなりそう。
現代の知識で読むと、どこからが学説なのか、創作なのかわからない。
しかし、これで講演とか、どんなだったんだろう。
482:吾輩は名無しである
16/01/28 13:57:45.91 .net
何についての講演?
483:吾輩は名無しである
16/01/28 18:15:44.99 .net
ニューヨークに於いて、ユリイカの講演で大きな論争を……って、ボードレールのポーについての評論に出てくる。当時の小説家は、よくやってたみたい。
484:吾輩は名無しである
16/01/28 18:19:47.34 .net
>>476
エリオットはポーの小説について辛口だった。詩については一目おいてたよ。
485:吾輩は名無しである
16/01/29 11:17:42.40 .net
ポーを貶めているわけじゃないよ
詩だけで生活するのは当時でも無理があったんだろうね
486:吾輩は名無しである
16/01/29 21:43:12.99 .net
>>485
うんうん、大丈夫w好きじゃなかったら、ここ見ないしね。たぶんだけど、ここんとこ二人だけのような(´・ω・`)
487:吾輩は名無しである
16/01/29 23:01:16.75 .net
ポーの死については、早世(かねえ?)&アル中のせいか、マイナスイメージに捕らえられ過ぎているように思う
やたらともったいぶった文章(ドイツ的な回りくどさやサクソン的な明朗簡潔さは無い)からも、フランス気質が強く残っているのかわかる
好きな酒を呑んで、好き放題に書きまくって、好きな女(少女)と結婚して、結構幸せな一生だったんじゃないだろうか
488:吾輩は名無しである
16/01/29 23:22:31.03 .net
銀板写真って素晴らしい
URLリンク(upload.wikimedia.org)
489:吾輩は名無しである
16/01/30 12:52:35.08 .net
>>480
読みにくかったら、ちょっと寝かせるといいよ。
はじめて読むのがユリイカだったら厳しいかも。自分は、創元全巻かなり時間がかかった。1巻目がどうしても波長が合わなくて、短編多い4巻から読めばよかった。
490:吾輩は名無しである
16/01/30 13:12:05.65 .net
>>487
お酒の話が人物紹介に出てくる人って、自分は意思薄弱と言うか、精神的に弱いイメージ。
詩人、小説家だけでは、食べていくの無理だったんかな?
491:吾輩は名無しである
16/01/30 13:21:07.94 .net
>>488
写真詳しくないけど、確かにいいよね。この時代のって、一枚が凄く大事に撮られてるからかな?
492:吾輩は名無しである
16/01/30 14:14:49.43 .net
評判良いの書いても金にならなかったり、国際的な著作権法がザルだったりとか色々壁が多かったな
パトロン捕まえて自分の雑誌作るって野望が叶ってたらどうなってたやら
493:吾輩は名無しである
16/01/31 03:19:24.54 .net
ポーは山師だよ
長たらしくくどくどしい読みにくさはあっても、支離滅裂さはない
むしろフランスらしい皮肉が、あちこちの作品に巧妙に散りばめられている
(モルグでのデュパンの語りもまさにこれ)
アル中説はねえ・・・
1800年代初頭~中期のフランス系移民の飲酒感覚だから、食事の度に何かしら飲むくらいは普通のことだったのではないかな
494:吾輩は名無しである
16/01/31 13:58:06.40 .net
どんなジャンルの話を書いても、必ず感覚が一種恐怖症のような、おどろおどろしい方向に向かう
怪奇感覚に陥るきっかけのようなものが不在であるため、この感覚は不可思議さを増すが、
種を明かす(余計な幻想感覚をこそぎとる)と、実は平々凡々な出来事のみが残る
これがポーワールドのつくり方
495:吾輩は名無しである
16/01/31 14:11:56.86 .net
つまり、文章の8割から9割は雰囲気を醸しだすためのハッタリであり、現実に何かが起きているわけではない
読む人間を一種の錯覚に陥らせるためのポーの筆力だが、これにひっかかればそのままポー好きになる
逆に、読むのが辛く、ポーの作品や文章は小難しいのだと思い込むのは、怪奇感覚の中に知的蘊蓄が散りばめられているせいで、これがポー・トリック
読者がまともな大人であれば、後者の方が正しいことに気付く
496:吾輩は名無しである
16/01/31 14:45:37.85 .net
ポーを読むということは、あの濃密な文章を楽しむということだ
497:吾輩は名無しである
16/02/01 12:38:56.05 .net
意識しておどろおどろしく書かれているのは、一般に知られている数作品で、他はそのジャンルの手法を扱き下ろした方が多い気がします。その事がパロディストたる所以に繋がるのだと思いますが。
なので、作品によっては幻想文学の括りですが、幻想文学作家にポーをいれるのは迷うところだなぁ。科学が未発達な時代には効果的な手法だったんじゃないかしら(´・ω・`)
498:吾輩は名無しである
16/02/01 12:41:23.85 .net
>>496
たまに、どうしても読みたくなる時がありますね
(´・ω・`)
499:吾輩は名無しである
16/02/01 18:04:55.48 .net
Edgar Allan Poe=Gothic fiction
500:吾輩は名無しである
16/02/04 14:55:36.29 .net
Gothic Fiction?
ポーの顔?
501:吾輩は名無しである
16/05/04 20:23:45.85 .net
創元の全集読み終わったぞ!
これで俺もポー・マスター
作品はスラスラ読めたけど評論を読むのにえらい時間がかかった
502:吾輩は名無しである
16/05/04 20:59:44.83 .net
アッシャー家の崩壊/黄金虫 (古典新訳文庫)
ポー (著), 小川 高義 (翻訳)
出版社: 光文社 (2016/5/12)
503:吾輩は名無しである
16/05/05 10:39:07.34 .net
スレチで失礼。昭和37年、静岡県立藤枝東高等学校での原崎先生の「Hop Frog」
の名訳を私は今でも記憶しています。当方、既に古稀を過ぎていますから先生は、
今や今生にいますまい。(合掌)
p.s 来し方を顧みまするに、先生程の名訳を凌ぐものはありませんでした。
504:吾輩は名無しである
16/05/06 17:19:06.12 .net
なお最高傑作は
505:吾輩は名無しである
16/05/06 19:21:38.20 .net
定期的に覗いているので、↑の続き書いてくらさい。
506:吾輩は名無しである
16/05/09 08:16:53.78 .net
age
507:大鴉
16/05/09 11:04:59.96 .net
文学愛好者ならポーは大ご馳走である。
ポーが好きな人は友だち、そうでない人は友だちではない。
ポーの愛好者よ、集いて語れ、いざ。
まずは「ウイリヤム・ウイルソン」からだ。
こいつはなんともすかしたドッペルくんだぜ。
俺はこいつが大好物だ。
508:吾輩は名無しである
16/05/09 18:48:23.25 .net
お、ざっと読み直しておく。
509:吾輩は名無しである
16/05/10 08:39:55.48 .net
>>507
芥川龍之介も自身を見たそうですね。
510:吾輩は名無しである
16/05/12 00:25:28.43 .net
江戸時代の奇談集のどれかに「北家に影の病あること」ってのがあって、
仙台の北家の男子は代々自分の姿を見ては程なく若死にするんだとか。
つまりドッペルゲンガーを見た者は若死にする。
例外はゲーテぐらいかな。
511:吾輩は名無しである
16/05/13 10:21:13.36 .net
ドッペルゲンガー現象を直接あつかってはいないが、『インド夜想曲』(アントニオ・タブッキ著)という小説があって、
この小説では、主人公が、最後に自分自身を発見する・・・という面白いミステリー小説がある。
512:吾輩は名無しである
16/05/22 11:31:13.06 .net
過疎ってますね。みなさん特に感想はないようで。
513:吾輩は名無しである
16/05/23 06:41:44.22 .net
「Xだらけの社説」を読んだ
翻訳は頑張ってたが日本語にするのは無理があったな
翻訳は×(バツ)を使ってるのでただの伏せ字って感じだが
原文はX(エックス)を使っててかろうじて音だけは読めるので
前代未聞の暗号文が書かれてるような迫力がある
514:吾輩は名無しである
16/05/23 08:15:47.57 .net
>>513
>>507に『ポーの愛好者よ、集いて語れ、いざ。 まずは「ウイリヤム・ウイルソン」からだ。』
って書いてあるんですけど。
ポーなら、なんでもござれでOKなんですか、>>1さんよ。どうせ見てないか。
515:吾輩は名無しである
16/05/24 21:20:52.72 .net
ポー唯一の長編はナンタケットだよな
ポーはミステリーだけではなく紀行文も多い
ミステリーよりもこっちのほうが面白い
黒猫は怪奇小説だけども
紀行文の構成もうまい
516:吾輩は名無しである
16/05/24 23:00:00.68 .net
「小説家になろう」にポーの翻訳が何作かあった
517:吾輩は名無しである
16/05/29 11:52:21.39 .net
鴻巣友季子(ポーとクッツェー6月刊)
メルヴィルからボルヘス、リチャード・パワーズまで無数の書き手を影響、インスパイアしてきたE・A・ポー。
小説についてはこの一冊で大体俯瞰できる構成になっていると思います。詩も2編。850頁超。予価1300円です。
2016年5月12日
518:吾輩は名無しである
16/06/04 02:20:27.16 .net
フランス人はボードレールからポーを正価で買った
とか、そんな名言があるでしょう。
それぐらいボードレールの翻訳は素晴らしいと。
我々日本人はポーを正価で買えたのかな?
519:吾輩は名無しである
16/06/09 19:57:53.03 .net
>>518
二行目、そういう意味じゃないでしょ
例えば、嘲笑まじりの罵詈雑言な評論
13歳の妻、長続きしない仕事、金欠、同時に複数人にプロポーズしたりの品行
最後にグリズウォルドがポーは薬中でインポだったと噂を立て
そういう作品以外の要素が足を引っ張っちゃって母国アメリカでは嫌われてしまった
そこを見ないで済んだフランス人はポーを正しく評価したと
日本語版の解説にだって「日本のポーは幸せだ、なぜなら」
と上のようなことを書いてあったよ
520:吾輩は名無しである
16/07/04 22:57:30.91 .net
>>503
タイトルはどうしたんでしょう
ちんばという言葉は使いましたか
521:吾輩は名無しである
16/08/25 00:49:21.38 .net
>519
フランスはみてると思う
気にならなかったのはフランスがより乱れているから
アメリカはその辺は潔癖なところがあるから
522:吾輩は名無しである
17/01/30 21:36:46.53 GnTEnwDZ.net
今、文庫全集の2巻を読んでるけどこの作家には
「俺達の冒険はこれからだ」完 ポー先生の次回作にご期待下さい
的な傾向があるな
523:吾輩は名無しである
17/02/10 13:42:22.48 WnCy3e3p.net
>>522
よくわかる、自分もそう感じた。
裕福で編集の仕事が無く、すべての時間を創作に回せていたら、どんな作品群になっただろう。
524:吾輩は名無しである
17/04/07 01:28:25.80 qMbkLkwg.net
>>523
ドストエフスキー化したんじゃないだろか
ドストは1ヶ月たらずで悪霊の小説一本書き上げたが、それにまさるとも劣らない筆力もってたはず
525:吾輩は名無しである
17/04/10 21:42:24.34 kn9qgLBI.net
ポーって結構冒険ものもうまいじゃないか
ナンタケッチ島なんてポー唯一の長編だけども
一番面白い内容だと思うぞ
526:吾輩は名無しである
17/04/10 23:19:55.18 HEmogqCZ.net
ポーは冒険においてシュルレアリストである
ーーーアンドレ・ブルトン
まあちょっと。
ポーは詩の原理で、もっとも美しいのは、愛する女性の死だと言っている
伝記を見ると、ポーは若い奥さんをなくしていて、その経験がしばしば詩のモチーフになっている
その個人的な経験から詩の原理を作っているきらいがある。
それはともかく、自分の悲しみを浄化するために悲しい物語を読む、みたいな、ギリシャ劇的な構造が
やっぱりアメリカ文学の構造ではないかしらん