『ドグラ・マグラ』夢野久作at BOOK
『ドグラ・マグラ』夢野久作 - 暇つぶし2ch601:吾輩は名無しである
20/11/26 15:56:15.62 828H5CMe.net
「ドグラ・マグラ」は35年ほど前に読んだけど、現在は殆ど内容を覚えてい
ない。小説のストーリーと学術論文が入り混じったような作品だったことは
覚えている。
この作品は1935年に発表。
当時、精神病患者が殺人狂集団みたいに考えられていた時代に、作品中の
「キ○ガイ地獄外道祭文」にて精神医療のあり方を問い質し患者たちに人権
擁護を訴える。
1950年代にJ.WatsonとF.CrickがDNAの構造を解析して、一つの細胞の中にその
生物個体の全ての遺伝子情報が収納されている仕組みを解明した。
作品中の学術論文「脳髄は物を考える処に非ず」では、その前の時代に空想
とは言え一つ一つの細胞がその生物に関する記憶と感覚を持つ、つまり現在
の遺伝学につながる発想を提唱した。
その意味において、非常に先進性がある。


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