【老人と海】ヘミングウェイ【武器よさらば】at BOOK
【老人と海】ヘミングウェイ【武器よさらば】 - 暇つぶし2ch599:吾輩は名無しである
20/05/23 13:52:15.03 2Tb5RbMx.net
>>598
ごめん
「橋のたもとの老人」だった

600:吾輩は名無しである
20/05/23 14:03:12.57 2Tb5RbMx.net
oldman at the bridge だから桟橋でもなんでもなかった

601:吾輩は名無しである
20/05/24 12:48:33 AhY7Bhyl.net
ずいぶん前なんだけど「日はまた昇る」は読み終えるのにほんと難儀した
面白くないというのが理由なんだけどもう義務感と意地だけで読み終えた

602:吾輩は名無しである
20/05/24 16:29:50 I1tuM/hi.net
『日はまた昇る』はヘミングウェイの長編のなかでは面白い方では? 『海流の中の島々』は途中で投げ出して、放置したまま積読の状態で、もう十年以上。

603:吾輩は名無しである
20/05/24 19:57:37 CwfvTZ0r.net
日はまた昇るは当時のスペインとかパリの雰囲気や文化に興味ないやつはキツいかもね
秀逸な会話や情景描写もそれありきだし

604:吾輩は名無しである
20/05/24 21:22:13.59 PYV9ptX6.net
『日はまた昇る』はヘミングウェイの長編ベストというのが学者の通説

605:吾輩は名無しである
20/05/25 04:33:24.96 XY69pFIJ.net
おまいらほんとに頭わりいね

606:吾輩は名無しである
20/05/25 14:56:19.26 XTDRsncP.net
「日はまた昇る」の様々日本語訳者のなかで最も原文の良さを引き出せたのは、昭和初期の高村勝治なんじゃないかと今でも思う。
基本的に原文に忠実に訳していて、めちゃくちゃな文章もあるけど、無駄な改変がなくてコンパクトで読みやすい。
ひらがなが多いのもよい。
特にジェイクがおかまにキレるシーンで「ぼくはおこった」とだけしか書かなかったのはセンスを感じた。

607:吾輩は名無しである
20/05/25 19:11:15.44 XY69pFIJ.net
原書で読んだやつっておるの?

608:吾輩は名無しである
20/05/25 19:25:29.90 XTDRsncP.net
ヘミングウェイは読もうとおもったら誰でも読める
基本的に絵本レベルで簡単な単語しか使われてないからね
長編はかなり根気が必要なのは当然として

609:吾輩は名無しである
20/05/25 19:29:22.42 XTDRsncP.net
自分は「日はまた昇る」講談社英語文庫のやつポチって読んでみたけどかなりキツかった
普段の五倍ぐらい読むのに時間がかかった
でも俺みたいな低脳でも読めるんだから大抵のやつは読めると思う

610:吾輩は名無しである
20/05/25 19:46:25.61 l3ZXN/TJ.net
>>606
原文ではどうなっているの?

611:吾輩は名無しである
20/05/25 19:50:29.56 XY69pFIJ.net
ただ最後のページまでいったからといって読めたとは限らんがな
その辺のところがわかっとらんようだな

612:吾輩は名無しである
20/05/25 20:00:30.33 IPJO5n2N.net
>>599
ありがとです!

613:吾輩は名無しである
20/05/25 21:21:19 XTDRsncP.net
>>600
そのままI got angryだったよ
でも、翻訳者はなんでも高尚な文章にしたがるし、やっぱりそのまま直球で訳すと味気なくなることも多いからね。
そこをあえて直球勝負をするのは勇気があったんだなと。

614:吾輩は名無しである
20/05/25 22:15:46.69 l3ZXN/TJ.net
>>613
ありがと。いろいろ訊いて悪いけどほかの人は、どう訳しているの。じぶんは高見訳で読んだが、いま手元に本が無いんで。

615:吾輩は名無しである
20/05/25 22:37:58 XTDRsncP.net
自分も今は高見訳が手元にないんで申し訳ないが、「ぼくは突然、怒りが胸の内から湧き上がってきた」みたいな回りくどい訳だったと思う。特にこのシーンは訳によって差が激しかったから自分でも気づいた。

616:吾輩は名無しである
20/05/26 08:01:28.50 HN7HNkRN.net
>>615
おお、早速ありがと。原文とはずいぶん違うし、誤訳とは言わないが、明らかに訳しすぎだ。これではヘミングウェイの文体の良い点を消しており、極論すれば、彼の作品を否定することにもなりかねない。翻訳とは難しく厄介なものだ。

617:吾輩は名無しである
20/06/21 08:35:31.20 /gnQgaiT.net
>>600
『スミルナの埠頭にて(On the Quay at Smyrna )』が頭にあったんじゃない?

618:吾輩は名無しである
20/06/21 18:37:02.09 0Vk68l8A.net
>>617
たぶんね

619:吾輩は名無しである
20/06/21 18:41:06.76 0Vk68l8A.net
たぶん最高の短編は「雨の中の猫」だろうな。
一文ずつにすべて意味がある。

620:吾輩は名無しである
20/06/21 18:49:53.38 /gnQgaiT.net
>>619
「やっぱり短編、作家別この三作を選ぼう」のスレに書き込みしたものだが、同志がいて嬉しい。

621:吾輩は名無しである
20/06/22 11:59:29.33 c5Pid5N5.net
>>620
おれ馬鹿だから、子猫が妊娠の願望の象徴だって長い間気づけなかったよ。気づいてから一番好きな短編になった。

622:吾輩は名無しである
20/06/22 12:06:02.96 c5Pid5N5.net
ヘミングウェイは不器用な作家だと思われがちだけど、メタファーとかいろんな手法を用いてるんだよな
その中でも「雨の中の猫」はすべてが隠喩的と言っていい

623:吾輩は名無しである
20/06/22 18:52:13.98 hsUSleIy.net
>>621
俺、今の今まで気づいてなかったよ。教えてくれて、ありがとう。

624:吾輩は名無しである
20/06/24 19:02:28 7JxLoxdG.net
中上健次は絶対にヘミングウェイの影響を受けていると思う。
枯木灘の「穴を掘るのが好きだった」のくだりとか。
なんで言及されないのか謎。

625:吾輩は名無しである
20/06/24 19:34:03.60 vcItQACk.net
昭和で終わった文壇作家だからな

626:吾輩は名無しである
20/06/24 21:14:43.70 IJIBMATN.net
中上はまだ爪痕残せてる方でしょ...

627:吾輩は名無しである
20/06/26 16:12:02.28 A/bJEey2.net
個人的にはフォークナーと同じぐらい今のポストモダン文学に影響を与えていると思うけどなヘミングウェイ
ガルシアマルケスのそっけない「語り」もかなりヘミングウェイ入ってるし

628:吾輩は名無しである
20/07/02 13:56:50.49 xTv31FNM.net
>>617
スミルナの埠頭って何かと思ったら「我らの時代に」の冒頭のやつか

629:吾輩は名無しである
20/12/29 15:06:30.85 /SabYVqC.net
URLリンク(dotup.org)

630:吾輩は名無しである
21/05/19 10:03:23.22 tgJbnc+Z.net
『日はまた昇る』の冒頭で、ロバート・コーンについてけっこうな文量で語ってるんだけど、あの描写が意味するものをつかんでるヒトいるかな??
ギャツビーとかオブロンスキーについての語りなら、鏡としてなんとなく類推できるんだけど

631:吾輩は名無しである
21/07/20 19:27:50.91 fVAfkj8t.net
ロバートコーンが「日はまた昇る」という作品のテーマにもっとも合致した人物だからじゃない
特にやりたいことはなく、コンプレックスを解消するために金と時間を浪費する人生
それを自覚しながらも南米に行こうとしたり、自分を変えようと試みるも出鼻をくじかれ、女を追いかけ回して最後は完全に尊厳を破壊される
それでも変わらず太陽は昇り、世界は回り続ける
作品の真の主人公はブレッドでもジェイクでもなくコーンだと思うよ

632:吾輩は名無しである
21/07/28 19:45:06 rkm8LXEG.net
老人と海】
シイラは英名でDolphin Fishと言います。

この為、ヘミングウェイの有名な小説、老人と海ににおいてシイラが
登場するのでありますが、初期の日本語訳では、何とイルカと訳して
しまったそうで、どうも話がしっくりしなかったとか・・・。

これを末広恭雄博士が指摘し、後に、イルカからシイラに訂正翻訳
されて出版したという有名な逸話があります

633:吾輩は名無しである
21/07/28 19:50:08 rkm8LXEG.net
実録!『老人と海』訳者解説
URLリンク(www13.plala.or.jp)

634:吾輩は名無しである
21/09/19 23:48:59 BjLX18Vb.net
食わず嫌いだったんだけど『日はまた昇る』読んだら非常に面白かった。
ヘミングウェイってマッチョなイメージだったけどこれマッチョなのか?

635:吾輩は名無しである
21/09/23 21:15:57 hxj+y8nz.net
マッチョとは真逆のコンプレックスまみれの哀れな男だよ
ヘミングウェイは
日がまた昇るの主人公が不能という設定なのは、ヘミングウェイが短小で、それに対して劣等感を抱いていたから

636:吾輩は名無しである
21/09/24 12:30:51 5yUogTra.net
「日はまた昇る」と「武器よさらば」は大久保康雄訳で読んだけど新潮文庫の新訳はいいの?

637:吾輩は名無しである
21/09/27 22:57:15 J0rMlmLq.net
高村勝治訳が一番
戦後すぐの翻訳だけどamazonで100円で買える
大久保訳ははっきり言ってゴミ

638:吾輩は名無しである
21/09/27 22:57:53 J0rMlmLq.net
間違った、新潮の高見訳はゴミ

639:吾輩は名無しである
21/09/27 23:02:37 gnsDlaPx.net
スポーツ好きの作家なんて珍しいからマッチョなイメージになっちゃったのかな?
小説の主人公たちはマッチョというより普通よりちょっと享楽的な人たちって印象なんだが

640:吾輩は名無しである
21/09/28 02:22:36 t3/y+1WU.net
「日はまた昇る」の頃の若者は第一次世界大戦と世界恐慌の影響で荒れに荒れてたからな
日本の氷河期世代なんて鼻で笑えるレベル
アル中にならなきゃあんな時代やってけなかったろうさ

641:吾輩は名無しである
21/09/28 02:28:40 t3/y+1WU.net
ヘミングウェイの青春は、第一次世界大戦の戦場でトラックの運転手をやっていたこと以外ただの平凡なものに過ぎなかった
壮絶なイメージはほとんどスペイン内戦参戦と自殺のせいだと思う
二つとも自業自得
飛行機事故で負傷したのは少し可哀想だったけどね

642:吾輩は名無しである
21/09/28 12:49:53 aulboLOv.net
>>638

その通り。『嵐が丘』の鴻巣といい、新潮社はきちんとした訳者に依頼を出すべき。

643:吾輩は名無しである
21/09/28 21:57:21 bGHIdMvP.net
世間では文豪ヘミングウェイてイメージあるが日本の文壇では大江、中上のフォークナー、春樹のフィッツジェラルドと比べて軽く見られてないか?

644:吾輩は名無しである
21/09/28 23:04:50 9G45wOue.net
英文学なら原書で読めよ

645:吾輩は名無しである
21/09/29 08:43:45 aGMzye3D.net
>>643
ヘミングウェイ『日はまた昇る』と村上龍『限りなく透明に近いブルー』を
比較して読むと面白い

646:吾輩は名無しである
21/09/29 15:43:56 d5h1XA3A.net
>>643
ヘミングウェイの丸パクリと言える作家は小川国夫ぐらいかな
村上春樹はチャンドラーのファンだから間接的にヘミングウェイの影響を受けてることになる

647:吾輩は名無しである
21/09/29 15:46:20 d5h1XA3A.net
ヘミングウェイの真髄は短編だから、影響を受けた作家が日本における「文豪」になるのは無理だろうな
ヘミングウェイ自身の長編も面白いけれども、本質的にはただのオナヌーだし

648:吾輩は名無しである
21/09/29 17:48:14 cmiyBiPo.net
英米文学におけるヘミングウェイって日本文学における志賀直哉?
簡潔な文体を確立して多大な影響を与えるという

649:吾輩は名無しである
21/09/29 18:54:19 STqQxdK/.net
日本のヘミングウェイは中上健次かな
なんだかんだ言って中上がいちばんスタンダードな文体だと思う

650:吾輩は名無しである
21/09/29 20:05:10 d5h1XA3A.net
>>649
枯木灘の頃はヘミングウェイっぽい感じだったよな
簡潔で明瞭で修飾する言葉が少ない
でも後期は完全に逆方向に行ってしまった
文体までフォークナーにならなくても良いのに

651:吾輩は名無しである
21/10/07 15:50:00 40gbY7rz.net
近代アメリカ人男性の文体を造り上げたのはヘミングウェイ

近代日本人男性の文体を造り上げたのは夏目漱石

652:吾輩は名無しである
21/10/07 22:48:35 lgSwwU1L.net
志賀直哉の文章を模範にした人のが多いんじゃないか?

653:吾輩は名無しである
21/10/09 13:30:05 sXxsN6uw.net
>>652
流石にそれはない
日本だとヘミングウェイは地味な存在だけれども
アメリカ本国やラテンアメリカやイタリアだと神のような存在だから
文豪の中でも少なくともガルシア=マルケス、カルヴィーノとかが影響を受けてる

654:吾輩は名無しである
21/10/09 14:02:17 RDtQUyRH.net
川端、谷崎、太宰の文体の方が現代に影響力強そうだが
彼らが漱石の影響受けてるなら、漱石から始まったと見てもいいが

655:吾輩は名無しである
21/10/09 15:08:52 Hmd2s66F.net
鷗外や露伴の文体だと漢籍の影響が強すぎて普及しづらいんだよな中島敦なんかはその直系になるんだろうけど
漱石の場合は寄席の話しことばの雰囲気が作品に残るんだよね

ハードボイルド系の文体は、チャンドラーは言うまでもなくポールオースターにも感じるからもう共有財産にまでなってるThe Sun Also Risesあたりが源流だと思うが

656:吾輩は名無しである
21/10/11 10:41:31 DdjUHxjl.net
というかハードボイルド文体はヘミングウェイが体系化しただけで、似たような文体の作家はヘミングウェイ以前にもいた
漱石の夢十夜とかカフカの短編とか、なんなら聖書の文章だってヘミングウェイっぽいと感じることがある

657:吾輩は名無しである
21/10/13 22:32:08 ivNijF3J.net
関係ないけど村上春樹ってどの辺がフィッツジェラルドなんだ
長ったらしい比喩表現とか?

658:吾輩は名無しである
21/10/14 20:07:27 RqnDi14G.net
グレート・ギャツビーと風の歌を聴けの冒頭が似てる

659:吾輩は名無しである
21/10/15 18:20:52 eX5ZLLLo.net
漱石が文壇で持ち上げられたのは戦後じゃないかな。江藤淳ー柄谷行人ラインで。戦前も人気作家とは言え。

やはり志賀直哉が日本文学の正統と思われててそれで無頼派の三人があれだけムキになって叩いた。

660:吾輩は名無しである
21/10/15 18:24:20 ZmIdvZnN.net
>>659
ボンクラ!
能無し!
死ね!

661:吾輩は名無しである
21/10/15 18:34:12 eX5ZLLLo.net
平野 大体現代文学の常識からいうと、志賀直哉の文学というものが現代日本文学のいっとうまっとうな、正統的な文学だとされている。そういう常識からいえばここに集まった三人の作家はそういうオーソドックスなりリアリズムからはなにかデフォルメした作家たちばかりだと見られているが…。
太宰 冗談言っちゃいけないよ。
平野 いや、冗談じゃない、ほんとの話だよ。太宰さんはすでに少々酔っぱらってるから……。
坂口 平野が言う意味は向うが正統的の文学だとすれば、俺たちがデフォルメだというのだよ。
平野 それはそうだろうと思う。いくらあなたがそうじゃないと頑張ったっても…。
太宰 俺にはちっとも分っていやしない。デフォルメなんて……。
平野 それじゃ一つ、そのデフォルマシオンに非ざる弁を一席やって下さいよ、太宰さん。
太宰 やるも何も………僕はいつもリアリストだと思っているのですよ。現実をどういう具合に、どの斜面から切ったらいいか、どうすれば現実感が出るか、それに骨身を砕いているわけじゃないか、なにも志賀直哉の、あんなものが正統であってオーソドックスだという……そんなことを僕は感じたくない。寧むしろあの人は邪道だと思っている。文学から……。
平野 しかし、世間の常識からいえば志賀直哉がオーソドックスであなた方はデフォルメ……まあそういう風に見られていると思う。だからそういう作家が偶然寄って……偶然か企画か知らんが……一堂に会して現代文学を語るということになれば、そこにありふれた座談会なんかと面目を異にした面白い座談会ができるだろうと僕は期待するわけなんだ。

662:吾輩は名無しである
21/10/15 18:37:18 eX5ZLLLo.net
織田 太宰さん最近戯曲を書いていらっしゃるけれども、僕は若いときに戯曲を書いておった。日本の小説を読んだことがない。初めて読んだ小説は梶井基次郎……あれは高等学校も同じだし、病気も同じそういう興味で初めて読んだ。これは非常に面白いと思って……ところが、スタンダールを読んで、芝居より小説の方が面白いと思って小説を書き出した。
ところが翻訳の文章じゃ小説は書けない。だからいろいろどんなやつがいるんだと思って……小林秀雄が志賀直哉や瀧井孝作などの美術工芸小説を褒めているでしょう。何だ、これが小説かと思って、やり出してへんなことになった。
『赤と黒』というようなことから小説の面白さを発見しながら、面白くもない志賀直哉、瀧井孝作の小説を一生懸命読んで、その文体を真似なくちゃ小説を書けないということを、まだ若い身空で教え込まれた。いまの若い人たち、いろいろな小説、外国の小説を読むでしょう。だけど翻訳の文章は悪いでしょう。
やはり名文は横光さん、川端さん、志賀さんとか言われて、結局その方から文章をとらんとするでしょう。やはり真似をしなくちゃなかなか書けないもんね。だから、やはり横光さん、川端さん、志賀さんなんかから勉強して、文学というものを学んでやったって、ちっとも新しい文学は出て来ない。
滅茶々々でもいいよ。サルトルを読んでから初めて小説が分って……なにも読まなくてもいいんだ。そこから入って行ったらいいじゃないか。やはり志賀さん、横光さん、川端さんから文学というものを教わってやっているから、へんに北條誠みたいなようになるんだ。

663:吾輩は名無しである
21/10/15 19:44:31 dbMLYl2l.net
若手の作家て志賀直哉に興味あるやつはそんなにいないよな
どいつもこいつも太宰と三島なイメージ

664:吾輩は名無しである
21/10/15 21:31:09 eX5ZLLLo.net
戦後生まれのわれわれはもう志賀直哉が日本文学の正統なんてイメージはない。やはり漱石だよね。
太宰や安吾が滅茶苦茶叩いてたのもあってむしろ非常に悪いイメージ持ってて食わず嫌いだったんだけど読んでみたら面白かった。
短編は実はあんまりピンとこなかったけど暗夜行路はやっぱり凄いと思ったな。
志賀直哉の文章はやはりどこか美文調を引きずってた同時代の作家と比べて恐ろしく簡潔で散文的であれが日本の近代小説の基準、正統みたいになったのも当時はしょうがないかなと思ったな。

665:吾輩は名無しである
21/10/15 21:35:33 eX5ZLLLo.net
ちなみにアメリカ文学というとまずフォークナーってイメージだった最早われわれの時代には
ヘミングウェイはなんか随分下みたいないイメージ
フォークナーを貶めるつもりは全くないけどそれも不当だと思ってますw

666:吾輩は名無しである
21/10/15 21:41:19 dbMLYl2l.net
フォークナーはピンチョンとガルシアマルケスを生み出したからなあ
ヘミングウェイは後継者に恵まれないイメージ
彼の文章を参考にしている作家は多いけど、生涯ナンバーワンに挙げるほど心酔してる作やつは少ない

667:吾輩は名無しである
21/10/15 23:03:31 eX5ZLLLo.net
でもビートジェネレーションのケルアックの「路上」にしろバロウズの「ジャンキー」にしろあえて言えばヘミングウェイの系譜の移動小説。金がなかったからかアメリカ国内旅行だけどwそれがヒッピーに繋がって行く。
志賀直哉の「暗夜行路」も移動小説ですw

フォークナーの方法論はむしろ中南米のマルケスや日本の大江とか第三世界の作家に受け継がれていく。

668:吾輩は名無しである
21/10/16 03:40:08 eMZQf1LT.net
そうかケルアックがいたな
あとブコウスキーとパヴェーゼだな
ヘミングウェイのフォロワーと言えるのは

669:吾輩は名無しである
21/10/16 06:47:29 lDbWNgTc.net
暗夜行路は面白いのかなあ
昔読んで雪国もそうだったがなんでこんな
下手くそなのが名作なのかと不思議に思った
読んでみようかな

ヘミングウェイは誰もそんなこと言ってないけど
俺は昔から石原慎太郎と重なってた
男を主張する感じと海かなあ

670:吾輩は名無しである
21/10/16 08:56:03 Ctr8QXmm.net
>>669
『暗夜行路』も『雪国』も名作
お前がおかしいと気づけよ

671:吾輩は名無しである
21/10/16 08:59:03 DaSDSVOc.net
>>662
織田作之助が現代のワナビとやってること全く同じで微笑ましい

672:吾輩は名無しである
21/10/16 09:42:57 DrPUDrqi.net
>>669

どの作品読んで、そう思ったんだ? むしろ女々しいだろう。

673:吾輩は名無しである
21/10/16 13:58:19 lDbWNgTc.net
>>670
>>672
このスレ変なやつ多いのねw

674:吾輩は名無しである
21/10/16 15:09:42 DrPUDrqi.net
まさか『老人と海』しか読んでいないってことは、ないよな。

675:吾輩は名無しである
21/10/16 18:47:14 lCXET8r8.net
クロスカントリースノウ

676:吾輩は名無しである
21/10/16 22:22:08 DrPUDrqi.net
『男』を感じるか? それに舞台、雪山だし。

677:吾輩は名無しである
21/10/16 22:46:17 /RQaARv1.net
シャーウッド・アンダーソン(1876年 - 1941年)
エズラ・パウンド(1885年 - 1972年)
T・S・エリオット(1888年 - 1965年)
レイモンド・チャンドラー (1888年 - 1959年)
H・P・ラヴクラフト (1890年 - 1937年)
ヘンリー・ミラー(1891年 - 1980年)
ダシール・ハメット (1894年 - 1961年)
スコット・フィッツジェラルド(1896年 - 1940年)
ジョン・ドス・パソス(1896年 - 1970年)
ウィリアム・フォークナー(1897年 - 1962年)
アーネスト・ヘミングウェイ(1899年 - 1961年)
ウラジーミル・ナボコフ(1899年 - 1977年)
ジョン・スタインベック(1902年 - 1968年)
ロバート・A・ハインライン (1907年 - 1988年)
ポール・ボウルズ (1910年 - 1999年)

678:吾輩は名無しである
21/10/16 22:46:44 /RQaARv1.net
ウィリアム・S・バロウズ (1914年 - 1997年)
ソール・ベロー(1915年 - 2005年)
J・D・サリンジャー(1919年 - 2010年)
アイザック・アシモフ (1920年 - 1992年)
レイ・ブラッドベリ (1920年 - 2012年)
ジャック・ケルアック(1922年 - 1969年)
カート・ヴォネガット(1922年 - 2007年)
ウィリアム・ギャディス(1922年 - 1998年)
ノーマン・メイラー(1923年 - 2007年)
トルーマン・カポーティ (1924年 - 1984年)
ジェイムズ・ボールドウィン (1924年 - 1987年)
アレン・ギンズバーグ(1926年 - 1997年)
フィリップ・K・ディック (1928年 - 1982年)
ジョン・バース (1930年 - )
ドナルド・バーセルミ (1931年 - 1989年)
トニ・モリソン(1937年 - 2019)
ジョン・アップダイク(1932年 - )
フィリップ・ロス(1933年 - 2018年)
リチャード・ブローティガン (1935年 - 1984年)
ドン・デリーロ(1936年 - )
トマス・ピンチョン(1937年 - )

679:吾輩は名無しである
21/10/17 02:16:13 oiwH+o4p.net
人生とは一人称視点で見れば悲劇だが、三人称視点で見れば喜劇だ
ヘミングウェイの長編と短編を見比べればよくわかる

680:吾輩は名無しである
21/10/17 19:41:20 5z+kswzM.net
武器よさらばはイタリアがドイツにボロ負けするまでは日本人の感覚からしたら呑気な戦場生活だよね
戦場から逃亡して女と暮らすってのはアメリカンマッチョイズムからしたらどうなん?

681:吾輩は名無しである
21/10/23 16:49:39 RowGP7LG.net
ドストエフスキー、フォークナーはほぼ全ての長編作品が面白い
ヘミングウェイは長編は「日はまた昇る」と「武器よさらば」以外ははっきり言って失敗作
両者には残念ながら才能の差があるよな
短編はヘミングウェイが一番だと思うけど

682:吾輩は名無しである
21/10/23 16:58:48 RowGP7LG.net
>>680
「武器よさらば」の時は反戦がブームだったんだよ
だからヘミングウェイはそのブームに乗じて巧みに戦場という地獄から抜け出すヒーローを描いた 
だから反戦ムードのアメリカで「武器よさらば」は大ブームに
スペイン内戦に参加するのがブームになると掌返しをしてファシズムに対抗するヒーローを描いた
あいつの主張に一貫性なんかないから注意しろよ

683:吾輩は名無しである
21/10/23 18:40:33 NOs8SwUb.net
歳をとるとスペイン内戦は、カタロニア讃歌の方が面白いかな
小説後半で友軍のはずのコミュニストから狙撃されるようになる戦局に恐々とする
バルセロナ脱出も命懸けだし

684:吾輩は名無しである
21/10/23 21:22:00 g5ZVrVie.net
アメリカの若者にとっては享楽的に旅を続けるヘミングウェイの小説のほうがフォークナーより魅力的だっただろうね

ケルアック、バロウズは更に過激な享楽に向かうと

685:吾輩は名無しである
21/10/24 09:28:35 LLi0vG3j.net
>>681
君は鑑賞眼がしっかりしているね
ヘミングウェイの最も優れた長編は『日はまた昇る』
これはヘミングウェイの世界の研究者でほぼ一致した通説
『持つと持たぬと』『誰がために鐘は鳴る』『河を渡って木立の中へ』など
ダメな長編のオンパレードだ

686:吾輩は名無しである
21/10/24 09:56:08 jFHhVWPc.net
柄谷行人の「反ロマネスク・ヘミングウェイ」って論文読んだ人います?
柄谷って修論はダレルで中上にフォークナー教えたり英文学やってた人でもあるんですよね。
ヘミングウェイについて批判的なのか称賛してるのかどんなこと書いてるのか気になりますね

687:吾輩は名無しである
21/11/01 14:12:58 X7ygcAr2.net
(あらすじ)


ある時、老人が海辺を闊歩していると、
一匹の亀が民衆から石を投げつけられていた。

なぜこんなことをしているのかと問うと、 「この亀は竜宮の人攫いだからだ」と答えた。
それを聞いた老人は民衆にこう言った。

「ならばしかたがない。続けなさい」 

そしてこう続けた。
「ただし、実際に竜宮城に行ったことのある者だけこの亀に石をぶつけなさい」
民衆は、とまどい、やがて一人また一人とその場を離れ、 石をぶつけているのは老人ただ一人だけとなった。

688:吾輩は名無しである
21/11/01 20:10:49 1cJCvEy3.net
受けると思ったんだろうな

689:吾輩は名無しである
21/11/10 08:57:35 SYpfPMKS.net
>>662
ヘミングウェイとは関係ないけど漱石、荷風、谷崎じゃないのが興味深い
そういう時代だったのかね

690:吾輩は名無しである
21/11/10 16:19:57 4/lFsTfR.net
福田はヘミングウェイの「老人と海」の解説で
現代ヨーロッパ文学は旧弊な慣習と相互監視によって各個人が心理的に逼迫した結果、
内面的・実験的作風に行き着いたが、自由で社会制約の少ない現代アメリカ文学はそうではない、
といったことを述べていたわけだけど、

この考え方では
江戸以来の隣組制度が形を変えて残存する日本の伝統社会でヨーロッパ風の内面観照的な作品が出てこなかったのは何故なのか?
という問いに対する答えは出てこない。

いわゆる文学的内面性というのはもっと別のところから生まれると思う。
例えば福田よりも上の世代に属す坂口安吾あたりは
内面性を支える自我というものを問題にしているわけであって。
これは社会慣習や相互監視という環境的負荷から自然発生的に生じるものじゃないでしょう。

691:吾輩は名無しである
21/11/10 17:00:52 h0F5vSfz.net
>>690
私はヨーロッパ文学には無知なので、見当違いな質問かもしれないのだが、福田の言う「内面的、実験的な作品」とはゾラ、フローベールの作品群のようないわゆる「自然主義文学」のことを指しているのかな?

692:吾輩は名無しである
21/11/10 17:02:58 h0F5vSfz.net
それともドストエフスキーのような観念小説のことを指しているのか?

693:吾輩は名無しである
21/11/11 07:26:11 Z3iw5CYy.net
Marcel Proust
James Joyce
Virginia Woolf


意識の流れとか。そーいうのじゃないのか??

694:吾輩は名無しである
21/11/11 18:07:36 O4z9fusA.net
意識の流れはフォークナーがいるからなあ
まあ一から生み出したわけではないから福田の主張は的をいているのか

695:吾輩は名無しである
21/11/25 21:46:14 NRWR4W05.net
最近はやはり第一次世界大戦についてもっと勉強しないとなと痛感してる

696:吾輩は名無しである
21/11/26 08:41:15 GwCLZRx3.net
>>690
ヨーロッパ的な心理小説は日本でも書かれた
たとえば、伊藤整『氾濫』がそうで、1950年代に出版された当時
ベストセラーになり、文芸評論家からも絶賛された
しかし、今や読む人はおらず、絶版のまま忘れられている

697:吾輩は名無しである
21/11/28 10:03:49 X99h5YPv.net
アメリカ出身のヘンリー・ジェイムズはアメリカだと小説を書きにくいと
イギリスに移住して厖大な心理小説を書き、晩年は帰化してしまった

698:吾輩は名無しである
21/12/12 20:00:22 2/2kRbfv.net
451: 吾輩は名無しである [] 2021/12/11(土) 11:04:18 ID:OJhKBUJj

第一次世界大戦でそれまでのヨーロッパ的価値観が崩壊して不安の中に放り出された塹壕世代を象徴する小説家がセリーヌとヘミングウェイ

塹壕世代からシュルレアリズムとムッソリーニのファシズムとヒトラー&ナチスも生じた

彼らはみな同世代


455: 田中淳 ◆/UoR7yuSDM [sage] 2021/12/11(土) 22:18:58 ID:AmbVafFe

>>451
てゆうかヘミングウェイなんて三流のエンタメ冒険小説作家とセリーヌを並べるなよw
アメリカの作家ならそこはフォークナーだろ
戦地には赴いてないけどな

スレリンク(book板:455番)

699:吾輩は名無しである
21/12/13 13:30:07 uck3VxY/.net
700

700:吾輩は名無しである
22/03/01 21:51:06 7Cmjhiny.net
ウクライナ戦争でなんでヘミングウェイが第一次世界大戦やスペイン内戦でわざわざ外国の戦争にのこのこ出かけたか感覚的に分かった

これは死の恐怖を飛び越えて好奇心が勝るし血湧き肉踊る感じになりますわ

行ったら結局惨憺たる経験になるだろうと分かっていてもねw

701:吾輩は名無しである
22/03/08 23:07:22 YOnowOzM.net
「日はまた昇る」はそれほどの傑作ではないと思う。
ヒロイン以外の登場人物に魅力がないし、スペインに行ってからのストーリーが退屈。

702:吾輩は名無しである
22/03/08 23:23:44 rB9NLtbl.net
エンタメじゃあるまいに、ストーリーが退屈って、バカかよ

703:吾輩は名無しである
22/03/11 17:56:53 MTgQMcKi.net
>>701

まさにその通りなんだけど、ヘミングウェイの長編では一番ましじゃない。

704:吾輩は名無しである
22/03/12 00:07:40 oM8ZIaga.net
>>703
長編は、日はまた昇る、武器よさらば、老人と海しか読んでいない。
どれも同じくらいそれほどでもないと思う。

705:吾輩は名無しである
22/03/12 00:35:17 sIj0e5/D.net
長編では、持つと持たぬと、誰がために鐘は鳴る、河を渡って木立の中へ、
エデンの園、海流の中の島々も読まないといけない

706:吾輩は名無しである
22/03/19 23:42:36 OQrdq6gs.net
ヘミングウェイの長編はマジで武器よさらばと日はまた昇るだけでいい
他はこの2編の劣化版かもしくは単純な虚無だから

707:吾輩は名無しである
22/03/20 10:18:00 kkZYZ6rn.net
文庫 名編集者パーキンズ 上 (草思社文庫) 文庫 2015/6/2
A.スコット バーグ (著
ヘミングウェイ、フィッツジェラルド、トマス・ウルフ―
アメリカの文学史に名を残すことになる若き作家たちを発掘し、
その才能を引き出した伝説の編集者パーキンズの評伝。
作家に寄り添う編集者として、時にはカウンセラーとなり、恋愛相談役となり、
マネージャー、金貸しの役割まで果たした。
その熱意溢れる仕事ぶりを支えたのは「この世に書物ほど大切なものはない」
という信念だった。全米図書賞受賞作。

708:吾輩は名無しである
22/07/25 09:08:10.84 Ne8ox+mz.net
URLリンク(www.sponichi.co.jp)

709:吾輩は名無しである
22/08/07 18:27:38.33 h1cCx2oY.net
日の名残って読む価値あんの?

710:吾輩は名無しである
22/08/07 18:28:28.33 h1cCx2oY.net
カズオと間違った。日はまた昇るって読む価値あんの?

711:吾輩は名無しである
22/08/15 16:17:14.80 fAUSxau5.net
中学生のころに一度「武器よさらば」を読んだが、
久方ぶりに再読してみた。
主人公は酒を飲んでばかりだったんだなw
俺はミラノ、マッジョーレ湖、マン湖、ローザンヌへ行ったことがあるので、
場面のイメージがしやすくて、後半は楽しめたぜ。
キャサリン・バークリー嬢も可愛らしかったしな。
なんか好きな小説だった。

712:吾輩は名無しである
22/08/15 19:53:59.50 ouViKZtv.net
>>709
『日はまた昇る』は数年前ハヤカワ文庫の土屋訳で読んだが、他の人には勧めない
『武器よさらば』は昔読んだが、イタリアの自然描写がよかったと思う
『老人と海』は短いのであっという間に読めるが、映画を小説にしたような印象を持った

713:吾輩は名無しである
22/08/15 20:56:11.98 Af4TT+QB.net
>>709
俺は新潮文庫の高見訳で読んだ。訳の好き嫌いは置いといて内容的にはそこそこ。次に読んだ『武器よさらば』が全く面白くなかったので、『誰がために鐘が鳴る』には手が出なかった。『老人と海』はずっと前に読んでピンとこなかった。『海流の中の島々』は未読。とりあえずの結論。ヘミングウェイは短編の作家。

714:吾輩は名無しである
22/08/16 21:21:11.81 0GhjRsN/.net
文庫になっていない長編を全集で読むべし
持つと持たぬと、河を渡って木立の中へ

715:吾輩は名無しである
22/08/17 08:26:08.25 Kaxtd/pF.net
『武器よさらば』の主人公は何故あんなに金回りが良かったのですか?
彼の財布から金が勝手にどんどん沸いてきたのですか?

716:吾輩は名無しである
22/08/18 08:42:02.83 y9/xngEd.net
>>714
ありがと。でも多分読まない(読めない)な。俺の読み込み方が足りないのだからだと思うが、ヘミングウェイには、例えばディケンズの様な物語性も、ドフトエフスキーのような人間観察もないような気がする。自分も年なので優先順位をつけて本を読んでいくしかないのだが、ヘミングウェイの他に読みたいものが多い。あえて次に読むなら『移動祝祭日』かな。

717:吾輩は名無しである
22/08/18 13:32:10.80 KSkGPMQu.net
>>716
それでいいんじゃない。
優先順位は必要。
ヘミングウェイつうかアメリカ文学の優先順位は普通は低いと思う
アメリカよりも、フランスやドイツやロシアの方が文学的に上だろう。
「誰がために鐘は鳴る」とか「怒りの葡萄」は映画見とけば十分だと思う

718:吾輩は名無しである
22/08/18 14:36:47.71 y9/xngEd.net
フィッツジェラルド、カポーティはまだまだ読んでみたいな。あと一冊も読んだことないので、フォークナーも。もう少し読むのが早ければいいのに、と思う。

719:吾輩は名無しである
22/08/19 08:36:50.17 FaPQ/Ioq.net
>>717
バカなヤツだ
映画を見るのと小説を読むのは異なる体験なのに
ストーリーさえ分かればいいと勘違いしている
こんなヤツでも文学に開眼することはあるのだろうか

720:吾輩は名無しである
22/08/23 12:11:47.61 8Pp+oF1c.net
ないと断言できる

721:吾輩は名無しである
22/08/31 09:21:52.32 2idpwhU7.net
参考にはなるし。息抜きは大切。

722:吾輩は名無しである
22/08/31 11:19:02.38 YRpxkG8Q.net
『殺人者たち』みたいな例もあるし。

723:吾輩は名無しである
22/09/15 18:05:26.58 utXxqn8R.net
事実を事実の儘完全に再現する事は如何に面白可笑しい架空の物語を生みだすよりも遥かに困難である

724:吾輩は名無しである
23/06/29 02:27:02.26 CizI5BKf.net
●『グレート・ギャツビー』
In my younger and more vulnerable years my father gave me some advice that I’ve been turning over in my mind ever since.
●野崎孝訳
ぼくがまだ年若く、いまよりもっと傷つきやすい心を持っていた時分に、父がある忠告を与えてくれたけれど、爾来ぼくは、その忠告を、心の中でくりかえし反芻してきた。
●小川高義訳
まだ大人になりきれていなかった私が父に言われて、ずっと心の中で思い返していることがある。
●『老人と海』
He was an old man who fished alone in a skiff in the Gulf Stream and he had gone eighty-four days now without taking a fish.
●福田恆存訳
かれは年をとっていた。メキシコ湾流に小舟を浮かべ、ひとりで魚をとって日をおくっていたが、一匹も釣れない日が八十四日もつづいた。
●小川高義訳
老人は一人で小舟に乗ってメキシコ湾流へ漁に出る。このところ八十四日間、一匹も釣れていなかった。

725:吾輩は名無しである
23/07/17 19:45:57.85 f+aj8Qx5v
クソ航空機に生活や仕事を妨害されたら‥アプリ『ADS-B Unfiltered Plane Tracker」で登録記号を確認、証拠としてスクショも残しつつ
URLリンク(jasearch.info)
↑ここて゛検索して所有者(使用者)を特定したら.ク゛ク゛って電話番號を確認,この地球破壞私権侵害強盗殺人テ□リス├にクレ━ムを入れよう!
例えば、登録記號「JA32HA」は気侯変動させて災害連発させて人を殺して私腹を肥やしてる「本田航空」た゛と分かる
最近スマホのパケつ゛まりか゛酷いが航空無線の広大なプラチナ帯域によってネット帯域か゛不足してるのか゛原因、クソ航空関係者に年1ΟΟ兆円
課税するとともに帯域を明け渡させよう!言うまでもなく四六時中猥褻がらみて゛逮捕されながら威カ業務妨害ヘリ飛ばしまくって望遠力メラで
女風呂のぞき見しながらク゛儿グル騷音まき散らして住民ヰライラ犯罪惹起してる税金泥棒クソポリ公へリ.特に他県にまて゛大騒音まき散らし
てる警視庁『JA1?MP』なと゛悪質だか゛,テ囗政府を徹底非難するとともに,傷害や威力業務妨害として告訴して,私権侵害テ口を止めさせよう!

創価学会員は,何百萬人も殺傷して損害を与えて私腹を肥やし続けて逮捕者まで出てる世界最惡の殺人腐敗組織公明党を
池田センセ-か゛囗をきけて容認するとか本気で思ってるとしたら侮辱にもほと゛があるそ゛!
hΤtрs://i.imgur.сοm/hnli1ga.jpeg

726:亀吉
23/07/07 15:48:11.29 zcjFctvk.net
新潮の100冊に入っている老人と海から読み始めてるけど
ヘミングウェイって、なんだか面白そうだな
先ずは老人と海、あと50ページだ

727:吾輩は名無しである
23/07/07 15:54:58.27 9tdaavTQ.net
はひふへヘミング

728:吾輩は名無しである
24/04/08 02:41:39.39 BNWZHbLv.net
「売ります。赤ん坊の靴。未使用」(うります あかんぼうのくつ みしよう、For sale: baby shoes,
never worn)は、英語で6単語からなる短編小説の全文である。このシックスワード・ノベルは、
フラッシュフィクション、サドゥンフィクションの極端な例でもある。アーネスト・ヘミングウェイの
作品とされることが多いが、ヘミングウェイへの帰属は確かなものではなく、同じような趣向の小話は
古くから存在する。

729:吾輩は名無しである
24/04/08 09:33:28.78 jSkKYEDP.net
>>724
両方とも小川って人の方が日本語として読みやすい
しかし原文の文体は無視されている

730:吾輩は名無しである
24/04/12 09:11:43.75 hejqXwvU.net
>>729
で結局は誰の翻訳が一番いい?

731:吾輩は名無しである
24/04/12 20:35:27.46 8LyJflwX.net
どれ訳してもたぶん小川って人の文体になるから翻訳調の方かな

732:吾輩は名無しである
24/04/12 22:34:47.75 hejqXwvU.net
じゃ村上春樹にお願いすればいい。多分引き受けないだろうが

733:吾輩は名無しである
24/04/13 20:00:10.91 iujU6C1E.net
>>730
スタンダードなのは新潮の高見浩訳だろうね
俺自身は大久保康雄の新潮旧訳の方が好きなんだが

734:吾輩は名無しである
24/04/13 22:08:15.18 zao2lKzM.net
>>733
俺も高見訳がダメな口なんで。大久保訳はちと古くさく感じる

735:吾輩は名無しである
24/04/14 22:59:48.94 aygXT5jG.net
佐々木彰一訳『日はまた昇る』は名訳だね

736:吾輩は名無しである
24/04/14 23:01:59.28 aygXT5jG.net
間違えた
佐伯彰一だった

737:吾輩は名無しである
24/04/17 13:57:56.70 FhFpWIb9.net
ヘミングウェイはいいねえ~

738:吾輩は名無しである
24/04/18 17:38:06.65 TIZWQa3s.net
谷口陸男訳はいいよ

739:吾輩は名無しである
24/04/18 20:55:49.31 Ol6SHm/+.net
>>738
俺も好きだな
『日はまた昇る』のブレットのセリフを男口調で訳したのが最高
惹かれ合いながらも、性的不能のジェイクとは結ばれない二人の
同性同士のような友人関係を浮かび上がらせる

740:吾輩は名無しである
24/04/28 14:26:50.83 CNHKKbgz.net
ヘミングウェイは晩年になるほど円熟というよりも粗くなっていく。それは特に短編に顕著

741:吾輩は名無しである
24/04/28 18:26:06.70 iOkG/xP/.net
俺は「日はまた昇る」は酒を飲んで駄弁っているだけで、面白くなかった
特にスペインに行ってからが退屈
ヒロイン以外、魅力的な登場人物も出てこなかった

742:吾輩は名無しである
24/04/28 18:48:03.83 CNHKKbgz.net
>>741
でも長編の中ではマシな方。『武器よさらば』は退屈極まりない

743:吾輩は名無しである
24/04/28 21:21:33.34 0Klaxqp6.net
最近武器よさらば読んだけど、酒を飲んで駄弁ってるだけだった

744:吾輩は名無しである
24/04/28 21:28:17.84 GvJf8lXl.net
『武器よさらば』はまだマシ
『誰がために鐘は鳴る』の退屈さといったら

745:吾輩は名無しである
24/04/29 08:25:52.18 EV6cBIAq.net


746:吾輩は名無しである
24/04/30 14:24:00.84 VtkeetCQ.net
AGE

747:吾輩は名無しである
24/04/30 16:53:33.19 PfQV/NEO.net
へみちゃん

748:吾輩は名無しである
24/05/01 18:07:39.06 xS/YCqtX.net
俺は>>741だけど、確かに「武器よさらば」は面白くなかった
「誰がために鐘は鳴る」は未読
「老人と海」は傑作だと思った。もっとも「老人と海」は中学の時なので、今なら違う感想を持つかも

749:吾輩は名無しである
24/05/05 16:48:17.75 fZkPYE4K.net
『誰がために鐘は鳴る』はまだマシ
『河を渡って木立の中へ』の退屈さといったら
文庫化されないくらいだから

750:吾輩は名無しである
24/05/05 16:56:46.05 7hLlDbln.net
>>744
>>749
俺は『武器よさらば』で懲りて以降ヘミングウェイの長編を読むのをやめてしまったが、『武器よさらば』より酷いのがあと二作もあるのか

751:吾輩は名無しである
24/05/05 19:09:15.64 7hLlDbln.net
ヘミングウェイはハリウッドの映画シナリオを書いて勉強すればよかったのに

752:吾輩は名無しである
24/05/05 19:12:51.43 FmBdDxHd.net
ヘミングウェイは短篇小説が優れている

753:吾輩は名無しである
24/05/05 19:16:18.57 7hLlDbln.net
>>752
それはその通り、大好きだ。でも逆に言えば初期の短編小説以外は読むべきものがない

754:吾輩は名無しである
24/05/05 19:30:58.80 7GNYorRA.net
短編は『キリマンジャロの雪』は傑作だと思った
しかし外れも多いという印象
もっとも俺の読んだのは大久保康雄の新潮旧訳なので、訳が古いのかもしれない

755:吾輩は名無しである
24/05/20 17:15:29.61 D+w4/Qb8.net
ヘミングウェイは、20世紀アメリカ文学を代表する巨匠であり、その作品は世界中の人々を魅了し続けています。彼の簡潔で力強い文体、無駄のないストーリー展開、そして人間の内面を深く洞察する力は、多くの作家に影響を与えてきました。
特に、彼の「氷山理論」と呼ばれる比喩表現は有名です。水面上に現れた氷山は作品全体のほんの一部分であり、水面下にはさらに大きな真実が隠されているという考え方です。この理論は、読者に想像力を働かせ、作品をより深く理解するきっかけを与えてくれます。
代表作である『老人と海』は、老いた漁師サンチャゴと巨大なカジキとの壮絶な戦いを描いた作品です。この作品は、人間の限界と挑戦、そして生きることの意味を問いかけており、多くの人々に感動を与えています。
このように、ヘミングウェイは、その作品を通して、人間の本質や生きることの意味を深く考えさせてくれる作家です。社会人女性として、仕事や生活の中で様々な困難に直面する中で、彼の作品から勇気や希望をもらえることがあると思います。

756:吾輩は名無しである
24/07/22 01:13:44.29 qdFBxGLY.net
コルレ尾根
ヘルツォークが選ぶ「全ての映画作家が読むべき5冊の本」(短篇含む)
・The Peregrine(J.A. Baker)
・農耕詩(ウェルギリウス)
・フランシス・マカンバーの短い幸福な生涯(ヘミングウェイ)
・ヌエバ・エスパーニャ征服の真実の歴史(ベルナル・ディアス・デル・
カスティーリョ)
・ウォーレン委員会報告書
2024年6月24日

757:吾輩は名無しである
24/08/01 19:24:07.24 3Qs8s3vq.net
Kim, Yi-Chul 🖖
『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』の筋はヘミングウェイなど小説
の世界ではよくある旧約聖書的世界観の例だと思うけれども、それが「意
味不明」と言われることに現代日本人のデフォルトの世界観の狭小が窺い
しれる。
2023年10月8日

「神=自然の為すことに理由はない、人間ごときがわかると思うな」とい
うのが旧約聖書的な世界観。「人間も神=自然の一部なので彼自身が何の
ために行動しているかがわからない」とまで言うのがヘミングウェイの
『キリマンジャロの雪』であり、それを引いた吉田秋生の『BANANA FISH
』。
2024年7月31日

758:吾輩は名無しである
24/08/03 14:45:14.84 OeQQjIDl.net
最近はAIに書かせたような文章か他人の書いたものの引用ばっかでつまんないスレになったな

759:吾輩は名無しである
24/08/04 01:58:15.18 rCMcN4IM.net
呼び鈴を鳴らし、長年勤め、信頼のおける家政婦のセレストにコーヒーを持ってこさせる。これは、それ自体が手の込んだ儀式だった。セレストは、カップ2杯分の濃いブラックコーヒーを入れた銀のコーヒーポットと、温めた牛乳をたっぷり入れた蓋つきの陶器のポット、そしてクロワッサン1つを——いつも同じパン屋で買ったものを皿にのせて——持って来る。そして、黙ったままベッド脇のテーブルの上に置いて、部屋から出て行く。その後、プルーストは自分でカフェオレを作る。セレストはキッチンで待機し、プルーストが再び呼び鈴を鳴らすのを待つ。もし鳴らせば、それは2つ目のクロワッサン(常に用意してある)と、残りのコーヒーに入れる牛乳のおかわりを持って来てよいという合図だ。

プルーストは、これ以外に何も口にしない日もあった。「彼はほとんど何も食べなかったと言っても言い過ぎではない」と、セレストはプルーストとの生活についての回想録で述べている。

760:吾輩は名無しである
24/08/04 02:00:21.76 rCMcN4IM.net
>>758
参考にはなるし。それでいいんじゃない。

761:吾輩は名無しである
24/08/09 22:18:57.03 cmAkz4g+.net
URLリンク(www.asahi-net.or.jp)

762:吾輩は名無しである
24/08/11 12:39:22.95 uufFD9mD.net
>>760
あんまりならんけどw

763:吾輩は名無しである
24/08/13 09:11:34.44 XnstEzzX.net
>>755
無駄がないストーリー展開というがスカスカのストーリー展開と言った方が正しいだろう

764:吾輩は名無しである
24/08/13 18:15:17.39 itJmKx3V.net
酒を飲んでの駄弁りにストーリーも何もないわ

765:吾輩は名無しである
24/08/13 19:00:15.93 XnstEzzX.net
>>764
はい、ごもっともでございます

766:吾輩は名無しである
24/08/21 21:29:57.74 s3xGsIK5.net
>>685
『持つと持たぬと』はハワード・ホークスがなんとか見れる映画にしてくれた

767:吾輩は名無しである
24/08/27 20:51:13.64 U+zQI2gy.net
『日はまた昇る』
スペインの田舎の描写が異常なまでに退屈だった
その後も、数人の酔っ払いが駄弁っているだけで終わった

768:吾輩は名無しである
24/08/27 21:08:07.52 3MzAbk6e.net
読む価値無い?

769:吾輩は名無しである
24/08/27 23:02:38.98 y2R1C+Wl.net
>>768
長編は読む価値はないだろう
読むとしたら初期の短編だが、短編も凡作率が高く打率1割程度だろう

770:吾輩は名無しである
24/08/28 06:44:09.44 CATlhaKC.net
ワロタ

771:吾輩は名無しである
24/08/28 13:06:36.98 bzosz8IX.net
>>769
よく分かってらっしゃる

772:吾輩は名無しである
24/09/07 13:22:35.45 S9RTHFsY.net
>>649
文体も違うしテーマも全く違う

773:吾輩は名無しである
24/09/15 06:50:34.48 DVyV0hkR.net
>>769
それでもノーベル賞取れるんだからw

774:吾輩は名無しである
24/09/23 18:38:20.82 MTQTrvF1.net
>>681
その『武器よさらば』ですらあまり面白くなかったのだが

775:吾輩は名無しである
24/09/23 18:46:47.15 0FxqOciO.net
ワラタ

776:吾輩は名無しである
24/09/24 22:54:34.21 IUtWTjRN.net
何でこんなのがノーベル賞なんだよ

777:吾輩は名無しである
24/09/25 06:53:09.31 D9dvEFam.net
ハハワロス


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