25/08/11 07:35:31.64 r3GoDxu5.net
おはようございます!立花岳志です。
僕の母はプロのジャズシンガー & ピアニストです。
ちなみに11年前に亡くなった祖母(母の母)はクラシックの歌手で、
僕が小学生の時に離婚していなくなった父はテナーサックス奏者でした。
プロのミュージシャンだらけの家庭、というかサラリーマンがいない家庭で僕は育ちました。
そして先月から29年ぶりに母と同居したため、
再びプロのミュージシャンと暮らす生活になりました。
母は16歳、高校1年生の時からお金をもらって音楽を演奏する仕事を始め、
それ以来ずっと音楽を仕事にし続けてきています。
ジャズの弾き語りなので、ばんばんテレビやラジオに出たりする感じではなかったですが、
僕が子供の頃はかなりの売れっ子で、毎晩仕事が途切れなかったですし、
時にはダブルヘッダーで一晩で2箇所でステージを行ったりもしていました。
高齢になった今も演奏の仕事もしているし、
自宅の音楽教室には10人以上の生徒さんが母に習いに通って来てくれています。
今でもプロなので、母はピアノの練習を毎日のようにしています。
僕にとっては母のピアノの音色が聞こえる家は「ごく当たり前の環境」なのですが、
客観的に考えると「プロのミュージシャンの音色を毎日聴きながら暮らしている」ってなかなか贅沢ですね。
知名度という意味では雲泥の差がありますが、例えば「山下達郎が隣の部屋で歌ってる」とか
「布袋寅泰が自宅で練習してるのを聴きながら毎晩眠ってた」とか考えると凄い世界観ですね。
祖母も母も、そして子供時代しか知らないけど父も、一度も会社員、
サラリーマンを経験せずにずっとフリーランスで音楽家をやってきた人たちなので、
世間一般の常識からはかなり乖離した生き方をしてきたように思いますし、
その遺伝子とライフスタイルは僕にもたっぷり引き継がれているように思います。
このメルマガを書いている今も、生徒さんが来ていて
母がピアノの伴奏をしながら生徒さんが歌のレッスンを受けています。
僕の新しくて懐かしい日常です。