25/04/10 10:22:43.42 t1aG/3nv.net
1963年にあった本当の出来事です。
Ａ級順位戦３勝５敗と苦境に立たされた実力制第二代名人の塚田正夫九段。前期は休場しているので張出というＡ級最後尾の苦しい位置で大野源一先生との一局も敗勢。
最後のお願い、とばかりに△２八飛と王手を掛けたのですが、大野先生の次の一手は驚愕の▲３一角！😰🎤 王手見逃しという信じられない結末で塚田正夫先生の「奇勝」に終わりました。
４勝５敗で一足先に９回戦を終えていた当時26歳の芹沢博文先生がこの結末を知って「わざと負けたんだ。みんなでオレを落とそうとしている」と思い込んで平常心を失ってしまいました。
Ａ級の最終局。塚田正夫先生が芹沢博文先生に快勝してＡ級の地位を死守。今にして思えばＡ級死守という点においては塚田先生は羽生先生を上回る勝負強い棋士だったと思います。