18/12/28 23:29:01.12 JTbv5wxF.net
)山崎隆之 対羽生 22戦4勝18敗
Eテレで放送中の「将棋フォーカス」の司会を中村太地と交代で務めている「西の王子」。
木村同様高い勝率を誇る棋士として知られ、早指し棋戦でも抜群の強さを見せており、今年度のNHK杯トーナメントでも優勝。
一方、タイトル獲得はおろかA級に昇級したことすらないため、「将棋界の七不思議」の一つとして数えられている。
そんな山崎がタイトル戦に登場したのは今のところ2009年に行なわれた第57期王座戦のみ。
相手は羽生で、第一局は敗戦。迎えた第二局も難解な場面が続き、挑戦者に好手が続けば勝勢に持っていけるという展開となったが、
読み切れなかったがために悪手を繰り返す。秒読みに追われる中で一度逃した勝ち筋を再び見いだす気力がなくなった山崎は投了。
これが羽生の逆鱗に触れて「まだこの将棋はこれからだろう」と厳しい口調で説教されることとなる。
目先の勝利にこだわるのではなく将棋の可能性を広げるために戦っている羽生らしいエピソードともいえるが、
勝ったのに相手に説教するというのは山崎にとって理不尽な話である。
のちのインタビューでは「あれむかつきますよ、勝ってんのに」と振り返る一方で相当堪えたのか、
「すごいショックなんですよ。羽生さんは僕に勝った後、いつもああいう感じの態度を出されるんですよ。
すごい残念そうにするんですよ」と忸怩たる思いを抱いていることも告白している。
のちに羽生は怒っていたわけではないと否定したが、山崎にとってはトラウマになったのだろう。
0-3で挑戦に失敗した王座戦以降、8年羽生に勝てなかった(その間の連敗は10)。