18/11/11 22:52:34.78 xVxAQdpm0.net
羽生の七冠達成の評価
◇名人戦 挑戦者森下
前期は50歳の米長名人が相手で楽な名人戦だった
米長はこのあと一度もタイトル戦への登場なし
初めての防衛戦も谷川より格下の森下が相手で楽な初防衛となった
◇王座戦 挑戦者森九段
森は7年ぶりのタイトル挑戦で48歳、そしてこれが最後の挑戦となった
◇棋王戦 挑戦者高橋九段
高橋九段は過去8年間で2度目のタイトル戦しかなく、これが最後のタイトル挑戦となった
◇王将戦 谷川王将
谷川とのタイトル戦は過去3年間で羽生の7勝1敗。これに勝って七冠達成した
その他のタイトル戦はいずれも同年代ないし年少の棋士が相手で、2年以上先にプロ入りした羽生に一日の長がある相手だった
このように勝ちやすいタイトル戦の連続も珍しい
そもそも、タイトル戦の相手がすべて違うことが、打倒すべき傑出した相手がいなかったことを示している
このように羽生の20代のときは、打倒すべき巨木といえる40代棋士がいなかったのだ
大山が20代のときは、木村名人、塚田名人という巨木が存在した
中原は大山という巨木を倒して名人になった
その点、羽生は恵まれていた
中原がすでに無冠だったからだ