18/10/08 10:32:27.72 j4i57cd40.net
何度も注釈しているように、全盛期レーティングはおもに中終盤力の強さを見ている
中終盤力が同じでも後の時代のほうが、序盤の作戦が掘り下げられて進化しているのは事実その通りだ
しかし、それは強さの指標にはなり得ない
「新手一生」を唱えた升田(研究の鬼であった)ですら、「六段の頃が一番強かったと思う」と振り返っている
プロ棋士は天才の集まりだ
天才の正体は、集中力の天才、向上心の天才、記憶力の天才などだろうが、おそらくそれらを総合した天才でなければプロ棋士にはなれない
だから、若いプロ棋士にとって新しい序盤戦術に馴致するのはたやすいことなのだ
若いときの大山が現代棋士と対局するのに昔のままの知識で対局するというのは設定がおかしい
史上最強を論じるときの指標は中終盤力におくのが当然で、天才が知る天才、すなわち将棋史上の天才中の天才とはそういうものでなければならない