18/10/07 07:07:45.72 Z9PbC8bp0.net
トップ級の棋士同士の対局となると序盤で優劣がつくことはほとんどない
結局、勝率に差がつくのは中終盤の大局観や読みの精度が違うからだ
しかも一直線の読みで勝てることもない
最善手だけを指し続けられるのは大山のように特別な力がある棋士か、こっちの読みを上回るような手を指さない弱い相手と対局したときだろう
羽生と森内の名人戦や羽生と渡辺の竜王戦も序盤は互角で中盤と終盤で差がついた局がほとんどだ
つまり、レーティングで分かることは、その時代で突出した中終盤力を持っていた棋士は誰か?というランキングだ
この突出した中終盤力は個人の資質によるところが大きいので後の時代の棋士のほうがよいわけではない
時代で一番抜きん出ていた棋士がもっとも中終盤力が高かったとする見方が妥当だ
だから、もし大山が今5歳で将棋を覚えたなら、10代で史上最強棋士になることもあり得ないことではない
というわけで、抜きん出ていた棋士のなかに史上最強棋士はいることになる
つまり、木村、大山、羽生であって、天彦や豊島ということは絶対にない