18/08/01 21:15:43.42 /0/rnPKG0.net
>>569 つづき
形勢は難解ですが、個人的にはどちらかと言えば後手を持ってみたい気がします。
先手は銀を手持ちにしているものの7八金の存在が気がかりで、後手が手放した銀が7八金以上に遊ぶ展開は考えづらい(最低でも交換には持ち込めそう)ため、実質的には穴熊の囲いの金駒を一枚持ち駒にしたような計算で必ずしも得とは言えなくなっています。
金銀の少なさに加え、4九金が離れていることや1筋の突き合いも含めると、玉の堅さはかなり後手がリードしており、先手は左辺の捌き合いでかなりポイントを稼ぐ必要に迫られています。
ただし、菅井王位は5筋で銀交換を挑んでから▲1八香と穴熊の意思表示をするまでの手順ではさほど持ち時間を使っておらず、ある程度想定して来た展開である可能性も高そうです。一方の豊島棋聖も棋界屈指の研究家ではありますが、さすがに▲1八香以降の展開は恐らく初見でしょう。二日目以降の菅井王位の捌きが注目されます。
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