18/06/02 21:07:29.55 gfe60CAL0.net
>>417
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「不運な棋士」達
レーティングが興味深いのは、高い点数が必ずしもタイトル獲得などの目に見える結果に直結するわけではない点です。例えば、トーナメントを勝ち上がって挑戦者になり、タイトル戦で惜しくもフルセットの末に敗れると、当然タイトルは取れませんがレーティングは大幅に上昇します。
大一番に弱いと言ってしまえばそれまでですが、もう少し好意的な表現をすると、実力に見合った結果が出ていない「不運な棋士」だと言えます。
このような「あと一歩」という結果が年々積み重なった末にレーティングが上昇しているのが、現在羽生竜王をレーティングで上回っているにも関わらずタイトル獲得経験がない、豊島八段、永瀬七段、稲葉八段です。
特に豊島八段は先日、結果的に勝っていれば単独挑戦を決められたA級順位戦最終局に敗れたために、6者プレーオフで挑戦まで5連勝が必要になる、というとてつもない不運を経験したばかりです。
仮に現在1勝3敗と追い込まれている王将戦で第5、6局と連勝した末に第7局で久保王将に敗れ、A級プレーオフも4連勝後に稲葉八段に敗れるようなことがあれば、またしてもタイトルを手に入れられないままレーティングが上昇してしまいます(^-^;。
トップ棋士との対局が殆どの中で毎年7割近い勝率を残している豊島八段。今年こそはその確かな実力で不運を払拭することが出来るでしょうか。
以上