23/08/03 06:11:05.88 ZiV1Rkun.net
小学校の同窓会。もうお互いにおっさんおばさんばかりなんだが、
「かっちゃん!」
とオレを呼ぶ良く通る彼女の声が、オレを一瞬で小学生のころに引き戻した。相応に歳を重ねているが、彼女の笑顔はまるであの頃のままだった。
運動神経抜群のクラスのヒロインだった彼女は何故かオレと気が合って、、オレにとっては最後の本気の恋だった。
ーーどうしても二人きりになりたくて、旧友達に冷やかされながら皆を振り切り、静かなバーに入った。他愛もない旦那の悪口を聞かされた時は、心が傷んだ。
その夜、オレはホテルで彼女を抱いた。まるでガキみたいに心臓をバクバクさせながら。年相応にうっすら脂ののった彼女の身体。だが、やはり美しかった。
二人とも、歳を忘れて夢中になって求め合って、何度も達した。
ーー翌朝、彼女はメール一つ残さず消えていた。
家に帰ると、
「おかえり、朝ごはん出来てるよ、かっちゃん」と明るいカミさんの声が掛かった。
その呼び方はやめろよな、もう子供じゃないんだから。。