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町井久之 日韓政財界に人脈を広げた最強の黒幕 【連載】池上本門寺と近代朝鮮(最終回)
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【連載】池上本門寺と近代朝鮮
東京都大田区の池上本門寺は、身延山と並ぶ、重要な日蓮信仰の本山だ。この池上本門寺こそ近代朝鮮と意外に大きな関係を持つ寺院なのである。
本堂がある小高い山につながる96段の石段は美しい。「昭和の広重」と呼ばれた版画家、川瀬巴水もこの石段を描いたほどだ。この石段を寄進したのは、
豊臣秀吉の朝鮮征伐に従軍し、虎退治で有名な戦国武将の加藤清正である。清正の武士道精神を慕って日本についてきた朝鮮人がいた。名を「金宦」という。
清正が亡くなると、金宦はその恩義に報いようと殉死する。二人の墓は熊本市の本妙寺にあるが、池上本門寺には近代朝鮮と関係の深い7人の墓がある。
一体、誰が眠っているのか。そこには意外な人物が…。
■最終回■日韓政財界に人脈を広げた最強の黒幕
町井久之 (まちい ひさゆき 1923~2002)
田中秀雄 (近現代史研究家)
町井久之は在日朝鮮人の息子として、東京で生まれている。本名は鄭建永(チョン・ゴニョン)という。半島で生まれた力道山は1歳年下である。しかし町井も体が大きかった。身長180センチを超えていた。力道山と腕相撲をやって勝ったというから、その成長環境によっては格闘系の職業に就いていてもおかしくなかった。
子供の頃から喧嘩に強かった町井が、青年となって出会ったのは石原莞爾の東亜聯盟思想だった。昭和18(1943)年、彼がちょうど専修大学に入学した頃である。彼にそれを教えたのは曺寧柱―後に民団の団長を二度務めることになる石原莞爾の高弟である。
東亜聯盟の思想の根底にあるのは、「日本は東洋の盟主と自画自賛するな」「東洋の諸民族は相互に平等である」ということであった。聯盟を構成する3国(日本、中国、満洲国)は、経済と国防は共同だが、政治的に独立するのである。当時日本に併合されていた朝鮮人として、これが魅力的でないはずはなかった。ならば朝鮮も独立できるではないか。