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★サラウンド(リア)、サラウンドバック(SB)スピーカー
5.1/7.1ch映画では後方の効果音、残響、音の前後の位置表現、BGMに使われる。
5.1ch音楽のLiveでは主に残響音に使われるが、スタジオ録り作品では各種楽器を割り振る事もある。
サラウンドバックchは特別な音が出るわけではなく、リアの音を分割担当しているにすぎない。
7.1ch作品に収録されてるのはSBで、後方が2chステレオ○-----○から、4chステレオ○-○-○-○
になるイメージで音場がより自然に、よりリアルに感じられる。
よって、リアとSBは同じスピーカーを使うのが望ましいが、後方の音認識はあまり敏感ではないので
フロントとセンターの場合ほどシビアに考えなくても問題は無い、できれば同クラスのスピーカーを推奨。
前方スピーカー(フロント・センター)と後方スピーカー(サラウンド・SB)で、前後のステレオ状態○-----○(←縦回転)
を作っており、これで音の前後位置を表現している。
よって、フロントと同音質・同音色のスピーカーをシリーズで揃えるのがベストだが、フロントより1ランク下のシリーズの
スピーカーを使っても、AVアンプの音場補正機能を使えば、あまり違和感を感じない音に補正出来る。
但し、最近の映画ではBGMをフロント並みにリア・SBでも鳴らす場合が多いので、最低限単独で
音楽が聴ける音質・周波数レンジのスピーカーを使いたい。
★トップスピーカー(Atmos・DTS:Xのトップフロント[TF]、トップミドル[TM]、トップリア[TR])
Dolby Atmos/DTS:Xで使われるスピーカーで、天井に4本又は2本設置する事により立体表現を行う。
Atmos/DTS:Xで作られた音源は、XYZの位置情報データを持っておりAVアンプがリアルタイムレンダリングする。
Z軸が+になっている音は、フロアの7.1chだけではなく天井のトップスピーカーも使い指定位置に音を出す。
フロアの7chと同等音質が望ましいが現実的には使えるスピーカーは限られてくる。トップは小型でも構わないが
ある程度低域も出た方がリアリティーが出る。
★フロントハイト(FH)、リアハイト(RH)、フロントワイド(FW)スピーカー
このスピーカーはDolby PLIIz、DTS Neo:X、シネマDSPという旧規格で使うもので、5.1/7.1/Atmos/DTS:X
などの音源には収録されておらず、他のchから擬似的に作り出した音が出る。
なお、Atmos/DTS:X搭載機では、上記トップスピーカーの代用としてこれらを使う事は可能。