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究極のオーディオマニアが行き着く「マイ電柱」 ウォール・ストリート・ジャーナル 8月16日(火)12時7分配信
【東京】オーディオシステムの音質を極限まで高めるために、森田武男さん(82)は電柱を一本買うことにした。
弁護士の森田さんは、6万ドル(約607万円)する米国製アンプのほか、劇場で使われていた1960年代のドイツ製スピーカー、金と銀を使用している日本製のケーブルなど、多くの高級オーディオ機器を使っている。
通常の電源ではとても満足できない―。森田さんは「ピュアな」電源を求め、約1万ドルをかけて庭に高さ12メートルほどのコンクリート製電柱を設置した。
電柱の真ん中に付いている円柱形のトランスから自分の家だけに電気が供給される「マイ電柱」だ。
「電気は血液みたいなものだから、そこが悪いと体すべてがよくなくなってしまう。どんな高級な機器を使っても血液部分で駄目だとどうしようもない」と森田さんは言う。
クイーンの「I’m in Love With My Car」のレコードをターンテーブルに乗せ、満足げにソファに腰をかける森田さん。電柱を設置する前と比べると、ボーカルはライブのような音に変わり、まるでクイーンが家に来て自分のためだけに演奏しているようだと語る。
際立つ日本の完璧主義
世界中どこでもオーディオマニアのこだわりは相当なものだが、日本のマニアの完璧主義は際立っている。アンプやスピーカだけでなく、ピュアな電源を確保することが非常に重要だと彼らは主張する。
通常の電柱ではトランスを近隣の多くの家と共用しているため、電気的干渉で信号にノイズが生じ、微妙な音が聴こえなくなったり、演奏に奥行きがなくなったりするのだという。
森田さんの電柱工事を担当したのは、出水電器というオーディオ電源工事専門の会社。マイ電柱を建てると「音が部屋の空間に溶け込んでゆく」と出水電器の島元澄夫社長は説明する。
同社は過去10年ほどで全国に約40件のマイ電柱設置工事を担当したという。
日本には「電源&アクセサリー大全」という、マイ電柱も含めたオーディオ用電源に特化した雑誌がある。
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)