13/05/05 23:31:29.04 Xstm9QBV0.net
【何故キャリブレーションをすると高画質になるのか?】
例えば映像の中に赤い紐が映っていたとする。
その赤い紐は、微妙の赤色の明るさの違いを持っていて、それは紐を
構成する細かい糸の模様を再現していたとする。
そして、その赤い紐を構成する細かい糸の模様は、240~255の範囲で階調
が再現されていたとする。
そして、キャリブレーションすると、その240~255の階調が正しく再現される事になる。
これは、赤い紐を構成する細かい糸の模様を正確に再現している事を意味する。
そして、逆にキャリブレーションをしなければ、階調が正しく再現されず、赤い紐を構成
する細かい糸の模様を正確に再現されていないことになる。
つまり、キャリブレーションされたディスプレイで表示された赤い紐は、その赤い紐の
細部のディテールが描かれるのに対して
キャリブレーションされていないディスプレイで表示された赤い紐は、その赤い紐の
細部のディテールが描かれない=細部のディテールが潰れる=本来細かい描写が
なされている赤い紐が再現されない=赤い紐が赤い紐ではなく見える。
と言うことが起きる。
そういう意味で、キャリブレーション=現実の被写体を忠実に描く。と言う事を意味する。
確かに製作者が赤い紐を撮影しても、赤い紐を構成する糸を再現させず
赤255だけのべた塗りの赤い紐として映像を作ったとすれば、キャリブレーションすれば
一色のべた塗りの赤い紐として再現されるし、それが正しい事になるが
そんなカラーリストはまずいないし、現物の赤い紐を撮影したなら、当然カラーリストは
赤い紐を構成する細かい糸の模様も再現する。つまり、赤255だけで色を作る訳ではなく
赤の微妙な違いを再現するべく、240~255のように多様な階調を描き別けて色を作ってくる。
そして、その映像を我々がディスプレイで見たとき、その製作者の意図通りに再現すれば
その赤い紐は現実に存在する現物の赤い紐を忠実に再現した事を意味する。