24/11/08 12:08:46.92 0iCz0y7L.net
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自動車化と機械化は、次期と国によって差異があります。
まずWW2時期において
・自動車化歩兵⇒専属の非装甲の輸送トラックで歩兵が移動する部隊(敵陣のずいぶん手前から下車展開が必須)
・機械化歩兵(独:装甲擲弾兵)⇒専属の装甲されたAPC(多くは半装軌車=ハーフトラック)で移動する部隊(装甲されているので、敵陣に接近してから下車したり、戦車と一緒に敵陣を強行突破してから下車展開が可能)
兵科記号も別ですが、両方とも乗車戦闘はあまり考えられておらず、下車戦闘が基本。
次に戦後ですが
欧米
・自動車化歩兵⇒殆どの部隊が最低限自動車化されているので、わざわざ自動車化と言わなくなった
(なお、自衛隊は2000年代初頭まで、自動車化が完成しておらず(専属の歩兵移動専用の自動車を持たない)、文字通りの歩兵部隊でしたが…自動車大国とは?)
・機械化歩兵(独:装甲擲弾兵)⇒M113やM2、マルダーといった装甲化された装軌APCもしくは歩兵戦闘車IFVを創部する歩兵部隊。
(APCは下車戦闘が基本だが、IFVの場合は状況次第で乗車戦闘を行う)
・ストライカー歩兵部隊:装甲された装輪APCを装備、自動車化部隊と同様に下車戦闘が基本だがNATO兵科マークは自動車化歩兵とは別なので注意。
(自動車化は歩兵の下に〇2個だが、ストライカーは機械化歩兵の下に〇3個)
ソ連/ロシア
・自動車化狙撃部隊⇒古い防衛白書などでは自動車化狙撃兵と表記したりもする。ソ連/ロシアとしては「諸兵科連合部隊」としての意味だが、名称は歴史的称号として狙撃(ライフル)部隊を用いる。
内容的には装甲された装輪APCであるBTRを装備する部隊と、歩兵戦闘車IFVであるBMPを装備する2系統の部隊が存在。
BTR装備部隊は下車戦闘を主体とした歩兵部隊であるが、BMP装備部隊は、機甲部隊(戦車部隊)の随伴歩兵部隊である場合が多く、場合によっては乗車戦闘も行う。
NATO兵科記号ではどちらも機械化歩兵部隊と同じものが用いられている。
他に自動車化、機械化の分野では機甲騎兵(ATではない)/装甲捜索/機甲偵察なども重要ですが面倒なので省略