24/10/23 21:59:54.65 mTTes5fg.net
>>582
親戚を売ったのではない
鹿児島弁で会話してたのは、日本側は外務省調査局の牧という外交官
ドイツ側にいたのは同じく外交官の曽木という人
二人とも鹿児島出身
アメリカ側にいたのはサンフランシスコ生まれの日系二世アメリカ人の伊丹明(デイビット・アキラ・イタミ)で、青年期は父の故郷である鹿児島県加治木村にいたり東京で勉強したりしていた
伊丹が帰米する時に渡航の便宜を図ったのが加治木村出身で上記の曽木外交官
故郷に縁のある後輩青年を助けた訳だ
伊丹は帰米後、米陸軍に徴兵されて情報部に配属
米軍が理解不能だった上記の東京ドイツ間の鹿児島弁の会話を聞き取れた
かつドイツ側の声が曽木だとも報告したが、曽木は外交官本来の仕事をしていただけ
伊丹も日系とはいえアメリカ人だから、陸軍情報局員として本来の仕事をしただけで売ったというのは違うし、伊丹と曽木は親戚でもない
ドラマの元になった山崎豊子著「二つの祖国」は主に伊丹ともう一人の日系人の経歴を合成して主人公にしてるフィクションで、事実は上記の通り
なお、外交官が機密度の低い一般情報の交換に鹿児島弁で通話するのは、戦前からすでにやっていたことで別に目新しくはない