24/08/20 23:44:13.14 xjjBrb0D.net
>>2つづき
隔離室は患者1人が入る狭い個室で、外から施錠する。
精神保健福祉法では、自傷他害などの危険を回避することが著しく困難な場合に限り「医療又は保護に欠くことのできない限度」と認められている。
両親が病院から開示された診療録によると、男性は少なくとも隔離から約3カ月後の19年9月26日以降、1年半はほぼ終日にわたって隔離され、時に1~6時間の解除もあったが、最後の4カ月は解除されることもなくなった。
両親は本人の意向を聞いて「出してあげてほしい」と病院に求めていた。
しかし、大声で歌ったり、他者に握手を求めて回ったりするため一般病室での対応が難しく、薬物療法後も疾患に改善が見られないとして見送られていたという。
訴状によると、これほど長期にわたる隔離は「医療又は保護に欠くことのできない限度」に該当せず、病院は法令にある保護の義務を怠ったと主張。
その上で、長期隔離をしながら薬物療法を続ければ食べ物を飲み込む力が弱まるのは明らかだとし、誤嚥するリスクの高い食パンを漫然と提供した上、見守りや最低限の巡回も怠ったことが死亡につながったとした。
男性の父親(81)は「隔離するだけで放置されていたのではなかったか。隔離の運用についてしっかりと考えてほしい」と話す。
病院側は「取材には一切応じられない」としている。