南雲忠一中将を再評価するスレ(世)at ARMY
南雲忠一中将を再評価するスレ(世) - 暇つぶし2ch2:GF長官
23/10/14 20:55:14.18 odfaeRCl.net
南雲 忠一(なぐも ちゅういち、1887年(明治20年)3月25日 - 1944年(昭和19年)7月6日)
日本の海軍軍人。海兵36期。太平洋戦争初期から中期にかけて第一航空艦隊および第三艦隊(南雲機動部隊)司令長官を
務めた後、サイパンの戦いで自決。死後一階級特進により、最終階級は海軍大将。
正三位勲一等功一級

3:GF
23/10/14 20:56:06.20 odfaeRCl.net
当スレは、南雲忠一中将を再評価するスレです。
最終階級は大将ですが、機動部隊指揮官としての南雲長官を
対象としているので、あえて現役時の中将としています。

一般に、ダメリーダーの代名詞とされている南雲提督ですが、
南雲長官は無能指揮官でも、母艦航空戦の素人でもない、
それを戦史を通して明らかにすることを趣旨としています。

4:GF長官
23/10/14 20:57:13.91 odfaeRCl.net
前スレ落ちました・・・orz
心機一転、再開します。

5:名無し三等兵
23/10/15 06:01:55.23 AIrDdxzG.net
南雲は、WW?無能番付大関クラスでしょ。

6:名無し三等兵
23/10/15 13:34:44.86 llfvIcdu.net
空母関連のスレッドは全て無くなってしまったのでしょうか。東地中海にCVNが2隻とか面白くなってきたのに。

7:名無し三等兵
23/10/15 13:34:58.30 llfvIcdu.net
空母関連のスレッドは全て無くなってしまったのでしょうか。東地中海にCVNが2隻とか面白くなってきたのに。

8:名無し三等兵
23/10/15 14:33:03.74 HrwqkARJ.net
降ろしたパンツ履くの忘れて、登校しちゃった!!

9:名無し三等兵
23/10/15 16:55:17.23 AIrDdxzG.net
~~~~~~~~~~~~
昭和17年度 戦時編成
~~~~~~~~~~~~
1隻あたりの搭載機数
URLリンク(i.imgur.com)

・赤城、加賀は第五航空戦隊へ
・搭載機数最大は、加賀(常用81機)
・⦅建造中⦆武蔵、隼鷹、飛鷹など

■史実
航空機、搭乗員不足で各空母とも搭載機定数を減らしている。
赤城、加賀は第一航空戦隊のまま喪失。
昭和17年初頭の段階では、正規空母は「大鳳」のみ建造中
「雲龍」はまだ起工されていなかった。
まあ、国力の差と言えば、それまでなんだが。寂しいね。

10:名無し三等兵
23/10/15 19:53:38.54 HqS8+RBb.net
山本がラバウルからの長距離航空戦にこだわってパイロットも居なくなった

11:GF長官
23/10/15 21:54:53.76 1DYSzHpK.net
>>5
ほっ・・・横綱じゃなかったのね
今の大関クラスは優勝決定戦で若手相手に肩透かしするくらい小物になりましたからねぇ
たいしたことねぇべ

12:GF長官
23/10/15 21:58:10.37 1DYSzHpK.net
>>6
ここは太平洋戦争の空母スレ?かな
現用空母スレはなくなったのか…

>>7
面白いは不謹慎かも…
宗主国()のブリカスが後始末つけるべきですねぇ

13:GF長官
23/10/15 21:59:07.59 1DYSzHpK.net
>>8
てへ

14:GF長官
23/10/15 22:03:07.38 1DYSzHpK.net
>>9
加賀の艦攻搭載数・・・ゴクリ

翔鶴竣工当初は最新鋭空母として栄光の「一航戦」を拝命しましたが、
使い勝手が悪くて?五航戦に”降格”されたようですね。

不幸だわ・・・(オイ

15:GF長官
23/10/15 22:04:42.92 1DYSzHpK.net
>>10
まぁそれができちゃう零戦の航続距離が異常なんですけどね

16:GF長官
23/10/15 22:06:24.81 1DYSzHpK.net
[珊瑚海海戦要図] (5月7日朝)

      □■ラバウル
     □□□
□□□□□□□     □□      ソロモン諸島
                 □□
□□□□   MO攻略部隊  ■□   □□
□□■ラエ     ▼    ショートランド    □□     □□
□□□□□     ↓                 ■□     ■ツラギ
□□□□□□□              ニュージョージア島  □□□ガダルカナル島
□□□■□□□□      (ルイジアード諸島)
 ポート □□□□■ □ □■ □ ■ロッセル島         □レンネル島
 モレスビー  サマライ  デボイネ

                    ←△          ┃
           第17任務部隊  └         ▼MO機動部隊
            (フレッチャー少将)         ↓ (原少将)




                               ←△─
                              油槽船ネオショー

17:GF長官
23/10/15 22:08:15.88 1DYSzHpK.net
[MO作戦日本側編成]

<南洋部隊>第四艦隊司令長官・井上成美中将

(1)MO機動部隊(第五戦隊司令官・高木武雄中将)
[主隊](高木中将直率)
 第五戦隊   重巡「妙高」「羽黒」
 第七駆逐隊  駆逐艦「曙」「潮」
[航空部隊](第五航空戦隊司令官・原忠一少将)
 第五航空戦隊 空母「瑞鶴」「翔鶴」
 第二十七駆逐隊  駆逐艦「有明」「夕暮」「白露」「時雨」
[補給隊]     給油艦「東邦丸」

18:GF長官
23/10/15 22:08:51.47 1DYSzHpK.net
[珊瑚海海戦米側編成]

第17任務部隊(フランク・フレッチャー少将)

[第2群]攻撃隊(トーマス・キンケード少将)
 重巡「ミネアポリス」「ニューオリンズ」「アストリア」「チェスター」「ポートランド」
 駆逐艦「フェルプス」「デューイ」「ファラガット」「エールウィン」「モナガン」

[第3群]支援隊(ジョン・クレース英少将)
 重巡「オーストラリア」(豪)「シカゴ」
 軽巡「ホバート」
 駆逐艦「パーキンス」「ウォーク」

[第5群]航空部隊(オーブレイ・フィッチ少将)
 空母「ヨークタウン」「レキシントン」
 駆逐艦「モリス」「アンダーソン」「ハマン」「ラッセル」

[第6群]補給隊(ジョン・フィリップス大佐)
 油槽船「ネオショー」「ティッペカヌー」
 駆逐艦「シムス」「ウォーデン」

[第9群]索敵隊(ジョージ・デーボン中佐)
 水上機母艦「タンジール」(PBY12機)

(註)フレッチャー少将はヨークタウン坐乗、フィッチ少将はレキシントン坐乗
   この他に、ポートモレスビー及び豪州の陸軍航空隊が加わる。

19:GF長官
23/10/15 22:14:51.11 1DYSzHpK.net
現在は珊瑚海海戦編です。

南雲長官が参加していないのに、なんで?
当然の疑問ですが、

みんな大好きミッドウェー海戦は、
極めて特殊な戦闘経過なので、
それだけ見ていると本質を見誤る、
というのが本職の見解です。

20:GF長官
23/10/15 22:15:58.12 1DYSzHpK.net
>>19の続き

例えば、珊瑚海において、
アメリカ側は暗号解読情報の致命的な欠陥により、

珊瑚海海戦一日目の夜にいたるまで、
フレッチャー少将は日本空母(MO機動部隊)が背後に迫っていた
ことに、全く気付かなかったのです。

21:GF長官
23/10/15 22:17:08.30 1DYSzHpK.net
>>20の続き

暗号解読は、魔法の知敵手段ではありません。
”だいたい合ってる”、”外れることもよくあるよ”
くらいが普通なのです。

公平な視点でミッドウェー海戦を語る上で、
珊瑚海海戦の検証は不可欠と言えるでしょう。

22:名無し三等兵
23/10/16 14:03:39.91 IsRu+4cT.net
★珊瑚海海戦図
(ウオーターラインシリーズの付録から抜粋)
URLリンク(i.imgur.com)

(詳細Wiki)
URLリンク(i.imgur.com)

★日米被害状況
URLリンク(i.imgur.com)
日本側の航空機(攻撃隊)の損害が大きく、ミッドウェー海戦不参加
無傷の瑞鶴に戦闘機36機(翔鶴分を加え)、攻撃機は少数ながらも参加していたら・・・(歴史のIF)

★CV-2 レキシントン図面
URLリンク(i.imgur.com)
巡洋戦艦からの改造で、格納庫面積は、CV-5 ヨークタウンより狭く、エレベーターも2基。
珊瑚海海戦時の予備機数のデータなし。
外人さんのブログで分解格納で30機程度収容可能だったとの記事があった。
修理工場は日本の空母より充実

23:名無し三等兵
23/10/16 14:29:45.57 4Ctux95F.net
>>3
南雲は糞
これからは野糞ならぬ南糞(なぐそ)と呼ぼうぜ

24:名無し三等兵
23/10/16 17:41:04.07 N7GhQuiI.net
>>17
MO攻略部隊が抜けてるぞな。

25:GF長官
23/10/17 01:45:53.82 nSu0T9Fn.net
>>22
ありがとうございます。
レックス姉さんは初期に沈んじゃったから
8インチ砲そのままだったたっけ

26:GF長官
23/10/17 01:46:52.71 nSu0T9Fn.net
>>23
に、におうぞ!

>>24
空母決戦には直接関係しないので省略しています。
日本側の完全編制はテンプレを参照→>>1

27:GF長官
23/10/17 01:58:41.34 nSu0T9Fn.net
>>21の続き

珊瑚海海戦は、日本軍のポートモレスビー攻略作戦を
暗号解読により察知した米海軍が、
レキシントンとヨークタウンの2隻の空母を投入、

これを阻止しようとしたところで、日本軍の空母翔鶴・瑞鶴と
史上初の空母決戦が生起しました。

28:GF長官
23/10/17 01:59:44.83 nSu0T9Fn.net
>>27の続き

ハワイの戦闘情報班は、MO作戦の概要、日程、参加兵力を
ほぼ正確につかんでいましたが、

ミッドウェーとは異なり、日本軍空母部隊の経路を読み誤った。

29:GF長官
23/10/17 02:01:19.17 nSu0T9Fn.net
>>28の続き

>>16のとおり、MO攻略部隊は5月4日にラバウルを出撃、
ソロモン海を南下、ルイジアード諸島を目指していましたが、

アメリカ側は、日本空母も攻略部隊と一緒に南下している
と思い込んでいました。
実際のMO機動部隊は、ソロモン諸島を大きく迂回して、
東方から珊瑚海に進入していたのです。

>>22氏の海戦図参照ください。

30:名無し三等兵
23/10/17 09:09:20.23 gR2aHUBR.net
>>22
=======
珊瑚海海戦秘話
=======
空母 龍鶴
URLリンク(i.imgur.com)
※実際に撃沈した艦名は祥鳳。

31:GF長官
23/10/17 22:29:58.98 nSu0T9Fn.net
>>30
ありがとうございます。
本職は「龍鶴は俺の嫁」と思った残り1%の部類です。

32:GF長官
23/10/17 23:06:19.44 nSu0T9Fn.net
>>29の続き
戦史を語るとき、ほとんどは日本軍の批評ばかりで
米海軍が叩かれることはまずありません。
しかし当スレでは遠慮なく、
双方とも公平な基準で評価しましょう。

33:GF長官
23/10/17 23:07:42.90 nSu0T9Fn.net
>>32の続き
>日本空母も攻略部隊と一緒に南下している
この誤った情勢判断は、フレッチャー少将の失策を生む。
5月3日、日本軍はMO攻略の支作戦として
ソロモン諸島のツラギを占領しますが、
翌4日、フレッチャー少将は空母ヨークタウン単独で
ツラギを空襲。

34:GF長官
23/10/17 23:09:17.98 nSu0T9Fn.net
>>33の続き
三波の攻撃隊を出したわりには、駆逐艦1隻撃沈他だけで、
5日から通常の哨戒飛行を実施しているとおり、
損害軽微でした。
その代わりに失ったものは大きい。

35:GF長官
23/10/18 22:57:38.62 x70S/kFO.net
>>34の続き
そもそも、5月2日からレキシントンとヨークタウンは
お互いの視界外で補給を始めてしまったため、
ヨークタウンがツラギ空襲を決意したとき、
僚艦と連絡を取る手段が無く(無線封止中のため)
単艦での攻撃となり、中途半端な戦果になったのです。

36:GF長官
23/10/18 22:59:46.07 x70S/kFO.net
>>35の続き
さらに計画にない高速航行を行ったため、
駆逐艦が燃料不足に陥り、
日本軍の哨戒圏内で洋上給油をすることになり、
大艇に発見されてしまった。

37:GF長官
23/10/18 23:02:20.22 x70S/kFO.net
>>36の続き
何より、日本軍の攻略作戦開始前に
米空母が珊瑚海に進出していることが明らかになったため、
MO機動部隊にとっては、米空母撃滅に”専念”できる好条件を
与えてしまった。
これらはいずれも、
>日本空母も攻略部隊と一緒に南下している(>>29
誤った情勢判断に起因する油断と言えるでしょう。

38:GF長官
23/10/22 00:17:02.84 jZz53rEk.net
>>37の続き

フレッチャー少将としても暗号解読情報を盲信していたわけではなく、
複数の情報源から裏を取ろうと努力しています。

しかし豪州空軍のB-17が、
実際にソロモン海で行動中の日本空母を発見しているので、
信じざるを得なかったでしょう。

39:GF長官
23/10/22 00:18:31.44 jZz53rEk.net
>>38の続き

実はこの空母は、主力の空母2隻(翔鶴・瑞鶴)ではなく、
攻略部隊の護衛として付けられた祥鳳でした。

搭載機数も15機程度で、九六艦戦も含まれるほどの小型空母で、
とても米空母機の空襲を阻止する実力はありません。

普通ならば、兵力の分散として戒められる行動ですが、
教科書通りにはいかないところが戦史の面白いところですね。

40:GF長官
23/10/22 00:19:40.18 jZz53rEk.net
>>39の続き

祥鳳が複数回、米軍偵察機に見つかったおかげで、
フレッチャー少将は

>敵空母ヲ基幹トスル有力部隊、附近海面ニ大挙行動中ト推定セズ
と、日本軍哨戒圏内で補給をするほど油断できたわけです。

41:名無し三等兵
23/10/22 11:47:39.30 BoJV+mOf.net
フレッチャーは敵空母の発見位置報告を受けていたから危険は少ないと判断した
南雲は空母が存在する徴候がなかったから敵出現の算ナシと判断した
別のところで発見したからここにはいないだろうと判断するのと、発見報告がないからいないと判断するのは結構違うだろう。
有効な報告がないのは索敵計画の多くが実施されていないからだもの

42:GF長官
23/10/23 22:59:54.03 jEl5HnqP.net
>>41
それは甘いのでは。
フレッチャー少将が得ていた情報は、
「ソロモン海に日本空母がいる」だけであって、
それがそのまま
「珊瑚海に日本空母はいない」
とみなす根拠にはなりませんよ。

43:GF長官
23/10/23 23:01:02.40 jEl5HnqP.net
>>42の続き
ミッドウェーの南雲長官は、
友軍の哨戒圏外なので、
通信諜報や潜水艦の散開線に頼るしかなく、
>発見報告がないからいない
と判断するのは自然ですよね。
むしろ、この状況で
「ミッドウェー沖に米空母がいる!」
と確信できる方が不自然極まりない。

44:GF長官
23/10/23 23:45:32.01 jEl5HnqP.net
>>40の続き

さらには5月6日には、レキシントンから午前と午後の二回に分けて
索敵機を出しながら、敵情を得なかったので、

フレッチャー少将が「付近に日本空母は居ない」
と判断しても、それは妥当というものでしょう。

45:GF長官
23/10/23 23:46:25.70 jEl5HnqP.net
>>44の続き

本職もそれを批判するつもりはありませんが、
問題はそこではありません。

フレッチャー少将がMO機動部隊の存在に気付いたのは
珊瑚海海戦一日目、すなわち5月7日の夜になってから。

46:GF長官
23/10/23 23:47:23.55 jEl5HnqP.net
>>45の続き

これはおかしなことで、
なぜならこの日、日本空母攻撃隊が
分派した油槽艦ネオショーを(空母と誤認して)攻撃しているのだから。

少なくとも7日の昼には気付くべきだったのでは。

47:名無し三等兵
23/10/24 12:26:30.09 T9LggjGa.net
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 鉄は国家なり!(鉄血宰相ビスマルク)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
■鋼材生産(単位 万トン)
西暦 大日本 アメリカ 日米比  備考
1938  489  3200    6.5倍 アメリカ第二次ヴィンソン案(サウスダコタ級戦艦3隻予算承認、翌年に1隻追加)
1939  466  4500    9.7   ?計画(日本) 大和型3,4番艦、空母大鳳を計画
1940  456  6500   14.3   アメリカ両洋艦隊法(1940年7月成立
1941  430  8100   18.8   レンドリース法(膨大な軍需物資を連合国に供給、イギリスは2006年!に債務返済)
1942  418  8300   19.9   戦時計画と合わせエセックス級空母32隻を計画、護衛駆逐艦1005隻発注
1943  418  8300   19.9   両洋艦隊法の新造艦艇が続々と竣工
1944  210  8500   40.5   大日本は昭和19年になると資材不足で建造中止が続出
1945   32  8200   256.3   B-29の爆撃が激しくなり、工業地帯を中心に焼け野原に

48:名無し三等兵
23/10/25 20:08:19.61 5tu/aUmj.net
>>42
いないなんて言ってません

49:名無し三等兵
23/10/25 20:17:48.58 5tu/aUmj.net
>>44
午前午後の二回飛ばした上で判断したフレッチャーと、飛ばす前から敵出現の算なしと判断した南雲
同じじゃないよね

50:GF長官
23/10/25 22:44:16.19 WwKOBDoX.net
>>47
戦艦経済ですねぇ
某C国も不動産不況で大変みたいだから、大量の戦艦をつくればいいんじゃないっすかねー

51:GF長官
23/10/25 22:45:08.18 WwKOBDoX.net
>>48
おおっと
フレッチャー少将は珊瑚海に日本空母が進出していると
思ってたんですか?

52:GF長官
23/10/25 22:46:38.51 WwKOBDoX.net
>>49
どこが「同じじゃない」のか分かりませんが・・・?

南雲長官にとっては、6月5日の朝までは自前の索敵手段がないので
外部から得られた敵情をもとに判断した。
5日朝からは索敵機を飛ばせるようになったので出した。

もし通信諜報も潜水艦からの報告も入らないから、
「敵出現の算なし」と判断して、索敵機も出さなかったというのなら
批判に値すると思いますけどねぇ

53:GF長官
23/10/25 22:53:59.08 WwKOBDoX.net
>>46の続き

5月7日の午前中に、分派して安全圏に逃れたはずのネオショーが
敵機の攻撃を受け、護衛の駆逐艦は撃沈された。

その位置は、ニュージョージア島(>>16)の南方400浬以遠であり、
飛行艇などの長距離哨戒機か、空母によるものしかない。

54:GF長官
23/10/25 23:00:12.84 WwKOBDoX.net
>>53の続き

フレッチャー少将にとってみれば、
日本軍の攻略部隊攻撃よりも優先すべき目標。

直ちに東方へ索敵機を出して確認すべきだったのでは。

誤った情勢判断を正す機会はなかったのか
これが今回の主題になります。

55:名無し三等兵
23/10/27 08:43:00.05 wScJ1sRv.net
>>52
>6月5日の朝までは自前の索敵手段がないので外部から得られた敵情をもとに判断した。
それが過大評価。南雲よりの判定をしている
外部から得られたと言えるほどの情報は得ていないだろう
判断材料が非常に少ないので索敵は厳にすべきところだろう
しかし索敵途中で敵空母に対する備えを解除した

56:GF長官
23/10/28 22:35:02.43 EcsBrYsu.net
>>55
まぁ実際は「外部から情報が得られなかった」ので、
そのように判断したわけですが。
>しかし索敵途中で敵空母に対する備えを解除した
それは貴官の作戦目的に対する理解不足でしょう。
機動部隊の任務は米空母の補足撃滅だけではありませんので。

57:GF長官
23/10/28 22:54:42.91 EcsBrYsu.net
>>54の続き
鍵となるのが、米空母の無電諜報班RIU
「現地時間の5月1日、ヨークタウンはツラギ南方約300浬にある
ポイント・バターカップでレキシントンと合流した。

58:GF長官
23/10/28 22:55:53.84 EcsBrYsu.net
>>57の続き
北西から迫っていた敵部隊(日本軍のツラギ攻略部隊)は
無電を封止していたので、我が空母上の無電諜報班(RIU)は
彼らを発見できなかった。
各班はハイポの日本語士官一人と、無電通信士2~3人で構成され、
その任務は戦術的情報を得るために敵の通信を傍受することだった」
          (『太平洋戦争暗号作戦(下巻)』レイトン/著)p211

59:GF長官
23/10/28 22:57:09.43 EcsBrYsu.net
>>58の続き
Radio Intelligence Unitかな。
ロシュフォートに代表される暗号解読組織は、作戦開始前に
敵の戦略/戦術暗号を解読して、作戦企図や兵力配置などを
分析するのが仕事ですが、
RIUは最前線で敵の”生の”(=最新情報)を入手して
司令官の情勢判断に寄与するのが重要な役割になる。

60:GF長官
23/10/28 22:57:58.68 EcsBrYsu.net
>>59の続き
とはいえ、わずか数人の班という小規模な組織なので
その傍受、解読する量にも限界があり、不十分な働きになってしまうのは
ある程度仕方がないところですね。

61:GF長官
23/10/30 20:15:56.60 gYBdG/MI.net
>>60の続き

実際にヨークタウンに所属していたRIUの責任者が
フォレスト・ビアード大尉

もともとロシュフォート中佐の部下で、
ハワイのハイポに勤務していたのですが、
(おそらく)くじ引きで負けて
1942年2月からヨークタウン乗り組みとなった。

62:GF長官
23/10/30 20:16:50.86 gYBdG/MI.net
>>61の続き

開戦までは日本に留学しており、
日本語語学士官としての十分な能力を有していた。

しかし、自らが望んだわけではないのに海上勤務になり、
しかもフレッチャー少将との相性が最悪だった、
というわけです。

63:GF長官
23/10/30 20:17:58.74 gYBdG/MI.net
>>62の続き

同じくレキシントンにもRIUがあり、
こちらにはランソン・フリンワイダー少佐が
乗り組んでいます。

64:GF長官
23/10/30 20:18:56.21 gYBdG/MI.net
>>63の続き

珊瑚海海戦までの経過は前スレのとおりですが、
要約すると、たいした実績をあげられなかった。
それどころかフレッチャー少将の信頼を失ってしまった・・・

これまた状況としては最悪

65:GF長官
23/10/30 20:19:45.18 gYBdG/MI.net
>>64の続き

特に前日(5月6日)は、日本軍大艇が4時間にわたって
米空母部隊に触接し、何度か打電していたにもかかわらず、
全く傍受解読できなかったのは致命的ですね。

66:名無し三等兵
23/10/31 06:55:25.68 tu5mh3hN.net
やっぱ、重雷装艦でしょ
URLリンク(i.imgur.com)

67:名無し三等兵
23/11/03 07:55:52.66 9vQ1oT3f.net
>>56
>「外部から情報が得られなかった」ので、そのように判断したわけですが。

情報が得られない→敵は出現しない
おかしくね?

情報が得られない→情報を得るために索敵しっかりせねば
って判断するでしょ

>機動部隊の任務は米空母の補足撃滅だけではありませんので。
そんなの当たり前でしょ

68:GF長官
23/11/04 00:27:04.86 fXn73gD/.net
>>66
両舷40射線か・・・男のロマンですな

69:GF長官
23/11/04 00:31:14.65 fXn73gD/.net
>>67
ご無沙汰しております・・・
最近仕事から帰宅して寝落ちばかりしておりまして、
今月から在宅勤務再開したので、余裕ができるはず
来週から本気出します!
>情報が得られない→情報を得るために索敵しっかりせねば
だから5日朝から索敵機出してますよね。

70:GF長官
23/11/04 00:48:01.08 fXn73gD/.net
>>65の続き
ここまでで、前スレのおさらいが終わりました。
珊瑚海海戦一日目の朝を迎えるにあたって、
<日本海軍MO機動部隊>
・MO攻略作戦では上陸支援のため米空母捕捉撃滅が任務
・連合国軍の長距離哨戒機に発見されないように
 ソロモン諸島を迂回して珊瑚海に進出
 実際にその行動は敵側に知られていなかった。

71:GF長官
23/11/04 00:49:24.15 fXn73gD/.net
>>70の続き
・5月4日のツラギ被空襲で、米空母が珊瑚海に進出している
 ことが明らかになった。
 その撃滅に専念できる態勢を整えていた。
・5月6日にニュージョージア島南方に米空母を発見
 おおよその兵力と位置を把握していた。

72:GF長官
23/11/04 00:50:21.45 fXn73gD/.net
>>71の続き
どうでしょう?
もう祝杯あげてもいいんじゃないか、
くらいの圧倒的優勢です。

73:GF長官
23/11/04 00:51:10.94 fXn73gD/.net
>>72の続き
すでに日本軍の攻略船団は豪州空軍のB-17に発見されており、
米空母がその阻止のため、ルイジアード諸島南方海域(>>16)で
待ち伏せしている公算が高い。
その方面には手厚い索敵網が敷かれているので7日午前中に
米空母を発見できることはほぼ確実

74:GF長官
23/11/04 00:52:07.69 fXn73gD/.net
>>73の続き
万が一、前日6日の発見海域の方に行動していたとしても、
そちらはMO機動部隊の索敵範囲に入っているから見つけられる。
原少将としては、7日朝は索敵報告が入ったら
その目標に攻撃隊全力を差し向ければいいだけで、
ミッドウェー海戦の時のように選択を迫られる場面はなく、
至極単純な作戦指導で完結できるのです。

75:GF長官
23/11/05 00:53:36.62 lyF9iEBl.net
>>74の続き
逆にアメリカ側は、作戦指導の不手際で
せっかく暗号解読により日本軍のポートモレスビー攻略の
作戦概要、参加兵力、大まかな日程を事前に知りながら、
5月4日のツラギ空襲で自らの存在を暴露して
日本側の警戒、哨戒網を強化させただけに終わった。

76:GF長官
23/11/05 00:54:39.65 lyF9iEBl.net
>>75の続き
それもヨークタウンとレキシントンがお互いの位置を知らないまま
補給を始めるという意味不明な行動のため、
ツラギ空襲はヨークタウン一隻の中途半端な戦果となり、
予定外に駆逐艦を高速移動させたため燃料を消費し、
日本軍哨戒圏内で補給せざるを得なくなり、
大艇に発見される結果となった。

77:GF長官
23/11/05 00:55:33.70 lyF9iEBl.net
>>76の続き
何より暗号解読情報の欠陥で、
背後に迫るMO機動部隊の存在に全く気付かないまま
5月7日朝を迎えることになった。
どう見ても日本軍の楽勝確定ですね!

78:名無し三等兵
23/11/06 02:51:22.23 4rKmZIUA.net
MO攻略部隊と機動部隊の距離が離れすぎて連携が取れていない。
米空母の存在を認識しつつ攻略部隊を避難させていない。

79:GF長官
23/11/06 22:56:51.39 uq+9EIO4.net
>>78
敵空母がいるから逃げ出すなんて弱腰ですなぁ

80:GF長官
23/11/06 22:57:01.65 uq+9EIO4.net
>>78
敵空母がいるから逃げ出すなんて弱腰ですなぁ

81:GF長官
23/11/06 23:11:16.12 uq+9EIO4.net
>>77の続き

ところが翌5月7日、珊瑚海海戦一日目は
正反対の結果となってしまった。

82:GF長官
23/11/06 23:13:08.68 uq+9EIO4.net
>>81の続き

<MO機動部隊>
一度目の攻撃隊は空振り
二度目の薄暮攻撃も空振り。熟練搭乗員を失う。

<第17任務部隊>
攻撃隊が空母祥鳳を撃沈
米海軍にとって開戦以来初の日本空母撃沈の戦果

どうしてこうなった!
目をつむっていても勝てそうだったのに・・・

83:GF長官
23/11/06 23:14:04.33 uq+9EIO4.net
>>82の続き

これにはフレッチャー少将が前日6日にした
二つの決断が関係している。

それが
「油槽艦ネオショーの分離」
「クレース重巡部隊の分離」
だった。

84:名無し三等兵
23/11/07 08:23:14.61 4I0guUWX.net
>>80
敵空母がいなかったから途中で逃げた真珠湾

85:名無し三等兵
23/11/07 18:49:00.44 CDacuGfE.net
祥鳳が米空母に対抗できないのは明らかで、米空母の攻撃で攻略部隊が大きな被害を受ければMO作戦は頓挫してしまう。
日本側がそれほど有利な状態とは言えない。

86:GF長官
23/11/08 05:30:42.67 SmdPX1/e.net
>>84
攻略作戦でもないのに、いつまでも敵勢力圏にとどまるなんて
愚の骨頂ですな

87:GF長官
23/11/08 05:33:12.71 SmdPX1/e.net
>>85
そのとおり
ただ日本側は万全の索敵網を敷いていて、7日朝に米空母を発見できるのは確実
そしてその米空母を捕捉撃滅できる態勢をMO機動部隊は整えていた。
しかも敵は全くそれに気付いていない。

これほどの優勢は無いですな

88:GF長官
23/11/08 05:38:40.43 SmdPX1/e.net
>>83の続き

まず
>「油槽艦ネオショーの分離」

これは当然の措置で、
いざ戦闘が始まったら足手まといになるだけだから、
補給部隊は後方に下げておくのが定石

89:GF長官
23/11/08 05:40:18.87 SmdPX1/e.net
>>88の続き

矛盾するようですが、
補給艦艇は、ある意味戦闘艦艇より重要な存在で
戦闘継続が不可能になりますから。

護衛の駆逐艦を沈められるより、タンカーを失う方が
はるかに影響は大きい。

90:GF長官
23/11/08 05:41:27.40 SmdPX1/e.net
>>89の続き

ハワイ作戦においても南雲長官は特に補給を重視し、
決まった補給日を設けなかった。

毎日可能な限り補給を実施し、
常に”燃料満タン”を維持しながらハワイ沖へ向かったことからも
その重要性が理解できますね。

91:GF長官
23/11/11 00:51:31.27 2w4pN8h3.net
>>90の続き
問題はネオショーを避退させた海域で、
>>16のとおり、ニュージョージア島南方420浬付近

92:GF長官
23/11/11 00:52:22.49 2w4pN8h3.net
>>91の続き
ここは5月5日に接近する日本軍飛行艇を撃墜した海域、
そして5月6日に日本軍飛行艇に4時間にわたって触接された海域
とほぼ同じで、
たかだか駆逐艦1隻の護衛で、敵の空襲から守れるとでも
思っていたのでしょうか。
フレッチャー少将の意図がわかりませんね。

93:GF長官
23/11/11 00:53:45.16 2w4pN8h3.net
>>92の続き
既述のとおり、油槽船は補給=作戦継続の要であり、
何度も例に出しているハワイ作戦での南雲長官は、
ハワイから800浬の海域で補給部隊を分離、待機させ、
自身はオアフ島沖200浬まで接近して、
二波全力の攻撃隊を出して反転北上、
翌朝にはハワイの哨戒圏外に離脱して
補給部隊との合同に成功している。

94:GF長官
23/11/11 00:54:59.73 2w4pN8h3.net
>>93の続き
南雲長官がここまで気を配っているのは、
もし随伴タンカーが沈めれたら、
日本に帰ることが出来なくなるからで、
ハワイ攻撃任務が制約されることは承知の上で
補給に関して絶対の安全を確保したのです。

95:GF長官
23/11/11 00:56:23.11 2w4pN8h3.net
>>94の続き
それと比較すると、
珊瑚海のフレッチャー少将の作戦指導が
いかに杜撰であったかは明白
これで日本軍の攻撃を受けてネオショーを沈められたら
たとえ日本空母部隊に勝利したとしても
作戦継続が不可能になってしまいますよね。

96:名無し三等兵
23/11/11 15:05:00.90 27mU+zVd.net
>>22の海戦図を見ると米軍視点ではネオショーの位置は十分後方では。
日本軍は北西から来る前提なのでその方向へ戦闘部隊を出している。

97:GF長官
23/11/11 23:39:21.35 2w4pN8h3.net
>>96
その通りです。
ソロモン海を南下している日本軍攻略部隊からは
十分に離れているので心配ありません。

問題はツラギやショートランドから毎日出ている
日本軍飛行艇の哨戒圏内に居るということ。

もし見つかったら?・・・心配にならないですか?

98:GF長官
23/11/11 23:53:55.46 2w4pN8h3.net
>>95の続き

このように、”空母戦術”の観点からは
米海軍の作戦指導が拙劣なのは明らかで、
日本MO機動部隊の勝利は約束されたようなものです。

しかし結果は→>>82
正反対になってしまった。

99:GF長官
23/11/11 23:55:08.22 2w4pN8h3.net
>>98の続き

それは日本軍の哨戒圏内にネオショーを配置したことで、
MO機動部隊の索敵機に発見されてしまい、

しかもそれが(ほんものの)米空母部隊の発見報告より
早かったために、MO機動部隊は攻撃隊全力を
(本来なら米空母の背後から奇襲するはずだったのに)
ネオショーに差し向けてしまった。

なんてこったい!

100:GF長官
23/11/11 23:56:15.23 2w4pN8h3.net
>>99の続き

戦術の教科書では「兵力の分散は愚策」と教えられますが、
現実の戦場では、その分散した兵力が発見されることで
敵の作戦指導に混乱を生み、功を奏すことも起こり得るのです。

教科書通りにいかないところが戦場であり、
だからこそ情勢判断するための指揮官が必要になる。

戦史の面白いところですね。

101:名無し三等兵
23/11/12 01:42:21.18 ktuG0cDs.net
米軍の認識ではツラギは空襲で無力化したので偵察はともかく攻撃隊は出せないだろうし、ショートランドからなら空母部隊の方が先に見つかるだろう。

102:名無し三等兵
23/11/12 01:44:28.79 ktuG0cDs.net
>>100
MO攻略部隊と機動部隊の分散は問題視しないのかな?

103:名無し三等兵
23/11/12 08:30:04.67 F+xN1wyn.net
>>100
ネオショーは油槽艦であり戦力分散は愚策という時の戦力には該当しないだろ

104:名無し三等兵
23/11/12 18:21:27.18 xQ51WqRi.net
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105:名無し三等兵
23/11/12 18:54:10.72 IyATLfb9.net
>>104
秒でポイントが増えていって草

106:GF長官
23/11/12 20:51:25.64 kYqwoy2M.net
>>101
もともとツラギは日本軍が占領する前から水上機基地だったので
大規模な攻撃隊を出せるわけではありません。

本職が指摘しているのは、
ネオショーが攻撃されることよりも、見つかってしまうことです。
>もし見つかったら?・・・心配にならないですか?

すでに数日前に日本軍の潜水艦に発見されています。
たとえネオショーが無事でも、必ず米空母本隊と合同するので
その位置が知られるのは不味くないですか?

107:GF長官
23/11/12 20:52:09.12 kYqwoy2M.net
>>102
MO攻略部隊と機動部隊を分散したのは正解ですね。
空母部隊はその高速機動性を活かすべきで、船団の直接護衛に貼り付けるべきではない。

本職が指摘したいのは祥鳳を攻略部隊の方に配置したことですね。
これこそ兵力の分散です。

108:GF長官
23/11/12 20:52:52.10 kYqwoy2M.net
>>103
ご指摘のとおりですね。

あえてここで出しているのは、次の
>「クレース重巡部隊の分離」>>83
を念頭に置いてのこと。

日本軍の攻撃兵力分散に寄与したという点で
同列に扱っています。

109:名無し三等兵
23/11/12 21:12:56.15 p98H1Chs.net
>>104
こんな方法があるなんて

110:GF長官
23/11/16 01:29:46.43 DoeAf2hK.net
>>100の続き
もうひとつは
>「クレース重巡部隊の分離」(>>83
>[第3群]支援隊(ジョン・クレース英少将)
> 重巡「オーストラリア」(豪)「シカゴ」
> 軽巡「ホバート」
> 駆逐艦「パーキンス」「ウォーク」(>>18

111:GF長官
23/11/16 01:30:55.29 DoeAf2hK.net
>>110の続き
クレース部隊は、豪州海軍の巡洋艦部隊で
マッカーサーの南西方面部隊に所属しており、
フレッチャー少将の直接の指揮下にはありませんが、
本作戦中だけ、一時的に編入されたというところです。
ただしマッカーサーのわがままで無理やり分離させられたのではなく、
フレッチャー少将の判断で、珊瑚海海戦一日目の朝に
別行動になったわけです。

112:GF長官
23/11/16 01:31:47.69 DoeAf2hK.net
>>111の続き
先のネオショー分離は通常の作戦行動ですが、
こちらは明確な兵力分散
なんで戦闘直前に、こんなことをしたのでしょうか。

113:GF長官
23/11/16 23:54:58.38 DoeAf2hK.net
>>112の続き
フレッチャー少将のこの作戦指導は
アメリカでも評判は悪く、
「航空掩護なしに兵力を分散することで
空母部隊の防空能力を奪った」
と批判されています。

114:GF長官
23/11/16 23:55:52.64 DoeAf2hK.net
>>113の続き
ただモリソン戦史では
「たとえ敵航空母艦が彼を撃滅しても、日本軍の進攻が挫折する
ことを確実ならしめたいと念願したものであった」   (第三巻)p80
すなわち、空母部隊本隊(レキシントンとヨークタウン)は
これからソロモン海を南下して来る日本軍空母部隊と決戦するので、
仮に勝利したとしても、損傷が大きく戦場を離脱することに
なるかもしれない。

115:GF長官
23/11/16 23:56:32.46 DoeAf2hK.net
>>114の続き
そのときはクレース部隊だけでも残って、日本船団のポートモレスビー
攻略を阻止したい。
こう考えていたかもしれません。

116:GF長官
23/11/18 23:30:22.29 siNmYcdX.net
>>115の続き
ただ当のモリソン博士も、
「しかしながら、もし高木中将のMO機動部隊がフレッチャー少将の
本隊を打破したならば、分遣されたクレース少将の艦船もまた
おそらく撃破されただろう」       (『モリソン戦史』第3巻)p80
と疑問符を投げかけています。

117:GF長官
23/11/18 23:31:52.96 siNmYcdX.net
>>116の続き
そもそも6隻も分派したら、本隊の方の対空防御能力が
低下しますし、対潜哨戒はもっと心配

118:GF長官
23/11/18 23:32:33.33 siNmYcdX.net
>>117の続き
ただし、クレース部隊は3月10日のラエ・サラモア空襲のときも
米空母部隊と行動を共にしていますが、
「クレース英海軍少将は、その麾下巡洋艦4隻および駆逐艦4隻を
もって、ラッセル島南方の哨戒およびタンカー群を南緯15度、
東経159度の洋上給油会合点まで護衛するように命令された」
                      (『モリソン戦史』第2巻)p370
このときもクレース部隊は分派されています。

119:GF長官
23/11/18 23:33:08.14 siNmYcdX.net
>>118の続き

フレッチャー少将にとってみれば、”いつも通り”の行動だったのかも
しれませんね。

120:GF長官
23/11/21 00:22:54.38 0fji5XWU.net
>>119の続き
本職ならば兵力分散は戦術の愚策!
と叩きたいところですが、
これまたネオショーのときと同じく
敵の(日本軍の)兵力分散に貢献しているのです。

121:GF長官
23/11/21 00:23:41.91 0fji5XWU.net
>>120の続き
5月7日の朝、日本軍の索敵により
クレース部隊は発見され、
ラバウル基地の陸攻隊が攻撃に向かいます。
大本営発表では
カリフォルニア型戦艦撃沈!
と勇ましく報じられましたが、実際は沈没艦無し。
クレース部隊はそのまま豪州へ避退した。

122:GF長官
23/11/21 00:24:28.29 0fji5XWU.net
>>121の続き
結果的には、
分派したネオショーが日本軍の母艦航空兵力を引き付け、
分派したクレース部隊が日本軍の基地航空兵力を引き付け、
米空母部隊は敵の攻撃を受けることなく、
日本空母(祥鳳)撃沈の戦果を挙げることができた。

123:GF長官
23/11/21 00:25:04.53 0fji5XWU.net
>>122の続き

日本側にとってみれば
必勝態勢(>>72)だったはずなのに…
どうしてこうなったんでしょうねぇ

124:名無し三等兵
23/11/21 06:00:57.66 qS4t2RHF.net
>>123
敵の数と位置が分かってるだけで圧倒的優勢と判断できるという72の前提がおかしいだけ
ミッドウェー作戦を察知した米軍は圧倒的優勢なんて判断はしてない。

125:sage
23/11/21 18:27:44.01 1Qs33opN.net
>>124
現在の我々から見て(全体的な状況を俯瞰した上で)の圧倒的優勢(の筈)と言っているだけで、当時の日本艦隊司令部が圧倒的優勢と考えていたわけではない話な。

126:名無し三等兵
23/11/21 18:51:40.16 xwQ3jpTb.net
早期に米空母を撃破しないと攻略部隊が危険だし、五航戦が米空母との戦いで損耗してもMO作戦は中止になる。日本側が優勢とはとても思えないのだが。

127:sage
23/11/21 19:28:03.92 wa7vDk6G.net
>>126
だからMO機動部隊は敵から存在が秘匿されていた上に、背後から襲える絶好の態勢。
米機動部隊は自ら存在を暴露した上に、索敵で大凡把握されていたのに、どーしてコーナッタな話な。

128:GF長官
23/11/21 23:32:04.53 0fji5XWU.net
>>124
古今の戦史において、敵の数と位置がわかればもう十分じゃないですか
それにミッドウェーで米軍は敵の位置を当日朝まで知りませんでしたよね

129:GF長官
23/11/21 23:32:27.95 0fji5XWU.net
>>125
そうですね
アニメなら「勝った!」と叫ぶところでしょう

130:GF長官
23/11/21 23:32:53.24 0fji5XWU.net
>>126
早期に米空母を撃破できる態勢を整えていたと思いますが

131:GF長官
23/11/21 23:33:26.59 0fji5XWU.net
>>127
スイーツの名前みたいですねぇ
>どーしてコーナッタ

132:名無し三等兵
23/11/22 08:00:28.19 04rX7z3T.net
>>125
それは分かってるが俯瞰的に見ても別に圧倒的ではないと言ってる
6:4か7:3ぐらいで日本が勝ちそうぐらいには思うが圧倒的ではない
だって数的には両軍大差ない戦力だもの

133:名無し三等兵
23/11/22 08:13:50.83 04rX7z3T.net
>>128
マリアナ沖じゃ敵の位置を先につかんだ日本が惨敗したんじゃありませんでしたっけ?

134:sage
23/11/22 12:38:27.63 m449lvC/.net
>>132
スレ主の表現を借りたつもりが、「圧倒的優勢」ではなく「圧倒的態勢」だったな。
オレも「圧倒的優勢」(の筈)と書いたつもりだったが、「圧倒的」がどの程度と考えるかは人それぞれという事だな。
米機動部隊の攻撃隊が祥鳳に殺到している間に、ネオショー攻撃や薄暮攻撃で戦力を擦り減らす前の五航戦攻撃隊が、我が母艦は空襲に曝される事なく(翔鶴が大破せず)、背後から不意打ち同然にレキシントン・ヨークタウンに殺到していたらと思うと、、、
少なくとも「かなり有利な態勢」になっていたとは言えるのではないかな。

135:GF長官
23/11/23 02:29:04.10 VghSzVVW.net
>>132
まぁ圧倒的かそうでないかは個人の解釈で分かれるでしょうね。

136:GF長官
23/11/23 02:29:24.20 VghSzVVW.net
>>133
戦闘が始まる前の彼我の状況を比較してるのに
結果論持ち出してどーすんの

137:GF長官
23/11/23 02:29:46.96 VghSzVVW.net
>>134
ミッドウェーのときは、暗号解読されて米空母に待ち伏せされて、
戦う前から勝ち目はなかった的な論調なのにねぇ

珊瑚海の米空母の方がよっぽど絶望的

138:GF長官
23/11/23 02:40:08.19 VghSzVVW.net
>>123の続き

ちなみに我らがビアード大尉は、
このクレース部隊の分派について手厳しい批判を加えており、

「フレッチャー少将は、アンザック部隊(クレース部隊のこと)をジョマード水道の
南方海面に配置し、日本軍との会敵の可能性が高い海域から遠ざけた」
                      (『Black Shoe Carrier Admiral』)p551

139:GF長官
23/11/23 02:40:54.73 VghSzVVW.net
>>138の続き

さらに「英国人や豪州人たちに”勲章”を与えないため」
すなわちフレッチャー少将が”手柄を独り占めするため”の行為とまで
言っていますね。

さすがに、ちょっとうがった見方だとは思いますが、
この二人は相性最悪なので・・・

140:GF長官
23/11/23 02:41:43.72 VghSzVVW.net
>>139の続き

個人的には、
・フレッチャー少将→敵空母撃滅
・クレース少将  →敵船団撃滅
との任務分担を明確にしていた、ということなら
打倒な判断という評価も成り立つと思います。

ただ本職が指摘したいのは、
分派の是非ではなく、
分派する場合の行動計画がいい加減、というところですね。

141:名無し三等兵
23/11/23 10:57:40.54 KkOoWq5l.net
圧倒的態勢はこれぐらいの状態かな
「敵に対して少なくとも6倍の兵力を揃え、補給と整備を完全に行い、司令官の意思を過たずに伝達することです。」

142:名無し三等兵
23/11/23 11:01:48.39 TckxWBhq.net
太平洋戦争はもっと早く負けておくべきだったから無能こそ評価されるべきだな

143:名無し三等兵
23/11/23 11:19:05.52 KkOoWq5l.net
>>136
彼我の状況のうち配置だけで圧倒的優勢と言ってるので数の視点が足りないのでは?と指摘してるんすよ
だから先に敵を発見して配置が有利でも数で勝負にならないマリアナを例に出したわけです
数>質>配置
優勢かどうか判断するときこの順じゃないかなと思うけど

144:GF長官
23/11/24 00:37:08.63 3uwtRKUT.net
>>141
6倍・・・大和をあと10隻くらい建造しないと!

145:GF長官
23/11/24 00:37:28.50 3uwtRKUT.net
>>142
アレですねぇ

146:GF長官
23/11/24 00:38:41.98 3uwtRKUT.net
>>143
むむむ・・・?
珊瑚海では双方の兵力がほぼ互角なんだから、
数を最初に持ってくる意味ないでしょ

数>質>配置
数は互角→大型空母2隻。日本側は祥鳳がいるが空母攻撃には使えない
質はほぼ互角→練度は日本側有利だが、米空母はダメコンなど防御力優位
配置→圧倒的優勢!>>72

なんでマリアナの話が出てくるの?

147:GF長官
23/11/24 00:52:40.17 3uwtRKUT.net
>>140の続き

米海軍は個々の部隊を独立性を重んじる性格からか、
まとまりがなく、全体最適が図られていないと感じることが多い。

148:GF長官
23/11/24 00:54:12.11 3uwtRKUT.net
>>147の続き

珊瑚海海戦においても、
5月2日に珊瑚海に進出してヨークタウンとレキシントンに分かれて
補給を始めたのはいいとしても、

集合点だけ決めて分かれてしまったため、
5月3日に日本軍がツラギに上陸して、
フレッチャー少将が奇襲攻撃を計画した際も
僚艦が今どこに居るか分からずに、単独行動をせざるを得なかった。

149:GF長官
23/11/24 00:55:10.74 3uwtRKUT.net
>>148の続き

今回もクレース部隊に日本軍水上部隊撃滅を任せるのは
ひとつの選択肢だと思いますが、

フレッチャー少将の空母部隊と、どのように連携をとるのかを
考えているようには思えません。

150:GF長官
23/11/24 00:56:44.97 3uwtRKUT.net
>>149の続き

史実の経過では、
5月7日にクレース部隊はラバウルの陸攻隊からの攻撃を受けたものの、
被弾は無く、作戦遂行能力を維持していたのですが、

クレース少将がフレッチャー少将に対して
航空支援を要求した際に、拒否されたため

燃料補給を理由に南下、豪州方面へ向かい、
翌8日の日米空母決戦には、何の貢献もしていない。

151:GF長官
23/11/24 00:58:43.38 3uwtRKUT.net
>>150の続き

目標だった日本軍攻略船団も反転してしまったため、
戦果無しです。

もちろんこちらの思い通りに進まないのが前線の難しさですけれども、
最初から何も考えてなかったんじゃ・・・?
と思ってしまうほどお粗末ですね。

状況が変わったんだから7日の夜にクレース部隊を呼び寄せて、
8日の空母決戦で防空兵力として使えば・・・等々

152:名無し三等兵
23/11/25 13:48:18.88 ejs8cwHg.net
>>107
対空母だけ考えるだけならそうだけど、モレスビーなどの基地航空部隊の対応があるからなあ。
対モレスビー航空戦力はラバウル航空隊の役目だけど、それで完封できるかはどうみても怪しいしなあ。
珊瑚海海戦っていうと米空母部隊だけ注目されがちだけど、MO作戦はそうじゃないんだな。

153:名無し三等兵
23/11/25 13:55:35.52 ejs8cwHg.net
>>134
逆に言えば、ネオショーに殺到している時にMO機動部隊に不意打ちされていたら終わってたな。
言ってることはそれと同じようなもん。

154:名無し三等兵
23/11/25 14:44:05.28 mzRpI/gL.net
攻勢する側は3倍の兵力を用意するものだがMOもMIも投入した兵力が中途半端なんだよな。

155:名無し三等兵
23/11/25 14:50:00.33 ejs8cwHg.net
その前提の攻勢する側は3倍の兵力を用意するものってのが思い込みだろうなあ
ウォッチタワーでもそうだけど、日本軍にしろ米軍にしろ別に3倍とかに拘って無いから

156:名無し三等兵
23/11/25 15:00:37.63 mzRpI/gL.net
>>152
眼の前の敵空母を撃破してもモレスビーの基地航空隊は無傷だし、日本艦隊の位置が暴露した状態で攻略作戦を続行することになるね。
さらに太平洋艦隊はエンタープライズとホーネットを増援で派遣している。攻略に時間をかけている余裕はない。

157:名無し三等兵
23/11/25 15:08:33.18 ejs8cwHg.net
>>156
元々、モレスビーはラバウル航空隊の役目だし、別に日本艦隊は触接され続けているわけじゃないから暴露はしてないよ。
それに、いざとなればMO機動部隊によるモレスビー空襲というオプションも捨ててない。
まあラバウル航空隊とMO機動部隊の損害が多くて無理めだから作戦中止なんだけど。

158:GF長官
23/11/26 02:43:50.77 GfpYeDfs.net
>>152
そうなんです。
ミッドウェーと違って、MO作戦は
友軍基地航空隊の”手厚い”支援の下、攻略を進められる
理想の作戦だった(はず)なのです。

159:GF長官
23/11/26 02:44:09.43 GfpYeDfs.net
>>153
圧倒的ではないか、我が軍は!

160:GF長官
23/11/26 02:44:29.53 GfpYeDfs.net
>>154
ぜいたくは敵だ

161:GF長官
23/11/26 02:45:15.49 GfpYeDfs.net
>>155
数字が独り歩きしてしまうのは常ですねぇ
ウクライナ戦争の解説でも出てくるし

162:GF長官
23/11/26 02:45:36.19 GfpYeDfs.net
>156
仮にレキシントンとヨークタウンを失った場合、
さらに2隻を投入する度胸がありますかねぇ

163:GF長官
23/11/26 02:45:56.78 GfpYeDfs.net
>>157
祥鳳が生き残っていれば・・・

164:名無し三等兵
23/11/26 11:33:37.61 d1mwmyem.net
>>162
投入を中止するほどの理由が無いから特別は度胸は要らんだろ
単に総隻数が減っただけは投入中止の理由とはなりえない
そりゃ一般人なら度胸必要かもしれんが、アメリカ軍や日本軍ばどのような一般的な軍組織でそれはない

165:GF長官
23/11/26 20:35:48.53 GfpYeDfs.net
>>164

本当にそうですかね
>投入を中止するほどの理由が無いから
ハワイ防衛は心配にならないですか?

ミッドウェー攻略作戦を知らなくても。

166:名無し三等兵
23/11/26 21:11:04.99 d1mwmyem.net
>>165
それを気にしてたら珊瑚海方面に第17任務部隊のみならず第16任務部隊も投入させてないと思うが
あの時期はハワイに空母0だよ

てかオアフ島防衛ってだけなら、空母無くても大小8か所の飛行場と水上基地の一大航空基地群があるようにすぐに陥落の危機ってわけじゃないわな
開戦時の大損害受けてるから勘違いされがちだけど、この規模の航空基地は相当デカイ
珊瑚海海戦時のポートモレスビーやラバウルなんかとは比べ物にならんし、最盛期のラバウル基地より凄いのがあの時のオアフ島航空基地

167:GF長官
23/11/28 00:36:08.79 h8WcvmTQ.net
>>166
それは一時的にハワイ周辺の米空母が居なくなるだけで、
ハワイがピンチ!の時には急いで呼び戻すのですよ。

その呼び戻す空母が沈んでしまったら・・・?
と心配になるのです。

168:GF長官
23/11/30 00:41:48.75 n0mkZL8S.net
>>151の続き
以上をまとめますと、
珊瑚海海戦一日目(5月7日)朝の
フレッチャー少将が置かれていた状況は、

169:GF長官
23/11/30 00:42:49.30 n0mkZL8S.net
>>168の続き
ルイジアード諸島(>>16)南方海面を遊弋しながら、
ソロモン海を南下してくる日本空母部隊を撃破することが目的
そのため自部隊の北方海面に索敵機を放ち、
報告が入り次第、攻撃隊を発進させる心づもり
日本空母撃滅に専念するため、
クレース部隊を分派し、日本攻略部隊(輸送船団)攻撃に当たらせる。

170:GF長官
23/11/30 00:43:45.84 n0mkZL8S.net
>>169の続き
油槽船ネオショーは戦場から遠い、ニュージョージア島南方海面に
待機させ、頃合いを見て呼び寄せて補給を実施する予定
前日までの行動から、自部隊の位置が日本側に発見されていると
認識しているが、MO機動部隊が背後(東方250浬)に接近していることには
全く気付いていない。

171:GF長官
23/11/30 00:44:51.39 n0mkZL8S.net
>>170の続き
ミッドウェー海戦に比較すると、注目度が低い本海戦ですが、
取り上げられたとしても、日本側の不手際ばかりを指摘することがほとんど。
その中で、当スレでは米空母側の失策に注目していきます。
もちろん日本空母に背後を取られたことは致命的な失策ですが、
まぁそれは、ある程度仕方ないでしょう。

172:GF長官
23/11/30 00:45:41.33 n0mkZL8S.net
>>171の続き
こちらの思惑とおりに進まないのが前線ですし、
もとはといえばロシュフォートの暗号解読情報が間違っていたのが原因で、
実際にソロモン海で行動する日本空母を発見したとの、
友軍索敵情報が入っているのだから。
この状況で、なお現状を疑えというのは酷なものです。

173:GF長官
23/11/30 00:46:34.68 n0mkZL8S.net
>>172の続き
本職が指摘したいのは、
フレッチャー少将が自らの認識の誤りに気付いたのが
夜になってからというところ。
本来ならネオショーが攻撃を受けた午前中に気付くべきでしょう。

174:GF長官
23/11/30 00:47:26.84 n0mkZL8S.net
>>173の続き
日本側の索敵失敗がなければ、敵の完全奇襲を受けて
邀撃する余裕もなく2隻の空母が撃破されていたかもしれない状況
だったのだから。
どうしてそれが出来なかったのでしょうか。
その鍵を握るのがビアード大尉
日本側の通信を傍受して、異変を察知すべき立場にあります。
果たして!

175:GF長官
23/12/03 19:26:07.90 X5NJM0Rf.net
>>174の続き
フレッチャー少将率いる米空母部隊は、5月7日朝、
ルイジアード諸島東端のロッセル島(>>16)の南方海域まで進出し、
索敵機を発進させた。

176:GF長官
23/12/03 19:27:32.17 X5NJM0Rf.net
>>175の続き
2隻の空母レキシントンとヨークタウンから成りますが、
交代で日施哨戒を実施しており、
前日の5月6日はレキシントンがSBDを出したので、
5月7日の索敵はヨークタウンの担当になります。
0425時、方位325度から85度(北西~北方~北東)海面に向かって
10機のSBDを放った。

177:GF長官
23/12/03 19:31:39.87 X5NJM0Rf.net
>>176の続き
日本側はMO機動部隊がその東方250浬付近で、
0400時から南方海面に向かって艦攻を索敵に出しています。
双方がお互いに向かって索敵機を出してみれば、
ほぼ同時に敵を発見して攻撃隊を発進させていただろうに、
全く見当違いの方向に出しているところが、
史上初の空母決戦、
モリソン戦史が『海軍過誤の戦い』と名付けた、
本海戦にふさわしい幕開きだと思います。

178:GF長官
23/12/03 19:44:41.72 X5NJM0Rf.net
[珊瑚海海戦一日目](5月7日0430頃)
   MO攻略部隊
       ▼
       ↓
         ┏▼┛
        ↓MO主隊(第六戦隊+空母祥鳳)
           ┏▼┛
          ↓掩護部隊(第十八戦隊)

   □ □■ □□ ■(ルイジアード諸島)
      デボイネ  ロッセル島
                      ↑
        ←△─         △米空母部隊
クレース重巡部隊          │(フレッチャー少将)           ┃
                                        ▼MO機動部隊
                                        ↓(原少将)

179:GF長官
23/12/04 23:42:05.09 Jyn0d0jo.net
>>177の続き
米空母攻撃隊の主力はSBDドーントレス。
ミッドウェー海戦で四空母を屠った殊勲機ではありますが、
米空母内ではしばしば論争の種となってきました。
それは「何ポンド爆弾を積むか問題」

180:GF長官
23/12/04 23:43:23.15 Jyn0d0jo.net
>>179の続き
米空母搭載のドーントレスは、
VS(哨戒機中隊)500ポンド(227kg)爆弾1個
VB(爆撃機中隊)1000ポンド(454kg)爆弾1個
に分かれています。
そもそもSBDとはスカウトボマー(Dはダグラス社のD)
のことなので、索敵を兼用し”行き掛けの駄賃”として
爆弾を落として来るのが、本来の使い方ですが、
これは形式的なもので、実際は艦長の一存で
自由に選択できます。

181:GF長官
23/12/04 23:44:08.14 Jyn0d0jo.net
>>180の続き
できますが、何ポンド爆弾を搭載するかは、
艦長、航空幕僚、飛行隊長の間で
しばしば揉めるのが、米海軍での日常風景となっている。

182:名無し三等兵
23/12/06 12:34:58.07 ZgnvWMfS.net
爆弾搭載重量と燃料搭載量はトレードオフだから索敵なら基本はやらんでねえの
1000ポンド爆弾積むとSBDの燃料搭載量減って航続距離下がるから
そりゃあ実戦でどうするかの決定権は現場側にあるけど

183:GF長官
23/12/07 00:44:16.93 OY9IRted.net
>>182
そうですね。
例えば南太平洋海戦では索敵爆撃のドーントレスに
瑞鳳がやられて後退していますからね。
>決定権は現場側にあるけど
まさに、その現場でもめにもめます。
このあとすぐ!

184:GF長官
23/12/07 00:52:11.41 OY9IRted.net
>>181の続き
たとえば、ミッドウェー海戦ではこんなことがありました。
「6月5日(日本時間6月6日)の午後遅く実施した攻撃において、
ミッチャーは、その急降下爆撃隊が全機500ポンド爆弾を携行
していたと事実と異なる報告をしていた。
しかしスプルーアンスは、その中の何機かが彼の命令に従わず、
1千ポンド爆弾を携行していたことを知っていた」
            (『提督スプルーアンス』ビュエル/著)p187

185:GF長官
23/12/07 00:53:12.41 OY9IRted.net
>>184の続き
スプルーアンス少将は6月5日に南雲機動部隊4隻の空母を全滅
させましたが、翌日午後になって「炎上中の敵空母発見」の報告が
入ったため、攻撃隊を出すことになりました。
そのときのSBDの兵装について、
ブラウニング参謀長は1千ポンドを指示したのに対し、
飛行隊長のマクラスキー少佐は航続距離不足を理由に
500ポンド爆弾を主張して言い争いに。
結局スプルーアンスがマクラスキーの方を支持したので
ブラウニングはふてくされて、ひきこもり・・・

186:GF長官
23/12/07 00:54:35.61 OY9IRted.net
>>185の続き
さらにこれだけでは終わらずに、
ホーネットのSBD隊の一部が、スプルーアンスの命令を無視して
1千ポンド爆弾を搭載して発進したため、目標より手前で引き返して
帰投してきた。
それを知って怒ったのが>>184です。

187:GF長官
23/12/07 00:55:40.53 OY9IRted.net
>>186の続き
相変わらずの”独立性の高さ”ですが、
このゴタゴタが珊瑚海海戦一日目から
早速始まりますよ!

188:GF長官
23/12/10 23:19:14.87 +kYFwdio.net
>>187の続き
まず、米空母は
フレッチャー少将(空母ヨークタウン)は、
「任務部隊全体の作戦指導、艦隊行動」
フィッチ少将(空母レキシントン)は、
「空母航空隊の指揮」
と明確に役割が分担されていました。

189:GF長官
23/12/10 23:20:20.62 +kYFwdio.net
>>188の続き
これは、
MO機動部隊指揮官の高木中将と
五航戦司令官の原少将の関係と同じですね。
なので、攻撃隊の編制や、
今回の議題であるSBDの兵装を決めるのは
フィッチ少将の仕事です。

190:GF長官
23/12/10 23:21:42.57 +kYFwdio.net
>>189の続き
SBDの話に入る前に、戦闘機(F4F)の割り振りですが、
米空母は艦隊防空重視で、
まず搭載機の半数をCAPに割り当て、
残った機数を攻撃隊の護衛に付けるという思想です。

191:GF長官
23/12/10 23:22:53.93 +kYFwdio.net
>>190の続き
さらに日本空母部隊が二手に分かれていた場合の対応として、
敵を発見した場合、まずレキシントン攻撃隊を発進させ、
15分遅れでヨークタウン攻撃隊を出すという手順になっていました。
途中で別の敵発見情報が入った場合、
後発のヨークタウン攻撃隊を新手の方へ向ける、
ということですね。

192:名無し三等兵
23/12/11 09:17:22.68 dBW6i8r+.net
初の空母同士の会戦なんだからゴタゴタがない方がおかしい。まず索敵範囲が遠距離かつ広範囲になる

193:名無し三等兵
23/12/13 21:58:40.14 5nVZrUxh.net
>>190
言うほど防空重視の思想とか、半数をCAPに割り当て残った機数を攻撃隊の護衛に付けるという思想あるか?
単に結果的にそうなったことを見ての外野の感想じゃなく、本当に思想と断言できるほどのもんか?

194:GF長官
23/12/13 22:59:21.47 uNLcdaEW.net
>>192
ゴタゴタは仕方ないと思いますが、米海軍の場合
命令違反が日常化しているので責任を問われると困りますよね。
日本空母の場合、全部南雲のせい、ですっきりしますが、
米空母の場合、司令官?艦長?参謀長?飛行隊長?
それともパイロット個人のせい?

195:GF長官
23/12/13 23:03:17.20 uNLcdaEW.net
>>190
例えば、ミッドウェー海戦において飛龍に対する攻撃隊について、
「この部隊は第六偵察隊および第六爆撃隊(エンタープライズ)の10機、
第三爆撃隊(ヨークタウン)の14機のSBDで構成されていたが、
防空戦闘機が不足していて戦闘機の掩護はなかった」
               (『歴史群像日米空母決戦ミッドウェー』)p163
これは”思想”と言えるのでは。

196:GF長官
23/12/13 23:52:02.48 uNLcdaEW.net
>>191の続き
フィッチ少将の考えは、
VS(哨戒機中隊)500ポンド(227kg)爆弾1個+100ポンド(45kg)爆弾2個
VB(爆撃機中隊)1000ポンド(454kg)爆弾1個
わりと基本に忠実→>>180

197:GF長官
23/12/13 23:52:57.61 uNLcdaEW.net
>>196の続き
ところが、ヨークタウンの航空参謀アーノルド中佐はこれに反対。
100ポンド爆弾というのは、敵艦艇の対空砲火制圧用で、
パイロットたちが「クラッカー」と呼ぶほど威力の小さい爆弾だった。
そんなものいくら積んでも意味がないから、全機1千ポンド爆弾を
搭載した方が良い、との主張です。

198:GF長官
23/12/13 23:54:08.88 uNLcdaEW.net
>>197の続き
彼はヨークタウン艦長のバックスマスター大佐に異議申し立てをし、
同じヨークタウン座乗のフレッチャー少将にも直接具申した。
フレッチャー少将は、
「私も君の意見には賛同するが、航空戦指揮は
フィッチ少将の職分だから、それを越権することはできない」
となだめます。
仮に具申したところで、フィッチ少将は拒絶するに決まってるだろうから。

199:GF長官
23/12/13 23:55:07.12 uNLcdaEW.net
>>198の続き
ところがアーノルド中佐は、独断でヨークタウンの哨戒機中隊(VS-5)
にも、全機1千ポンド爆弾を搭載させたのです。
やれやれ、またですか・・・

200:GF長官
23/12/15 11:08:28.82 3PiS5Fcw.net
>>199の続き
フィッチ少将は、米空母指揮官の中では
最も航空戦に造詣が深いだけあって、
SBDに毎回最大積載量の爆弾を積むのは”時代遅れ”と
感じており、状況により兵装は使い分けるべき、との
考えだったようです。

201:GF長官
23/12/15 11:09:23.17 3PiS5Fcw.net
>>200の続き
日本側では、印度洋機動作戦の時の戦訓に、
九九艦爆の兵装について、
「空母攻撃に際し、各中隊の先頭より3機は、
陸用爆弾を使用せるに、弾着後の敵防御砲火は
直ちに沈黙、事後の爆撃を容易ならしめたり」
(『戦史叢書(26)蘭印ベンガル湾海軍進攻作戦』)p656

202:GF長官
23/12/15 11:10:22.37 3PiS5Fcw.net
>>201の続き
すなわち艦爆による敵空母攻撃について、
通常は遅延信管を併用して艦内奥深くまで進んでから爆発する
通常爆弾を使用しますが、
先頭小隊だけ瞬発で広範囲に被害を与えられる陸用爆弾を使うと
敵対空砲火制圧に有効、
という戦訓が得られていました。

203:GF長官
23/12/15 11:11:27.70 3PiS5Fcw.net
>>202の続き
フィッチ少将も似たようなことを考えて、
小型の100ポンド爆弾搭載を命じていたのかもしれません。
問題は、その考えが正しいか間違っているかではなくて、
命令が徹底されないので意味をなさない。
有効か無駄なのか、判断もできない。
米空母の致命的な組織的欠陥ですね。

204:名無し三等兵
23/12/16 03:04:43.94 +kjzdDAU.net
飛行甲板ぶっ壊すのに有効とは言ってないのがポイント
飛行甲板壊して発着能力奪うことに関しては通常爆弾は当然として、陸用爆弾すらまともに期待すらされてねえっていう

205:GF長官
23/12/16 23:54:34.14 TZo2Wpl+.net
>>204
飛行甲板をぶっ壊すことは当然だからでは?

206:GF長官
23/12/17 00:09:48.34 RhbM6DOG.net
>>203の続き

後にレキシントン艦長のシャーマン大佐は、
「ヨークタウンのSBDが全機1千ポンド爆弾を搭載して出撃した」
と聞いて激怒し、

二日目もまた兵装について、もめにもめるのですが、
それはまた別のお話。

207:GF長官
23/12/17 00:11:06.49 RhbM6DOG.net
>>206の続き

いずれにせよ、目標を発見しないことには出撃できないですからね。

前日5月6日の日没時点で、
ソロモン海を南下し、ルイジアード諸島へ向かう日本艦艇が
複数発見されており、

7日朝の索敵で、敵部隊を発見することは
ほぼ確実視されていました。

208:GF長官
23/12/17 00:23:52.88 RhbM6DOG.net
[珊瑚海海戦1日目](5月7日朝)アメリカ側が把握していた事前情報

                               □□ブーゲンビル島
                                □□
                                 ■ショートランド島

                           ×空母複数

                ■ウッドラーク島


      輸送船4     ■ミシマ島       巡洋艦4
       駆逐艦2×               ×駆逐艦6
               ■デボイネ         輸送船6
    珊瑚礁
   □□ □□ □□ □□ □□ □□ □□ ■ロッセル島
              ↑        (ルイジアード諸島)
           ジョマード水道

※デボイネに日本軍の水上機基地設置

209:GF長官
23/12/17 00:27:24.55 RhbM6DOG.net
>>208の続き

具体的には上図の通りで、

(1)デボイネ沖に輸送船4、駆逐艦2
(2)ロッセル島北方に巡洋艦4~5、駆逐艦6、輸送船6
(3)ブーゲンビル島南西40浬に空母複数

でした。

210:名無し三等兵
23/12/17 10:37:57.13 uFNZyHuI.net
死んだとしたらよっぽど偏向だろ

211:名無し三等兵
23/12/17 10:40:12.17 obck4Gea.net
>>119
これからもスタコラサッサと逃げた。

212:名無し三等兵
23/12/17 10:43:53.59 rrOFGsYj.net
コーヒーがセルフなったw

213:名無し三等兵
23/12/17 10:50:58.54 /re1TKK/.net
そきられわそるはころ

214:名無し三等兵
23/12/17 10:51:51.01 1I3qvR4K.net
>>178
彼は人気あると思うわ
いやどう見てた感覚

215:名無し三等兵
23/12/17 10:53:49.05 op5qR+Sx.net
アサインどうなるかな

216:名無し三等兵
23/12/17 10:54:25.35 +sID5kSM.net
>>100
今は数字も出ないのに何となくしたロマサガ3ベタ移植頼むわ

217:名無し三等兵
23/12/17 11:05:42.10 pMbrpheC.net
ひっくり返すこともあるしシングルにして捨てた方がよい
-0.07%

218:GF長官
23/12/17 20:58:08.62 RhbM6DOG.net
>>209の続き

これらは豪州陸軍のB-17によるものですから
艦種識別は、あまり期待しない方が良いでしょう。

航法は問題なかったと思いますが、
艦位についても正確とは限りません。

これはアメリカ側に限ったことではなく、
航空索敵は正確である方が珍しいのです。

219:GF長官
23/12/17 20:58:58.48 RhbM6DOG.net
>>218の続き

5月6日の午後、
日本海軍の掩護部隊
第十八戦隊(丸茂邦則少将)
軽巡天龍、龍田
水上機母艦神川丸、聖川丸

デボイネに到着して、水上機基地を設営
搭載水上機を進出させます。

220:GF長官
23/12/17 21:01:12.27 RhbM6DOG.net
>>219の続き

B-17が発見したのは、これら十八戦隊が
デボイネに接近/離脱するところだったでしょう。

ただし空母に関しては、
祥鳳はデボイネ進出を支援していたので、
>>208図の位置ではなく、もっと南側でした。

221:GF長官
23/12/17 21:02:01.14 RhbM6DOG.net
>>220の続き

ただフレッチャー少将に、そんな”答え合わせ”が
できるはずもなく、

事前の暗号情報通りだな(ニヤリ

と7日朝を迎えたことでしょう。

222:名無し三等兵
23/12/18 01:22:34.06 e8la8BB5.net
勝手な憶測ではなくて米側の記録の様なキチンとしたソースはないのかな。

223:GF長官
23/12/19 00:23:20.60 88ckGRfB.net
>>222
キチンとしたソースですよ。
It certainly corresponded with his estimates based on radio inteligence.
               (『BLACK SHOE CARRIER ADMIRAL』)p161

224:GF長官
23/12/19 00:30:36.05 88ckGRfB.net
>>221の続き

ただし忘れてはいけません。
豪州空軍を率いるのは、あのダッグアウト・ダグこと、
マッカーサー将軍です。

ニーミッツの若僧のために協力しようなどとは
微塵も思ってはいません。

225:GF長官
23/12/19 00:31:32.67 88ckGRfB.net
>>224の続き

B-17は日没後もデボイネ沖で触接を継続し、
ジョマード水道に接近しつつあることを
平文で報告していたのですが、

「米空母部隊と無線使用周波数について共有していなかったので
フレッチャー少将のもとには届かなかった」

226:GF長官
23/12/19 00:32:58.13 88ckGRfB.net
>>225の続き

やれやれだぜ

豪州陸軍航空隊だけで、日本軍のポートモレスビー攻略を
阻止するつもりだったのかな。

フレッチャー少将のことなんか眼中には無かったようです。

227:名無し三等兵
23/12/19 22:58:54.49 KZv3xCMG.net
あのB-17って本当に豪州空軍か?
豪州に展開する米陸軍航空隊第5空軍と別に豪州空軍保有のB-17ってこと?

228:GF長官
23/12/20 23:46:18.48 sfzLMZAX.net
>>227
いいえ、そこまで区別はしていません。
豪州を基地としている南西太平洋軍の航空部隊、といったところです。

229:GF長官
23/12/21 00:26:15.57 vkzuA5/L.net
>>226の続き

米空母部隊の索敵は、
>0425時、方位325度から85度(北西~北方~北東)海面に向かって
>10機のSBDを放った。(>>176

発進位置は、ロッセル島の南方115浬
進出距離は250浬

230:GF長官
23/12/21 00:27:57.41 vkzuA5/L.net
>>229の続き
約1時間後の0535時、索敵報告が入ります。
ヨークタウンVB-5のテイラー大尉機で
「敵重巡2隻発見」
位置はロッセル島北西で、母艦から170浬の距離。
>>208図の右下の×印の位置で、
ほぼ予想通りの内容でした。

231:GF長官
23/12/22 00:46:22.39 sPjIEWTB.net
>>230の続き

ここで皆さんがフレッチャー少将なら、
発見した目標に向けて、すぐに攻撃隊を出しますか?

「ロッセル島北西海域の敵重巡2隻」

ほぼ前日の敵情と同じで、信頼が置ける内容だと思われる。

232:GF長官
23/12/22 00:47:07.09 sPjIEWTB.net
>>231の続き

が、問題は空母が含まれていないところ。
日本空母は、もっと北の海域で発見されていた→>>208

当然ながらこれは前日の情報であり、
夜間に南下して、ロッセル島周辺海域に進出しているかもしれない。

233:GF長官
23/12/22 00:47:59.02 sPjIEWTB.net
>>232の続き

そして、まだ索敵機発進から1時間程度しか経っていないので、
各線のSBDはまだ先端に到達していない。
これから、敵空母発見報告が入ることは十分に考えられる。

さて、即時発進しますか。
それとも、しばらく待機ですか。

234:名無し三等兵
23/12/22 16:28:22.10 8xX4fO9F.net
待機が普通だろうな。
だからTF17もそうしてる。
ミッドウェーの1航艦も同じだな。

235:GF長官
23/12/25 00:16:27.23 aSQtxNmx.net
>>234
ミッドウェーでは、敵ラシキモノで雷装復旧を命じてますよ。
空母と判明する前に。
マリアナの小沢長官は索敵線先端到達まで待っているので
いつ報告が入ったかによるのでしょう。

236:GF長官
23/12/30 00:37:44.96 bqvFLBrf.net
>>233の続き
もちろん、ここは待機でしょう。
攻撃隊を即時発進しても、直後に敵空母が見つかったら
目も当てられないですからねぇ

237:GF長官
23/12/30 00:38:59.23 bqvFLBrf.net
>>236の続き
>敵重巡2隻(>>231
は、米空母部隊にとって緊急に対処しなければならない
脅威でもありません。
索敵機が復路に入るくらいまで待ってから
判断しても問題ないと思われます。

238:GF長官
23/12/30 00:40:01.87 bqvFLBrf.net
>>237の続き
しかしフレッチャー少将が下したのは攻撃命令でした。
なぜ?
決して敵艦隊なら、なんでもいいから攻撃しろと、
短絡的に考えたわけではありません。

239:GF長官
23/12/30 00:40:37.43 bqvFLBrf.net
>>238の続き
A pair of cruisers was small-fry
but perhaps indicated an enemy concentration in the neighborhood.
「重巡2隻は取るに足らない目標だが、おそらく
付近の海域に敵の大艦隊が所在することを示すものだろう」
fryは稚魚のことなのでsmall-fryは文字通り”雑魚”ですね。
ラディッツなら「戦闘力たったの5か・・・ゴミめ」と言うところでしょう。

240:GF長官
23/12/30 00:41:58.40 bqvFLBrf.net
>>239の続き
すなわち攻略作戦なのだから、
重巡2隻が単独で行動しているとは考えにくいので、
付近に攻略部隊や空母部隊が居るだろう、との推測で
妥当な情勢判断と言えるでしょう。

241:GF長官
23/12/31 23:15:17.79 C6Dej+TK.net
>>240の続き
ただし、攻撃隊を”即時発進”させたわけではない。
>母艦から170浬の距離(>>230
は、SBDにとっては十分ですが、
重い魚雷を抱えたTBDにはまだ遠い。

242:GF長官
23/12/31 23:16:03.18 C6Dej+TK.net
>>241の続き
ミッドウェーでもそうでしたが、緒戦の米空母で
戦爆雷の協同攻撃をするには150浬まで
彼我の距離を縮めなければならず、
250浬でも攻撃隊を出せる日本側と比べて
大きな制約となります。

243:GF長官
23/12/31 23:17:06.37 C6Dej+TK.net
>>242の続き
さらに都合の悪いことには、
珊瑚海には南東貿易風が常に吹いているので、
発艦時は反転(非敵側)して風上に立たねばならない。
攻撃隊の発進が終わる約30分間、
どんどん目標との距離は離れていきます。
そのため、発進までに出来るだけ敵方向に向かって
攻撃隊の進出距離を短縮しようと考えたのです。

244:GF長官
23/12/31 23:21:43.85 C6Dej+TK.net
>>243の続き
フレッチャー少将の選択は正解だったようで、
まだ攻撃隊を発進させる前、
第一報(0535時)から40分後の0615時に
新たな索敵報告が入ります。
「ミシマ島(>>208)北方に空母2・重巡4隻発見」
待望の日本空母発見だ!

245:GF長官
23/12/31 23:31:06.42 C6Dej+TK.net
まもなく紅白も終わって、今年もあとわずか。
本年も大変お世話になりました。
10月に異動で職場が変わってから
本編が休みがちになって申し訳なく思ってます。
来年からは毎日書き込めるよう任務遂行に励みます。

246:GF長官
23/12/31 23:31:56.96 C6Dej+TK.net
珊瑚海海戦は、過去スレで5月8日の二日目まで
一通りは終わっていますが、
現在は、フレッチャー少将の伝記を資料に
アメリカ側の視点から振り返っています。
「ミッドウェーの南雲長官が飛び抜けて間抜けな指揮をしたわけではないこと」
「米空母部隊も珊瑚海での過ちを繰り返していること」
勝敗は紙一重、といったところですね。
来年も引き続きご愛顧のほどを
みなさま、よいお年を~ノシ

247:名無し三等兵
24/01/02 22:29:23.69 1f7lj5i/.net
エセックス級空母の予備機
外人さんの投稿では、後部エリアで14機吊るしたとの記載あり。
URLリンク(i.imgur.com)

エセックス級空母は、終戦末期に最大152機搭載した艦があった。大半が戦闘機。

248:GF長官
24/01/03 23:02:43.58 KnH2j23G.net
>>247
ありがとうございます。
これは魚雷の調整やってるところですかね。
何トンもある機体を吊ってる下でよくできるなぁ

249:GF長官
24/01/03 23:29:00.24 KnH2j23G.net
新年あけましたが、
元日からおめでとうございますとは言えない状況ですね・・・
能登地震や羽田空港事故やら
平穏な年になることを願うばかり。
本編は明日から開始します。
今日は与太話でも

250:GF長官
24/01/03 23:30:16.85 KnH2j23G.net
>>249の続き
本職は経済評論家やエコノミストと言われる人種を
全く信頼していなくて、「失われた30年」の原因の大半は
こいつらの無責任な発言にあると考えています。
年末になると「来年はこうなる予想」が各誌に掲載されますが、
本職はその雑誌を取っておいて一年後に”答え合わせ”をします。
当然ながら、予想が当たった試しがないですね。

251:GF長官
24/01/03 23:32:45.14 KnH2j23G.net
>>250の続き
例えば、2022年末の日経ビジネス誌を振り返ると、
当時の日経平均は2万7千円前後でしたが、3万円超えるとは誰も言ってないし、
(ていうか彼らの予想はレンジが1万円以上あるので、そんなもん素人でも当たるわ!)
中国経済回復→不動産不況、
米利上げ継続→シリコンバレーバンクの破綻、
ウクライナの反転攻勢でロシア敗北・・・ぷぷぷ
別に昨年に限ったことではありませんが、帰納法的に
「エコノミスト予想の逆のことが起きる」と考えるのが妥当でしょう。

252:GF長官
24/01/03 23:33:40.63 KnH2j23G.net
>>251の続き
さて今年2024年の”大予想”ですが、
国内では、とにかく「日銀のマイナス金利解除」で
これしか書いてないと言っても良いくらい。
黒田総裁の時から、最近のチャレンジング発言まで
振り回されっぱなしなのに、当たるんですかねぇ

253:GF長官
24/01/03 23:36:23.57 KnH2j23G.net
>>252の続き
海外では「今年は選挙の年」
今月の台湾総統選から11月の米大統領選挙まで
ロシア軍勝利で停戦協定→中国の国内暴動で目をそらすために台湾侵攻か?
で目が離せません。
正解は・・・1年後に!

254:名無し三等兵
24/01/04 06:52:35.83 yWZv+rI6.net
ん~、スレ主の去年の予想は何か当たってたっけ?


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