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政府「太陽フレア」独自に観測へ…通信障害や停電予測する「宇宙天気予報」の精度向上図る
12/9(金) 15:01配信読売新聞オンライン
URLﾘﾝｸ(news.yahoo.co.jp)
政府は、太陽表面で起きる爆発現象「太陽フレア」を観測するセンサーを、２０２８年度にも打ち上げる気象衛星に搭載する方針を固めた。
大規模なフレアは地球上に通信障害や停電などをもたらす恐れがあり、その影響を予測する「宇宙天気予報」の精度向上を図る。
総務省所管の「情報通信研究機構（ＮＩＣＴ）」は現在、米国の上空にある衛星の観測データなどを、フレアによる影響の予測に活用している。
ただ、米国の衛星からのデータでは、フレアの日本への影響の予測に誤差が生じるとの指摘がある。
日本を常時監視する気象衛星で観測できるようになれば、予報の正確性が向上することが期待される。
観測センサーは、現在運用中の気象衛星「ひまわり」８、９号の後継機に搭載する。
政府は昨年、センサー開発を始めており、後継機の製造も今年度中に着手する予定だ。
センサーを搭載した新たな気象衛星は、地球と宇宙の天気を同時に観測することになる。