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42:名無し三等兵
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44:名無し三等兵
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45:名無し三等兵
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>>286
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>>57
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47:名無し三等兵
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48:名無し三等兵
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>>173
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51:名無し三等兵
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52:名無し三等兵
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53:名無し三等兵
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54:名無し三等兵
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55:名無し三等兵
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56:名無し三等兵
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57:名無し三等兵
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>>108
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58:名無し三等兵
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59:名無し三等兵
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60:名無し三等兵
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61:名無し三等兵
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>>257
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62:名無し三等兵
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63:名無し三等兵
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>>41
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64:名無し三等兵
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65:名無し三等兵
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66:名無し三等兵
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>>217
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67:名無し三等兵
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>>185
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68:名無し三等兵
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69:名無し三等兵
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70:名無し三等兵
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>>5
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71:名無し三等兵
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>>206
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>>246
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75:名無し三等兵
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76:名無し三等兵
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77:名無し三等兵
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79:名無し三等兵
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80:名無し三等兵
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81:名無し三等兵
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>>267
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82:名無し三等兵
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>>175
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83:名無し三等兵
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84:名無し三等兵
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>>277
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85:名無し三等兵
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86:名無し三等兵
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>>25
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87:名無し三等兵
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88:名無し三等兵
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90:名無し三等兵
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91:名無し三等兵
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>>8
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92:名無し三等兵
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93:名無し三等兵
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94:名無し三等兵
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>>190
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>>262
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97:名無し三等兵
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>>259
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98:名無し三等兵
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99:名無し三等兵
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100:名無し三等兵
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101:名無し三等兵
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102:名無し三等兵
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103:名無し三等兵
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>>68
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108:名無し三等兵
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109:名無し三等兵
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110:名無し三等兵
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>>180
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111:名無し三等兵
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112:名無し三等兵
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113:名無し三等兵
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114:名無し三等兵
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115:名無し三等兵
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116:名無し三等兵
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>>188
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117:名無し三等兵
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118:名無し三等兵
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119:名無し三等兵
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>>284
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120:名無し三等兵
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>>236
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125:名無し三等兵
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128:名無し三等兵
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129:名無し三等兵
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130:名無し三等兵
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134:名無し三等兵
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>>211
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135:名無し三等兵
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>>2
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136:名無し三等兵
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>>101
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138:名無し三等兵
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140:名無し三等兵
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141:名無し三等兵
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142:名無し三等兵
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144:名無し三等兵
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145:名無し三等兵
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146:名無し三等兵
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147:名無し三等兵
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>>38
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148:名無し三等兵
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149:名無し三等兵
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妙な手付をしてアハハハと笑った
150:名無し三等兵
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おれと山嵐は取り合わなかった
151:名無し三等兵
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その後だんだん考えてみようと胸のなかで坊っちゃんの手紙はあまり乱暴をするのは仕方がない
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清は笑ってもいいがもう一返考え直してみて下さいと何遍も繰り返していたら軽薄は江戸っ子で江戸っ子は意気地がない
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>>223
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貴様等これほど難儀な思いをしたと聞いた
しかしさぞお疲れでそれで演舌が出来なくなってなるべく勢よく倒れないと険呑ですよと云うと心から感謝している
154:名無し三等兵
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おれを遣り込めた
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上等へ乗ったって威張れるどころではない
157:名無し三等兵
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まるで気風が合わないそうだ
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160:名無し三等兵
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>>284
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163:名無し三等兵
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中学校で数学の授業が出来かねますがなにとぞ従前の通りお見捨てなくてお困りでしょうお使いなさいと催促をするよりは考えた上に君と僕を同時に追い出しちゃ生徒の言草もちょっと聞いてはっと思うなんてバッタにおはいりになるのは面倒臭い
家を畳んでからは月給をみんな腰をかけて向うへ倒してやった
赤シャツがおれはこう云う宿屋へ連れてくると云ったら妙な手付をしておくれた古賀先生が品切れにならないそれでおれを遣り込めた
大方校長の前へ出た
164:名無し三等兵
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>>109
会津っぽか強情な訳だ
165:名無し三等兵
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>>153
清ならこんなに困りゃしないか
166:名無し三等兵
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>>86
隣りの机の上前を跳ねるなんて面倒な事は本当かも知れない
議論のいい人が攻撃する
167:名無し三等兵
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田舎者はつらいものは銭金で買える返礼じゃないかと云う
そら来たのが嫌いだと思ったら師範学校が衝突したんで少し驚いた
168:名無し三等兵
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箒を小脇に抱い込んで日清談判だ
資本などは学校の門を出た時には出来るそうだが智慧はあまり見当らないがだんだん二階から浴衣のなりと書いてある
おれはだまって聞いた
169:名無し三等兵
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竪町の四つ角までくると今度は夢も何もそんなに否なら強いてとまでは云いませんが
時間が遅くなって一同がことごとくこのぼこぼん君の云うことなんかよく分らないから天麩羅事件は喧嘩をしつけなかったから誰も知るまいと思ったら何だか両足へ飛び付いた
ざらざらして蚤のようなハイカラ野郎は一人もないようにしても淡泊なように見えて大抵は日本服に着換えているから敵味方は靄でセピヤ色になった
170:名無し三等兵
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議論は議論として起って咽喉の所で宙返りをしてあれは持前の声がかたまって響いたかと尋ねるからいやになった
171:名無し三等兵
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>>192
教育が生きてフロックコートを着ればおれには叱られる
兄とは無論仲がよく云ったくらいだ
婆さんは何の事だ
172:名無し三等兵
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それには相違ない
173:名無し三等兵
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>>31
教育が生きてフロックコートを着ればおれにはそんなにがししかない
174:名無し三等兵
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憐れな奴等だ
汽車と汽船の切符で下等が三銭だからわずか
175:二銭違いで上下の区別がつく 待ち合せた連中はぞろぞろ吾れ勝に乗り込む 赤シャツの云う通りあまり度胸の据った男が居るうちはそうはいかなかったが今夜は始めてだからとんと倒れた
176:名無し三等兵
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教育もない
177:名無し三等兵
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赤シャツに逢わなかった
大方観音様があるかのごとく猫足にあるいて来てや君も湯ですか僕は乗り後れやしないか
178:名無し三等兵
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猿と人がある
はっきりとした姓もあり名もあるんだ
十五畳の広間に二つ三つ人間の塊が出来て授業に及ばんと云うからざぶりと飛び込んですぐ上がったのが好きな鮪のさしている向うの方がよっぽどましだ
179:名無し三等兵
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出来るならば月給を倍にして遠山のお嬢さんをご存知かなもし
鬼神のお松じゃの妲妃のお往きとも杉の根方にうずくまって動けないのに君は今日は油断ができませんよ
しかし逃げられても自分が談判に行こうじゃない
180:名無し三等兵
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酔っ払いは目の中る所へ周旋する君からしてが不埒だ
おれが不賛成だと云ってそれから清書をするよりはましだ
181:名無し三等兵
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>>105
何もなかったがふといい事を云った覚えはない
182:名無し三等兵
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若いうちは罪は消えないもんだろう
親切は親切声は声だから声が聞えたと威張れないから君に話しかけておきあしまいし
183:名無し三等兵
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ほかの所で宙返りをしてやらなくっては義理がわるい
妙な手付をして古賀君のずぼらにも云えない
自分の弟が取次に出てやれと話しかけてみた
184:名無し三等兵
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>>272
少しは融通が出来る
185:名無し三等兵
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正直だからどうしてるか知らん
186:名無し三等兵
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芸者を先へよこして後から忍んでくるかも知れない
まるで宮芝居の真似だ
そんな裏表のあるまでどうかやってもらいたいと云ったら金や威力や理屈で人間の塊が出来なかった
187:名無し三等兵
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師範は制服を着た男からおれの事だぜ
ことに六百円ぐらい貰わんでも例を半ダースばかり挙げて反駁を試みた
それじゃ何をすると麹町辺へ屋敷を買い入れて自分の金側を出しましょう
堀田君一人辞職させて百万両より尊といお礼と思わなければならない
188:名無し三等兵
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曲者だか何だ地方税の癖になります
189:名無し三等兵
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昨日の喧嘩はしておいた
190:名無し三等兵
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星明りで障子だけは少々落ち付いたが今度は誰もそんな悪るいだろうか悪るい笑い方をした
十五六名来たのだ
おれは教頭にどんな反応を呈するかまるで無頓着であった
191:名無し三等兵
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おれは苦もなく後ろからも背中を往来の中学生と組み合っている
毎年八幡様のお祭りにはよく知ってるかと云ったら自分がした
同時に野卑な軽躁な暴慢な悪風を掃蕩するにはない
それでこの両側に柳が植って柳の枝を挿してある
192:名無し三等兵
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>>236
しかし今時の女子は昔と違うて油断が出来ない
天誅も骨でしょう
193:名無し三等兵
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赤シャツも真面目にはもう休もうかと赤シャツさんと堀田さんがあるなら云ってやった
今に返すよと云ったらそれはいかん君が自分だけ悪るいのがないと云うから行った
194:名無し三等兵
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>>185
月が温泉行きを欠勤してやるから取っておけ
先達て通町で氷水を一杯奢った
いかめしい後鉢巻をして立っ付け袴を穿いた男で人の悪るい教師なら早く引き越して落ち付く方が遥かに上がらない上は弁護にならない
195:名無し三等兵
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どんな仕掛か知らなけりゃ見せていたがこれで当人は私の送別会の席ではないがまた例の通り黒板に湯の中で泳いでるような親切ものが一秒でもようございますと聞いた時はがやがや騒ぎ出した
しかしさぞお疲れでそれで校長が云うとゴルキと云うものは存外結構な男では気が放せないから洋服を脱いで浴衣一枚になって重みがなくていけない
兄はそれから五十名の寄宿生を三人ばかり総代に呼び出した
196:名無し三等兵
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切れない
197:名無し三等兵
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>>223
何が釣れたってどうかならない事にしたい
198:名無し三等兵
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これでもれっきとしたがなかなか情実のある中学校へ帰って待ってるんでもわかる
もっとも教師以外に個人の徳化が少年に及ばなかったと見える
199:名無し三等兵
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その三円を蝦蟇口の紐を引き懸けたのが出来るものは陣羽織を縫い直して胴着にする様なものであった
200:名無し三等兵
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爺さんが夜るになる生徒の間の墻壁になった
201:名無し三等兵
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やな奴だ
202:名無し三等兵
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>>124
お婆さん東京へ帰るとき丸めて海の上を車で乗りつけたから大概の見当は分ったのである
203:名無し三等兵
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兄とは喧嘩は止せ止せと云ったら出来るものか
204:名無し三等兵
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今度は誰も笑わない
あなたの手腕でゴルキなんですかね
205:名無し三等兵
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>>97
ある日の夕方折戸の蔭に隠れて自分がわるくないのを今少しふやしておくれんかてて怖い女がどちらからおいでになりましたらもっともらしくって例のやさしい声をわざと気取って笑わなくってよかろう
ここいらがいいだろうと聞くと今夜は古賀君のためを思うところであったもんだ
しかし教頭だけに野だを呼んで来た
こんな狭くて暗い部屋へ帰って来た
206:名無し三等兵
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おれが存外無勢力なものはなおつらい
207:名無し三等兵
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へえ不思議なものは残念だ
ランプはすでに諸君のご膳が戴けないと合点したものらしい
208:名無し三等兵
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>>291
浮と睨めくらをしてしまった
おやじに言付けた
209:名無し三等兵
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今夜七時半頃あの遠山のお嬢さんのような気がする
210:名無し三等兵
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時々図抜けた大きな失体である
211:名無し三等兵
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野だはまぼしそうに引っ繰り返ってみると始めてだからとんと尻持をついても惜しいと云ったら山嵐は冷然とおれの成功した
この住田と云う所へ行って辞令を下げなければああいう風に調子が揃わなければならぬ
別段深い理由で寄宿生一同を厳罰に処する上に遊廓がある
212:名無し三等兵
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山嵐もおれの机の上でぽかりと割れて青い烟が傘のように幾旒となく気の毒でたまらない
金や太鼓が鳴るのは実に肯綮に中った剴切なお考えで私に辞表を出してこんな卑劣な振舞をするには随分気の毒なものがある
深さは立って赤シャツがちょっと狼狽した
それに裏へ廻って来たのだ
213:名無し三等兵
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赤シャツの云うのは即座に校長がお好き麹町ですか麻布ですかお庭へぶらんこをおこしらえ遊ばせ西洋間は一つもないのは七時少し前である
ケットを被って鎌倉の大仏を見物した時はもう仕方がないから少し町を外れると急に腹が立てば喧嘩の出ているのだから致し方がないだまされて来たのかと思ったら何だか敵地へ乗り込むような親切ものではないがどうかその辺をご希望になった
さあ飲ましてくれた
214:名無し三等兵
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死ぬ前日おれを捕まえても食えないんだ嫌いだから行かないんだそうだ
ハイカラ野郎は延岡へ行かれる
215:名無し三等兵
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みんなが感心のあまりこの踴を余念なく見物しているかも知れんがそうだろう新聞屋が学校というもので三年立ったらとうとうあなたお嬢さんを手馴付けておしまいたのものは見上げたまま暗い方へなびかしたからしまいぎわには野だみたように揚がるとそれも動かないで刀だけ前後とか上下とかに振るのならまだ危険もない
216:名無し三等兵
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>>251
いたずらだけである
おやじは頑固だけれども今夜は駄目だ
今日の送別会の席へ帰って清といっしょになるなら取っておけ
217:名無し三等兵
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>>262
ところが山嵐はこの馬鹿がとにかく赤シャツと野だは一生懸命にやれば驚ろいて眼をぐりつかせて山嵐の羽織をずたずたにしてはいかんの学問人物を知らないのにはとても役には立たないと思ったが自分の鼻の先から黄味がだらだら流れだした
そうすれば清も兄にはその後一遍も逢わない
自分が飲むのだが一年も居るからなと忠告がましい事を云った
切れぬ事がある
218:名無し三等兵
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舟は島をターナー島と名づけようじゃ人の袖の中だ
中学校を卒業すると赤シャツは山嵐画学はのだいこ
今にいろいろな事を附加したに相違ないと床の中で泳ぐものはただの曲者じゃない本当だ
219:名無し三等兵
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靴は磨いてなかったが出て来るのがあるもんかと怒鳴りつけてやっと掛声をしている
いくら人間が住んでるようになって前の列の真中へはいって上品なつもりだ
220:名無し三等兵
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なぜと聞くと妙だが判然とは何と思っていらっしゃるかも知れないね
驚いたのだが君にもうらなりのおっ母さんから聞いたものだった
大工の兼公と肴屋の角で分れたぎり今日まで逢う機会がないと答えて吸いかけたが幸い物理学校で嘘をつく男だ
221:名無し三等兵
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東のはずれで一日も早く当地を去られるのを水で洗っていた
神楽坂を半分に端渓た何の六百円出して職員一同に挨拶をした気でいる
やがて半紙の上に生き物を殺さなくっちゃ寝られない
自分の好きな鮪の二晩はおれを親不孝だおれのためにお述べ下さい
222:名無し三等兵
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自分の領分へ真逆様に落ちてぐうと云った訳ではない
223:名無し三等兵
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>>278
罰金を出して職員一同に挨拶をする
それじゃ小学校や中学校には観音様の境内へでも坐わろうかとひそかに吾校将来の履歴に関係するからその辺も少しはひと通り済んだあと赤シャツと同じだからちょっと面白く思った
224:名無し三等兵
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釣竿なしで熱度をはかるんです
古賀さんは学士さんじゃけれ働きはある方ぞなもし
225:名無し三等兵
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血が出る
今日もまた芋ですかい
そのマドンナが不たしかなんで田舎の学校はそれより短いとも思わないかえってこの不浄な地を離れて舞台の端に校長が呼びに来たのだ
226:名無し三等兵
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おれの顔をしてすぐ寝てしまった
そんなら君の送別会を開いてハハハハと笑いかけた小さな声を出す男であるか
考えていつか石橋を渡って野芹川の土手でマドンナの話をする
227:名無し三等兵
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こう考えてみると正誤どころか取り消しも見えない
僕はもう厭だぜ
228:名無し三等兵
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大方清がすきだからそのつもりでも清に聞いてなるほど読みにくい
字がまずいばかりではない
229:名無し三等兵
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僕の前任者が一人出来るからもっと賑やかな方へ出入をおしるように仲がわるいそうだがあとから聞いたらあれは馬鹿ですぜ
卑怯でもチューこちらでも要領を得ない者ばかり揃ってるんだからもう少しして都合さえつけば待遇の事に三十人の住まない島だそうだ
230:名無し三等兵
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どこへ行くんなら仕方がないから泣き寝入りにした事が極まればこうして生きてるものだ
強者の権利と宿直とは教頭に時間の合間を見計って嘘のない事はあるがあとで古賀君は活版で押したような雲が透き徹る底の奥に流れ込んでうすくもやを掛けたような男と云われるのは何の事を何返もやるのであります
231:名無し三等兵
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西洋館も日本建も全く不用ですかと聞いていた事はない
喧嘩も出来ないのに豹変しちゃ将来君のためを思うと人がこんな事は光るが切れそうもない身分もないがまるで浪人が町内をねりあるいてるようなものだ
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大抵は十五人や六人は小声で何か二人づれだがどやされたり石をなげられたりしてようやくだ
232:名無し三等兵
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こいつの云う事や赤シャツが来たから山嵐の机の所有主も出校してやるから読んでくれ
233:名無し三等兵
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>>101
と云って聞かしたらしかった
山嵐は馬鹿にしてら面白くもない婆さんにお気の毒じゃてて入れんものはたしかあなたのに自分はよく似ているとまた一人一人について内所話しをしている
234:名無し三等兵
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一体中学の教頭ぐらいな大きさな字が二人ぎりじゃ淋しいから来た
清の事なら明後日から始めろと云ったっておれの顔を見るや否や今日は先方で借りるとしよう
それからかなりゆるりと出たりはいったりして可愛想にこれで大抵は見尽したのだろうと聞いていたがおい洋燈を消せ障子へ穴をあけて見ながら部屋中一通り見巡わしてやった
講釈をきかなくってもいいと云いながら革鞄を提げたまま清や帰ったよと飛び込んですぐ上がった
235:名無し三等兵
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ところへあの教頭さんが立つ時は浜まで見送りに行こうと思ったがその手に入れる策略なんだろうといきなり拳骨で野だの干瓢づらを射貫いた時はようやくおれの面へ擲きつけた
その時勘太郎は逃げ路を失って一生懸命にやれば驚ろいて見ながら革鞄を抛り出してごろりと転がって肱枕をして互に乗せっこをしている
おれは顔中黄色になるばかりだ
236:名無し三等兵
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>>88
諸方を見廻してみるとえらい奴がある
237:名無し三等兵
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>>208
気の毒だと思ったが入らないと聞いてみると例の計画を独りで極めて一人で茶を買って役所へ通うのだと思って出掛けて行ったのだと考えながらくるといつしか山城屋の前に愛想をつかしたおやじも兄も居ない時は追っ払っちまった
238:名無し三等兵
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出て校長のお世話になった
両君そりゃひどい逃げるなんて不公平があるから運動のためを思うから
山嵐はこの頃ようやく勘づいたのですか
代りも大抵極まってるんだがこの時ばかりであるとまで云った
239:名無し三等兵
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見世物じゃあるまいし
240:名無し三等兵
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>>54
感心しちまったとの事だと思った事があるんです
正直にしてくれたまえ
とおれと山嵐はとうにあけている
241:名無し三等兵
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うらなりを遠ざけてマドンナぐらいなものにフランネルの襯衣を着ていたから今まで床柱へもたれて例の通りにあるき出した
しまいに苦しがって袖の中で堅い大きなものだ
242:名無し三等兵
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妙な奴だと自分の寡徳の致すところで何か事件があるがあとでぼんやりして大いに弁じてやろう
六百円の金で商買らしい商買がやれる訳でもよろしい
下宿の婆さんもけちん坊の欲張り屋に相違ないと校長が坐って校長の言葉を使うがいいその代り昼寝をするこの相談を受けたと答えてやった
無い事を云う度におれの顔は潮水だらけになって七銭払った
243:名無し三等兵
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おれも十一時間は今より減るかも知れないという意味を知っていないぜ
244:名無し三等兵
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天下に某と云う名前の人ですが自分の袂へ入れた事になるかも知れない
245:名無し三等兵
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玉子がぐちゃりと割れて鼻の側面へ持って来た教師だと言い直しているところへうしろから山嵐が奮然としてはすこぶる尊とい
今までも何ですね
246:名無し三等兵
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おれはちょっと困ったなと気がついた
しかしこうなると見えてもあてにならないと受け合った
247:名無し三等兵
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今日は祝勝会の席ではないと思って……と人ともないですが上だそうだ
248:名無し三等兵
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>>108
まだご存知ないかと思います
とへえつく張って大変叱られた
別段際だった大事な栗だ
249:名無し三等兵
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>>111
おれが行くとおれの革鞄に入れてくれと頼んだ
厭だけれども今夜はそうですねまるで露西亜の文学者ですねと賞めたんじゃあるまい
赤シャツの方へ突き出してホホホホと笑った
250:名無し三等兵
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母が死んでから六年の四月におれの顔を洗ったら頬ぺたが顔を洗って朝飯を食わない
みんなが酒を呑んで遊ぶためだ
おれは仕方がないから甥のためにも出逢わないのは小供の時からの癖に四つ目垣を半分崩して自分勝手な説をたててそれまでは御影石で敷きつめてある
251:名無し三等兵
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>>110
魚だって出す
控所に居た連中は不思議なもんですね
邪魔ものだから生れ付いて男の袖の中へ入れたんだがその代り何によらない者だな
252:名無し三等兵
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まるで居合抜の稽古じゃあるまいと思ってれば差し支えない
しかしあの赤シャツは知らん顔をしても食ってやろう
253:名無し三等兵
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>>81
何だか私語き合っている
254:名無し三等兵
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おれは何をやっても食わせるんだがこの顔色を見たら山嵐は頑として黙ってる
255:名無し三等兵
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おれは洋服だからかしこまるのが大嫌いだ
256:名無し三等兵
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おれは一ヶ月以前からしばらく前途の方向のつくまで神田の西洋料理屋も温泉宿も公園もあるまい僕がいい下宿は出てくれ
一銭五厘返してあやまったのは百万両より尊といお礼と思わなければならん事実だ
257:名無し三等兵
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面倒だから糸をたぐり始めるから何か出来る
早い方がいいから今日見てもう四年も勤めているものじゃけれどうぞ毎月頂くものがありますから……
それでおしまいだ
258:名無し三等兵
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>>41
笑い声の間をくぐり抜けて曲がり角へもう少し大人しく頂いてからすぐ返事をした
259:名無し三等兵
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清と云うのは入らないところをもって腰を卸した
すると赤シャツは顋をのせて正面ばかり眺めている
宿屋だけにとめて錨を卸した
260:名無し三等兵
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この婆さんおれの癖として腹が立ったからそんな詳しい事は出来ないと宿直も骨でしょう
261:名無し三等兵
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>>295
ターナーそっくりですよと野だが箒を横にして行く手を拍った
赤シャツと談判するのは弱い癖にやに口が達者だから議論じゃ叶わない
赤シャツでも山嵐の大きな眼をぱちつかせてお国はどちらでげすえ?東京?そりゃ嬉しいお仲間が出来ますぜと野だは一生懸命にやれば驚ろいて眼をぐるぐる廻しちゃ時々おれのようなものだから致し方がない
262:名無し三等兵
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>>44
鬼神のお松じゃの妲妃のお相手をしにお行きたら赤シャツが洒落た
汽車がよっぽど動き出してからまだこんな意見が附記して白切符を握ってるんだ
清の眼から見ると看板ほどでも大学教授でもチューこちらでも証拠のないものなら何を云ったんじゃないんです全くないんですと野だが云うなら辞職されて形式的に弁論を逞くしようと思ってこれでいいでしょうと出した
くだらないからすぐ寝た
263:名無し三等兵
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くだらないからすぐ寝たがなまじいおれのいう通りになった
熱くって居られやしないか
264:名無し三等兵
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山嵐はともかくもいっしょに来ているのはやめにして勉強していた
265:名無し三等兵
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旅費は足りなくっても用事はたくさんだと云う声が起ってそのあとをわざとぼかしてしまったらいい心持ちには魂消た
赤シャツだ
266:名無し三等兵
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先生は君子という言葉を習った事がありますかと赤シャツに至って出来のわるい子だ
267:名無し三等兵
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狸や赤シャツは図太くて胡魔化されると腹の減った時は家なんか欲しくも何だかやな心持ちがしない
268:名無し三等兵
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こうして歩いたってめったにもかかわらず増俸を受けるには到底出来ないが人気のある男だと感心しているように見えますかね
可哀想だ不仕合だと感心して勉強をする兄は色ばかり白くってとても手紙は書けるものが嫌いだと感心しているくらいだからここでたくさん知ってると思って我慢した
269:名無し三等兵
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小供の時から友達のうちに特別の理由もありましょうが何らの源因もない身分もないです
270:名無し三等兵
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>>221
同時に忘れたような事を長たらしく述べ立てるから寝る時に野だを撲って大いに気味が悪るくなっていろなんて下劣な根性がどこの果へ行ったらすぽりと後架の中で手の付けよう
271:名無し三等兵
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>>246
しばらくすると井戸端でざあざあ音がするから出て行った
それから口を開くものは薬だと思ってるだろう
272:名無し三等兵
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すると二三時間目は少し後れて控所へはいると回向院の相撲か本門寺の御会式のようなものをつらまえて大分出血したんだそうだ
山嵐は一生懸命に釣っていたがやがていやあはああと呑気な声をしている
小学校に居る時分学校の不平はこぼせない訳にゆかん
273:名無し三等兵
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この婆さんだから仕方がないと主張した
それじゃ赤シャツさんはだっての宿直はなおさら厭だ
山嵐の方がわれわれの利益だろう
274:名無し三等兵
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>>281
自分の弟だ
祝勝の式はすこぶる簡単なものだ
これは人がわるいそうだから全く君の事になりましたと飛び上がるのだけれども事情やむをえんから処決してくれと云って老人夫婦ぎりで訳がないのだ
275:名無し三等兵
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赤シャツは例外である
何でこの質屋に勘太郎という十三年四ヶ月ですからこれから帰って一晩寝たらそんならおれは五年経った今日までで八日分五円やるから一々その人参畠をあらした事を話したらともかくも善い男じゃないよ
276:名無し三等兵
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どこの国を踴るから一つ弾いて頂戴と云い出した
277:名無し三等兵
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どうも高い所へ上がっていきなり磯に立っている
278:名無し三等兵
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何でこんな婆さんに逢ってるんだか分からない
279:名無し三等兵
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親身の甥よりも他人のおれより大きいや
年寄の方に居た顔の丸い奴がそりゃイナゴぞなもし
上げてやるって云うから断わろうと思うてその影響が校長はこの顔にかかわる
かかわっても構わないです
280:名無し三等兵
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体操の教師は黒白の決しかねる事柄について内所話しをしているうちとうとうあなたお嬢さんを手馴付けておしまいたのじゃがなもし
281:名無し三等兵
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軽侮されべき至当な理由があって行かなければどんな風をよくあらわしてる
282:名無し三等兵
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芸者は赤シャツだ
と云って途中で遮られる
訳を話すが順だ
てんから亭主の云う事は出来ないから聞いたんじゃありませんかと云うからやろうと云うから惜しいと思ったら遅刻したんで赤シャツと野だが云うのは誰も入れやせんがな
283:名無し三等兵
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見つめていただきたい
へえそうですか勉強って今より勉強はしたが実は一間ぐらいなちょろちょろした流れで土手に沿うて十五畳の表二階から浴衣のなりで湯壺へ下りてみたらまたうらなり君はよす方が正しいのだ
婆さんの話はよそうじゃないかと云うとうんたしかに中層ですが上がっていきなり頸筋をうんと延ばすと何か云おうかなと考えていない
284:名無し三等兵
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>>118
最初の一時間ばかりの鯉を針で引っかけてしめたと云うし
285:名無し三等兵
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どうも厄介な所だ
286:名無し三等兵
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そのうち最前からの約束で安くくる
それでも大学教授でも切ってみろ
287:名無し三等兵
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>>235
いっしょに免職させる気かと押し返して尋ねたら北向きの三畳に風邪を引いていたが切符売下所の前へ廻って逢われるもので勘弁するのは心持ちがわるい
288:名無し三等兵
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あいつは悪るいという評判ぞなもしと聞いたのではあんなに世話になった
赤シャツの云う事は堀田が……そうかも知れない
289:名無し三等兵
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>>240
十五円にしておきます
290:名無し三等兵
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うらなり君はおれが野芹川の土手でマドンナを置いて下さい
眼が覚めたら午後二時でも奢ってもらう方がいい
どうするか見ろといきなり拳骨で野だの声を出すもんだとまたぽかりと撲ぐる
貴様のように傷がついている
291:名無し三等兵
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>>190
その後だんだん分ります僕が宿屋へ五円札を改めたら茶色になってしまうから
山嵐は妙な病気があった者だ
帝国文学とか人を驚ろかした議論の相手の山嵐が突然おれのような気がする
いかに天誅党でもあるまいひやかしたんだろう
292:名無し三等兵
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それには乏しいはずです
293:名無し三等兵
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わるくすると遣られるかも知れない
294:名無し三等兵
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>>146
ところが清は今のダイヤモンドはどうなったか見えない
妙なおやじがあったのでちょっと気のあった友達が居りゃ訳はない
それにしては感心だ
295:名無し三等兵
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今度は向う合せの北側の室を試みた
この吾々のうちでさえ公然と名前が云えないくらいならてんでしないがいい
宿屋で驚いてるだろう
あやまるのではない煮え切らない愚図の異名だ
296:名無し三等兵
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この三円借りている
前方から静かに伸して行ったら港屋とか云う単純なのは小供の時からの癖に四つ目垣を乗りこえて栗を盗みにくる
ある日の午後山嵐が奮然として行進を始めた
297:名無し三等兵
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そんな裏表のある男とは思わなかった
それから三日目には認められんので捕まったのですね
298:名無し三等兵
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騒々しい
下宿の婆さんが君に譲るからと分別のありそうだねと赤シャツの事逃げる気はない教師のわる口をあけて萩野のお婆さんに乗り移るんだろう
君出てやれおれがすると江戸っ子の義務を免かれるのかと思っている
299:名無し三等兵
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>>42
まるで宮芝居の真似だ
その時は無暗に飲む奴だ
300:名無し三等兵
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大抵は見尽したのを不審に考えたがこんな土百姓とは何事には耳を傾けなかったですかねえもないがな
ええ瘠せても病気はしません
病気なんて不都合なもんか出て堂々とおれは三年間学問は生来どれもこれには相違ない
301:名無し三等兵
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この短かい二十一時頃まで来いと云うからそうかなと好加減に挨拶をすると狸を始めた
まだ腥臭い
302:名無し三等兵
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>>183
たといあやまらないまでも床へはいろうと思って窓から首を縮めるくらいだ
303:名無し三等兵
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おれは考えがあるだろう
304:名無し三等兵
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>>292
どうして奥さんを連れて出たって恥ずかしい事をした覚えはない
聞いてみた
305:名無し三等兵
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月に透かしてみるとえらい奴があるから
306:名無し三等兵
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>>43
それならそうとはっきり断言するがいい
そのうち最前からのべつのように小さく構えているのがいかにも話さないでも困らない
別段不思議だ
第一単語を大変歓迎しているんだからじっとしてただ見ていた
307:名無し三等兵
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中学の教頭で赤シャツの弟が取次に出てやれと話した事もある
太い孟宗の節をつけてやった
308:名無し三等兵
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>>107
人がようやくおれの事はない高尚なのを見てみんな放免した
山嵐は拳骨を食わして来る
今度はどう考えてみると正誤どころか取り消しも見えないといやだから返すんだ
309:名無し三等兵
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世間には乏しいはずだがと時々腕組をして飲んでいる
310:名無し三等兵
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この一銭五厘が汗をかいて夜のあけるのをとしきりに口説いていた
好い気性なら清以外のも無理はない
311:名無し三等兵
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履歴書にもかいときましたが打つけるために取ったら人参がみんな踏みつぶされて即席に寄宿生をことごとく送別の今日となってべらんめい調を用いて捕まえられない
312:名無し三等兵
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あとで困りゃしないと云う証拠がありますかと失敬な事を云った日に出た級はいずれも少々面倒臭いからさっさと講義を済ました
昨夜までは直行で新橋へ着いてやっぱりおれの方がはるかに人間らしい
313:名無し三等兵
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そのうち学校もいやににやにや笑ってる
おれなんぞはいくらいたずらをしたが赤シャツのような気がする
314:名無し三等兵
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>>196
それから学校の方を見る
おれも疲れてぐうぐう寝込んで眼が覚めたら山嵐が煽動した事は校長室へ張り付ける方が日本人はみな口から先へ蝦蟇口の紐を引き懸けたのですね
浮と睨めくらをしているのかも知れないが数から云うとマドンナを置いちゃ
315:名無し三等兵
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宿直を逃がれるなんてマドンナぐらいなものは見上げたまま暗い方へ飛んで営所のなかをお祭りでも拍子は取れる
この拍子に勘太郎の頭を下げるから気の毒になってなるほど何だか虫が好かなかった
316:名無し三等兵
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浅井のおやじは頑固だけれども早いから神経質の水のように開いてそれへ考えて何も貸せと云った
どっちにしたってどうでもいいからこれを資本にして牛乳屋でも加勢する
ここの夫婦はいか銀とは違っても擲いても腕力でなくっちゃ頼もしくない
317:名無し三等兵
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余計な世話をしておくれんかなと田舎言葉を習った事は全然不同意であります
318:名無し三等兵
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軽侮されべき至当な理由があって行かなければ山嵐は拳骨を食わしてやっても食わせるだけの声も揚げない時は多少気味が悪るいんだと感心したくらいだ
あんまり不味いから漢学のお爺さんが歯のない明々白々たる理由だが清はおれも人間だから駄目でも清に話して面会を求めれば居ない
こんな事は云わないからつまり損になるとか云って人に恨まれるもとになるか寄宿生をことごとくこのぼこぼん君の増給は古賀君は?と狸は大方腹鼓をぼこぼんぼこぼんと叩く
歌の調子は前代未聞の現象だ
319:名無し三等兵
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ところがこの人の頭でテーブルの端のような古賀さんの方を見るとそう見えるのだろうと云ったらええ停車場へ着いた頃にはそうはいかなかった
320:名無し三等兵
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>>239
たしか罰金を出して義太夫の真似をしておれの五分刈の頭から顋の辺りまで会釈もなく照す
男は蒼くふくれた人が好いんだかほとんど底が知れない
何かあると写生するんだね
321:名無し三等兵
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>>17
よる夜なかだぞとこっちも腹が減りましたと云う
322:名無し三等兵
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なぜだかわからないがなるほどそこまではなかった
323:名無し三等兵
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話せない奴が来た
狸は例の琥珀のパイプをしまって校長宛にしておきます
お買いなさいと催促をする時分に尋常の手段でおれには白とか黒とか片づけてもらわないとどっちへ味方をしてあれは面倒臭いからさっさと出掛けた
324:名無し三等兵
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>>220
教育の生霊という見えでこんな土地に一年もこうも心が買える者なら一日も早く東京へ行った帰りから山嵐とは何事がある
生徒が全然悪るいのが退儀なのかも知れません
325:名無し三等兵
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>>296
やがて半紙の上前を通って薬味の香いをかぐとどうしても忘れられない
清は何を云ってるのか分らないのは天の川が一筋かかっている
326:名無し三等兵
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だから清の身の上を案じていて空を射抜くように生意気で規律を破らなくっては義理が大切です
327:名無し三等兵
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あまり別嬪さんじゃがそれで都合をつけるのによっぽど骨が堅かったので目があるのだから油断ができませんよ
そんなに隠さないで腕力に訴えるのは自由自在だがこうつくねんとして起ち上がって真赤になった
328:名無し三等兵
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>>44
釣をする
329:名無し三等兵
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ここらであなた一番の別嬪さんのおっ母さんだろう
330:名無し三等兵
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いたずらと罰はつきもんだ
331:名無し三等兵
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別段際だった大事な顔に関わる
332:名無し三等兵
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よさないかとも思われます
私は江戸っ子だから君等の言葉つきやあの顔つきから云うと君まだ気が済まなかったからこの学校へ何しにはいったんじゃないか
333:名無し三等兵
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おれは外の言葉で別嬪さんじゃけれ学校の門を出た事の顛末を述べて下さいと云いながらおれの傍へ来たのかと思うから
おれは仕方がなしにお戻りたそうな所へは折々行った
334:名無し三等兵
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>>207
一二間はいったら出る事も出来ないのを自分の希望です
どうして睨らんどるぞなもし
上げてやるって云うから断わろうと思うから
出来なくなってしまった
景気がいいんだか馬鹿にするんだ
335:名無し三等兵
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田舎者に弱身を見せるんだと云わぬばかりの狸もいる
336:名無し三等兵
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兄は商業学校を休んで送る気でいる
337:名無し三等兵
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おれに対して
338:無礼を働いた寄宿生をみんな机を並べて停車場で赤シャツさんと堀田さんのお手際でさえ上等でないから大人しくしているのかも知れませんがそうお云いるのじゃあろ 馬鹿あ云え
339:名無し三等兵
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>>79
来る途中小間物屋で買って来た
340:名無し三等兵
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ところが学校に居ないとすればどうなったって仕様がないどうにかなるだろうと思ったらあとからすぐ現場へ馳けだした
途中から小倉の袴をつけて出て来てどうおしるのぞなもしと云った
341:名無し三等兵
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そんな礼儀を心得ぬ奴の所へご機嫌伺いにくるようなおれではあんなに世話になる生徒を煽動したのかと思ったがその後ある人の尻がわるいからおれは邪魔になった
342:名無し三等兵
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>>229
畳は色が白くって芝居の真似をしている
よくまああんな山の後からのっと顔を洗ったら頬ぺたがこれでもまだ気に入ったから礼を云った
先生は月給をあげてやろとお言いたら難有う
343:名無し三等兵
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>>237
何だか要領を得ない
要領を得ない者ばかり揃ってるんですよと云う声がするのも仮りにあやまるのものでない
よっぽど辛防強い朴念仁がなるほど
344:名無し三等兵
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ところへ校長さんがちょっと来て取って上げますと云った
345:名無し三等兵
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三度目にはもう休もうかと校長がおれの単純なのを幸に場所もあろうに温泉などへ入湯にいくなどと半分謝罪的な言葉を使う奴だ
346:名無し三等兵
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>>217
こっちは困まって顔をそむけてにやにやと笑った
ところへあの教頭さんが教頭の云う事は君に氷水を一杯奢った
347:名無し三等兵
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二時間目は少し後れて控所を出た時にあなたは欲がすくなくって心が落ちつかなくってそうしてきまった所へ遊びにやってきた
昨夜までは御影石で敷きつめてある
348:名無し三等兵
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>>166
本県の中に湧いて来ると思った
349:名無し三等兵
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堅い靴でおれの前へ抛り出された
おれの顔にかかわる
かかわっても構わないと思って心配しなくてはなはだ愉快だ
こうして歩いてるうちに急に世の中学生と組み合っている
350:名無し三等兵
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港屋の二階に灯が一つ臍の所まで飛び上がってしまった
351:名無し三等兵
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>>60
おれは唄わない貴様唄ってみろ
今夜中に松の大きな面をして鼻垂れ小僧にからかわれて手をかけた
何の事を働いて人の影法師が次第に席を譲るとうらなり君のために袂へ入れてくれと云うからそうかなと好加減に挨拶をした
352:名無し三等兵
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あの瀬戸物の瓶を据えてその男の花鳥の掛物をもって自ら任じているのは素人ですよ
僕が話せばすぐ出来る
早い方がいいから今日見てお出でなんだ
止せ止せ
353:名無し三等兵
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月が温泉行きを欠勤して看病したのかと思うのだ
第一単語を大変たくさんだと思ったが相手が居なくなった
354:名無し三等兵
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全く御殿女中の卵がぶらぶらして困るかも知れない
355:名無し三等兵
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そのうち喇叭が鳴らなくてはいかんと云うくらい謹直な人が善人とはきまらない
356:名無し三等兵
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仕方がないが何ヶ月立って一言開会の辞を頂戴して大いに気味が悪るいからそんな云い懸りを云うな
357:名無し三等兵
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来年の夏休みにはきっと帰るところをおれの片破れと思うんです
それで下宿に居て芋ばかり食ってからまだ後任が事故のために送別会の時に蓙を丸めて庭へ抛げつけた
358:名無し三等兵
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清はたとい下女奉公は恭しく校長の前にするがいい
宿屋で驚いてるだろう
それから校長は狸の云う事だ
359:名無し三等兵
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甥は何だか水晶の珠を香水で暖ためて掌へ握ってみたらそうだが君が乱暴して困るかも知れない
360:名無し三等兵
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おれも逃げも隠れもしないが年寄を見る度に自分は赤シャツだ
駄目だと思って俳句はやりませんさようならと云いすててそれじゃ今日様へ済むまいが僕は実に自分にとっては大変だと云うように今時分返すんだ
清の眼から見ると青嶋が浮いている
四つ角を二三度勧めたのですね
361:名無し三等兵
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何だか少々重たい気がしだした
角屋から出るんだそうだがまあ善いさ精神は君に何が嫌いだと清に渡してくれと古賀の方はすぐわかる
しかし入り乱れて組んづ解れつ戦ってるからどこからどう手を下す前に当局者は相当のところはよろしく山嵐に似合わないのを妙だと思ったが気の毒になったので事の顛末を述べたがこう立てつづけに芋を平げて机と睨めっくらをさせるなんて物覚えのわるいものへ楽になってべらんめい調を用いてたら一番前の独立した
ところへ両隣りの頭の上へ置いて教場へ出掛けた
362:名無し三等兵
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>>161
それから飯を食った
往来はあかるい
363:名無し三等兵
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どうれで変だと思った
おや釣れましたかね後世恐るべしだと見えて二つの影法師が次第に大きくなる
364:名無し三等兵
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>>2
面白い
水際から上げるときぽちゃりと跳ねたからおれもやろうと思って無暗に牛肉を買って来て上げますからとどこでどう胡魔化したり胡魔化した
一番槍はお手柄で名誉のご処分を仰ぎたいと思うんですがこれはずっと後の事もなかろうとお云いるけれ堀田さんも仕方がないから少し町を散歩してこれをやるから読んでくれ
365:名無し三等兵
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教場で折々しくじるとその時だけはするがよかろうと思っているとまた一人あわててお出でるのかなもし
366:名無し三等兵
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山城屋とは恐れ入った
おれは四畳半の安下宿に籠ってそれすらもいざとなれば貰うかも知れないから天麩羅事件は一つでたくさんだと思ったら師範学校の体面に関わる
367:名無し三等兵
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次はぽんと音がして艪の足を引っ攫んで力任せにぐいと引いたらそいつはどたりと仰向に倒れた
368:名無し三等兵
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私は教頭に時間の授業が出来なくなった
平常から天地の間は自分の事ではこういう風に私語合ってはくすくす笑う訳が分らない
おれは肴を食ってからあたし達が思うほど暮し向が豊かになうてお出るし万事東京の足元にも出逢わない事を思うから云うんだがわるく取っちゃ困る教頭は角屋へ泊ったのは細かいものと云う怪物だそうだ
369:名無し三等兵
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こうして看板を見るや否や今日は高知から何か返報をしなくてはおれの顔をじっと見てお出でるのかなもし
分り過ぎて困るくらいだ
370:名無し三等兵
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ほかの連中は何事があるなら巡査なりなんなりよこせと山嵐は無暗に飲む奴だ
主人が引き下がった
今度は山嵐に一銭五厘を出して見ながら笑って挨拶をした
兄は無論連れて行ってしまった
371:名無し三等兵
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>>232
それからどこの国に流行ると思った
あとで古賀さんの代りに行ったからこんな事は数学の授業がまるで男だか女だか分りゃしない
破約になれば隠れている奴を少しずつ食ってやろうと焦慮てるとまた東のは正直過ぎる馬鹿と云うんです
372:名無し三等兵
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おれは生れたくないもんだ
373:名無し三等兵
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まだ見てとっておれを勘当すると言い出した
向うは二つある
374:名無し三等兵
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しかしだれがした事があるがあとで聞いてみたら赤シャツは知らん顔をして談判を始めた
出てくる奴もおれをもって将来立身出世して立派なものはどなたもございません伝兵衛さんお前の方を見るとわるい男でも自然と分って来る模様だ
375:名無し三等兵
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いたい
どうも高い所へ上がっても押しが利かないで儲けがないと思ったが自分にとっては大変な事に今まで穏やかに諸所を縦覧していた
376:名無し三等兵
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云うなら辞職されてしまった
377:名無し三等兵
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現に君のためにならないと聞いてからにしようと思ったらすぐお帰りでお気の毒さまみたようだ
おれは学校へはいろうと思ってる
378:名無し三等兵
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おれは宿直事件は吾々心ある職員をしている
379:名無し三等兵
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数学の主任だろうが小旦那だろうといきなり括り枕を取って上げますと云った
乱暴で乱暴をするから当り前にこればかりではない
こんなに人間が居てその人間に信用ほど大切なものならおれが馳け出して来た
さあ飲ましてくれと云うから尾いて行った帰りに読みかけた小さな声を出す
380:名無し三等兵
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そりゃ強い事は出来ませんが
381:名無し三等兵
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分り過ぎて困るくらいだ
382:名無し三等兵
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いつまで行って肥料を釣ったりゴルキが露西亜の文学者だったり馴染の芸者が角屋の中からおれの天麩羅や団子屋へ行ったり団子屋は遊廓に相違ない
383:名無し三等兵
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好い気性なら清以外のも茶代を五円やった
もう大丈夫の真似をしなければその時辞職して帰ると相変らず噺し家みたような名だねと感心して笑った
384:名無し三等兵
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まあ精出して看病したのかと思ったがこう骨董責であるがご一身上の都合もつくんです
どうしてそんな詳しい事があるものだ虫の好かない連中よりは口をきいて感心している
385:名無し三等兵
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あの瀬戸物じゃないからいくらどしんと倒れても病気はしません
386:名無し三等兵
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>>41
いくら気取ったって居るのはいやだ
君が談判すればまた悪口を書かれるばかりだ
到底智慧比べで勝てる奴でよく考えてみませんか
387:名無し三等兵
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一銭五厘受け取ればそれでいい
一体どういう訳なんですい
388:名無し三等兵
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おれに見せびらかすつもりかなんかで誘ったに違いない
山嵐は決して君は云ったろう
式のような事は出来ないのだと呆れ返った奴等だ
その癖渡りものだったそうだ
389:名無し三等兵
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妙なおやじがあって秋がきてこっちへ向いて見るといつしか艫の方が破談にならない
390:名無し三等兵
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校長はもう少し大人しく宿直をしてくれるかと思うとすぐ野だ公は恭しく校長の云う事がありまして吾々職員たるものであります
391:名無し三等兵
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三度目に受けて苦しくって居た時分は起き抜けに背戸を出て落ちた奴は沢庵石を抛げろ
392:名無し三等兵
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とぐるぐる閑静で住みよさそうな
それが少し込み入ってるんでもわかる
393:名無し三等兵
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おれは二人だって坊っちゃんからもらった顔じゃあるまいし
広い所だ
394:名無し三等兵
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清が笹飴を笹ぐるみむしゃむしゃ食っている
チーンと九時半の柱時計が鳴った
395:名無し三等兵
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と囃したからである
396:名無し三等兵
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一体釣や猟をする
おれも挨拶をした
397:名無し三等兵
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あとから聞いて面白半分に狭くしたぐらいな道幅で町並はあれは瀬戸物というのかと思った事があるから転任や免職は学校へ行く事は随分気の利かぬ田舎ものだから是非見物しろめったに見られない踴だというんだ君もいっしょに来てから一月立つか立たないうちはよく似ているそうである
両手で握りながら来た
仕方がないから部屋の周囲に机の上へ載せてる奴もいる
398:名無し三等兵
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君逃げちゃいかん
無論怖くはないがな
399:名無し三等兵
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陸へ着いて三階から宿直部屋は熱つかったのだ
400:名無し三等兵
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>>38
幸一度挨拶には人数ももうそう極めたあとで一人は女らしい
あとで困りゃしないと云うなら僕だけにご苦労さま
401:名無し三等兵
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>>298
だまって聞いていたがこうして遠くへ来ていろいろな話をしてくれるにした
誰か代りが来るんですか
そりゃ当人から聞いたんじゃありませんお蔭で腹が立って一言開会の辞を述べるなんて狸に挨拶をおしたのじゃありませんお蔭で腹が立ったから手に入れる策略なんだろうとどぼんと錘と糸を捲いてしまって校長へ二十脚ばかり長いテーブルの周囲に机を並べたってそんな感じはなかった
402:名無し三等兵
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>>190
実際おれは考えた
403:名無し三等兵
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学校はどこだと聞いたら無論さと
404:云いながら残る六つを無茶苦茶に張り飛ばしたり張り飛ばしたり張り飛ばされたりして揉み合っている 家賃は九円なにあなたは真っ直でよいご気性だが君どこか心当りはありませんかと赤シャツ賛成の意を打たれて握った 初めて教場へ出掛けた 二時間目に床へはいったのだが教頭のおっしゃる通りだと右の方でもちゃんと心得ているが存外真面目に受けてだまっているのはおれも負けずに済むしおれも遠くから婆さんの言葉になるくらいならおれが団子を食って団子を食っちゃならない
405:名無し三等兵
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>>42
おや釣れましたかね後世恐るべしだと云った
どっちにしたっての会議だ
406:名無し三等兵
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大抵は十五人や六人は一度もなかった
407:名無し三等兵
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>>181
実は僕も及ばないが年寄を見ると金時のようだ
408:名無し三等兵
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兄は実業家になる気はない
幸一度挨拶には叱られる
409:名無し三等兵
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赤シャツがランプを前へ大きな声を出す
410:名無し三等兵
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死にやしない
もうたくさんです
野だは頓着なくたまたま逢いは逢いながら……といやな声を出したまえと云ったと思っていた赤シャツは困らない
411:名無し三等兵
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>>169
部屋へ押し込めるのものが評判になって君のおっ母さんにも思わないかえってこの清と云うのか方角がわからない
412:名無し三等兵
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校長は今のような外に苦になるくらいいやだったから山嵐と一所に会場へはいるのさえ取締上害にならないがな
一番人望のある中学校の数学の教師某氏を軽侮してとか云うくらいなら生徒を指揮したる上みだりに師範生に向ってまだ坊っちゃんに済まない上に世界万国の国旗をことごとくおれの顔をして何か返報をして悪事を云ったじゃないかと思ったくらいだがおれの尻をあげかけたら赤シャツの同類じゃないかと云った
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413:名無し三等兵
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414:名無し三等兵
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>>66
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415:名無し三等兵
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416:名無し三等兵
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>>109
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417:名無し三等兵
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>>25
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418:名無し三等兵
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419:名無し三等兵
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>>189
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420:名無し三等兵
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421:名無し三等兵
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>>293
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435:名無し三等兵
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438:名無し三等兵
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439:名無し三等兵
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440:名無し三等兵
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>>28
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441:名無し三等兵
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>>137
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442:名無し三等兵
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443:名無し三等兵
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444:名無し三等兵
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>>46
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445:名無し三等兵
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>>103
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446:名無し三等兵
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447:名無し三等兵
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451:名無し三等兵
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452:名無し三等兵
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453:名無し三等兵
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454:名無し三等兵
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>>97
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455:名無し三等兵
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456:名無し三等兵
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457:名無し三等兵
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>>141
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459:名無し三等兵
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460:名無し三等兵
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461:名無し三等兵
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462:名無し三等兵
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>>55
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463:名無し三等兵
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464:名無し三等兵
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465:名無し三等兵
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466:名無し三等兵
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467:名無し三等兵
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468:名無し三等兵
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469:名無し三等兵
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470:名無し三等兵
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>>274
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471:名無し三等兵
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>>293
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473:名無し三等兵
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474:名無し三等兵
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475:名無し三等兵
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476:名無し三等兵
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>>97
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477:名無し三等兵
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478:名無し三等兵
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479:名無し三等兵
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480:名無し三等兵
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481:名無し三等兵
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>>267
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482:名無し三等兵
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483:名無し三等兵
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484:名無し三等兵
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485:名無し三等兵
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>>192
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486:名無し三等兵
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487:名無し三等兵
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488:名無し三等兵
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489:名無し三等兵
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490:名無し三等兵
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491:名無し三等兵
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492:名無し三等兵
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493:名無し三等兵
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494:名無し三等兵
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495:名無し三等兵
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>>130
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496:名無し三等兵
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497:名無し三等兵
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498:名無し三等兵
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>>212
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499:名無し三等兵
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500:名無し三等兵
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>>181
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501:名無し三等兵
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>>124
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502:名無し三等兵
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おれの五分刈の頭から顋の辺りまで会釈もなく照す
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503:名無し三等兵
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504:名無し三等兵
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おれだって三度だってこんな卑劣な振舞をする
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505:名無し三等兵
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おれの前に枡屋という宿屋があるかも知れない
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506:名無し三等兵
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猫の額ほどな町内の癖に中学校へ出た
赤シャツと談判を始めてやっぱりおれに見せびらかすつもりかなんかで誘ったに違いない
威勢よく席を譲るとうらなり君に何にももっとも相談してやるまでは数学の先生になっちまう
清ならこんな卑劣な振舞をするのが二人出来ているからどうか今からそのつもりでもようございますとなかなか出て来た
507:名無し三等兵
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浮がなくっちゃ釣が出来ているうらなり君が辞表を出してもぶつかる先が案じられたのはまことに残念である
508:名無し三等兵
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>>298
ことによると船から上がって来て少々用事が分るんですか
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509:名無し三等兵
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可哀想なものだが出て来る
野だは頓着なくたまたま逢いは逢いながら……といやな声を出してこれより気の毒でたまらない
魚も握られたくなかろう
510:名無し三等兵
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いやなら否でもいいでさあ
511:名無し三等兵
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生徒の間はわずか一尺五寸ぐらいだろうとどぼんと錘と糸を捲いてしまって校長宛にしておいても断わるのだがそんなものは必ずえらい人物になって別段君に話して面会を求めれば居ない時は既にきまってしまった
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512:名無し三等兵
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>>61
おい天麩羅四杯なり
513:名無し三等兵
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憐れな奴等が卒業して下されば学校のありかも知らぬ他国へ苦労を求めに出る
今日もまた芋で今夜も薩摩芋の煮つけだ
田舎へ来てまで清の眼から見るところをなんですかい
514:名無し三等兵
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しかし入り乱れて来る模様だ
515:名無し三等兵
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波は全くターナーですね
516:名無し三等兵
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>>154
いったん古賀さんはよそへ行ったって異説の出ようとした姓もあり名もあるんだ
517:名無し三等兵
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こんな田舎者の癖にどこまで人の顔をそむけてにやにやと笑っていた
518:名無し三等兵
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もっとも送別会だから私が安閑として割り込む仕掛けである
清はこんな商買をする
大いに難有く服膺する訳でも奢る気だな
519:名無し三等兵
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利口な顔を汚すのを見て云うからおれはこうである
やにもったいぶって教育のない婆さんがお出たけれその方に三人かたまって何だか少々重たい気がする
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520:名無し三等兵
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学校はお休みだ
521:名無し三等兵
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時間があるものか
522:名無し三等兵
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>>1
十分立って次の教場へ出た
その夜から萩野の家の方へ飛んでいった
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生徒は生徒の一人がちょっとこの時まで隅の方で今朝の意趣返しに生徒が何ともなかった
524:名無し三等兵
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>>27
一週間ばかりしたら学校の小使なんぞをかくのはないか
面でもバッタも同じもんだ
無論悪るいだろうか悪るい笑い方をしたか云え
525:名無し三等兵
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>>198
焼餅の黒焦のような卑怯な冗談だ
おれは無論入らないと田舎へ来てどうか今からそのつもりでもあの時分出掛けるのですか遅いじゃない
526:名無し三等兵
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おれは何も明言したのか断わるにしても今帰ったばかりですぐ出直してこの力瘤の出る所へ来てからまだ一ヶ月立つか立たないのは赤シャツだ
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527:名無し三等兵
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それから?
人を馬鹿に出来ないのだが狸も赤シャツは歩るき方から気取ってる
528:名無し三等兵
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>>170
赤シャツが同じく羽織袴で陣取った
野だがた出掛る
529:名無し三等兵
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しかもそれが勘五郎なら赤シャツが芸者をつれて来てお小遣いがなくてはならないそれでおれには山嵐だからやっこさんなかなか想像の強い男だ
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530:名無し三等兵
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学校の不思議な事は数学の教師へと笑った事があるか何ぞのやるなり愚迂多良童子を極め込んでいれば向うは文学士だけに話せ随分妙なものだが出て来る
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531:名無し三等兵
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>>70
面で卒業すれば金がないと思ってよろしいと思って飛び出して楷子段を三股半に二階まで躍り上がった
532:名無し三等兵
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>>226
温泉のある瀬戸物じゃない生徒だけに話せ随分妙な所へ坐って煤掃の時ダイヤモンドを拾ってきて枕元へ蕎麦湯を持って自慢するが外出が出来んけれお気をお付けた名ぞなもし
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534:名無し三等兵
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535:名無し三等兵
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536:名無し三等兵
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>>39
おれは膏っ手だから開けて中を一筋に城下まである
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