22/08/15 15:01:21.35 z4cWpPuZ0.net
>>414
過去スレにゼレンスキーの司法改革について纏められていて秀逸なものがあったのでコピペしてみる。そんなに物事単純じゃないからよく読んで。
たまに言及される戦前ゼレンスキーの司法改革がよく分かんなかったのでggったが実績は主に以下の2点っぽい(長文)
2020年憲法危機
・マイダン革命後の汚職対策として設置された国家汚職防止庁NAPCが管轄する公務員や政権幹部資産の
電子申告管理制度に対してウクライナ憲法裁判所が2020年に違憲である旨の判決を出して汚職改革の根幹が揺らいだこと
・ちなみにこの違憲審査は親露派野党議員によって申請され、ヤヌコビッチに任命されていた憲法裁判所議長が
2018年にクリミアに行き不動産を購入し当然未申告だった事が判明するなど明らかな抵抗運動だった
・ゼレンスキー政権は徹底抗戦し迅速にNAPCを復権させる法案を採択しつつ大統領令で当の議長を解任し改革路線を維持した
高等裁判官選考委員会再編法および高等司法評議会再編法
・ウクライナの司法制度では裁判官の任命懲罰解任を推薦するのも決定するのも
裁判官で構成される委員会および評議会であり利益相反と腐敗が著しかった
・再編法案においては両組織のメンバー選考と評価は新設の公正選考委員会および倫理評議会で行い
それぞれの組織は裁判官側から3名と国際機関(要はEU)の定める専門家3名から構成される
・新組織の採決は過半数もしくは3-3同数の場合は国際専門家の票を決定票として行う
・つまりEUの専門家が司法人事について大きな影響力を持ち抵抗に負けずに改革を断行できる
・法案は2021年7月に採択され司法界側の抵抗で遅延があったが10月末以降は選出が進んでいた