21/09/22 13:57:31.69 ARDeWbld.net
南大平洋海戦でエンタープライズを攻撃したのは瑞鶴の艦攻17機。その攻撃内容について、細かく見たのでちょっと長いけど
97式艦攻は、今宿大尉率いる第一中隊と梼原大尉の第二中隊
第一中隊はエンタープライズの右舷から攻撃
今宿小隊3機
1番機がF4Fと対空砲の射撃を受け主翼が吹き飛んで海面に激突
2番機が空母の右舷に魚雷投下
3番機は空母の前方に回り込んで魚雷投下
その後至近距離から1.1インチ機関砲の水平射撃を浴びて墜落。
搭乗員は海上の機体から脱出したところを米艦からの機銃掃射で戦死
伊藤小隊3機
空母の右舷に魚雷3本投下。命中せず
そのまま低空で輪形陣を突破するためサウスダコタの前面を横切る。そこで戦艦の対空砲火により3機とも撃墜される
鈴木小隊2機
サウスダコタに雷撃
1番機は魚雷投下直前に被弾炎上。魚雷は海上に投下されずサウスダコタの甲鈑に激突。爆発後に海へ落下
2番機は魚雷投下したが命中せず
第二中隊8機はエンタープライズの左舷から攻撃。挟み撃ちの計画
梼原小隊
3番機はF4Fの攻撃により炎上、駆逐艦スミスに体当り、死傷者51名
金田小隊
3番機はエンタープライズの機関砲射撃を受けると、操縦士に命中したらしく、突然急上昇し、炎上しながら重巡側方に墜落
八重小隊
雷撃前に2番機がF4Fにより撃墜される
出撃した艦攻17機、うち未帰還9機
内訳は
F4Fによる撃墜2機
対空砲火による撃墜6機
F4Fと対空砲火による共同撃墜1機
エンタープライズのパイロットの中には一人で艦攻4機を撃墜したと報告している者もいるが
戦闘機乗りによくある過大な戦果誤認。日本機の被害の大部分は実は対空砲火