21/09/06 21:45:12.60 7DZnyOHA.net
>>195
普通に設計すれば3万5千トン内で収まらない内容を、あらゆる部分で極限まで削って、
強化された装甲を大型艦ながらギリギリのバランスで収めてるのがサウスダコタ。
前級に比べて乗員一人当たりの真水供給量を海軍で定められた最低限まで減らし、発電機も
非常用をのぞいて全部軽量なターボ発電機にしたえうに数も1基減らして総発電量は低下。
被害時の余裕は少なくなった。
舷側上部の傾斜した舷側装甲取り付け構造の上部と、水線部の垂直な外板の段差による窪みを
塞ぐ鉄板すらケチった(余裕ができたアイオワでは塞いだので舷側は全面平滑になった)
対空機銃も当初計画では5トン未満の28㎜4連装4基と12・7㎜単装20基だけ。
転覆さえしなきゃ許容範囲だと色々装備を追加すれば喫水も下がって色々運用上の不満が出るのもまた
自然。
終戦直後にニミッツが招集した戦訓委員会では、戦後の戦艦は極力対空火器をすべて上部構造物上に
搭載するよう勧告を出している。