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ビザンツ帝国の戦略6(エドワード・ルトワック)
「常に狙うべきは調略(subversion)である」
政治面で敵の内部に浸透し、敵の内部に自国のために戦わない勢力、自国を支持しない勢力を作り出すことである。
この「調略」は、宗教過激派と対峙する場合でも有効である。裕福な宗教過激派でも買収できる可能性が常にあるからだ。
外交で狙うべきは、中立の勢力を味方につけ、同盟国にもさらなる協力を求め、敵の勢力を分裂状態に追い込むことだ。
そのために使うべきが「見返り」と「反撃」だ。
ここで言う「反撃」とは、敵の敵を買収するなどして背後から目の前の敵を襲わせることである。
これに成功すれば、敵はこちらの行動を察知し「どうすれば、これを止めてくれるのか?」と尋ねてくる。