17/11/02 21:05:40.64 oCI6zdVR.net
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寺田虎彦の諺「自ら助く者を助く」の通り、基本は自ら鍛えるべきだと言えよう。格闘訓練では相手がいた方が効率が良いが、それ以外は一人でも可能だ。ランニングや水泳による持久力の強化に始まり、筋トレや柔軟、動体視力や反射神経など、全てにおいて可能だと言える。
山岳トレーニングなど大自然の中での訓練だけでなく、街中でも前方から来る者に襲われたらどうするか、頭の中でシミュレーションしたい。髪の長さ、服装、履物、体型、持ち物、ポケットの膨らみ、拳や耳の形などを瞬時に観察し、万が一を軽視してはならない。
一例を挙げれば、春先の花見があるだろう。多くの者は酒を飲んで浮かれているが、私の場合は常に周辺を警戒し、場合によっては一人だけ円の外を向いて、鋭い眼光で食事を取る事もある。このお蔭で、スズメバチの存在にいち早く気付き、感謝された事もあった。
前方から野良犬が来ようが、決して油断しない。目付きや歩き方、ヨダレや呼吸、筋肉の痙攣等から狂犬病の有無を判断し、危険性が高ければ先に吠えてやる。もしくはペットボトルの水を掛ける準備に入るだろう。例え野良猫でも、引っ掻く奴もいるだけに油断大敵だ。
特に厄介なのが鳥で、音もなく近づいてくるから始末が悪い。だが上空も警戒しているお蔭で、過去二回、鳥の糞から逃れた事があった。蚊の場合、風速2m以上だと上手く飛べないので、私は公園ベンチで昼寝する時には、蚊取り線香ではなく携帯式の扇風機を持参している。
以上のように常に警戒する癖を付けておくと、自然と鍛えれるので一石二鳥と言えるだろう。周囲からどう見られるかは特段気にする必要はあるまい。坂井三郎の「他人は他人、我は我なり」だと言えよう。それなら例え失敗しようが恥をかこうが、納得出来るのである。