16/10/21 08:28:31.24 xRxdvDrS.net
米国は決してイギリスの指図なんて聞かないよっ!
イギリスの立場
第二次大戦前後のイギリスは、現在とは違い、アジアに巨大な植民地を持つ世界帝国ですので、
朝鮮半島とは違い、台湾の処遇についてはかなり積極的にプレゼンスを発揮したものと思います。
そもそもいち早く共産党政権を承認したのも、香港の植民地利権や中国市場の経済的な
利害があったと著者は言います。
そうした政策からでしょう、朝鮮戦争や台湾問題が中共との全面戦争になることを恐れて、
アメリカに台湾問題での譲歩を求めたようです。つまり、台湾の中国(中共)への「割譲」と
中華人民共和国の中国代表権承認をアメリカに求めたということです。
1951年5月 米英の調整進まず
1951年6月 台湾の帰属は明記せず、両中国政府とも講和会議に招待せずで米英合意
結局、アメリカがイギリスを押し切り、台湾を確保したということになります。アチソン・ライン
では朝鮮と台湾の喪失を覚悟していたアメリカですが、現実には中国封じ込め政策が実現したわけです。
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