【加農・榴弾・高射・速射】旧日本軍の火砲を語る27at ARMY
【加農・榴弾・高射・速射】旧日本軍の火砲を語る27 - 暇つぶし2ch335:暫編第一軍 (ワッチョイ 5e04-tq+X [115.65.187.253])
16/09/10 00:51:50.11 WvKanXq70.net
>>317
>拙作でも扱っていますが「戦車と砲戦車」でも一部触れています
 自走砲を巡る管轄争いは昔から有名ですよね。そもそも日本では自走砲と砲戦車の用語を現在の我々が考えるほど当初からはっきり分類していたわけでもない位で。
幾つかの資料ではかなり後まで自走砲と砲戦車の区別をどこまでつけていたか多少の疑問を残すものもあります。或はそれはそれで意味のある分類基準の違いなのか。(後述)
 御作も地元書店で見かけたら手に取ってみますね。書き方からすると「戦車と砲戦車」ではない新刊と考えて宜しいでしょうか?

>軍需省の記載
 「昭和十八年度軍需動員計画ニ対スル説明、同別冊」※(1)にしろ
「昭和十八年度軍需動員計画更改実施要領第一案」※(2)にしろ、軍需省ではなく陸軍省の軍務局軍事課が出所です。
 要は陸軍の軍政軍制の元締めみたいな部署です。実際の軍備や編制、軍需動員を担当していますからある意味良くも悪くも現実に対応を強いられる部署でもあります。
 一方、機甲本部の「永年業務要綱」などは、周回遅れや画餅も目につくものの整備と言うより専門部署のその時点の研究方針としては理解できる内容ですね。
まだきちんと形になっていないものや生産されていないものも含めた将来の構想を示している部分も少なくない、軍務局軍事課とは性格も求められる作業も異なる部署です。

 軍務局軍事課の「昭和十八年度新規整備主要兵器資材一覧表」にある一式砲戦車との呼称にしても、
その前年の機甲本部の永年業務要綱(差し替え)ではホイを指す筈ですし差し替え前でもホニを一式砲戦車とは呼んでいません。
単に記述が残っていたとするにはもう一つ二つピースが必要ではないでしょうか。結論を急ぐことも無いように感じます。
 ところで(1)と(2)を照合すると気付かされるのが、廃止縮小に説明がある物もあれば説明なく消滅しているものもあり、
また生産実績との食い違いが見られる部分もあります。
 砲戦車、自走砲関連では、(元)戦車類として一式砲戦車、兵器類として自走十榴が、
(更改)兵器類として一式七糎半自走砲しかなくなっています。(これも事実上中止の方向) 
七糎半自走砲は一式砲戦車の訂正と見ることも自走十榴のそれと見ることも出来、混乱は解消されたとは言い難いかと思われます。


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