14/05/29 00:42:59.48 HVCpeA2CV
5～6年前にGoogleを名乗る詐欺メールが話題になったが、今頃になって
Google 英国法人からと称する手の込んだメールが舞い込んだ。
差出人は Google <adbererra@mtop.gob.ec>
アドレスをよく見ればグーグルとは関係ないエクアドル発だとわかる。
本文の下のフットノートが、なぜか（ってか当然ながら）スペイン語。
本文は殆どなく、pdf が添付。
ウィルス対策をフルにした上で開いてみると、フルカラーの威厳たっぷりなビジネスレター。
グーグルの実在の役員のサインが付いている。
Matt Brittin と Larry Page （共に実在、英語のウィキに出ている）
但し、筆跡はかなり怪しい。
本文は（原文は英語、以下抄訳）
このお知らせは貴殿にとって一つの驚きでありましょう。
グーグル・ユーザーである貴殿が、グーグル英国法人及び子会社（列記）による
オフシャルなオンライン自動懸賞に当選されたことに祝意を表するものです。
貴殿は全世界から選ばれた１２人のうちに入っており、その賞金は95万ポンド
（約1億7千万円）です。
下記の担当者あてに、（１）ロンドンまで受け取りに出向かれるか（２）小切手の
宅配便を選ばれるか、ご連絡ください。
その際に、氏名、電話、国籍、職業、性別、年齢、未既婚、懸賞当選の経験有無、ご感想も
お知らせください。なお、セキュリティを確保し、お客様を詐欺などの被害から
守るため、上記のメールをお出しになる前には、この件に関しては他言なさらぬよう
お願い致します。
賢い点：
最初から銀行口座やクレジットカードの情報を要求せず、良心的にみせる。
ビジネスレターの基本を踏まえた立派な英語や書式で信用させる。
抜けている点：
アドレスでアクアドル初がバレている。
偽造サインが稚拙で信じられない。
総合的判定：
特に英語が得意でプライドも高い層に対しては、瞬間的に「本当かな？」と
思わせる手腕はさすがだが、注意深く見るとやはりズサンであり、実際に
騙される人は極めて少ないと言えよう。