13/12/29 21:46:33.72 O4RBR2Gh
精神科病院 = 犯罪組織
・・・その人はもちろん私の担当患者ではありませんが、驚いた私はその人のカルテを見ました。
なんとびっくりするほど、山のように投薬されていて、のけぞりそうになりました。
看護もこの状態を漫然と受け止めて麻痺しているようなのです。
私は看護に「こんなのおかしいでしょう。みんなおかしいと思ってないなら、それもとっても問題だよ」
と言いましたが、主治医はやる気がないため、とりあえず隔離室にずっと放り込んだままなのです。
私は主治医(実はそこの院長でしたが)に直談判し、主治医を交代しました。
そして看護にも宣言をしました。「私はこの人を必ず隔離室から出すから、そのために
まず処方も無駄なモノは全部なくすし、みんなも協力して欲しい」と。
すでに看護からはかなり信頼を得ていたので、看護もすんなりとそれを受け入れ、
「確かに自分達も麻痺していたと思う。先生がそういうなら自分達も頑張ります」と言ってくれました。
私は週に2日の出勤の中、ありとあらゆる努力をし、患者さんともとことん話をし、
半年後、その患者さんは、無事に隔離病室から脱出できたのです。
この時も大塚製薬のエビリファイが非常に役立ちました。
彼にはなんと私の大嫌いなリリーのジプレキサが20㎎も長期にわたって処方されていたのです。
1錠500円もするジプレキサ、20㎎使えば2000円です。保険が効いても1日600円。
しかしそれだけのジプレキサを使ってもなんの効果もなく、彼は隔離病室に入っていたのです。
本人にとっても、医療費の面からも、全く無駄としかいいようがありません。
この人にはその他にも15種類以上の薬が投与されていました。びっくりですよ、もう。
この人を皮切りに、この病院では、週に2回しか行っていない私に、看護側の要請で、
かなりヘビー(重症)の患者さんを診てくれと次々とあちこちの病棟から言われ、
いったい常勤医は何をしているのかと思わざる得ない状況でした。
しかし、この病院にとっては、入院患者の人権よりも、ずっと大切なのは常に満床にしておくこと。
私のような存在は非常に煙たい存在でしかなく、私はある日突然院長から解雇されました。
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