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脳内タンパク質減少が一因 統合失調症の認知障害
統合失調症の患者にみられる思考力や注意力の低下といった認知機能の障害が、
タンパク質の一種「LHX6」が脳内で減少していることにより引き起こされる可能性が高いことを
金沢大などの研究チームが突き止め、14日付の米精神医学誌(電子版)に発表した。
統合失調症は100人に1人の割合で発症。
幻覚や妄想といった症状に対する治療薬は存在するが、
認知機能障害には有効な治療法が確立されていない。
LHX6の働きを明らかにすることで治療法の開発につながる可能性があるという。
チームは、認知機能の中枢を担う脳内の「前頭前野」と呼ばれる部分に着目。
米国の脳バンクを利用し、統合失調症の患者42人と
精神疾患にかかったことがない42人の前頭前野を比較した。
その結果、患者20人の前頭前野でLHX6の量が平均で約22%減少しており、
さらに認知機能の調節で大きな役割を持つ神経細胞の分子も32~46%減少していることが判明した。
LHX6にはこの神経細胞の発達を促す働きがあることから、前頭前野でのLHX6の不足が
神経細胞の働きを悪化させ、一部の患者の認知機能に障害を起こしているとみられる。
2012/09/14 09:00 【共同通信】