12/09/05 02:14:20.24 sDCZ68Zo
申し訳ありません、憂鬱で、ネットも見れない状態でした。
私が鬱病で現在無職であることは、最初の方でゴルゴ氏でなくても予想できたと思ってたのですが、
もし騙されたと感じた方がいるなら謝りたいです。
少ないながらも私を支持してくださる方がいるとすれば、
この上なくありがたいことです。
本当にありがとうございます。
しかし、私は心が打たれ弱いものですから、
段々とこのスレを見るのが怖くなってしまいました。
私は、薬剤師という立場上、どうしても薬物治療至上主義に偏る可能性があることは否定できません。
しかし、逆に、私が薬物治療の観点から意見しなければ、誰もゴルゴ氏に反論せず、
この世の中に偏った知識が広まってしまうと危惧しています。
私は、今後も、薬物治療の観点から、科学的な根拠をふまえて、
持論を展開することができればと考えております。
再度申し上げますが、私は心が打たれ弱いものですから、
いつこのスレを見なくなるか、わかりません。
その時は、そういえばこういう考え方もあるんだな、と
私の拙い意見ではありますが、思い出していただければ
これに勝る喜びはありません。
151:教授 ◆KYOUJUD9hQ
12/09/05 02:58:59.83 sDCZ68Zo
>>136
「薬は全て毒だ」というのは、とんでもない暴論です。
薬は人体にとって異物であるので、いずれかの代謝経路によって体外に排出されます。
しかし、代謝される前に、あるいは代謝物が、人体に有効な作用をもたらします。
いちいち例を挙げることもないほど、多くの薬で、服用していない場合に比べて寿命が延長した
というエビデンスが存在します。
もちろん、寿命が延長したわけではなくても、患者さまの苦痛が改善される薬もあります。
あなたが例に出した、風邪薬が免疫力を下げるという、その作用機序を示していただきたい。
風邪薬とひと括りに言っても、解熱鎮痛剤、抗生剤、鎮咳、去痰、と様々ですが、
いずれの薬剤にも、一般的に、免疫系に影響を与えるものは存在しません。
免疫系を賦活化することもありませんが、弱体化もさせません。
抗生物質でアナフィラキシー性ショックが起こりえることもありますが、これは免疫系の誤作動で、
非常に稀なものです。この治療をするのは、アドレナリンやステロイドの薬物です。
誤作動した免疫系による疾患、例えば、花粉症をはじめとするアレルギー、アトピー、リウマチ、などなど
様々なものがありますが、これらの治療にも薬剤が用いられます。
逆に言えば、免疫系に影響できる薬剤というのは、かなり強い作用を持った薬です。
例えば、抗がん剤、抗HIV薬、などです。
152:教授 ◆KYOUJUD9hQ
12/09/05 03:41:19.49 sDCZ68Zo
>>136
すみません、「免疫系に影響を与えるものは存在しません」
は言い過ぎですね。
解熱鎮痛剤(NSAIDs)にはシクロオキシゲナーゼ(COX)を阻害して、
白血球の遊走を抑制し、炎症を抑える働きがあります。
これは、喉の腫れなどの風邪の症状を抑えるのに一役買っていますが、
これを免疫系を弱めるという言い方ができてしまうことも確かです。
153:教授 ◆KYOUJUD9hQ
12/09/05 03:50:47.42 sDCZ68Zo
>>136
「免疫力を奪う」と曖昧な表現されていますが、
覚えておいていただきたいのは、免疫というのはバランスが重要で、
強すぎれば、花粉症をはじめとするアレルギー、アトピー、リウマチ、など
多くの疾患の原因となります。
免疫力がなくなる疾患の方が珍しく、この代表例がAIDSです。
154:教授 ◆KYOUJUD9hQ
12/09/05 04:03:42.96 sDCZ68Zo
>>136
「欝の原因は、過剰ストレスを脳が処理しきれなくなった状態」と記していますが、
非常に曖昧な表現ですね。
実際のところ、鬱病の根本的な原因は未だに判明していません。
一般的に、脳内のセロトニンやノルアドレナリンが不足していると考えられています(アミン仮説)
が、それ以上のことはわかっていません。
もちろん、ストレスの過剰によって鬱病になる人もいるでしょう。
しかし、それだけが全てではありません。
あなたの表現は、鬱病の一部を示しているに過ぎません。
155:教授 ◆KYOUJUD9hQ
12/09/05 04:09:43.37 sDCZ68Zo
>>136
副腎皮質ステロイドと聞いて、悪いイメージを持たれている方も少なくないかと思います。
これは、かつて濫用されたためで、現在も使うことに抵抗のある医師もいるほどです。
しかしながら、副腎皮質ステロイドは、正しく使えば非常に良い薬剤です。
特に、自己免疫疾患に対しては、副腎皮質ステロイドの、誤作動した免疫系に対する
免疫抑制作用は欠かすことはできません。
また、その抗炎症作用も多くの疾患に対して非常に有効です。
確かに、副腎皮質ステロイドの副作用の1つに、抑鬱気分があります。
しかしながら、長期に渡って大量投与しなければ、副作用の発現率は低く、
医師のもとで適切な使用をしていれば安全といえます。
適切に用いれば、副腎皮質ステロイドは非常に有効な薬剤です。
しかしながら、現在も誤った知識が払拭されておらず、
患者様がステロイドと聞いて治療を拒否するなど、深刻な問題になっています。
医療関係者は、正しい知識を普及するために、懸命な努力をしています。
156:教授 ◆KYOUJUD9hQ
12/09/05 04:34:41.91 sDCZ68Zo
>>137
貴方は本当に上から目線ですね。失礼ですよ。
「人生はいくらでもやり直せる」とか、
私がまるで失敗したみたいじゃないですか。
確かに私は鬱病に罹患し、現在は無職ですが、失敗したとは微塵も思っていませんよ。
むしろ、患者様の辛さというものが、この身をもって体験でき、
今後の人生で必ずや活きてくるだろうと思います。
私は、この経験を活かして、精神疾患の医療に少しでも携わることができればと
考えています。
私は、自殺を試みて、失敗しました。
この報を聞いて去って行った友人もいました。
ですが、中学高校大学の多くの友人たちは、心配してくださいました。
私が病院に入院している時に、わざわざ家まで訪ねてきてくださった方も多々いました。
今は、某SNSサイトで、同じか、あるいは自分よりも辛いような境遇にある、
新たに多くの友人たちが出来て、日々励ましのお便りをいただいています。
本当に嬉しくて、涙が出ます。
もし、私が鬱病に罹患しなければ、この板を覗くこともなかったでしょう。
自殺志願者が集まるスレッドで、人が、1人、また1人と、消えていく様は、
止めどない涙を禁じえません。
私には、他人に「生きろ」という権利も資格もありません。
ただひたすらに、私が今まで積み重ねてきた、科学的根拠に基づいた正確な知識を
皆様の元に提供する、それだけが私が出来る唯一のことであります。
157:優しい名無しさん
12/09/05 04:46:11.98 Nct2Jprt
ステロイドは確かに正しく使えば有用な薬なのは認めるが
「正しい使い方」を主張してる医者の多くが不適切な使い方を実際にはしているから
余計不信感が広がっている
158:教授 ◆KYOUJUD9hQ
12/09/05 05:11:58.28 sDCZ68Zo
>>137
私は、製薬会社や医師の犠牲者ではありません。
医師は私のために懸命な治療をしてくださっていますし、
製薬企業の方々が粉骨砕身の努力で作り上げた薬剤によって、
私の、憂鬱感、焦燥感、不安感、恐怖感、希死観念、睡眠障害、動悸、食欲不振、など
多くの症状から解放されて、現在も生存するに至っています。
私が働けないのは、服薬による集中力の低下で、調剤ミスを連発し、
それがさらに鬱の症状を重くするという悪循環にあったからです。
私は、多くの医療関係者の方々の献身的な努力によって、生きることができています。
それを、「犠牲者」呼ばわりするとは、失礼この上ないことではありませんか?
まあ、私が死んだ方が良かったというのなら、犠牲者かもしれません。
でも、「哀れ」と言われる筋合いは全くありません。
私が、どのように生き、どのように死んだとしても、それは己の信念を貫いた結果です。
今までの人生でも、現在がこのような状態にあっても、後悔は微塵もありません。
貴方は、いつも上から目線で、本当に失礼極まりないですよ。
159:教授 ◆KYOUJUD9hQ
12/09/05 05:53:58.69 sDCZ68Zo
>>137
貴方が、何故そこまでSSRI、SNRIを敵視するのか、理解できません。
そこまで貶めるのなら、重篤な副作用の発現の作用機序を含む、明確な論拠を示すべきです。
副作用がない薬などありません。
では、どのような副作用が多いのか、私が服用しているレクサプロ(SSRI)の添付文書を見てみると、
多い順に、悪心、傾眠、頭痛、口渇、浮動性めまい、倦怠感、下痢、腹部不快感、でした。
以上が、服用者の5%以上が経験した副作用です。
また、私が服用しているサインバルタ(SNRI)の添付文書を見てみると、
多い順に、悪心、傾眠、口渇、頭痛、便秘、下痢、眩暈、トリグリセリド上昇、腹部痛、
ALT(GPT)上昇、不眠、倦怠感、AST(GOT)上昇、食欲減退、でした。
以上が、服用者の5%以上が経験した副作用です。
これらは、従来の3環系抗鬱薬でも見られていた副作用であり、
3環系抗鬱薬の服用者が、SSRIやSNRIに変更した際に
大幅にコンプライアンスが改善されたという観点からして、副作用が軽減しているといえます。
他の重篤な副作用ですが、確率は低く、従来の3環系抗鬱薬との有意な差は見当たりませんでした。
私の例で恐縮ですが、3環系のアモキサンからサインバルタ(SSRI)に薬を変えてから、
便秘、口渇、悪心、傾眠、などが改善されました。
特に、便秘で非常に悩まされていたのですが、本当に大幅に便通が良くなりました。
確かに、人によって薬が合う合わないはあります。
SSRIやSNRIが自分の体質に合わなかった方もいるでしょう。
しかし、SSRIやSNRIによって助けられた方々も多くいることも事実です。
なぜ、それを頑なに認めないのでしょうか?
もちろん、単剤投与で快方に向かうのなら、それに越したことはありません。
しかし、それで変化がなければ、多剤併用という選択肢もあるはずです。
それによって快方に向かう患者様も多々おられることも事実です。
なぜ、それを頑なに認めないのでしょうか?
160:教授 ◆KYOUJUD9hQ
12/09/05 06:31:10.33 sDCZ68Zo
私は、私なりに知識を総動員して筋道を立てて論説しているつもりなのですが、
何の根拠もなく、高圧的に、いきなり結果のみを示すゴルゴ氏の手法の方が人気なようですね。
私も、もっと読みやすいように簡潔に出来ればよいのですが、
どの要素も外すことができない重要なものだと考えられるので、
どうしても長文になってしまいます。
私からお願いしたいことは、私の文章の一部だけを切り取って、評価するのはやめていただきたいのです。
私は、起承転結をもって、文章を構成しました。
ですから、誠に苦痛かもしれませんが、読むなら全て読んでいただきたいのです。
わざわざ時間を割いて、私の長文を読んでくださった方は、本当にありがとうございました。
161:優しい名無しさん
12/09/05 06:43:13.72 aL0qye2Q
教授はこの本読んだ方がいいよ。抗うつ薬が効くなんてのは嘘ってわかるから。
『抗うつ薬は本当に効くのか』アービング・カーシュ著(2010/1/25) ISBN 978-4767809540
162:教授 ◆KYOUJUD9hQ
12/09/05 06:45:00.62 sDCZ68Zo
ゴルゴ氏が音楽関係者と仮定しての話ですが、
音楽療法(というのがあるのかも不明ですが)をするのであれば、
きちんと医師やカウンセラーの指導の下で行ってください。
また、ゴルゴ氏が医師でないと仮定するならば、
患者の診断や治療法を示すのは、明確な法律違反ですよ。
医師法第17条への明確な違反です。
163:教授 ◆KYOUJUD9hQ
12/09/05 07:08:44.54 sDCZ68Zo
>>161
著者は英国の臨床心理士。
職業がら、向精神薬の効果に辛くなるのは当然であり、
著者の主張を鵜呑みにするのは公平でない。
臨床心理士らしく認知行動療法の有用性を主張しているが、
抗うつ薬の効果の評価という医学上の問題はともかく、現在、
多くのうつ病患者は薬の投与も含めた精神科医の診療環境に守られて、
どうにか寛解ないしは軽症化を得ているのも事実だ。
164:優しい名無しさん
12/09/05 09:16:16.65 aL0qye2Q
読んでから評論しろよ。