12/04/21 19:57:37.28 CUGHWtPu
ここで考慮しなければならないのは、親は子供を苦しめよう、生き辛くしてやろうと思って子育てをしたかどうかです。
作為的にそのようなことをする親は、虐待を除けばいないのではないでしょうか。
親は良かれと思って子供に接して、知らず知らずのうちに子供を傷つけてしまう。
これが真実ではないでしょうか。
ところが、この良かれと思う考え方の背後に親自身の未解決の問題があったり、良かれと思ったことを伝えるため、
または、行動促進のための言動、態度に未熟さがあるのです。
例えば、高学歴、一流企業就職が人生で一番大切なことと、思っている親がいるとします。
この考え方の背景には、親のその親の教育による、一流でなければ人間価値がないといった価値観の植え付けがあったのかもしれません。
または、親の親が子供を誉める時は、テストの点がいい時だったのかもしれません。
すると、テストの悪い子は価値がないという意識を勝手に持ってしまいます。
または、自身の劣等感として学歴職歴に自信がなく、子供に高学歴をつけさせ、その学歴を他者に自慢したいために、
そのように振る舞っているのかもしれません。
そして、子供に勉強をさせるために「テストが悪いとお小遣いをあげない」「もっと勉強しろバカ」「テストの点が悪いと叩く」等問題のある言動、
行動を取っている場合もあるのです。
しかし、いずれにしても親自身がこれら内的動因や問題行動に気付くことはなく、
子供のために良かれと思ってそのように振る舞い教育しているのです。これは事実です。
アダルトチルドレンの方は親の態度や言動のために自分が問題を抱えてしまったという認識の基、
直接親を責める行動に出る方もおられるのですが、これをしても何の問題解決にもなりません。
なぜなら、親は親なりに精一杯のことをしたと思っているからです。
子供に暴言を吐いたり、人格を無視したような叱り方をしたり、日々干渉し続けたとしても、それは子供の幸せのためにしたと信じているからです。
そして、このような言い方や振る舞いをすれば、子供が傷つくとは理解出来なっかたし、今でも理解出来ないでしょう。