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うつ症状鑑別診断、予約受け付け
県立こころの医療センター、装置導入
県病院局は、県立こころの医療センター(土井永史院長、笠間市旭町)
に導入した「うつ」症状の鑑別診断を行う光トポグラフィー(近赤外線脳機能計画装置)の診療料金を1万3000円に設定。
5月から予約受け付けを行う。
うつの診断は、従来、医師の問診が中心だったが、
脳血流の状況変化や、脳の活動を数値化して脳機能を検査する光トポグラフィーの導入で、
うつ症状のより正確な鑑別診断が可能になった。
具体的には、①大うつ病性障害
②双極性障害(そううつ)
③統合失調症―などの正確な診断で、
県内の精神科医療機関などから、装置導入の要請が出ていたといい、本県では初めての試みとなる。
保険診療の適用外となるため、ふつうの診療より割高になるが、
早くも問い合わせが寄せられるなど、患者や家族の関心は高い。
光トポグラフィーは、2009年4月から、精神医療分野では初めて、国の先進医療として認められた。
このため、診療(検査)料金の軽減には、症例実績を重ねた先進医療の認可が必要になる。
県病院局は、早期承認、認可など、その条件をできるだけ早くクリアし、保険診療の実現をめざしたい考え。
装置の導入効果について、同局は
「現代病のうつ症状の診断、治療の拠点として、気軽に検査が受けられるよう、
診療体制の整備を進めていきたい」としている。