12/03/15 20:39:52.98 dauKKEH3
SNRIのサインバルタについてお伺いします。
同じくSNRIで先発商品にトレドミンがありますが、
「サインバルタの方が効く」というコメントを
2chやインターネット上でよく見かけます。
その理由として
「サインバルタの方が薬効が強い=トレドミンは弱い」
「5-HTとNAの再取り込み阻害が10:1と理想的なバランス」
が挙げられているようです。
薬効の強さについては詳しくわかりませんが、
トレドミンの5-HT再取り込み阻害が弱いのであれば、
ルボックスやデジレルのような5-HT再取り込み阻害薬を
トレドミンと組み合わせれば補完できますし、
薬価もサインバルタ最高量の半分以下で済みます。
またランセットのランキングにおいても
トレドミンが有効性2.7%、忍容性7.1%であるのに対し
サインバルタは有効性0.9%、忍容性0.7%と
トレドミンを大きく下回っています。
さらにトレドミンの場合、半減期が8時間と短いため
1日3回服用しなければなりませんが、
サインバルタについても半減期が12時間と短いにもかかわらず
1日1回服用でOKという点にも疑問が残ります。
サインバルタの認可自体もプラセボや既存薬との優位性が
なかなか証明できず、ようやく最近になって承認されたという
ことですので、単純に「新薬だから」というイメージが
独り歩きしているのではないかと思います。
長文となりましたが、どうにも腑に落ちないままなので、ご教示頂ければ幸いです。