12/03/13 06:36:38.73 gZwwqktt
>>794
脱感作についてですが、セロトニン受容体のうち5-HT2A/Cなどは不安惹起・精神興奮に働くらしいことは分かっています。
普通はうまいことセロトニン系のバランスは保たれていて興奮・抑制の機能がうまく働いています。
うつ病などでは5-HT2系の受容体の機能が昂進していて、これによって不安が惹起されたりということが起こると言われています。
セディールを何度も飲むうちに、5-HT2受容体の数は減ります。これを脱感作とかダウンレギュレーションとか呼びます。
つまり、セディールはセロトニン受容体の数を調整する薬でもあるのです。
ちなみに、5-HTとは5-ヒドロキシトリプタミンの略でセロトニンの別名です。ノルアドレナリンはNA(アメリカ等ではノルエピネフリン、NEとも)、ドパミンはDAと略されます。
SSRIによる不安悪化についてですが、それはあります。賦活症候群(Activation Syndrome)と呼ばれるもので、添付文書等においても注意喚起がなされています。
受容体を刺激するセロトニンの量(脳内の総量は変わらない)を急激に増やしてしまい、三環系などにある受容体遮断作用を持たないことが原因ではないかとも言われています。
結構適当に書いてるのでツッコミありましたらどうぞ。