12/03/10 13:59:16.50 +tvE9LhN
>>726
調べてみました。
・サインバルタは主にCYP1A2と2D6により代謝される。
・CYP2D6の強力な阻害薬であるパロキセチンとの併用では薬物動態に変化はない。
一方、CYP1A2の強力な阻害薬であるフルボキサミンとの併用では、
Cmax(最高血中濃度)が2.4倍、AUC(時間曲線下面積)が5.6倍となる。
URLリンク(medical.radionikkei.jp)
★サインバルタの代謝にはCYP1A2が大きく関与している
★喫煙をするとCYP1A2が誘導される
→CYP1A2により代謝される薬物は、喫煙によりクリアランス(代謝能)が上昇し、
非喫煙者に比べて血中濃度が低くなる。
(例1)ジプレキサ: 喫煙によりクリアランスが約35%上昇する。
(例2)クロザピン: 喫煙により血中濃度が約32%低下する。
また喫煙者が喫煙中止した場合、血中濃度は平均72%上昇した。
以上のことから、サインバルタもジプレキサ等と同様、喫煙により効果が減弱すると思われます。
サインバルタが抗うつ効果を発揮するには40mg以上必要と言われていますので、
もし最大量の60mgでも効果が見られないのであれば、禁煙、もしくはCYP1A2の影響を受けない
他の抗うつ薬への変更が必要になります。